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富士経済、ティッシュエンジニアリング関連の国内市場の調査結果を発表

2016-10-29

ティッシュエンジニアリング関連
iPS細胞再生医療製品、細胞培養機器・器材などの国内市場を調査

2030年のティッシュエンジニアリング関連市場は1,421億円
その内、再生医療等製品市場は2015年比59.4倍の475億円
・・・2016年に細胞性医薬品、心筋シート、以降も新たな製品が市場に投入され成長をけん引


 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 清口 正夫 03−3664−5811)は、iPS細胞などの活用によって創薬研究や再生医療が本格化し、拡大が期待されるティッシュエンジニアリング関連の国内市場を調査した。その結果を報告書「ティッシュエンジニアリング関連市場の最新動向と将来性 2016」にまとめた。

 この報告書では、再生医療等製品、細胞、セルカルチャーウェア/試薬、細胞培養施設/サービス、細胞培養/イメージング機器、人工生体材料用補填材の6カテゴリー40品目の市場を調査し、現状と将来性を分析した。

<調査結果の概要>
ティッシュエンジニアリング関連の国内市場

 ※表資料は添付の関連資料を参照

 2015年のティッシュエンジニアリング関連市場は、大学・研究機関では研究予算の削減から一部で需要の縮小もみられたが、民間企業では細胞関連の研究が活発に行われており、前年からほぼ横ばいの714億円となった。

 カテゴリー別では、再生医療等製品市場は、2014年11月に再生医療に関連した法律が施行され、従来よりも短い期間で再生医療等製品の市場投入が可能となったこともあり、2016年に細胞性医薬品、心筋シートの2市場が新たに立ち上がった。その他には、毛髪が2017年頃、食道上皮再生シートが2018年頃、培養角膜/網膜色素上皮が2019年頃に市場の立ち上がりが期待されており、ティッシュエンジニアリング関連市場の成長をけん引するとみられる。細胞市場とセルカルチャーウェア/試薬市場は、iPS細胞関連の研究が盛んなため、拡大基調を維持している。なお近年は、生体内により近い培養環境が可能となる三次元細胞培養器材が民間企業を中心に需要を拡大させており、セルカルチャーウェア/試薬市場の成長を下支えしている。細胞培養施設/サービス市場は、2014年11月施行の再生医療に関連した法律により多くの企業が細胞培養受託事業を開始し、2015年から新たに細胞培養受託市場が形成されている。単価の高い製品が多い細胞培養/イメージング機器市場は、大学・研究機関の研究予算削減が影響し、2年連続の縮小となった。ただし、予算の削減から更新時期が先延ばしとなっただけで、2016年以降は更新需要により回復に向かうと期待される。

 2030年のティッシュエンジニアリング関連の市場は、1,421億円と予測したが、細胞治療の普及や創薬・スクリーニング用途での細胞利用の増加が進むと、2,200億円以上にまで拡大する可能性を秘めている。

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照



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