Pickup keyword
東京女子医科大学
-
理研と阪大、非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与を解明
非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与が明らかに −HLA imputation法によりHLA−DOA遺伝子の発症リスクを同定− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター自己免疫疾患研究チームの山本一彦チームリーダー、統計解析研究チームの岡田随象客員研究員(大阪大学大学院医学系研究科教授)らの国際共同研究グループ(※)は、非古典的HLA遺伝子[1]の一つである「HLA−DOA」が、関節の炎症と破壊をもたらす自己免疫疾患[2]の関節リウマチの発症に関わることを明らかにしました。 関節リウマチの発症には個人の遺伝的背景が関与し、大規模ゲノム解析を通じてこれまでに多数の疾患感受性遺伝子[3]が報告さ...
-
理研・国立がん研・東大など、肝臓がん300例の全ゲノムを解読
肝臓がん300例の全ゲノムを解読 −ゲノム構造異常や非コード領域の変異を多数同定− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センターゲノムシーケンス解析研究チームの中川英刀チームリーダー、藤本明洋副チームリーダー、国立がん研究センター がんゲノミクス研究分野 柴田龍弘分野長、十時泰ユニット長、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターの宮野悟教授、広島大学大学院医歯薬保健学研究院の茶山一彰教授らの共同研究グループ(※)は、日本人300例の肝臓がんの全ゲノムシーケンス解析[1]を実施し、それらのゲノム情報を全て解読しました。この研究は、国際がんゲノムコンソーシアム(ICG...
-
ヤンセンファーマ、注意欠陥/多動性障害治療薬「コンサータ錠36mg」を発売
注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「コンサータ(R)錠」36mg 発売のお知らせ ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン、以下ヤンセン)は、5月20日より、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「コンサータ(R)錠」(一般名:メチルフェニデート塩酸塩)36mg剤型の発売を開始しました。本剤は本年1月17日に製造販売承認を取得しております。 コンサータ(R)錠18mg・27mgは、2007年10月に日本で初めて「小児期における注意欠陥/多動性障害(AD/HD)」を適応とする製造販売承認を取得しました。2011年8月に18歳未満で本剤により薬物治療を開始した...
-
言語の文法処理を支える3つの神経回路を発見 [ポイント] >脳腫瘍の部位により異なる言語障害が生じることを発見した。 >左右の大脳と小脳を含む広範な神経回路が、言語の文法を支えていることを明らかにした。 >言語の核心的な神経回路を解明したことで、言語障害の治療とリハビリに役立つ可能性。 JST課題達成型基礎研究の一環として、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授らは、言語の文法処理を支える3つの神経回路を初めて発見し、言語障害の1つである文法障害(注1)に伴う脳活動の変化を解明しました。 従来は人間の言語を支える脳の仕組みは、左脳の言語中枢しか知られておらず、言語障害が生ずる...
-
ノバルティス、慢性閉塞性肺疾患治療薬「シーブリ吸入用カプセル50μg」製造販売承認を取得
慢性閉塞性肺疾患治療薬 「シーブリ(R)吸入用カプセル50μg」製造販売承認を取得 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷 宏幸)は、本日、慢性閉塞性肺疾患(以下 COPD)治療薬「シーブリ(R)吸入用カプセル50μg」(一般名:グリコピロニウム臭化物、以下「シーブリ」)の製造販売承認を世界に先駆けて日本で取得しました。 「シーブリ」は、初回投与から速やかにCOPD患者さんの呼吸機能を改善し、1日1回の吸入で24時間効果が持続する、長時間作用性抗コリン薬(long acting muscarinic antagonist、以下LAMA)で、専用の吸入器「ブリー...
-
理化学研究所、てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見
てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見 − 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発につながる新たな知見 − ◇ポイント◇ 精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したマウスを解析 自閉症に似た社会性の低下や記憶学習の障害を発見 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発に寄与 理化学研究所(野依良治理事長)は、精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したモデルマウスが、自閉症に似た社会性の低下と記憶学習の障害を示すことを発見しました。今後、このモデルマウスを詳細に解析することで、てんかんだけでなく、自閉症の発症...
-
エーザイなど、関節リウマチ患者のためのヒュミラ治療継続サポートプログラムを開始
アボット ジャパン株式会社、エーザイ株式会社 関節リウマチ患者様のためのヒュミラ(R)治療継続サポートプログラム開始 アボット ジャパン株式会社(本社:東京都、社長:ゲリー・エム・ワイナー)とエーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、関節リウマチ患者様のためのヒュミラ(R)治療継続サポートプログラム「myHUMIRA(マイヒュミラ)」を5月8日より開始しました。 「myHUMIRA」は、ヒュミラ(R)で治療を受けている関節リウマチ患者様を対象とした無料の会員登録制プログラムで、患者様に疾患や治療、日常生活に関する情報などをパソコンや携帯電話を通じて提供すること...
-
理化学研究所、日本人の関節リウマチ発症に関わる9つの新規遺伝子領域を発見
関節リウマチ発症に関わる9つの新規遺伝子領域を発見 −日本人関節リウマチ発症の関連遺伝因子をほぼ同定− ◇ポイント◇ ・日本人47,926人を対象とした、これまでで最大規模の解析 ・日本人での発症に関与する23遺伝子領域のうち、15領域が欧米人と共通 ・日本人にふさわしい治療法の開発や、薬剤応答性の予測法の確立へ 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、日本人の関節リウマチに関するゲノムワイド関連解析(GWAS: genome−wide association study)(※1)の大規模なメタ解析(※2)を行い、疾患発症に関わる9つの新たな遺伝子領域を発見しました...
-
セルシード、「細胞シートを利用した癌組織モデル作製技術」に関する特許を取得
細胞シートを利用した癌組織モデル作製技術に関する 日本特許成立のお知らせ 今般、細胞シート工学の応用展開の1つである「細胞シートを利用した癌組織モデル作製技術」に関する下記特許が日本で成立しましたので、お知らせいたします。 特許番号 :特許第4781999号 発明の名称:癌細胞移植動物の製造方法 登録国:日本 当社は、東京女子医科大学の岡野光夫教授(当社取締役)が考案した「細胞シート工学」を駆使して様々な組織及び臓器を再生する「細胞シート再生医療」の事業化・世界普及に取り組んでおります。 さて、本特許は再生医療ではなく、医薬品のスクリーニングなどに用いる評価実験用動...
-
ノボノルディスク、次世代超持効型溶解「インスリンアナログ インスリン デグルデク」などの第2相試験結果を発表
次世代の超持効型溶解インスリンアナログ インスリン デグルデクに関する新しいデータについて −国内および海外の第2相試験の結果を第54回日本糖尿病学会で発表− ノボ ノルディスクが開発中の、次世代の超持効型溶解インスリンアナログ インスリン デグルデク(IDeg)およびIDegと超速効型インスリンアナログ インスリン アスパルト(IAsp)との配合製剤であるインスリン デグルデク/インスリン アスパルト(IDegAsp)の国内・海外の第2相臨床試験の結果および両剤の作用動態が、第54回日本糖尿病学会年次学術集会(2011年5月19日−21日、於:札幌)で発表されました。 ...