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再生医療
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タカラバイオ、WaferGen社製シングルセル解析システムを用いた受託サービスを開始
WaferGen Bio−systems社製 シングルセル解析システムを用いた受託サービスを開始 タカラバイオ株式会社は、WaferGen Bio−systems, Inc.(以下、「WaferGen社」)が開発した、シングルセル解析システムICELL8(TM) Single−Cell Systemを用いた遺伝子発現解析の受託サービスを2016年12月1日から開始いたします。 多くの遺伝子解析では、これまで技術的制約から組織片や細胞集団をサンプルとせざるを得ませんでした。しかしながら、近年は、がんなどの様々な性質の異なる細胞から構成される組織や、iPS細胞から作製される再生医療用の細胞など、1細胞(シングルセル)単位での解析を可能とする技術が望まれています。 ICELL8(TM) ...
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リプロセル、ヒトiPS細胞由来モデル細胞の開発でファンケルと受託契約を締結
ヒトiPS細胞由来モデル細胞の開発に関する株式会社ファンケルとの契約締結のお知らせ 当社は本日、株式会社ファンケル(本社所在地:横浜市中区、代表取締役社長執行役員:宮島和美、以下、ファンケル社)と、ヒトiPS細胞由来のモデル細胞の開発に関する受託契約を締結する事を決定し、同日付にて契約を締結したことをお知らせ致します。 1.委受託業務の概要 本契約では、ファンケル社がアンチエイジングに着目した製品開発を行うために必要なヒトiPS細胞由来のモデル細胞を当社にて開発し、ファンケル社へ提供いたします。ファンケル社では、化粧品や栄養補助食品などの研究・開発・製造・販売を行っており、今後、開発...
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構造改革の実施に関するお知らせ 当社は、本日開催の取締役会において、当社グループ全体で企業価値向上に向けた収益力強化と体質改善を目的として、構造改革の実施を決定いたしましたのでお知らせします。 記 1.構造改革実施の背景について 当社は、既存事業である半導体装置事業、FPD装置事業、映像事業と、成長事業であるマイクロスコープ・ソリューション事業、産業機器事業、メディカル事業の6事業のポートフォリオを再構築し、持続的に成長する企業体に生まれ変わることを基本方針とした「中期経営計画 2015年度版」に基づき、対象期間を3年間固定として平成28年3月期から平成30年3月期までを既存...
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安川電機、高度な衛生管理が求められる分野に最適なロボット「MOTOMAN−MH5BM」を発売
バイオメディカルなど高度な衛生管理が求められる分野に最適なロボット MOTOMAN−MH5BMを販売開始 −医薬、医療&飲料業界の自動化に貢献− 株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、創薬研究・医薬品製造・医療機器製造などバイオメディカル分野のほか飲料製造など高度な衛生管理が求められる分野に最適な6軸垂直多関節ロボットMOTOMAN−MH5BM(可搬質量5kg)を開発し、2016年11月1日(火)より販売を開始します。 これまで当社では自動化が難しく人手に頼らざるを得なかった創薬、医薬品業界における研究・開発の実験や、臨床検査業界における検体の前処理、病院内での抗がん薬調製といった分野でバイオ...
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富士経済、ティッシュエンジニアリング関連の国内市場の調査結果を発表
ティッシュエンジニアリング関連 iPS細胞、再生医療製品、細胞培養機器・器材などの国内市場を調査 2030年のティッシュエンジニアリング関連市場は1,421億円 その内、再生医療等製品市場は2015年比59.4倍の475億円 ・・・2016年に細胞性医薬品、心筋シート、以降も新たな製品が市場に投入され成長をけん引 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03−3664−5811)は、iPS細胞などの活用によって創薬研究や再生医療が本格化し、拡大が期待されるティッシュエンジニアリング関連の国内市場を調査した。その結果を報告書「ティッシュ...
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富士フイルム子会社、他家iPS細胞を用いた網膜疾患の治療法を開発する会社を米国に設立
iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーCDI社 世界で初めてiPS細胞から視細胞への分化誘導法を確立したDr. David Gammと新会社を設立 他家iPS細胞(*1)を用いた網膜疾患の治療法を共同開発 富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)の子会社で、iPS細胞の開発・製造のリーディングカンパニーである米国Cellular Dynamics International, Inc.(セルラー・ダイナミクス・インターナショナル、以下CDI社)は、このほど、世界で初めてiPS細胞から視細胞への分化誘導法を確立し網膜疾患治療の世界的権威であるDr. David Gammと、他家iPS細胞を用いた網膜疾患の治療法を開発する新会社「Opsis Therapeutics, LLC.」(以下、「Opsis Therapeu...
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ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、「自家培養表皮ジェイス」の先天性巨大色素性母斑への適応拡大
自家培養表皮ジェイス(R)の先天性巨大色素性母斑への適応拡大 再生医療等製品・生物由来技術部会で了承 富士フイルムグループの株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役:比留間愛一郎)は、重症熱傷の治療に使用されている再生医療等製品「自家培養表皮ジェイス(R)」(以下、ジェイス)の適応拡大(※1)を目指しています。本日開催された厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 再生医療等製品・生物由来技術部会において、先天性巨大色素性母斑(※2)の治療を目的とした、ジェイスの一部変更承認が審議され、了承されましたのでお知らせいたします。 *参考画像は添付の関連...
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味の素、基礎研究用iPS/ES細胞用培地「StemFit」Basic02を米国で研究機関向けに販売開始
味の素(株)、高性能な基礎研究用iPS/ES細胞用培地 「StemFit(R)」Basic02をグローバル市場向けに発売 第一弾として2016年9月16日(金)より米国で販売開始 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、高性能な基礎研究用iPS/ES細胞用培地「StemFit(R)」Basic02を世界の再生医療研究の中心である米国で2016年9月16日(現地時間)より研究機関向けに販売開始します。日本国内で実績のある当社のiPS/ES細胞用培地「StemFit(R)」シリーズをグローバル市場に展開する第一弾であり、当社は今後も世界の再生医療の早期実現化に貢献します。 再生医療研究は、その臨床応用や実用化に向けて最も研究が盛んで大...
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大阪大学・医学系研究科とロート製薬が、 『先進幹細胞治療学共同研究講座 (産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)』を設置 早期の臨床医学への応用による再生医療の実用化に向けて ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭、以下「ロート製薬」)と国立大学法人大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下「大阪大学」)は、この度、間葉系幹細胞(※1)を用いた再生医療の実用化を加速させるため共同研究講座に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。また、本共同研究講座の設置は、2015年11月12日付けで大阪大学医学系研究科・医学部附属病院に設置されました産学...
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NICTと阪大、外来遺伝子(DNA)の生細胞への効率的な導入方法を開発
外来遺伝子(DNA)の生細胞への効率的な導入方法の開発に成功 〜ガンや高血圧、糖尿病など特定の遺伝病を治療するための遺伝子治療に貢献〜 【ポイント】 ■p62(*1)タンパク質の量を減少させることで、細胞内に導入したDNAの分解を抑制し、導入効率の上昇に成功 ■導入したDNAの大部分がオートファジー(*2)によって分解されてしまうというこれまでの問題を解決 ■細菌・ウイルス感染のメカニズムの解明や、ガンや高血圧、糖尿病など特定の遺伝子治療法の開発に貢献 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)未来ICT研究所は、国立大学法人大阪大学(大阪大学、総長:西尾 章治郎)大学院生...
