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過酸化水素
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生きた細胞内のグルタチオンを可視化し、定量する −がん治療研究や創薬研究への応用に期待− 1.発表者: 浦野 泰照(東京大学大学院薬学系研究科 薬品代謝化学教室 教授/大学院医学系研究科 生体物理医学専攻 生体情報学分野 教授(兼担)) 神谷 真子(東京大学大学院医学系研究科 生体物理医学専攻 生体情報学分野 講師) 梅澤 啓太郎(研究当時:東京大学大学院医学系研究科 生体物理医学専攻 生体情報学分野 特任研究員、現所属:大学院薬学系研究科 薬品代謝化学教室 特任研究員) 吉田 昌史(研究当時:東京大学大学院医学系研究科 博士課程4年生 現所属:医学部附属病院 耳鼻咽喉科・...
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安川電機、高度な衛生管理が求められる分野に最適なロボット「MOTOMAN−MH5BM」を発売
バイオメディカルなど高度な衛生管理が求められる分野に最適なロボット MOTOMAN−MH5BMを販売開始 −医薬、医療&飲料業界の自動化に貢献− 株式会社安川電機(代表取締役社長 小笠原 浩)は、創薬研究・医薬品製造・医療機器製造などバイオメディカル分野のほか飲料製造など高度な衛生管理が求められる分野に最適な6軸垂直多関節ロボットMOTOMAN−MH5BM(可搬質量5kg)を開発し、2016年11月1日(火)より販売を開始します。 これまで当社では自動化が難しく人手に頼らざるを得なかった創薬、医薬品業界における研究・開発の実験や、臨床検査業界における検体の前処理、病院内での抗がん薬調製といった分野でバイオ...
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アクロレインの可視化に成功 −生きた細胞で発生する毒性分子アクロレインと酸化ストレス疾患の関連性究明に大きな手がかり− ■要旨 理化学研究所(理研)田中生体機能合成化学研究室の田中克典准主任研究員、アンバラ・ラクマット・プラディプタ特別研究員、泰地美紗子特別研究員らの国際共同研究グループ(※)は、酸化ストレス[1]により、不飽和アルデヒド分子[2]の一種「アクロレイン[2]」が生きた細胞で発生する様子を、単純な組成のアルキルアジド化合物[3]をふりかけることで、簡便に可視化し、直接検出することに成功しました。 喫煙や有機物の燃焼時に発生するアクロレインは、生体内の分子と速や...
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九大、8−オキソグアニン(DNAの酸化体)の蓄積が神経突起の変性を引き起こすことを発見
8−オキソグアニン(DNAの酸化体)の蓄積が神経突起の変性を引き起こすことを発見 −アルツハイマー病などの神経変性メカニズムの一端が明らかに− <概要> 老化とともに発症頻度が急激に上昇するアルツハイマー病をはじめとする認知症における神経変性の原因の1つとして、酸化ストレスが注目されています。しかし、なぜ酸化ストレスが神経変性を引き起こすのか、その分子メカニズムは明らかにされていません。 九州大学生体防御医学研究所の中別府雄作主幹教授らの研究グループは、DNA塩基の主要な酸化体である8−オキソグアニン(8−oxoG)に注目し、そのDNAへの蓄積が神経細胞に及ぼす影響を詳細に解析しました。ヌク...
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大日本印刷、水使用量を約9割削減するペットボトル用無菌充填システムを開発
ペットボトル用の無菌充填システムで水使用量を約9割削減 滅菌後の洗浄工程を無くした新システムが初採用、ボトル軽量化による環境負荷も軽減 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、従来と比較して充填時の水使用量が大幅に削減できるペットボトル用無菌充填システムを開発し、国内の飲料メーカーで初めて採用されました。 DNPのペットボトル用無菌充填システムは、無菌状態を保ったチャンバー内で、試験管のような小さなプリフォームをふくらませながらペットボトルを成形し、高温・短時間で滅菌した内容物を急速に冷却して常温でボトルに詰めるシステムで、国内で...
