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広島大学
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理研など、患者由来iPS細胞による脊髄小脳変性症の病態を再現
患者由来iPS細胞による脊髄小脳変性症の病態再現 −小脳プルキンエ細胞変性から病態を理解し、創薬への道を開く− <要旨> 理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター非対称細胞分裂研究チームの石田義人客員研究員、六車恵子専門職研究員らの共同研究グループ(※)は、脊髄小脳変性症[1]の患者からiPS細胞を樹立し、小脳プルキンエ細胞[2]を分化誘導させ、病態の一部を再現することに成功しました。また、疾患由来の小脳プルキンエ細胞がある種のストレスに対して“脆弱性”を示すことを突き止め、この脆弱性を抑制する化合物の評価系を構築しました。 遺伝性神経変性疾患の一つである脊髄小脳変性症6...
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オリジン、早大などと開発した密着型歩行補助装置「RE−Gait」を発売
早稲田大、広島大の医工連携により開発された 超小型軽量に成功した歩行支援ロボット 密着型歩行補助装置「RE−Gait(R)(リゲイト)」10月17日(月)発売開始 介護施設の運営展開と医療機器・福祉用具販売を手掛ける株式会社オリジン(住所:愛知県豊橋市、代表取締役:元吉 伸幸)は、早稲田大学理工学術院(大学院情報生産システム研究科)田中英一郎教授(前任校から本研究に従事)と広島大学大学院医歯薬保健学研究院 弓削類教授、株式会社スペース・バイオ・ラボラトリーズ代表取締役 河原 裕美の共同研究成果を使って開発された、足首の関節の動きを電動サポートのみで正常歩行に導く超小型軽量の密着型歩行補助...
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熊本大など、生体の糸球体で重要な機能を持つ遺伝子群が実際に発現していることを証明
ヒトiPS細胞から誘導した腎臓糸球体が血管とつながる 〜尿産生に向けた大きな前進〜 [ポイント] ◆糸球体のろ過機能を司る細胞(ポドサイト)に分化すると緑色に光るヒトiPS細胞を作成し、試験管内で糸球体ができる過程を初めて可視化した。 ◆緑の蛍光を指標にヒト糸球体のポドサイトを純化し、生体の糸球体で重要な機能を持つ遺伝子群が実際に発現していることを証明した。 ◆iPS細胞由来の腎臓組織をマウスに移植することによって、ヒトの糸球体にマウスの血管が取り込まれた。 ◆血管に隣接するヒト糸球体のポドサイトには特徴的なろ過膜が形成され、糸球体内にろ過を示唆する物質が観察された。 [要旨] 熊本...
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広島大など、円石が光を効率的に反射する方向を特定することに成功
藻類のもつ微結晶が光を有効利用する原理解明にせまる 〜磁場で微結晶の向きを揃える新技術で光反射特性を明らかに〜 【本研究成果のポイント】 >藻類の細胞外被・外殻結晶(注1)の向きを永久磁石程度の磁場(数百ミリテスラ)で遠隔操作する方法を開発しました。 >この方法を応用して、円石藻(注2)の円石の向きを磁場で制御しつつ分光計測する新手法を開発し、円石が光を効率的に反射する方向を特定することに成功しました。 >これにより、藻類がバイオミネラリゼーション(生体鉱物形成)(注3)によって円石のような微結晶注4)を細胞表面に配置することの植物生理学的意義の解明が大きく前進するとともに...
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東北大と広島大、隕石衝突でDNA構成分子が生成することを解明
隕石衝突でDNA構成分子が生成 〜生命誕生前の核酸塩基の新たな生成過程〜 【概要】 東北大学理学研究科 古川善博助教らは、物質・材料研究機構 小林敬道主幹研究員、広島大学大学院理学研究科 関根利守教授と共同で、生命誕生前の地球の海洋に隕石が衝突する(図1)際に起こる反応を模擬した実験を行い、無機物からDNAおよびRNA(注1)の構成物質である核酸塩基(注2)(シトシンおよびウラシル)や、タンパク質の構成物質である種々のアミノ酸が生成することを明らかにしました。 ※図1は添付の関連資料を参照 核酸塩基はDNAとRNAの両方で合計5種類しかなく、遺伝情報を伝える重要な文字として働いています。また...