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積水メディカルなど、イメージング技術を用いた非臨床/臨床試験・再生医療領域の創薬支援サービスを開始
イメージング技術を用いた非臨床/臨床試験・再生医療領域の創薬支援サービスを開始 公立大学法人福島県立医科大学 ふくしま国際医療科学センター 先端臨床研究センター(センター長:竹之下 誠一、福島県福島市)と積水メディカル株式会社(社長:田頭 秀雄、本社:東京都中央区、以下積水メディカル)創薬支援事業部はイメージング技術を用いた非臨床/臨床試験・再生医療技術評価サービスの業務提携を行い、これらの試験受託を開始いたします。 PET等を利用したイメージング試験は、創薬プロセスの迅速化、及び効率化に有効なツールであり、近年、大きな注目を集めてきています。福島県立医科大学は同一敷地内で放...
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旭川医大と第一三共など、新規幹細胞のオープンイノベーション研究を開始
旭川医科大学、第一三共、三菱UFJキャピタルによる新規幹細胞における オープンイノベーション研究のお知らせ 国立大学法人旭川医科大学(学長:吉田晃敏、北海道旭川市、以下「旭川医大」)、第一三共株式会社(代表取締役社長:中山讓治、本社:東京都中央区、以下「第一三共」)、三菱UFJキャピタル株式会社(代表取締役社長:安藤啓、本社:東京都中央区、以下「三菱UFJキャピタル」)は、旭川医科大学 心血管再生・先端医療開発講座 川辺淳一特任教授が発見した新規幹細胞である毛細血管幹細胞(以下「CapSCs」)について、再生医療・細胞治療の細胞ソースとして開発を目指すオープンイノベーション研究(以下「本研究...
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オリンパス、共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」シリーズ2機種を発売
生命現象を高速かつ正確に捉え、高精細な画像を実現 共焦点レーザー走査型顕微鏡FV3000シリーズを新発売 オリンパス株式会社(社長:笹宏行)は、科学事業の新製品として、生命現象を高速かつ正確に捉え、高精細な画像を実現する共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」「FV3000RS」の2機種を、2016年7月から世界で順次発売します。 共焦点レーザー走査型顕微鏡は、蛍光色素を導入したサンプルをレーザー光で走査(スキャン)しながらサンプルから発する微弱な蛍光を検出することで、細胞内の微細な構造を高コントラストな立体画像として得ることができます。当社は、共焦点レーザー走査型顕微鏡と多光子励...
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理研・オーガンテクノロジーズなど、マウスiPS細胞から皮膚器官系の再生に成功
マウスiPS細胞から皮膚器官系の再生に成功 −難治性皮膚、脱毛疾患への応用に期待− <要旨> 理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チームの辻孝チームリーダー(東京理科大学客員教授、北里大学医学部客員教授、東京歯科大学客員教授)、株式会社オーガンテクノロジーズの杉村泰宏社長、北里大学医学部の武田啓主任教授、佐藤明男特任教授、東北大学大学院歯学研究科の江草宏教授らの共同研究グループ(※)は、マウスiPS細胞(人工多能性幹細胞)[1]から、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ「皮膚器官系」を再生する技術を開発しました。 皮膚は生体を防御するほか、汗の排せつなどの機...
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メディネット、九大との共同研究成果と共同研究部門の契約を3月末で終了
(開示事項の経過)九州大学との共同研究成果ならびに 共同研究部門に係る契約終了に関するお知らせ 株式会社メディネット(以下「当社」)は、国立大学法人九州大学(以下「九州大学」)の共同研究部門制度を活用し、九州大学先端医療イノベーションセンターに「先進細胞治療学研究部門」を設置し、産学連携のもと、共同研究開発を推進してまいりました。(i)本共同研究部門においては、この4年間で一定の成果が得られ当初の目的を達成したことにより、契約期間が満了する本年3月末日をもって、本共同研究部門に係る契約を終了することといたしました。 当社は、九州大学と密接に連携を図りながら、免疫細胞治療を世...
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ニプロ、研究開発体制強化などで天童市に細胞科学研究所の山形工場を建設
細胞科学研究所 新工場建設に関するお知らせ ニプロ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:佐野 嘉彦)は、再生医療やバイオ医薬品市場が拡大する中、その開発・製造に使用される培養液の急速な需要拡大に備えるとともに、高度な品質要求に対応するため、子会社である株式会社細胞科学研究所(本社:仙台市)において、製造基盤の構築と研究開発体制の強化、拡充を図るべく、山形県天童市荒谷西工業団地において新工場の建設工事に着手することといたしましたのでお知らせします。 なお、細胞科学研究所は、現在、免疫細胞療法研究向けの培養液を中心に、細胞培養や試験研究に必要な各種培養液の開発および製造...
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Meiji Seika ファルマ、自社製造の細胞分離用酵素「コラゲナーゼ」を発売
自社製造の細胞分離用「コラゲナーゼ」新発売 用途に合わせて配合できる液剤試薬 Meiji Seika ファルマ株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:小林大吉郎)は2月24日、再生医療の研究において、目的の細胞を取り出す際に使用する細胞分離用酵素「Meiji Collagenase G」および「Meiji Collagenase H」を国内向けに発売します。 *参考画像は添付の関連資料を参照 東北大学と共同で開発し自社製造したこの試薬は、用途に応じて2種の酵素を任意の比率で配合することが可能で、質の高い細胞を効率的に取り出す事ができます。 【Meiji Collagenaseの特長】GMP準拠(自社基準)で製造 高純度、低いエンドトキシンレベル(...
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東京医科歯科大など、変形性膝関節症の新規治療の開発に動物モデルを用いて成功
変形性膝関節症の進行を抑えるのに滑膜幹細胞の定期的関節内注射が有効 〜軟骨を保護する多数の栄養因子の産生が明らかに〜 ■ポイント ○国内に約850万人いる変形性膝関節症の新規治療の開発に動物モデルを用いて成功しました。 ○滑膜幹細胞を定期的に関節内注射することで変形性膝関節症の進行が抑えられました。 ○滑膜幹細胞が軟骨保護作用のある多数の栄養因子を産生することを明らかにしました。 ○変形性膝関節症の治療応用への展開が期待されます。 東京医科歯科大学 再生医療研究センターの関矢 一郎 教授と大関 信武 助教らの研究グループはラットを用いた研究で、膝関節の滑膜より培養した体性...
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iPS細胞関連分野の科学分析機器メーカーを買収 〜創薬スクリーニング技術と知見を融合し、ライフサイエンス事業を拡充〜 株式会社SCREENホールディングスはこのほど、iPS細胞由来の心筋細胞や神経細胞を使って医薬品候補材料の安全性試験などを行う細胞外電位測定システム(MEA:多電極電位計測)を手掛ける、アルファメッドサイエンティフィック株式会社(本社:大阪府茨木市/社長:慈幸 秀保氏)の株式を取得し、創薬研究分野や再生医療分野など、当社のライフサイエンス事業の拡充に貢献する連結対象子会社として、2016年4月より営業を開始する予定です。 現在、当社が進めている新規事業のひとつであるライフサイ...
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J・TEC、自家培養表皮「ジェイス」の一部変更承認申請を提出
先天性巨大色素性母斑への適応拡大に向けて 自家培養表皮ジェイス(R)の一部変更承認申請を提出 富士フイルムグループの株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役:小澤洋介)は、重症熱傷の治療に使用されている再生医療等製品「自家培養表皮ジェイス(R)」(以下、ジェイス)の適応拡大(※1)を目指しています。このたび、先天性巨大色素性母斑(※2)の治療を目的とした、ジェイスの一部変更承認申請を厚生労働省へ提出しましたのでお知らせいたします。 *参考画像は添付の関連資料を参照 ジェイスは、平成19年に重症熱傷を適応対象として製造販売承認された国内初の再...