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ポーラ化成、損傷したDNAを回復させ肌の酵素活性を保つ素材「ヒビス抽出エキス」を発見
美肌の大敵はDNAの損傷による酵素機能の低下 損傷したDNAを回復させ、肌の酵素活性を保つ素材を発見 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:三浦卓士)は、肌の中の酵素活性が美肌づくりに重要であることに着目し、“DNAが損傷を受けることにより引き起こされる酵素活性の低下”を抑制する素材、ヒビス抽出エキスを新たに見出しました。 これにより、肌全体の酵素活性が高く保たれ、美しくなめらかな肌の形成・維持に結びつくことが期待されます。 本研究成果は、ポーラ・オルビスグループのオルビス株式会社から今秋発売される化粧品に活用される予定です。 ■開発の背景 ポ...
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ライオンハイジーン、浴場施設の配管内を洗浄する循環式浴槽配管用洗浄剤を販売
〜循環浴槽の配管内のバイオフィルムを高度洗浄〜 循環式浴槽配管用洗浄剤『レオシャイン(TM)化学洗浄キット』販売開始 ライオンハイジーン株式会社(代表取締役社長・川添 衆)は、ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫、以下ライオン)の100%子会社として、クリーニング分野や業務厨房、客室等の衛生管理に対応した業務用洗浄剤及び関連品を販売しております。 この度、ライオンの独自技術である活性化触媒技術を活用し、浴場施設に設置されている循環浴槽の配管内を洗浄する、高い洗浄力と簡便性を両立した配管用洗浄剤『レオシャイン(TM)化学洗浄キット』を開発、2015年7月より販売を開始いたします。 ...
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名大とJST、次亜ヨウ素酸塩触媒を用い天然型ビタミンEの高効率不斉合成に成功
次亜ヨウ素酸塩触媒を用い天然型ビタミンEの高効率不斉合成に成功 〜光学活性クロマン系医薬品の開発・製造への応用に期待〜 名古屋大学 大学院工学研究科 化学・生物工学専攻の石原 一彰 教授、ウヤヌク・ムハメット 助教、林 裕樹(博士後期課程2年生)は、光学活性次亜ヨウ素酸塩触媒による不斉(注1)酸化的六員環化反応(注2)を開発し、天然型ビタミンE(α−トコフェロール類)に代表される生物活性を有するクロマン類の形式的不斉全合成(注3)を達成しました。 抗酸化作用を持つビタミンEに代表されるクロマン類の多くはキラル化合物であり、望む薬理活性が強い光学異性体を選択的に合成することが求め...
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アークレイ、糖尿病のHbA1cと血中グルコースを同時測定する分析装置を販売
HbA1cとグルコースを70秒で同時測定 〜糖尿病の必須検査項目に1台で対応〜 アークレイ株式会社は、グリコヘモグロビン/グルコース分析装置「アダムス ハイブリッド AH−8290」を3月10日(月)より販売します。糖尿病の必須検査項目であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)(※1)と血中グルコースを同時に70秒で測定し、糖尿病検査現場での検査業務の効率化に貢献します。 現在、日本で糖尿病が強く疑われる成人は約950万人(※2)と年々増加傾向にあり、検査による早期発見と迅速な治療が不可欠とされています。 糖尿病の検査項目のうち、過去1〜2ヵ月の平均血糖値を反映するマーカーであるHbA...
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基礎生物学研究所、酸化したペルオキシソームがオートファジーによって分解されることを解明
酸化したペルオキシソームはオートファジーによって選択的に分解される 植物のペルオキシソームは、「脂肪酸の分解」、「光呼吸」、「植物ホルモンの合成」といった植物の生育にとって非常に重要な代謝反応が行われる細胞内小器官の一つです。ペルオキシソーム内で行われる代謝は、過酸化水素が産生されるという特徴があり、ペルオキシソーム自体も徐々に酸化によるダメージを受けます。今回、基礎生物学研究所 高次細胞機構研究部門の柴田美智太郎 大学院生、及川和聡 研究員(現、新潟大学農学部)および西村幹夫 教授らの研究グループは、シロイヌナズナにおいて、ダメージを受けたペルオキシソームがオートファジ...
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理化学研究所、ストレスに対する防御応答のバランスを保つ機構の一端を解明
ストレスに対する防御応答のバランスを保つ機構の一端を解明 −タンパク質合成を調節する「Hfq」の分子機構が明らかに− <ポイント> ・「Hfq」と有害な過酸化水素を分解する「カタラーゼ」が複合体を形成することを発見 ・Hfqの働きを制御し、ストレス応答タンパク質の合成量を調節する新規機構を発見 ・不明だったHfqが関与するタンパク質制御機構解明へ重要な知見 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、生物が持つストレスに対する防御応答のバランスを保つ機構の一端を、大腸菌を用いた実験によって発見しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)利用技術開拓研究部門米...