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東北大と広島大など、超強力X線による極微小プラズマ生成を発見
超強力X線による極微小プラズマ生成を発見 X線自由電子レーザーを利用したイメージングに重要なメッセージ 【概要】 東北大学多元物質科学研究所上田潔教授・福澤宏宣助教のグループ、京都大学大学院理学研究科八尾誠教授・永谷清信助教のグループ、広島大学大学院理学研究科和田真一助教、理化学研究所放射光科学総合研究センターXFEL研究開発部門ビームライン研究開発グループ矢橋牧名グループディレクター及び高輝度光科学研究センターXFEL利用研究推進室先端光源利用研究グループ実験技術開発チーム登野健介チームリーダー等による合同研究チームは、原子のクラスター(*1)にX線自由電子レーザー(XFEL)(*2)施設SACLA...
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日本製粉グループ、東京医科歯科大などと簡便かつ高効率な遺伝子改変技術を共同開発
(株)ファスマックが世界最高水準の遺伝子改変技術を共同開発 ―ゲノム編集技術を大きく改良― 【ポイント】 ゲノム編集技術(1)の一つCRISPR/Casシステム(2)を改良し、ノックインマウス(3)を約50%の効率で作製することに成功しました。これにより、遺伝子改変を利用した基礎から応用までの広範囲な研究開発が加速されると期待されます。 日本製粉グループの株式会社ファスマック(社長 布藤 聡)は、東京医科歯科大学・難治疾患研究所・分子神経科学分野の田中光一教授と相田知海助教の研究グループ、広島大学、慶應義塾大学との共同研究で、簡便かつ高効率な遺伝子改変技術を開発しました。 この研究は...
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雪印メグミルクなど、「ファットスプレッド中に発生する粗大結晶の配向」で研究成果を発表
《12th Euro Fed Lipid Congress》における研究発表 雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区代表取締役社長:中野吉晴)は、コーポレートスローガン「未来は、ミルクの中にある。」に基づき、「おいしさ」と「健康」を追求するための研究を行っております。 これらの研究の一環として、広島大学との共同研究により、ファットスプレッドの保存中の品質変化に関連する新たな知見を見出しました。 この研究成果につきまして、9月14日よりフランスで開催される《12th Euro Fed Lipid Congress》において、下記の通り発表いたします。 記 ◆研究発表概要 演題名「ファットスプレッド中に発生する粗大結...
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カネカなど、菊花ポリフェノールによる尿酸値上昇抑制効果を分子レベルで解明
菊花ポリフェノールによる尿酸値上昇抑制効果を分子レベルで解明 −尿酸産生抑制と尿酸排泄促進を介した効果であることを確認− 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:角倉護)は、東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 ILSI Japan 寄付講座 機能性食品ゲノミクスの阿部啓子特任教授、広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻の平田大教授と共同で、菊花ポリフェノールを含有する菊花抽出物(以下、菊花ポリフェノール)摂取によりみられる血中尿酸値の上昇抑制効果が、「尿酸産生抑制」と「尿酸排泄促進」の2つの作用によるものであることを確認しました。この研究成果は、国際学術雑誌“Bios...
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エーザイ、持続性防菌成分Etak配合のマスク用スプレーを発売
花粉・ウイルス・菌のマスクへの付着を24時間防ぐ 持続性防菌成分Etak(R)配合マスク用スプレー「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24ミント」新発売 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、持続性防菌成分Etak(R)を配合したマスク用スプレー「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24ミント」(雑貨)を1月27日(月)に新発売します。「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24ミント」は、2012年9月に発売した「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24」に、清涼感のあるミント香料を配合した製品です。 「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24」シリーズの主成分であるEtak(R)は、広島大学大学院 医歯薬保健学...