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京大と武田薬品、iPS細胞技術の臨床応用に向けた共同研究を開始
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品のiPS細胞研究に関する 共同研究(T−CiRA)の開始について 心不全やがんなど6つの研究プロジェクトがスタート 京都大学iPS細胞研究所(所在地:京都市左京区、以下「CiRA」(サイラ))と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、このたび、iPS細胞技術の臨床応用に向けた共同研究を開始しましたのでお知らせします。Takeda−CiRA Joint Program for iPS Cell Applications(T−CiRA)と称する本共同研究では、がん、心不全、糖尿病、神経変性疾患、難治性筋疾患など6つの疾患領域でiPS細胞技術の臨床応用を目指して研究を行います。 iPS細胞技術は医療の未来に画期的な...
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熊本大など、生体の糸球体で重要な機能を持つ遺伝子群が実際に発現していることを証明
ヒトiPS細胞から誘導した腎臓糸球体が血管とつながる 〜尿産生に向けた大きな前進〜 [ポイント] ◆糸球体のろ過機能を司る細胞(ポドサイト)に分化すると緑色に光るヒトiPS細胞を作成し、試験管内で糸球体ができる過程を初めて可視化した。 ◆緑の蛍光を指標にヒト糸球体のポドサイトを純化し、生体の糸球体で重要な機能を持つ遺伝子群が実際に発現していることを証明した。 ◆iPS細胞由来の腎臓組織をマウスに移植することによって、ヒトの糸球体にマウスの血管が取り込まれた。 ◆血管に隣接するヒト糸球体のポドサイトには特徴的なろ過膜が形成され、糸球体内にろ過を示唆する物質が観察された。 [要旨] 熊本...
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矢野経済研究所、バイオ・ヘルスケアベンチャーに関する調査結果 2015を発表
バイオ・ヘルスケアベンチャーに関する調査結果 2015 ■調査要綱 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のバイオ・ヘルスケアベンチャー企業に関する調査を実施した。 1.調査期間:2015年4月〜7月 2.調査対象:バイオ・ヘルスケアベンチャー企業および関連する製薬企業や関連団体等 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、ならびに文献調査、郵送留置法によるアンケート等併用 <バイオ・ヘルスケアベンチャーとは> 本調査におけるバイオ・ヘルスケアベンチャーとは、主に創薬や研究用試薬などの分野で、バイオやヘルスケアに関連した技術を基に設立されたベン...
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国立がん研究センターとアストラゼネカ、新規抗がん剤の局在解析に関する共同研究契約を締結
国立がん研究センターとアストラゼネカ 質量分析イメージング法による新規抗がん剤の局在解析に関する共同研究契約を締結 国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田 知光、以下、国立がん研究センター)とアストラゼネカ(CEO:パスカル・ソリオ、以下、アストラゼネカ)は、新規抗がん剤に関する臨床開発と非臨床研究の推進を目的とする包括共同研究契約をそれぞれ2011年、2012年に締結し、数多くの臨床並びに非臨床共同研究を実施しております。 この度、これらの成果に基づいて新たに、国立がん研究センターが開発中の質量分析イメージング法(Mass Spectrometry Imaging:以下、MSI)を用いて、アストラ...
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「再生医療研究開発センター(仮称)」建設のお知らせ ニプロ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:佐野 嘉彦)は札幌医科大学(理事長・学長 島本 和明、北海道札幌市)と共同開発を進めている「脳梗塞及び脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞(※)」に係る、製造用の設備や試薬、消耗品などを研究開発することを目的に、札幌市に再生医療研究開発センターを建設することとなりましたので、お知らせいたします。 当再生医療研究開発センターの主な建設目的は、2014年4月に札幌医科大学とライセンス契約を締結した「脳梗塞、脊髄損傷における自己骨髄細胞を用いた再生治療」の実用化を、より迅...
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J・TEC、「特定細胞加工物製造許可」を取得し細胞培養受託事業を開始
「特定細胞加工物製造許可」を取得し、細胞培養受託事業を開始 富士フイルムグループの株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(本社:愛知県蒲郡市、代表取締役:小澤洋介)は、平成27年10月27日付で厚生労働省東海北陸厚生局より「特定細胞加工物製造許可」を取得し、細胞培養受託事業を開始しましたのでお知らせいたします。 *参考画像は添付の関連資料を参照 平成26年11月25日に施行された「再生医療等安全性確保法」(再生医療新法)により、これまで医療機関に限定されていた、特定細胞培養加工物(※1)の製造について、「特定細胞加工物製造許可」を取得した企業等への外部委託が可能...
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資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみに繋がることを発見
資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみに繋がることを発見 皮下脂肪組織の幹細胞に新たな可能性 資生堂は、加齢に伴い肌内部の真皮が空洞化して脂肪に置き換わっていること(図1)、更に真皮が空洞化している人ほど肌の弾力が失われ、外見上も顔が大きくたるんでいることを発見しました。 また併せて、国立がん研究センター研究所 落谷孝広分野長との共同研究により、皮下脂肪組織の間葉系幹細胞(以下、脂肪組織由来幹細胞と略記)が真皮線維芽細胞の働きを高めてコラーゲンを生み出し、真皮のような構造体を厚くすることを見出しました。 今回の発見を踏まえて、当社が空洞化の改善を期待できる原料を探索し...
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慶大、高脂血症治療薬スタチンが急性腎障害を軽減するメカニズムを解明
高脂血症治療薬スタチンが 急性腎障害を軽減するメカニズムを解明 −iPS細胞の誘導因子KLF4の新たな作用を発見− 急性腎障害は、敗血症や心血管手術後などに頻繁に生じる合併症です。疫学調査では、病院の集中治療室の入院患者においては10%以上に急性腎障害が認められ、その生存率はほぼ50%と報告されています。しかしながら現在のところ、急性腎障害に対する有効な治療薬は確立していません。 今回、慶應義塾大学医学部血液浄化・透析センターの林松彦教授、吉田理専任講師らは、高脂血症治療薬のスタチン(注1)が急性腎障害を軽減すること、さらにスタチンの効果は転写因子KLF4が作用していることをマウスモデ...
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細胞培養技術者を派遣する新たなビジネスを開始 〜特定労働者派遣事業届出受理〜 株式会社メディネット(以下「当社」)は、平成27年9月28日に厚生労働大臣に特定労働者派遣事業(i)の届出をし、同日受理されたことに伴い、この度、細胞培養技術者を派遣する新たなビジネスを開始することになりましたので、お知らせいたします。 平成26年11月に、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」および「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」が施行されたことに伴い、再生・細胞医療の産業化への期待が高まっている中、それを支える細胞培養技術者の人材不足が課題となっています。 ...
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東北大、Muse細胞を用いて脳梗塞動物モデルの失われた神経機能の回復に成功
Muse細胞がもたらす医療革新 ‐動物モデルにおいて脳梗塞で失われた機能の回復に成功‐ 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科の出澤真理(でざわまり)教授と冨永悌二(とみながていじ)教授らのグループは、ヒト皮膚由来多能性幹細胞(Muse細胞)を用いて脳梗塞動物モデルの失われた神経機能の回復に成功しました。Muse細胞は生体内に存在する自然の多能性幹細胞です。ヒト皮膚由来Muse細胞を脳梗塞のモデル動物(ラット)に移植したところ、梗塞部位に生着して自発的に神経に分化し、さらに大脳皮質から脊髄までの運動・知覚回路網を再構築しました。脳梗塞で失われた運動・知覚機能の回復は約3ヶ月後も維持され、腫瘍形...
