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ハーバード大学
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理研、世界最小の人工バネでタンパク質の動きを捉えることを解明
世界最小の人工バネでタンパク質の動きを捉える −聴覚を支える分子はどのように力に応答するか− <要旨> 理化学研究所(理研)生命システム研究センター細胞動態計測研究グループの岩城光宏上級研究員らの国際共同研究グループ(※)は、DNAナノテクノロジーを用いて世界最小のコイル状人工バネ「ナノスプリング」を作製し、聴覚に関わるメカノセンサータンパク質[1]ミオシンVI[2]の動きを捉え、アクチンフィラメント[3]と強固に結合するメカニズムを分子レベルで明らかにしました。 細胞内に数多く存在するメカノセンサータンパク質は、物理的な力による機能制御を受け、細胞増殖、分化、形態形成や細胞死な...
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理研と阪大、非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与を解明
非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与が明らかに −HLA imputation法によりHLA−DOA遺伝子の発症リスクを同定− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター自己免疫疾患研究チームの山本一彦チームリーダー、統計解析研究チームの岡田随象客員研究員(大阪大学大学院医学系研究科教授)らの国際共同研究グループ(※)は、非古典的HLA遺伝子[1]の一つである「HLA−DOA」が、関節の炎症と破壊をもたらす自己免疫疾患[2]の関節リウマチの発症に関わることを明らかにしました。 関節リウマチの発症には個人の遺伝的背景が関与し、大規模ゲノム解析を通じてこれまでに多数の疾患感受性遺伝子[3]が報告さ...
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大和ハウス、米国での賃貸住宅事業「クーパーストリート・プロジェクト」概要を発表
■リンカーン社との米国不動産開発共同プロジェクト第四弾 アメリカ マサチューセッツ州ボストン近郊における 賃貸住宅事業「クーパーストリート・プロジェクト」概要決定 大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大野直竹)は、アメリカ合衆国(以下、米国)マサチューセッツ州ボストン近郊のウォルサム市において、2016年1月28日に用地を取得し、賃貸住宅事業「クーパーストリート・プロジェクト」を開始しましたが、このたび概要が決定しましたのでお知らせします。 同事業は、現地法人のDaiwa House Texas Inc.(ダイワハウス テキサス)を通じて行うもので、「バークレープロジェクト」、「ウォーター...
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身長や認知機能の個人差を生じる新しいメカニズムを発見 −ヒトゲノムにおけるホモ接合度が影響− <要旨> 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター統計解析研究チームの岡田随象客員研究員(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 疾患多様性遺伝子学分野 テニュアトラック講師)らの共同研究チームが参加する国際共同研究プロジェクト「ROHgenコンソーシアム[1]」は、ヒトゲノム配列におけるホモ接合度の程度が、身長や呼吸機能、学業達成度、認知機能の個人差に影響を与えることを明らかにしました。 ヒトゲノム配列において共通したゲノム配列を父親・母親の双方から受け継いでいる状態をホモ接合と...
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産総研、環境計測に適した超高速・高精度なガス検出・同定法を開発
環境計測に適した超高速・高精度なガス検出・同定法を開発 −複数のガスがリアルタイムで分析可能に− <ポイント> ・光のものさし「光コム」を2台用いた分光装置により、高速・高精度にガスを検出・同定 ・最も広い波長域でガスによる光吸収が測定可能で、複数のガスが共存する環境に適応 ・環境ガスの分析、内燃機関の評価、呼気分析など幅広い応用に期待 <概要> 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)物理計測標準研究部門【研究部門長 中村 安宏】周波数計測研究グループ 大久保 章 研究員、稲場 肇 研究グループ長は、環境計測に適した高速で高精度の...
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理化学研究所、細胞内分子間の情報伝達効率の理論的上限をめぐる論争に終止符
細胞内分子間の情報伝達効率の理論的上限をめぐる論争に終止符 −細胞がいかに「感じ」、「考える」かのより深い理解へ− <ポイント> ・スパコンと世界最高性能の計算手法を組み合わせ、生物物理の基礎問題に決着 ・最新理論の誤りを指摘し、古典的理論を発展させた新規理論を提案 ・iPS細胞やSTAP細胞の分化や免疫細胞の働きのより詳細な理解に役立つ <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、スーパーコンピュータによる大規模シミュレーションにより、細胞内分子間の情報伝達効率の上限を定義する基本理論をめぐる論争に終止符を打ちました。これは、理研生命システム研究センター(柳田敏雄センター長)...