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東大など、軽水と重水における水素結合の違いを高感度で検出することに成功
軽水と重水の綱引き −水素結合の違いを高感度で検出− 1.発表者: 原田慈久(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設・東京大学放射光連携研究機構 准教授) 丹羽秀治(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設・東京大学放射光連携研究機構 特任研究員) 徳島 高(※)(理化学研究所放射光科学総合研究センター 技師) 堀川裕加(理化学研究所放射光科学総合研究センター 基礎科学特別研究員) 辛 埴(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 軌道放射物性研究施設・東京大学放射光連携研究機構...
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安川電機など、脳卒中などによる歩行障害向け「足首アシスト歩行装置」を開発
脳卒中等による歩行障害に対する「足首アシスト歩行装置」を開発 株式会社安川電機(代表取締役会長兼社長津田 純嗣)は、このたび、足首アシスト歩行装置を学校法人芝浦工業大学、国立大学法人広島大学、および株式会社スペース・バイオ・ラボラトリーズと共同研究し、開発しました。本装置の使用により、脳卒中等による歩行障害に対する歩容改善および歩行能力の回復が期待されます。今後、本装置の実用化・普及に向け、臨床研究を継続して治療効果を示すエビデンス(臨床結果)を収集するとともに、改良を重ね2015年に製品化予定です。 ※参考画像は添付の関連資料「参考画像1、2」を参照 1.開発の背景 ...
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京大など、巨大な構造転移を伴ったモット絶縁体の金属化に乾電池1個に満たない電圧で成功
巨大な構造転移を伴ったモット絶縁体の金属化に乾電池1個に満たない電圧で成功 〜さまざまな低電力動作のデバイス実現に期待〜 前野悦輝 理学研究科教授らと、中村文彦 広島大学先端物質科学研究科助教らの研究グループは、電子同士の強い反発力によって絶縁体化したルテニウム酸化物に、室温で乾電池1個に満たないわずかな電圧を加えるだけで、巨大な構造転移が引き起こされて顕微鏡で確認できるほど大きく結晶が縮み、金属化することを発見しました。さらに、わずかな電流を流し続けることによって、電場で金属化した状態(スイッチオンの状態)を低温まで維持することにも成功しました。 これまでに報告されてい...
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東北大など、27億年前に月への小天体衝突を示唆するシリカの超高圧相を隕石から発見
月起源隕石からシリカの超高圧相発見 〜27億年前に起きた月への小天体衝突の記録〜 【概要】 東北大学大学院理学研究科地学専攻の宮原正明助教と大谷栄治教授を中心とした研究グループは、(公財)高輝度光科学研究センター、広島大学、岡山理科大学との共同研究により、地球に落下した隕石から超高圧環境でのみ生成するシリカの超高圧相(ザイフェルタイト)を発見しました(図1)。この隕石は月から飛来したもので、27億年前に月に小天体が衝突した時にザイフェルタイトが生成されました。その際には40万気圧以上の超高圧環境が月表層で発生しました。月では38‐41億年前に無数の集中的な隕石衝突が起きてい...
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キャスコ、長く清潔に使えるゴルフグローブ「「REFRE FIT」のレディースモデルを発売
女性が気になる汗のニオイをカット!長く・清潔に使えるゴルフグローブ 超快適フィット「REFRE FIT(−リフレフィット−)レディース」発売 平成 25年3月3日(日)発売 ゴルフ用品総合メーカーのキャスコ(香川県さぬき市 代表取締役社長:高橋芳彦)は、超耐久性ベルセイムXVに抗菌・防臭Etak(イータック)をプラスした長く清潔に使えるゴルフグローブ「REFRE FIT(−リフレフィット−)」のレディースモデルを2013年3月3日(日)に発売します。 ※製品画像は添付の関連資料を参照 リフレフィット レディース SF−1320L(片手) ¥2,100(税込) SF−1320LW(両手) ¥4,200(税込) ...