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オリンパス、生きたまま細胞観察が可能な生物顕微鏡向け新ユニットと新ソフトを発売
生きたまま細胞を観察できる生物顕微鏡「IX83」向け より効率的な観察をサポートする新ユニットと新ソフトウエアを発売 オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、倒立型リサーチ顕微鏡「IX83」向けに、より効率的な観察をサポートする新ユニット Zドリフトコンペンセーター「IX3−ZDC2」と、生物顕微鏡用イメージングソフトウエアの新バージョン「cellSens(R)(セルセンス)V1.14」を2015年10月1日から世界で順次発売します。 倒立型リサーチ顕微鏡「IX3シリーズ(IX83、IX73、IX53)」は、生きたまま細胞を観察するライブセルイメージングに適した顕微鏡です。本体の優れた基...
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免疫生物研究所、遺伝子組換えカイコによるラミニン511−E8生産の成功と製造方法を確立
遺伝子組換えカイコによるラミニン511−E8生産の成功と iPS細胞等培養用試薬としての実用化に向けた取り組みのお知らせ 当社は、遺伝子組換えカイコによるヒトラミニン511−E8フラグメント(ラミニン511−E8)の生産に成功し、iPS細胞等の培養足場材として有効であるラミニン511−E8を安価に製造する方法を確立いたしました。さらに、ラミニン511−E8の独占的販売権を有する株式会社ニッピ(ニッピ)による研究用試薬の販売へ向け、同社との売買取引契約締結等の協議を開始しましたので、お知らせいたします。 【概要】 ラミニン511−E8は、細胞外マトリックス成分の一つであるラミニン511の細胞...
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タカラバイオ、再生医療推進機構と共同で歯髄細胞を用いた再生医療の開発に合意
歯髄細胞を用いた再生医療分野への取組みについて タカラバイオ株式会社は、歯髄細胞を用いた再生医療の開発に関し、株式会社再生医療推進機構(以下「再生医療推進機構社」)と共同で実施することに本日付で合意しました。 ヒトの乳歯や親知らずといった、従来は廃棄されていた脱落歯や抜去歯から容易に採取可能な歯髄細胞は、再生医療に利用できる幹細胞として有望視されています。今般、当社は、個人から本目的で歯髄細胞を預かり保管する「歯髄細胞バンク」事業を展開する再生医療推進機構社と共同で、歯髄細胞を用いた再生医療事業を目指し、以下項目を含む技術開発を実施いたします。 ・他家移植を想定した、歯...
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JCRファーマとエーザイ、BBB通過技術による治療薬創製でフィージビリティー試験契約締結
JCRファーマとエーザイのBBB通過技術による治療薬創製をめざしたフィージビリティー試験契約の締結のお知らせ JCRファーマ株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役会長兼社長:芦田 信、以下、「JCRファーマ」)とエーザイ株式会社(本社:東京都文京区、代表執行役CEO:内藤 晴夫、以下、「エーザイ」)は、JCRファーマが保有する血液脳関門(Blood−Brain Barrier:BBB)通過に関する技術「J−Brain Cargo」の治療薬創製への適用可能性を検討することを目的として、2015年7月21日、フィージビリティー試験契約を締結しましたので、お知らせします。 今回の契約で両社は、J−Brain Cargoとエーザイが選択する特定の医薬品候補...
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島津製作所と古河電工、ダメージレス・セルソーターの国内販売契約を締結
株式会社島津製作所と古河電気工業株式会社が ダメージレス・セルソーター「PERFLOW(R) Sort」の国内販売契約を締結 ・製品画像は添付の関連資料を参照 株式会社島津製作所(本社:京都市中京区、社長:上田輝久、以下 島津製作所)と古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:柴田光義、以下 古河電工)は、古河電工の製造・販売するダメージレス・セルソーター「PERFLOW(R) Sort(パーフロー・ソート)」について国内販売契約を締結しました。 セルソーターは、特定の細胞を分取する目的で使用される装置です。分離した個々の細胞にレーザ光を照射して生じる散乱光や蛍光等から細胞を識別し、それらの情報に基づ...
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アークレイ、京大内の国際科学イノベーション棟にサテライトラボを開設し再生医療支援機器の研究開発を推進
再生医療支援機器の研究開発を推進 〜京都大学内国際科学イノベーション棟にサテライトラボを開設〜 アークレイ株式会社は、京都大学本部構内に建設されたCOI(センター・オブ・イノベーション)プログラム(※1)の新しい活動拠点「国際科学イノベーション棟」に新たにサテライトラボを設置します。再生医療研究の中心的研究機関である京都大学内に研究室を構えることで、再生医療支援機器のさらなる研究開発を推進します。 アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、COIの新しい活動拠点「国際科学イノベーション棟」にサテライトラボを新設します。「国際科学イノベーション棟」は、COI参画企業がアンダーワンルーフ...
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シスメックスグループ中期経営計画を策定 〜成長と収益力の強化、成長への投資、変革の推進により、次のステージにふさわしい企業へ〜 シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長:家次恒以下「シスメックス」)は、グループの高成長の持続とさらなる収益力の強化、経営の高度化に向けた変革を推進するために、2018年3月期を最終年度とするグループ中期経営計画を策定しました。 本グループ中期経営計画では、2011年に制定しました長期経営目標のポジショニングを発展させるとともに、今後3年間で取り組むべき事項を設定し、最終年度の2018年3月期に売上高3,000億円、営業利益630...
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大日本印刷、ナノレベルの超微細加工を施した細胞培養プレートを開発
理化学研究所と再生医療での効率的な細胞培養の共同研究 ナノレベルの超微細加工を施した細胞培養プレートを開発 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、独立行政法人理化学研究所と共同で、細胞培養プレート上の細胞の分化(*1)状態を識別する再生医療分野の技術確立に向けた共同研究を実施しており、ナノレベル(*2)の微細加工技術を利用した細胞培養プレートの開発に成功しました。この成功により、細胞にダメージを与えず容易に分離することが可能となり、再生医療に係わる細胞の品質と安全性の向上が期待されます。 *1 各細胞が臓器や骨、筋肉などの役...
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横河ソリューションサービスなど、幹細胞工場の総合品質管理システム共同開発を開始
横河ソリューションサービス 東京エレクトロンと幹細胞工場の総合品質管理システムの共同開発を開始 横河ソリューションサービス株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、東京エレクトロン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:東 哲郎)が日本や英国の産官学機関と共同で進める「スマート・セル・プロセシング」プロジェクトに参画し、再生医療向けに幹細胞を自動培養する幹細胞工場の総合品質管理システムを共同で開発します。 東京エレクトロンは、幹細胞テクノロジーセンター(STC)を英国に設立、技術パートナー15社と協力して臨床レベルの細胞品質を実現する幹細胞の自動培養・...
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Hes1を中心とした変形性関節症の制御機構の解明 1.発表者:齋藤 琢(東京大学医学部附属病院 ティッシュ・エンジニアリング部 骨・軟骨再生医療講座 特任准教授) 田中 栄(東京大学大学院医学系研究科/医学部附属病院 整形外科・脊椎外科 教授) 2.発表のポイント: ◆変形性関節症の発症・進行に関わる分子として新たにHes1とよばれるタンパク質をマウスにおいて同定し、その病態制御メカニズムを解明しました。 ◆変形性関節症の強力な制御因子であるNotchシグナル(注1)の中心として、転写因子Hes1がさまざまなタンパク分解酵素や炎症性分子を誘導する機構を明らかにしました。 ◆Notch・Hes1の一連...