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大成建設、環境に配慮した1,4−ジオキサンの生物浄化技術実証試験を開始
コストを大幅減、1,4−ジオキサンの生物浄化技術実証試験へ ーCO2排出量の低減も。環境に配慮した浄化技術ー 大成建設株式会社(社長:山内隆司)は、国立大学法人大阪大学及び学校法人北里研究所北里大学と共同で、1,4−ジオキサンで汚染された地下水の浄化技術の開発を進めています(注1)。本技術は、大阪大学が発見した1,4−ジオキサン分解菌を用いた浄化手法であり、従来技術と比較してコストやCO2排出量の大幅な低減が見込めます。 今回、本技術の実証試験を岩手・青森県境の産業廃棄物不法投棄現場において、9月から開始することが決定しました。今後は実証試験を進めることにより本技術を確立し、一日も...
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産総研、住友精化と共同で過酸化水素を用いたニトロキシドポリマーの製造法を開発
過酸化水素を用いたニトロキシドポリマーの新たな製造法 −低環境負荷で安全な製造法− 【ポイント】 ・新たな触媒を開発したことにより反応時間を大幅に短縮 ・酸素発生量を抑制して、安全で実用的なプロセスを確立 ・安価な機能性樹脂の安定的な供給につながることを期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)触媒化学融合研究センター【研究センター長 佐藤 一彦】革新的酸化チーム 今 喜裕 主任研究員、佐藤 一彦 研究センター長らは、住友精化株式会社【社長 上田 雄介】(以下「住友精化」という)と共同で、機能性樹脂として期待されるラジカル...
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産総研と昭和電工、高性能触媒による高効率で高純度なエポキシ樹脂原料の合成法を開発
電子機器の長期信頼性に貢献するエポキシ樹脂の製造技術 −過酸化水素を用いた酸化技術によるクリーンな合成法− ■ポイント■ ・高性能触媒により、高効率で高純度なエポキシ樹脂原料の合成法を開発 ・塩素を使わないため、半導体封止材用途に有利なエポキシ樹脂製造を実現 ・長期信頼性の高い半導体基板の開発に寄与 ■概要■ 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)環境化学技術研究部門【研究部門長 柳下 宏】精密有機反応制御第3グループ 今 喜裕 研究員、精密有機反応制御グループ 清水 政男 主任研究員、企画本部 佐藤 一彦 総括企画主幹らは、昭和電...
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帝人、富士クリーンが過酸化水素添加多段式オゾン処理技術「HiPOx」を採用
帝人グループの水処理ビジネスが前進! 「HiPOx(R)」が国内で初めて採用されました 帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:大八木 成男)が水処理ビジネスの一環として展開している過酸化水素添加多段式オゾン処理技術「HiPOx」(*)が、このたび、1,4−ジオキサン処理用として、四国・中国地方を中心に産業廃棄物処理事業を展開する株式会社富士クリーン(本社:香川県綾歌郡、社長:馬場 一雄)に採用されました。日本国内では初めての採用となります。 水溶性の有機溶媒である1,4−ジオキサンは、多くの有機物質を溶解可能という特性から幅広い用途に使用されていますが、その一方で、「国...
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栗田工業、半導体レジスト剥離工程におけるアッシングレス処理の実証に成功
半導体レジスト剥離工程におけるアッシングレス処理の実証に成功 〜電解硫酸製造装置「グリーンサルファシッドKDR」の適用拡大〜 栗田工業株式会社(本社:東京都新宿区 社長:齊藤 浩)は、半導体製造プロセスにおけるレジスト(*)剥離工程において、電解硫酸製造装置「グリーンサルファシッドKDR」を適用することで、アッシングレスで処理する場合でも安定したレジスト剥離の効果を出せることを実証しました。 従来のレジスト剥離技術では、硫酸と過酸化水素水の混合溶液を使うSPM 法が広く用いられていますが、溶液を長期間使用するとレジスト剥離能力が徐々に低下することから、前処理としてアッシン...