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生理活性
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水中・室温・無触媒で起こるアミド化反応 −ペプチドの合成や選択的修飾に新しい手法を提供− ■要旨 理化学研究所(理研)田中生体機能合成化学研究室の田中克典准主任研究員、ケンワード・ヴォン特別研究員らの共同研究チーム(※)は、プロパルギルオキシ基[1]を持つ電気的中性のエステル(プロパギルエステル[1])と疎水性の1級アミン(RNH2)[2]を混ぜ合わせると、水中または有機溶媒中で、触媒を用いずに室温で「アミド結合(−NHCO−)」が形成されることを発見しました。 ペプチドやタンパク質を構成するアミノ酸をつないでいるアミド結合は、薬剤や高分子などのさまざまな有機分子に欠かせない基本的な...
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急性肺障害の悪化因子を発見 1.発表者 小林 幸司(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 当時 博士課程4年) 堀上 大貴(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 博士課程1年) 大森 啓介(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 博士課程2年) 中村 達朗(東京大学大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻 特任助教) 山崎 愛里沙(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 修士課程2年) 前田 真吾(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 特任助教) 村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 ...
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舌下免疫療法の仕組みを解明 −口腔(こうくう)樹状細胞の関与を発見、アレルギー治療への応用に期待− 【概要】 日本学術振興会特別研究員(PD)の田中志典(たなか ゆきのり)博士と東北大学大学院歯学研究科口腔分子制御学分野の菅原俊二(すがわら しゅんじ)教授らのグループは、花粉症などアレルギー疾患の根本的な治療法として注目されている舌下免疫療法の仕組みを明らかにしました。 舌下免疫療法は舌の下の粘膜からアレルギーの原因物質(抗原)を吸収させ症状の改善を図るアレルギー治療法ですが、その詳しい仕組みは分かっていませんでした。本研究では、口の中の粘膜に存在する抗原提示細胞の一種である樹...
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コケにおける化学物質を利用した防御システムを発見 −植物のストレス応答進化の解明につながる成果− 1.発表者: 岡田憲典(東京大学生物生産工学研究センター 准教授) 川出 洋(東京農工大学大学院農学研究院 准教授) 宮本皓司(帝京大学理工学部 研究員) 宮崎 翔(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任研究員) 貝沼遼介(東京農工大学大学院農学府 大学院生) 木村穂乃香(東京農工大学大学院農学府 大学院生) 藤原 薫(東京大学生物生産工学研究センター 大学院生) 夏目雅裕(東京農工大学大学院農学研究院 教授) 野尻秀昭(東京大学生物生産工学研究センター 教授) 中嶋正敏(...
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植物の受精効率を高める糖鎖「アモール」を発見 〜化学合成に成功〜 ■ポイント ○花粉管に受精能を与える雌しべ由来の糖鎖を初めて同定し、アモールと名付けた。 ○アモールの特定の糖鎖構造が植物細胞間の情報伝達を担うことを初めて示した。 ○化学合成したアモール末端の特異的な2糖構造が、活性を示すことを発見した。 科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業において、ERATO東山ライブホロニクスプロジェクトの東山 哲也 研究総括(名古屋大学 WPI トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授)と水上(郡司) 茜 補佐員(現・愛知学院大学 助教)らの研究グループは、植物の受精率を高める糖鎖...
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理研・オーガンテクノロジーズなど、マウスiPS細胞から皮膚器官系の再生に成功
マウスiPS細胞から皮膚器官系の再生に成功 −難治性皮膚、脱毛疾患への応用に期待− <要旨> 理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チームの辻孝チームリーダー(東京理科大学客員教授、北里大学医学部客員教授、東京歯科大学客員教授)、株式会社オーガンテクノロジーズの杉村泰宏社長、北里大学医学部の武田啓主任教授、佐藤明男特任教授、東北大学大学院歯学研究科の江草宏教授らの共同研究グループ(※)は、マウスiPS細胞(人工多能性幹細胞)[1]から、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ「皮膚器官系」を再生する技術を開発しました。 皮膚は生体を防御するほか、汗の排せつなどの機...
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不安定な共役イミンが起こす多様な環化反応を発見 −光学活性物質合成や生体内機能発現機構の解明に大きな手がかり− <要旨> 理化学研究所(理研)田中生体機能合成化学研究室の田中克典准主任研究員、アンバラ・ラクマット・プラディプタ特別研究員の研究チームは、不安定であり、その特性がほとんど知られていなかった「N−アルキル共役イミン[1]」が、環境や置換基の存在により6員環化合物や8員環化合物に自在に構造を変化させていることを発見しました。 N−アルキル共役イミンは窒素原子にアルキル基を持つ共役イミン[1]です。生体内に存在する共役アルデヒド(レチナール[2]や脂質代謝物など)と一級...