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北海道大、ES細胞から分化誘導した免疫抑制細胞により拒絶反応を抑えることに成功
ES細胞から分化誘導した免疫抑制細胞により 拒絶反応を抑えることに成功 〜多能性幹細胞を用いるこれからの再生医療時代における 新しい免疫制御法を提案〜 <研究成果のポイント> ・ES細胞から再生医療に用いる移植片と免疫抑制細胞を作製。 ・移植実施に際して,ES細胞由来免疫抑制細胞による前処置により拒絶反応を抑制することに成功。 ・ES細胞やiPS細胞を用いるこれからの再生医療時代において予想される課題を克服する方法を 提案。 <研究成果の概要> ES細胞やiPS細胞等の多能性幹細胞は,様々な種類の細胞に分化することのできる細胞であり,再生医療への応用が期待されています。他人の臓器や細胞を移植すると...
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イナリサーチ、信州大医学部とiPS細胞を用いた再生医療技術を共同開発
信州大学医学部とのiPS細胞を用いた再生医療技術の共同開発について 現在、心筋梗塞の急性期から生還してもなお、心臓の機能の一部が壊死する事により、後日心不全を発症して命を落とされる方々が多くおられ、新たな治療法の確立が切望されております。 近年、iPS細胞から心筋細胞を作製し,心臓の壊死した部分に移植する事により、心臓の機能を取り戻そうとする研究が一部で進んでおります。 当社は、かねてより国立大学法人信州大学医学部循環器内科学教室(池田宇一教授)の柴祐司講師の研究チーム(以下「柴研究チーム」という)との共同研究により、MHC統御カニクイザル(注)を用いたiPS細胞の心臓への移植試験の準...
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ソニー、細胞の動きを非染色・非侵襲で定量評価するセルモーションイメージングシステムを発売
業界初、細胞の「動き」を捉える画像解析技術を応用した セルモーションイメージングシステムSI8000シリーズ 〜再生医療の研究や創薬支援に有用な非染色・非侵襲手法の実現〜 *商品画像は添付の関連資料を参照 ソニーは、細胞分析の手法として業界初となる、細胞の動きを非染色・非侵襲で定量評価する、動き検出技術を応用した新しいコンセプトのセルモーションイメージングシステムSI8000シリーズを発売します。 商品:セルモーション イメージングシステムSI8000シリーズ モデル名:Cardio model(SI8000C 一式) 発売予定:2014年12月 メーカー希望小売価格:3,000万円前後(オプショ...
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JX日鉱日石エネルギー、再生医療・細胞治療研究用の培地を国内で販売開始
次世代医療として期待される再生医療・細胞治療研究用の培地を新発売 当社(社長:一色 誠一)は、本日、次世代医療として期待される再生医療・細胞治療研究用の培地(※1)の国内販売を開始しましたので、お知らせいたします。 当社は、100%子会社であるアーバイン・サイエンティフィック社(以下IS社、本社:米国カリフォルニア州)を通じて、GMP(※2)に準拠した厳しい品質管理のもと、医薬品製造用培地および不妊治療用培地を製造し、欧米をはじめ世界各国で培地製品を供給しております。 さらに、IS社は、これまで培ってきた高い培地開発力を活かし、再生医療・細胞治療分野においても高性能な培地を開発し...
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幹細胞の多能性に関わるレトロトランスポゾン由来のRNA −ジャンクDNAから転写されるRNAの新しい機能を発見− <ポイント> ・iPS細胞やES細胞に特異的な、レトロトランスポゾン由来のRNAを発見 ・細胞周期や多能性の維持に関わる遺伝子を制御する可能性を示唆 ・幹細胞におけるRNA機能の理解、幹細胞を分化させる技術への応用に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、これまで知られていなかった数千種類のRNAがiPS細胞やES細胞の核内で発現していることを見いだし、その一部が幹細胞に特徴的な多能性の維持に関与している可能性があることを明らかにしました。これは、理研ライフサイエンス技術基盤研究セ...
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ニプロなど、ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の新たな三次元培養法に用いる培養バッグ試作品を開発
ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の新たな三次元培養法に用いる培養バッグ試作品を開発 ―大量培養・大規模生産を可能に― ニプロ株式会社と京都大学物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス、拠点長:中辻憲夫)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究プロジェクト「ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術開発」(※1)のうち中辻教授が率いるチームにおいて、京都大学と日産化学工業株式会社により新たに開発された2種類の機能性ポリマーを用いたヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の三次元大量培養法(※2)に使用できる培養バッグ試作品を開発しました。この新たな三次元培養法は、高品...
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東北大、細胞培養シート内にCNTを使った電気の通路の作製に成功
細胞培養シート内にCNTを使った電気の通路の作製に成功 〜40倍の異方性導電を実現し、高効率な細胞培養が可能に〜 【研究概要】 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)のアハディアン助手、ラモン・アスコン助教、末永智一主任研究者、カデムホッセイニ主任研究者らの研究グループは、細胞培養の足場となるハイドロゲルシートにおいて、底面に対して垂直方向にカーボンナノチューブ(CNT)を配列化させる技術を開発し、水平方向と比べて約40倍の導電率を実現することに成功しました。これは、ハイドロゲル底面にある電極と上面との間に、CNTによって電気の通路ができたことが原因と考えられ、このハイドロゲルを筋...
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慶大と味の素、未分化iPS細胞を安価に大量培養するための汎用培地を開発
未分化ヒトiPS細胞の安価かつ高性能の大量培養培地の開発に成功 −iPS細胞を用いた再生医療の実現化に向けて− 心筋梗塞、拡張型心筋症(注1)などの重症心不全では、数億個もの心筋細胞が失われていますが、ヒトは失われた心筋細胞を元に戻す自己再生能力がありません。このため、幹細胞から心筋細胞を再生し、これを患者の心臓に移植する再生医療が注目されています。胚性幹細胞(ES細胞)(注2)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)(注3)は、神経細胞や心筋細胞などあらゆる細胞種へと分化できる能力を持つことから、再生医療の細胞源として期待されています。しかし、iPS細胞の多分化能を維持しつつ培養するには繊細な注意...
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精子は発生開始のコーディネーター 大規模転写データベースによって明らかとなった精子の果たす役割 1.発表者: 朴 聖俊(パク ソンジュン)(東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター 特任研究員) 白髭 克彦(東京大学分子細胞生物学研究所附属エピゲノム疾患研究センター 教授) 2.発表のポイント: ◆世界的に類のない規模で受精直後の転写産物解析を行い、誰でも参照、検索可能なデータベースを構築した。 ◆卵子と精子それぞれが発生を開始するための転写プログラムに果たす役割を示し、精子がこのプログラムを開始するためのコーディネーターとして働くことを明らかにした。 ◆データベー...
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テラ、免疫細胞医薬品として樹状細胞ワクチンの承認めざし新会社を設立
子会社設立に関するお知らせ 〜日本初の免疫細胞医薬品として樹状細胞ワクチン「バクセル(R)(Vaccell)」の承認を目指す〜 当社(本社:東京都港区、代表取締役社長:矢崎雄一郎)は、平成25年12月10日開催の取締役会において、当社全額出資の子会社「テラファーマ株式会社」を設立することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。当社は、子会社であるテラファーマ株式会社を通じて、日本初の免疫細胞医薬品(がん治療用の再生医療等製品)として樹状細胞ワクチン『バクセル(R)(Vaccell)』の承認を目指してまいります。 記 1. 設立の理由 再生医療・細胞治療は、ア...