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転ぶことによる寝たきりをなくすために テルモ、転倒予防くつ下「アップウォーク」にカラー2色を追加 テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:新宅祐太郎)は、転倒予防くつ下「アップウォーク」に黒とピンクのカラーを追加し、12月3日より全国の医療機関、調剤薬局、介護施設向けに発売します。 今年2月に、高齢者の転倒による寝たきりをなくすことを目指して「アップウォーク」のグレー色を発売しました。その後お客様から「カラーバリエーションを増やしてほしい」という声を多数いただき、このたびラインアップを追加しました。テルモネット通販( http://www.e-terumo.jp/ )からも、全3色をお買い求めいただけま...
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エーザイ、ウイルス・菌のマスクへの付着を24時間防ぐスプレー剤を発売
ウイルス・菌のマスクへの付着を24時間防ぐ 持続性防菌成分Etak(R)配合「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24」新発売 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、使用前のマスクにスプレーするだけでウイルスや菌が長時間付着しにくくなる、持続性防菌成分Etak(R)を配合したマスクスプレー「クリスタルヴェール(R) マスク防菌24」(雑貨)を9月18日(火)に新発売します。 「クリスタルヴェール(R)マスク防菌24」はマスクの衛生状態を保つスプレー剤です。マスクは長時間使用していると衛生面が気になりますが、使用前にマスクにスプレーするだけで、持続的な防菌効果を...
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産総研など、金属酸化物中の電子相関効果を解明し理論モデルを導出
金属酸化物デバイス材料の新機能探索に新たな指針 −金属酸化物における電子同士の避け合いの効果を解明− <ポイント> ・放射光を利用した光電子分光実験により、金属酸化物中の電子同士の避け合いの効果が明らかに ・電子同士の避け合いの効果を定量化するための理論モデルを初めて導出 ・新しい機能を有した金属酸化物デバイス材料の探索に新たな指針 <概要> 国立大学法人 広島大学【学長 浅原利正】放射光科学研究センター【センター長 谷口雅樹】(以下「HiSOR」という)の岩澤英明助教、島田賢也教授、独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口有】電子光技術研究部門【研究部門長 原市...
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理化学研究所と広島大、ヒト肝臓細胞1個の薬物代謝を10分以内で分析成功
10分以内にヒトの細胞1個の薬物分子を追跡 −新薬開発の高速化とオーダーメイド医療に新たな方向性− ◇ポイント◇ ・ヒトの肝臓細胞1個から薬物の副作用の原因にもなる分子変化を10分以内で分析 ・従来法に比べて高速、高精度かつ低コストでの解析が可能 ・薬物代謝の様子が細胞間で異なる“ゆらぎ”があることを発見 理化学研究所(野依良治理事長)は、生きた細胞の成分をリアルタイムかつ網羅的に検出できる「一細胞質量分析」を用いて、たった1個のヒトの肝臓初代培養細胞(※1)の薬物分子変化(薬物代謝)を10分以内で分析することに成功しました。また、同じ肝臓細胞でも代謝の様子が細胞間で異な...
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デンソー、床置き型の車載用プラズマクラスターイオン発生機パワフルモデルを発売
デンソー、車載用プラズマクラスターイオン発生機の新機種を発売 〜床置き型のパワフルモデルおよびカップ型のプレミアムモデルを追加〜 株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:加藤 宣明)は、床置き型の車載用プラズマクラスターイオン発生機パワフルモデル(以下、パワフルモデル)を、2月15日から全国のカーディーラーやカー用品店、および約700店のデンソーサービスステーションなどを通じて順次発売します。 デンソーは、シャープ株式会社と共同で開発したカップ型の車載用プラズマクラスターイオン発生機を、2009年12月から販売しています。この製品は車内の浮遊アレル物質(ダニのふん・死...