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三菱レイヨン、米バイオテクノロジー企業と化学品製造技術開発で提携
化学品製造技術の開発に関するArzeda社との提携について 三菱レイヨン株式会社(本社:東京都千代田区、社長:越智 仁、以下「当社」)は、米国ワシントン州のバイオテクノロジー企業であるArzeda Corporation(以下「Arzeda社」)と化学品製造技術に関する共同開発契約を締結しましたので、お知らせします。 Arzeda社は、2008年に設立されたベンチャー企業で、ワシントン大学のデイビッド・ベイカー教授の開発した計算化学と合成生物学を用いて高性能かつ低コストな酵素や化学品製造プロセスを開発する技術を保有しています。多くの化学企業などと提携して各種ポリマーや機能性化学品あるいは生理活性物質の開発などを行って...
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関節リウマチの進行を抑えるシグナルの発見 <発表者> 壷阪 義記(東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 博士課程4年;当時) 中村 達朗(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 特任助教) 村田 幸久(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻 准教授) <発表のポイント> ◆関節リウマチを発症させたマウスを用いて、関節における炎症を抑えて病気の進行を抑える受容体を発見しました。 ◆この受容体を刺激すると関節の炎症を慢性化させるマクロファージの活性を抑えることが分かりました。 ◆関節リウマチは患者が多く、私達にとって非常に身近な病気でありなが...
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東大、海綿動物からがん細胞の増殖を抑える物質を作る酵素の遺伝子を解明
カイメンを気づかう共生バクテリア ―チョコガタイシカイメンの毒性物質はバクテリアが生産していた― 1.発表者: 脇本敏幸(東京大学大学院薬学系研究科 准教授) 江上蓉子(東京大学大学院薬学系研究科 特任研究員) 阿部郁朗(東京大学大学院薬学系研究科 教授) 2.発表のポイント: ◆相模湾に生息する海綿動物から、がん細胞の増殖を抑える物質(細胞毒性物質)を作る酵素の遺伝子を明らかにしました。 ◆この遺伝子が海綿動物に共生する微生物に由来することを突き止め、その巧妙な生産機構を明らかにしました。 ◆複雑な構造を有する天然医薬品資源を生産する新たな微生物群の有効利用が期待できま...
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東大、細胞の開口分泌現象を高精細に可視化する蛍光試薬の開発に成功
細胞の開口分泌現象を高精細に可視化する蛍光試薬の開発に成功 〜アレルギー治療薬の開発に応用可能か〜 1.発表者: 浅沼 大祐(東京大学大学院医学系研究科 脳神経医学専攻 神経生物学分野 助教) 廣瀬 謙造(東京大学大学院医学系研究科 脳神経医学専攻 神経生物学分野 教授) 2.発表のポイント: ・新たな蛍光試薬を開発し、蛍光顕微鏡の観察下で細胞の物質分泌に関わる開口分泌現象を高精細に可視化することに成功した。 ・アレルギー性疾患においては開口分泌現象が過度に生じ、過剰な炎症物質の放出を引き起こす原因となる。疾患の仕組みの解明や治療薬の開発などで蛍光試薬は非常に実用性の高い研...
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ヤクルト、乳酸菌やビフィズス菌の代謝物が腸管上皮細胞の増殖に影響することを解明
乳酸菌やビフィズス菌の代謝物が腸管上皮細胞の増殖に影響 〜フランス パスツール研究所とヤクルト中央研究所の共同研究で解明〜 株式会社ヤクルト本社(社長 根岸 孝成)では、フランス パスツール研究所との共同研究の成果として、乳酸菌やビフィズス菌の代謝物が腸管上皮細胞の増殖に影響を及ぼしていることを明らかにしました。本研究結果は、米国で出版されているオンライン版の学術誌「PLOS ONE」(プロスワン)で4月30日に公開されました。 なお、本内容はヤクルト本社、パスツール研究所、ダノン・リサーチで継続している共同研究の成果です。 記 1.背景 ヒトの腸管内には多種多様な微生物...
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シード・プランニング、世界のタンパク質医薬品開発の最新動向と市場展望を発表
世界のタンパク質医薬品開発の最新動向と市場展望 [現状] ●2011年のタンパク医薬品市場は528億ドル。2010年比3.7%の成長。 ●金額シェアでは「ホルモン」「インターフェロン」「融合タンパク」で60%を占める。 [市場展望] ●2020年の市場は約820億ドル。毎年4〜5%成長し、2011年比1.5倍。 ●「低分子抗体」「融合タンパク」の増加が市場をけん引する。 市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、世界のタンパク質医薬品開発と市場に関する調査を実施し、このほど、その結果をま...