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東レ、米国ミネソタ州と神戸市にライフイノベーションの新拠点を開設
米国ミネソタ州および神戸市にライフイノベーションの新拠点を開設 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣(※)、以下「東レ」)は、ライフイノベーション分野での事業拡大を意識した研究・技術開発力の強化策として、このたび、米国ミネソタ州のミネソタ大学Medical Devices Center内および兵庫県の神戸医療産業都市にライフイノベーション関連の新拠点を設置しました。本拠点では、医療機器開発の加速および東レが開発した先端材料の医療機器への適応拡大を目的に、国内外の医療機関、検査診断施設および医療機器関連企業との連携を促進します。近日、技術者を常住させ、情報収集や社外連携の企画等を開始いたし...
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明大と自治医大など、効率的な方法で短期間に免疫のないブタを作ることに成功
効率的な方法で、短期間に免疫のないブタを作ることに成功 <ポイント> ・医学研究用ブタの作出は非常に煩雑で多くの時間がかかっていた。 ・人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法で、免疫不全ブタを作ることに成功。 ・免疫のないブタは、ヒトの重症複合型免疫不全症(SCID)(注1)の疾患モデルや、新しい幹細胞治療法やがん治療法の評価・開発などへの貢献が大きく期待される。 JST課題達成型基礎研究の一環として、明治大学の渡邊將人(まさひと)特任講師と長嶋比呂志教授、自治医科大学花園豊教授らは、人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法により、短期間(6か月)で免疫のない(...
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JSRとSCIVAXライフサイエンス、三次元細胞培養事業で業務提携
JSR株式会社とSCIVAXライフサイエンス株式会社 三次元細胞培養事業に関する戦略的提携を実施 このたび、JSR株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小柴 満信、以下「JSR」)とSCIVAXライフサイエンス株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:田中 覚、以下「SLS」)とは、SLSが展開する三次元細胞培養事業において、資本参画を含む業務提携を行いました。 SLSは、独自の三次元細胞培養技術を有する企業で、製薬企業や大学等で行われる研究開発向けの細胞培養容器(製品名:NanoCulture(R)Plate)を製品化し、日米を中心に販売してまいりました。今般、JSRとの業務提携を通じ、JSRのライフサイエンス事業関連会社である、JSRラ...
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白血病細胞の異常を修復するRNAの発見 <ポイント> ・たんぱく質に翻訳されないRNA(非コードRNA)の新たな作用を発見 ・非コードRNAにより、急性白血病の原因である細胞の分化異常を回復させることに成功 ・細胞の分化異常が発症の引き金となる白血病の新しい治療法として期待 JST課題達成型基礎研究の一環として、東海大学医学部の幸谷愛(コウタニアイ)准教授は、奥山一生研究員とともに、急性白血病細胞の分化異常を修復するRNAを発見し、白血病細胞を正常化させる可能性を示しました。 白血病は、未熟な白血球が異常増殖してしまう「血液のがん」です。発症が急激な急性白血病では、遺伝子の働きを調節している転...
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新日本科学、理化学研究所とiPS 細胞など用いた眼科疾患領域細胞治療関連で共同研究
独立行政法人理化学研究所との共同研究契約の締結に関するお知らせ 株式会社新日本科学(本社:東京都中央区、社長:永田良一、以下「新日本科学」)は、このたび独立行政法人理化学研究所(本所:埼玉県和光市、理事長:野依良治、以下「理化学研究所」)と「iPS 細胞等を利用した眼科疾患領域細胞治療の実現に向けた薬効評価法の確立」に関し、約3 年間(平成28 年3 月末迄)の共同研究契約を締結しましたのでお知らせいたします。 本共同研究は、理化学研究所が独立行政法人科学技術振興機構の再生医療実現拠点ネットワークプログラムに採択されて行う事業の一環であります。 本共同研究は、理化学研究所において、再生医療開...
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タカラバイオ、ニッピとヒトiPS細胞を培養するための研究用試薬の販売契約を締結
ヒトiPS細胞を培養するための研究用試薬の販売契約を締結 タカラバイオ株式会社は、株式会社ニッピが製品化したヒトiPS細胞の培養等に使用するラミニンフラグメントを、当社が全世界で販売する契約を本日付で締結しました。当社は、当該製品の日本での販売を本年7月16日より開始します。 ヒトiPS細胞やヒトES細胞のような多能性幹細胞の培養には、培養容器に“足場”となる材料が必要となります。従来では、この“足場”となる材料として主にマウスの細胞が使用されていますが、この培養方法ではヒト多能性幹細胞を再生医療に利用する場合に、この“足場”材料のマウスの細胞の混入など、安全性に問題があります。動物細...
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東北大など、強度と導電性を兼ね備えた生体適合性材料の作製に成功
強度と導電性を兼ね備えた生体適合性材料の作製に成功 −効率的に収縮弛緩する筋繊維の培養が可能となり、再生医療の進展に道− 【研究概要】 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)のラモン・アスコン助教、アハディアン助手、カデムホッセイニ主任研究者、末永主任研究者らのグループは、東北大学大学院工学研究科、大学院環境科学研究科、物質・材料研究機構、ハーバード大学などと共同で、生体組織工学に必要不可欠な生体適合性材料の強度と導電性の大幅な改良に成功しました。親水性ゲルとカーボンナノチューブのハイブリッド材料を使用し、カーボンナノチューブを一方向に並べることで実現しました(図1)。...
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アステラス製薬と京大、ヒトiPS/ES細胞からネフロン前駆細胞を効率よく作製する方法を発見
アステラス製薬と京都大学iPS細胞研究所: ヒトiPS/ES細胞からネフロン前駆細胞を効率よく作製する方法を発見 〜国際幹細胞学会第11回年次総会で発表〜 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)と京都大学iPS細胞研究所(所在地:京都、所長:山中 伸弥、英名:Center for iPS Cell Research and Application(CiRA))は、腎臓の再生医療に関する両者の共同研究において、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)およびヒト胚性幹細胞(ES細胞)から腎臓を再生する過程の一つの段階を効率よく進める方法を発見しました。このたび、この結果を国際幹細胞学会(英名:International Society for Stem Cell...
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アステラス製薬:新薬創出力の強化に向けた研究体制の改革 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、新薬創出力の更なる強化を図るため、研究体制の再編と、新たな仕組みの導入を決定しましたので、お知らせします。 今回の改革は、研究開発に関わる経営資源配分の最適化により、 i) 外部資源の更なる活用、ii) 新規領域と再生医療やワクチンなどの新技術への取り組み、iii) 有望な前臨床開発プロジェクトの加速、iv) 後期臨床開発プロジェクトへの十分な資源投下、を目的として行うものです。 具体的な取り組みは、以下のとおりです。 (1) Astellas Innovation Management(AIM)の設置 ...
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京大、ヒトiPS細胞から短期間で効率よく再現性高く筋肉細胞を作製することに成功
効率よく、再現性高くヒトiPS細胞から筋肉細胞を作製 −筋肉疾患の創薬プラットフォームの開発に向けて− 櫻井英俊 iPS細胞研究所(CiRA)講師、田中章仁 名古屋大学医学系研究科大学院生(CiRAにて学外研究)らの研究グループは、ヒトiPS細胞から、これまでの手法より短期間で効率よく、さらに再現性高く筋肉細胞を作製することに成功しました。 <要旨> これまで、ヒトiPS細胞やES(胚性幹)細胞から筋肉細胞を作製する試みはありましたが、効率が高くない上に再現性が低く、同じ手法を用いても、細胞株が変わると筋肉細胞の出来具合が変わってしまうという問題を抱えていました。 本研究では、細胞の運命を骨格筋細胞...