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JFEスチールと広島大学、「鉄鋼スラグを利用した環境改善」分野で包括的研究協力協定を締結
JFEスチールと広島大学が「鉄鋼スラグを利用した環境改善」の分野で包括的研究協力に関する協定を締結 JFEスチール株式会社(社長:林田英治、以下「JFEスチール」)と国立大学法人広島大学(学長:浅原利正、以下「広島大学」)は、「鉄鋼スラグを利用した環境改善」の分野で包括的な研究協力を行うことで合意し、本日協定を締結しました。 今回の包括的研究協力協定は、共同研究などの従来の連携活動をより組織的に進めていくことで、得られた研究成果により、広く社会に貢献することを目的としており、参画する研究者の相互理解を深め、各テーマの情報が共有され、研究開発の加速・深化に繋がるものと期待...
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ベネッセ、「不活化」生地を使った子供・マタニティ用品シリーズからマスクなど11品を発売
医療現場でも使用される「不活化」生地を使った子ども&マタニティ用品シリーズ誕生 この秋冬、子どもをウイルスから守りたい保護者の方に向けて ウイルス感染のリスクを軽減する「不活化」生地のマスクやタオルなど全11品、9月15日発売開始 株式会社ベネッセコーポレーション(代表取締役社長:福島保、本社:岡山市、以下ベネッセ)は、自社の生活事業の通販サイト「ショッピングモール」および通販カタログ(「たまひよSHOP」「すっく」など)において、医療現場等で使用されているウイルスを不活性化する生地を使った子ども・マタニティ向け用品シリーズ全11品目を9月15日(一部8月から先行発売中)か...
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象印マホービン、「エコ自動モード」搭載で薄型ワイドの空気清浄機「PA−HA16型」を発売
お部屋のにおいに合わせて風量を切り替える「おまかせモード」、 電気代を上手に節約する「エコ自動モード」を搭載した 空気清浄機(PA−HA16型)新発売 象印マホービン株式会社では、お部屋のにおいを感知し風量を変える「おまかせモード」と、電気代を上手に節約する「エコ自動モード」を搭載した薄型ワイドの空気清浄機PA−HA16型(適用床面積16畳)を平成23年9月11日より発売いたします。 商品名:空気清浄機 品番:PA−HA16 希望小売価格(税込):21,000円 発売予定日:平成23年9月11日 販売計画数:初年度月産 6千台 ※8畳を清浄する時間(目安)17分、適用床...
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広島大と東大、高温超伝導体で電子と格子振動が強く結合する仕組みを解明
高温超伝導体で電子と格子振動が強く結合する仕組みを解明 〜より高温での超伝導実現に大きな手がかり〜 【概 要】 広島大学大学院理学研究科の井野明洋助教と、大学院生の安斎太陽、東京大学大学院理学系研究科の藤森淳教授、内田慎一教授らを中心とする研究グループは、広島大学放射光科学研究センターの高輝度シンクロトロン放射光を用いて、世界最高水準の高分解能・角度分解光電子分光実験を行い、高温超伝導体で電子と格子振動が強く結合する仕組みを明らかにしました。高温超伝導発現には、電子と電子をつなぐ強力な「のり」の存在が必要とされています。しかし、これまで、その「のり」の正体が不明でした。今回判...
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広島大と産総研、ルテニウム酸化物の超伝導電子対を形成するための「のり」の強さと成分を解明
超伝導のメカニズム解明に大きな手がかり −ルテニウム酸化物の電子の運動状態を選択的に可視化することに成功! 電子対を形成する「のり」の起源を初めて解明− ポイント ●直線偏光放射光を活用した高分解能角度分解光電子分光により、電子の運動状態を選択的に可視化 ●ルテニウム酸化物の超伝導電子対を形成するための「のり」の強さと成分を初めて解明 ●超伝導電子対の「のり」の起源として、結晶の原子の振動が関与していることを強く示唆 ■概要 国立大学法人 広島大学【学長 浅原利正】放射光科学研究センター【センター長 谷口雅樹】(以下「HiSOR」という)の岩澤英明特任助教、島田賢也教授、...