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パテント・リザルト、「医薬品業界 特許資産の規模ランキング」を発表
【医薬品】特許資産規模ランキング、トップ3はPHIZER、MERCK、ROCHE 〜武田薬品が躍進 弊社はこのほど、独自に分類した「医薬品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「医薬品業界 特許資産の規模ランキング」をまとめました。2011年4月1日から2012年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。 その結果、1位 PHIZER、2位 ME...
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理研ビタミン、クロセチンが紫外線により誘発される肌炎症を抑制することを確認
クロセチンが紫外線により誘発される肌炎症を抑制することを確認 〜第30回 日本美容皮膚科学会総会・学術大会(2012年8月18日〜19日 愛知県名古屋市)で発表〜 理研ビタミン株式会社は、クチナシの果実から抽出したクロセチン(※1)が、紫外線により誘発される肌炎症(紅斑(※2))を抑制することを、ヒトを対象とした試験において確認しました。クロセチンの摂取によって、紫外線から肌を保護する効果が期待されます。 本研究成果は、8月18日〜19日に愛知県名古屋市(会場:ウェスティンナゴヤキャッスル)にて開催された日本美容皮膚科学会総会・学術大会にて発表しました。 理研ビタミン株式...
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サッポロと産総研、乳酸菌にストレス性睡眠障害改善効果があることなど発見
乳酸菌にストレス性睡眠障害改善効果を発見 サッポロビール(株)と(独)産業技術総合研究所(バイオメディカル研究部門 生物時計研究グループ 大石 勝隆 研究グループ長)は、マウスを使った共同研究から、乳酸菌にストレス性の睡眠障害(注1)を改善する効果があることを世界で初めて発見しました。 共同研究では、サッポロビールが保有する「SBL88乳酸菌」(注2)を0.5%混和した餌をマウスに4週間摂取させた後、睡眠障害を誘発するストレス負荷を2週間続け、回転輪でのマウスの活動量を測定しました。 その結果、ストレスにより睡眠障害を引き起こしたマウスは、睡眠時間帯(昼)に寝つきが悪く...
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塩野義製薬、プロスタグランジンD2受容体拮抗薬「S−555739」の臨床試験結果を発表
プロスタグランジンD2受容体拮抗薬「S−555739」の結果について(速報) 塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木 功、以下「塩野義製薬」または「当社」)は、当社が創製したプロスタグランジンD2(PGD2)受容体拮抗薬「S−555739」(開発コード)について、今回、国内で実施したアレルギー性鼻炎に対する後期第2相臨床試験結果(速報)につきお知らせいたします。 本試験において、本薬と抗ヒスタミン薬との併用により、アレルギー性鼻炎における主要評価項目である3つの鼻症状のベースラインからの変化量に関して、有意に抗ヒスタミン薬に優る効果を示すことが再確...
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NEDO、医薬品候補探索を効率化する「IT創薬」の基盤技術を開発・実証
「IT創薬」実用化へ ―従来に比べ100倍以上の効果― NEDOの創薬加速支援事業の一環として、医薬品候補化合物をコンピューターシミュレーションにより探索する「IT創薬」の研究開発を進めていた大阪大学蛋白質研究所の中村春木教授らの研究グループが、基盤技術の開発・実証に成功しました。 今回開発したシミュレーション技術を用いて鎮痛・鎮静薬の候補化合物を探索したところ、従来のコンピューター手法で得られる化合物に比べて100倍以上高い効果を示す化合物を取得することができました。 今回の成果は、様々な医薬品候補化合物の探索においても有効であり、「IT創薬」が実用段階に入ったことを示...
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理化学研究所、植物の生命活動に必須なポリアミンの輸送体「RMV1タンパク質」を発見
植物の生命活動に必須なポリアミンの輸送体を発見 −謎だったポリアミン輸送体は「RMV1タンパク質」と判明− 本研究成果のポイント ○理研BRCが保有するシロイヌナズナ野生系統と交雑種を用いて7カ月で遺伝子を同定 ○細胞膜に局在するRMV1タンパク質の増加で、ポリアミンの取り込みが増加 ○ポリアミン濃度の調節が、ストレス耐性の付与や作物の増産につながると期待 理化学研究所(野依良治理事長)は、モデル植物のシロイヌナズナを用いて、生命活動に必須な生理活性物質ポリアミン(※1)の輸送体がRMV1タンパク質であることを発見しました。これは理研植物科学研究センター(篠崎一雄センター...
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小野薬品と東大、脂質の網羅的解析による創薬標的の探索に関する共同研究契約を締結
東京大学と脂質の網羅的解析による創薬標的の探索に関する共同研究契約を締結 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁 以下、当社)と国立大学法人 東京大学(東京都文京区、総長:濱田純一)は、脂質の網羅的解析(リピドミクス)による新規創薬標的の探索に関する共同研究契約を締結しましたので、お知らせいたします。 当社と東京大学は、株式会社島津製作所(本社:京都市中京区)と三者で、今年4月1日より東京大学大学院医学系研究科内に社会連携講座「リピドミクス講座」(研究統括:北 芳博 特任准教授)を設置しております。同講座は、ゲノム・プロテオームに続く次の研究...