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東大とJST、立体細胞組織構築の材料となる細胞ファイバーを開発
細胞の「ひも」が織りなす新しい医療 ―立体細胞組織構築の材料となる細胞ファイバーを開発― 【ポイント】 ◆どのような成果を出したのか 様々な種類の細胞を直径約100マイクロメートル(0.1ミリメートル)、長さメートル級のファイバー状細胞組織に構築する方法を開発し、これを用いた細胞組織構築法と移植医療への応用可能性を示した。 ◆新規性(何が新しいのか) 「ひも」のように自在に操作が可能なファイバー状の細胞組織を実現したこと。これを利用して、血管、筋肉、神経などのファイバー状の組織の形成や、複雑な立体細胞組織構造体を構築する手法を確立したこと。細胞ファイバーを用いて、取り...
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東大と明大など、すい臓のないブタに健常ブタ由来のすい臓を再生することに成功
すい臓のないブタに健常ブタ由来のすい臓を再生することに成功 <ポイント> >臓器を欠損している動物に異なる動物由来の臓器を作らせることは、小型実験動物では成功しているが、大型動物ではできるのかがこれまでの課題。 >体細胞クローニング技術を用いて、すい臓欠損クローンブタを作製、胚盤胞補完技術を用いて、正常ブタ由来のすい臓を持つキメラブタの作製に成功。 >将来の再生医療にも大きく期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 医科学研究所の中内 啓光 教授とJST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「中内幹細胞制御プロジェクト」の松成 ひとみ 研究員、同プロジェクトチームの...
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ドクターシーラボ、美容液「ジェノマーパーフェクトセルエッセンス」を発売
腐らない林檎“ウトビラースパトラウバー”培養エキス配合 3種類の植物由来の幹細胞エキスでダメージを素早く修復 たるみ毛穴知らずのハリ・弾力・透明肌へ導く美容液 ジェノマーパーフェクトセルエッセンス 【GENOMER PERFECT CELL ESSENCE】 再生医療をヒントに開発! 30mL ¥10,290(税込) 2013年2月22日新発売 株式会社ドクターシーラボ(本社:東京都渋谷区代表取締役社長:石原智美)は、老化を遺伝子レベルから研究したエイジングケアコスメ「ジェノマーシリーズ」より、ハリ・弾力に満ちたなめらかな艶肌を叶える美容液『ジェノマーパーフェクトセルエッセンス』を2013年2月22日に新発売いたし...
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肝臓の再生を促す新たなメカニズムを発見 ― 重篤な肝障害を自らの力で修復する肝前駆細胞の活性化について ― 1.発表者: 宮島 篤(東京大学 分子細胞生物学研究所 教授) 伊藤 暢(東京大学 分子細胞生物学研究所 助教) 高瀬 比菜子(日本学術振興会 特別研究員PD[現所属:スタンフォード大学医学部 博士研究員]) 2.発表のポイント: ◆どのような成果を出したのか 障害を受けた肝臓ではFGF7というタンパク質が発現して、これが肝細胞を生み出す元となる肝前駆細胞を活性化し増幅させることで再生を担うことを、初めて明らかにした。 ◆新規性(何が新しいのか) これまで不明であった...
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富士フイルムなど、レーザー技術応用の内視鏡システム実用化に向けガイドライン作成
富士フイルムと国立がん研究センター レーザー技術を応用した内視鏡システムの実用化に向け 臨床の有効性を評価するガイドラインの作成を開始 酸素飽和度の画像化による機能診断技術の確立を目指す 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博、以下 富士フイルム)と独立行政法人国立がん研究センター(理事長:堀田 知光、以下 国立がん研究センター)は、昨年より、レーザー光源搭載の内視鏡システムを使った体内組織の酸素飽和度(*1)の画像化に関する共同研究を進めてきました。このたび共同で、臨床における有効性や安全性を評価するガイドラインの作成を開始しました。この活動は、酸素飽和度の画像化による機能...
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タカラバイオ、滋賀県草津市に細胞・遺伝子治療用の研究・製造施設を新設
細胞・遺伝子治療用の研究・製造施設の新設について タカラバイオ株式会社は、滋賀県草津市に土地を確保し、細胞・遺伝子治療用の研究・製造施設を新設します。新施設は、遺伝子治療・再生医療用の遺伝子導入用ベクター及び遺伝子導入細胞のGMP製造(医薬品の製造管理、品質管理基準に準拠した製造)や、基盤技術開発を行うための施設です。 GMP製造の対象となる遺伝子導入用ベクターは、レトロウイルスベクター、iPS細胞作製用プラスミドベクター、HF10等の単純ヘルペスウイルス、アデノ随伴ウイルスベクター、センダイウイルスベクター、レンチウイルスベクター、アデノウイルスベクター等を想定しており...
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富士経済、国内ティッシュエンジニアリング関連市場の調査結果を発表
国内ティッシュエンジニアリング関連市場を調査 ■6カテゴリー29品目の市場は、2013年に2011年比6.9%増の551億円 ...製品化と臨床応用が進めば2020年には1,000億円超 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 阿部 界 03−3664−5811)は、人工組織や人工細胞、これらの研究や製造に関連する設備や機器などの国内市場を調査した。その結果を報告書「ティッシュエンジニアリング関連市場の最新動向と将来性 2012」にまとめた。 この報告書では、生体デバイス(組織)、生体材料(生体補填剤)、細胞、細胞培養・保管施設/...
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ソニー、蛍光の波形形状を検出する細胞分析装置‘スペクトル型’セルアナライザーを開発
<国際サイトメトリー学会(ISAC)> 業界初、蛍光の波形形状を検出し高精度で簡便な解析ができる 細胞分析装置‘スペクトル型’セルアナライザーを出展 *イメージ図、開発試作機の画像は添付の関連資料を参照 ソニーは、細胞を光学的に分析する細胞分析装置‘フローサイトメーター’で、自社開発製品の第二弾(※)となる、セルアナライザーを開発し、「ISAC(International Society for Advancement of Cytometry)」(国際サイトメトリー学会、6月23日〜27日・ライプツィヒ・ドイツ)に出展します。 本機は、新開発した蛍光の波形形状を検出する...
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ソニー、ブルーレイディスク技術を応用した細胞分析装置「セルソーター」を発売
ブルーレイディスク技術を応用した細胞分析装置 セルソーターを発売 〜免疫・がん・再生医療の研究やiPS細胞研究などに提案〜 *製品画像は添付の関連資料を参照 ソニーは、細胞を光学的に分析する細胞分析装置‘フローサイトメーター’の自社開発第一号機として、セルソーター「SH800」を今秋より受注開始します。本商品は、ソニーが培ってきたブルーレイディスクなどのレーザー光学技術や光ディスク技術を応用することで、細胞情報の検出、分取機能の自動化を実現したことに加え、新開発のプラスチック製セルソーティングチップの採用により、測定作業の大幅な効率化を可能にしました。 型名:セルソータ...
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ノーリツ鋼機、子会社「NKメディコ」とバイオマーカーサイエンスが業務提携
子会社による株式会社バイオマーカーサイエンスとの業務提携開始のお知らせ 当社の子会社であるNKメディコ株式会社(以下NKメディコ)は、株式会社バイオマーカーサイエンス(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:内田景博 以下BMS)と業務提携を開始したことをお知らせ致します。 NKメディコは医療分野における事業企画並びに事業育成を目的として2010年7月に設立された当社の100%子会社です。 BMSは2002年の設立以来、予防医療の進展に貢献することを目的とし、生体内のタンパク質を網羅的に解析する技術(プロテオーム解析)を用いてヒトの身体の状態を把握できるバイオマーカーの研究...
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米ライフテクノロジーズ、「Ion AmpliSeq」アンプリコンシーケンシングキット2種を発売
ライフテクノロジーズのIon AmpliSeq(TM) アンプリコンシーケンシングにより、 1本のチューブから数百に上る遺伝子変異の検出が可能に Ion AmpliSeq Cancer PanelとIon AmpliSeq Custom Kitを発売 米国カリフォルニア州カールスバッド−2011年10月12日−Life Technologies Corporation(NASDAQ:LIFE)は、最先端の半導体技術とDNA解析装置を融合させた革新的な解析装置であるIon Personal Genome Machine(以下Ion PGM)に特化したIon AmpliSeq(...
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水の表面分子構造の謎を分子レベルで解明 −水の表面に存在する新しい構造− ◇ポイント 独自開発した最先端の分光計測法と新しいモデルによる理論計算が完全に一致 水の表面は活発で乱雑な構造、強い水素結合で結ばれた水分子のペアが存在 界面研究に画期的な知見を与え、大気環境科学や医療分野に新しい指針 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、表面・界面に存在する分子を選択的に計測できる最先端の分光計測法と新しいモデルによる分子動力学シミュレーションを用いて、水の表面構造の謎を分子レベルで明らかにし、世界的論争に決着をつけました。これは、理研基幹研究所(玉尾皓平所長)田原...
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セルシード、「細胞シートを利用した癌組織モデル作製技術」に関する特許を取得
細胞シートを利用した癌組織モデル作製技術に関する 日本特許成立のお知らせ 今般、細胞シート工学の応用展開の1つである「細胞シートを利用した癌組織モデル作製技術」に関する下記特許が日本で成立しましたので、お知らせいたします。 特許番号 :特許第4781999号 発明の名称:癌細胞移植動物の製造方法 登録国:日本 当社は、東京女子医科大学の岡野光夫教授(当社取締役)が考案した「細胞シート工学」を駆使して様々な組織及び臓器を再生する「細胞シート再生医療」の事業化・世界普及に取り組んでおります。 さて、本特許は再生医療ではなく、医薬品のスクリーニングなどに用いる評価実験用動...
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富士キメラ総研、ライフサイエンス分野のデバイス・材料市場の調査結果を発表
ライフサイエンス分野のデバイス/材料市場を調査 ―2020年予測― 再生医療分野は皮膚と軟骨が市場を牽引し、2010年比3.8倍の46億円 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 田中 一志)は、主に先端医療・医薬品分野、化粧品分野、機能性食品分野など、これらライフサイエンス分野における主なデバイス、材料の国内市場を調査した(一部の品目は世界市場も調査した)。その結果を報告書「2011年 ライフサイエンスケミカルの現状と将来展望」にまとめた。 この報告書では、再生医療分野8品目、人工臓器・整形材料分野5品目、生体適合材...
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JSTと埼玉医科大学、がん原因遺伝子の働きなしでES細胞の多能性を維持する仕組みを発見
がん原因遺伝子の働きなしでES細胞の多能性を維持する仕組みを発見 (ES細胞やiPS細胞の安全性向上につながる可能性) JST 課題達成型基礎研究の一環として、埼玉医科大学 ゲノム医学研究センターの奥田 晶彦 教授らは、マウスのES細胞注1)(胚性幹細胞)について、多能性を保つために必須だと考えられてきたがん原因遺伝子c−Myc注2)(シーミック)の働きは、培養条件によっては必須ではないことを発見しました。ES細胞はiPS細胞注3)(人工多能性幹細胞)と同様にさまざまな細胞に分化できる能力(多能性)を持っており、その多能性を維持するために働いている因子があるとされています。...
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ヒト全ゲノムシーケンス解析サービスを開始 タカラバイオ株式会社は、次世代シーケンサーを用いて、ヒト全ゲノムを対象としたシーケンス解析サービスを6月1日より開始します。 現在、当社のドラゴンジェノミクスセンター(三重県四日市市)では、3機種の次世代シーケンサーを用いたゲノム解析サービスを提供しており、さまざまな生物を対象にゲノム解析サービスを展開しています。ヒトゲノム(約30億塩基対)に関しては、ヒト全ゲノムではありませんが、特定の領域(5,000万塩基対以内)を対象とした変異解析サービスを既に実施してきました。 今回、次世代シーケンサー新機種を追加導入し、総解析能力を1...
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大塚製薬工場、糖尿病治療用バイオ人工膵島の開発会社 LIVING CELL TECHNOLOGIES LIMITEDに出資 株式会社大塚製薬工場(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:大塚一郎、以下「大塚製薬工場」)は、Living Cell Technologies Limited(本社:ニュージーランド・オークランド、Managing Director & CEO:Ross Macdonald、以下「LCT社」)と、LCT社の増資新株式の引受に関する新株引受契約を4月12日に締結しました。 今回の契約により、大塚製薬工場は、LCT社に300万オーストラリアドルを出資し、...
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富士フイルム、米英のバイオ医薬品受託製造2社の発行済全株式を取得
富士フイルム バイオ医薬品分野に参入し医薬品事業を拡大 バイオ医薬品受託製造のリーディングカンパニー2社の全株式を 米国メルク社から取得 富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、このたび、米国Merck&Co.,Inc.(本社:米国 ニュージャージー州、社長:Kenneth C.Frazier、以下メルク社)の100%子会社で、バイオ医薬品の受託製造会社(Contract Manufacturing Organization、CMO)であるMSD Biologics (UK) Limited社(本社:英国ビリンガム、以下MSDバイオロジクス社)、およびDiosynth ...
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テラ、慶應義塾大学医学部と進行膵がんに対する樹状細胞ワクチン療法の共同臨床試験を開始
テラ株式会社、慶應義塾大学医学部と共同臨床試験を開始 〜進行膵がんに対する抗がん剤を併用した WT1ペプチド(※1)を用いた樹状細胞ワクチン療法(※2)の第I相臨床試験〜 テラ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:矢崎 雄一郎、ジャスダック上場(2191)、以下「当社」)は、この度、慶應義塾大学医学部と共同研究契約を締結いたしました。 この共同研究契約に基づき、当社は慶應義塾大学医学部と共同で、進行膵がんを対象として、抗がん剤(塩酸ゲムシタビン(※3))を併用したWT1ペプチドを用いた樹状細胞ワクチン療法に関する共同臨床試験を開始いたします。この試験により、本療法...
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トランスジェニックと熊本大学、「ヒト化マウスの開発」に関して共同研究契約を締結
国立大学法人熊本大学との共同研究契約締結に関するお知らせ 株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、熊本県熊本市)と国立大学法人熊本大学(以下、熊本大学)(学長:谷口功、熊本県熊本市)は、2010年12月21日、「ヒト化マウスの開発」に関して共同研究契約を締結しましたので、お知らせいたします。 このたびの共同研究は、新薬の効能評価や疾病の原因解明に供される実験動物であるマウスを、ヒト臓器保有マウス(ヒト化マウス)にすることにより、より有用なモデル動物の創出を目指すものです。 今後、当社と熊本大学生命資源研究・支援センター 山村研一教授の研究グループは、ヒトi...
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帝人ファーマ、大阪大学と共同で難治性脳卒中後疼痛の在宅治療機器の研究開発を開始
帝人ファーマと大阪大学が共同研究を開始 世界初となる脳卒中後疼痛の在宅治療機器開発へ 帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川 修)は、このたび、大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:鷲田清一)と共同で、難治性脳卒中後疼痛を主なターゲットとする在宅治療機器の研究開発に関する「脳神経制御外科学(帝人ファーマ)共同研究部門」を、大阪大学 先端科学イノベーションセンター内に開設しました。 1.背景 現在、国内の脳卒中患者は約270万人と推定されていますが、そのうち4%程度が、難治性脳卒中後疼痛(*1)と呼ばれる症状に悩まされています。国内で確立されている難治性脳卒中...