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カネカ、還元型コエンザイムQ10に歯周病に対する口腔内環境を改善する効果を確認
歯周病に対する還元型コエンザイムQ10の口腔内環境改善について ―日本大学との共同研究で効果を確認― 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、日本大学歯学部歯周病学講座の菅野直之准教授と共同で、還元型コエンザイムQ10(*1)(以下、還元型CoQ10)に歯周病(*2)に対する口腔内環境を改善する効果があることを、ダブルブラインド法(*3)によるヒト臨床研究にて確認しました。この結果は、本年6月4−5日に広島市にて開催された「日本ビタミン学会第63回大会」において発表されました。 (*1)CoQ10には酸化型と還元型がありますが、体内では大部分が還元型として存在...
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カネカ、還元型コエンザイムQ10の2型糖尿病に対する改善効果を千葉大学との共同研究で確認
2型糖尿病に対する還元型コエンザイムQ10の改善効果について ― 千葉大学との共同研究で効果を確認 ― 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、千葉大学大学院医学研究院細胞治療内科学の横手幸太郎教授及び、同大学医学部附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科の竹本稔助教と共同で、還元型コエンザイムQ10(*)(以下、還元型CoQ10)に2型糖尿病に対して改善効果があることを確認しました。この結果は、本年5月19日―21日に札幌市にて開催された「第54回日本糖尿病学会年次学術集会」において発表されました。 今回の試験は、経口糖尿薬内服中の2型糖尿病患者9名(男性3名、女性6...
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理化学研究所、Bリンパ球の免疫応答の様子をリアルタイムで可視化することに成功
Bリンパ球の免疫応答の様子をリアルタイムで可視化 −転写因子「Bcl6」を追跡、細胞分化の場所と細胞移動経路を特定− ◇ポイント◇ ・抗体を長期産生するための免疫反応場の形成を、最新のライブイメージング技術で観察 ・濾胞ヘルパーT細胞でのBcl6の発現低下が、免疫記憶形成に関わる可能性を提唱 ・良質抗体の安定した長期産生を促すワクチン設計への応用に期待 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、免疫機能を持つBリンパ球(※1)が、抗体を長期に産生するのに必須の免疫応答(胚中心反応(※2))を行うための細胞分化が起きる場所を特定し、この細胞分化の後、胚中心へと移動するB...
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光による概日時計の時刻合わせと目覚ましの仕組みを解明 発表者 羽鳥 恵(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 元大学院生 米国ソーク研究所 生体調節研究部門 研究員) 廣田 毅(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 元特任助教 米国カリフォルニア大学 サンディエゴ校 生物科学部門 研究員) 深田 吉孝(東京大学大学院理学系研究科 生物化学専攻 教授) 概要 東京大学の羽鳥恵、廣田毅、および深田吉孝教授らは、光による概日時計の時刻合わせにSREBPという転写因子が関与することを解明しました。 さらに、光で活性化したSREBPは松果体におけるステロイドホルモン...
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協同乳業、理化学研究所などとの共同研究で腸内ポリアミン濃度を高める技術を開発
協同乳業、理化学研究所、京都工芸繊維大学との共同研究で 腸内ポリアミン濃度を高める技術開発を発表 2011年1月27日〜28日の第2回ポリアミン学会で発表 メイトーブランドの協同乳業株式会社(本社:東京・中央区/社長:山崎直昭)は、(独)理化学研究所・辨野特別研究室、京都工芸繊維大学大学院・微生物工学研究室と共同で、(独)農業・食品産業技術総合研究機構・生物系特定産業技術研究支援センター「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の平成21年度採択課題「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」に関する研究を進めています。一連の研究で、腸内ポリアミン濃度を最...
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カネカ、インフルエンザウイルス感染に対する還元型コエンザイムQ10の予防効果を確認
インフルエンザウイルス感染に対する還元型コエンザイムQ10の予防効果について ―富山大学との共同研究で予防効果を確認― 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、富山大学大学院医学薬学研究部林利光教授(生薬学研究室)と共同で、還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)がA型インフルエンザウイルス感染に対して、強い予防効果があることを動物実験にて確認しました。実験の方法は、予め還元型CoQ10を経口投与したマウス(*)に弱毒性のA型インフルエンザウイルス(H1N1亜型)を鼻から感染させ、効果の指標として気道及び肺の「ウイルス量」や「ウイルスに対する抗体の産生量...