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第一三共、抗凝固剤「エドキサバン」に関する第3相臨床試験結果を発表
抗凝固剤「エドキサバン」に関する第3相臨床試験(ENGAGE AF−TIMI 48 試験)結果について 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、当社が創製した抗凝固剤(経口FXa阻害剤)エドキサバン(一般名:エドキサバントシル酸塩水和物)の非弁膜症性心房細動に伴う脳卒中および全身性塞栓症の発症抑制に関する第3相臨床試験(ENGAGE AF−TIMI 48試験)の結果が、米国・ダラスで開催中の米国心臓協会学術集会2013において発表され、また、New England Journal of Medicineにおいてオンライン掲載されましたので、その概要をお知らせします。 本試験においてエドキサバンは、1日1回60mgおよび30mg経口...
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東北大など、強度と導電性を兼ね備えた生体適合性材料の作製に成功
強度と導電性を兼ね備えた生体適合性材料の作製に成功 −効率的に収縮弛緩する筋繊維の培養が可能となり、再生医療の進展に道− 【研究概要】 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)のラモン・アスコン助教、アハディアン助手、カデムホッセイニ主任研究者、末永主任研究者らのグループは、東北大学大学院工学研究科、大学院環境科学研究科、物質・材料研究機構、ハーバード大学などと共同で、生体組織工学に必要不可欠な生体適合性材料の強度と導電性の大幅な改良に成功しました。親水性ゲルとカーボンナノチューブのハイブリッド材料を使用し、カーボンナノチューブを一方向に並べることで実現しました(図1)。...
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スキルアップジャパンなど、子供向け「知えほん〜8つの知性を伸ばす絵本〜」のAndroid版を提供
スキルアップジャパンとプライム・ラボが、 子供向けAndroidアプリケーション 「知えほん〜8つの知性を伸ばす絵本〜」を共同開発 スキルアップジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、以下 SUJ)は、株式会社プライム・ラボ(本社:東京都渋谷区、以下プライム・ラボ)と、子供向けAndroidアプリケーション「知えほん〜8つの知性を伸ばす絵本〜」の共同開発を実施しました。 ( https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.skillupjapan.primebook ) 昨年からiPhoneアプリとしてご好評をいただいております「知えほん〜8つの知性を伸ばす絵本〜」のAndroidバージョンが遂に登場しました。 「知えほん」とは、ハーバード大学のハワード・...
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東大、米コーセラと大規模公開オンライン講座配信に関する協定を締結
東京大学とコーセラ(米国)が大規模公開オンライン講座(MOOC)配信に関する協定を締結 このたび東京大学(総長 濱田純一、以下「東大」)は、コーセラ社(Coursera, 米国カリフォルニア州マウンテンビュー, CEO Andrew Ng, Daphne Koller、以下「コーセラ」)との間で大規模公開オンライン講座(MOOC)配信に関する協定を締結しました。 大規模公開オンライン講座(MOOC:Massive Open Online Course)は、オンラインで誰でも無償で利用できるコースを公開し、修了者に履修証を発行するサービスであり、ハーバード大学、スタンフォード大学、プリンストン大学など世界トップクラスの大学が相次いで参入し、急速に普及しています...
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京大など、ヒトiPS細胞を分化誘導させて腎臓の一部構造再現に成功
ヒトiPS細胞を用いて腎臓の一部構造を再現 前伸一 氏(iPS細胞研究所(CiRA)・日本学術振興会特別研究員)、長船健二 CiRA准教授(科学技術振興機構(JST)さきがけ、JST山中iPS細胞特別プロジェクト)らの研究グループは、ヒトiPS細胞を分化誘導させ、腎臓や生殖腺などの元となる中間中胚葉へと高効率に分化させることに成功しました。腎臓再生に向けた大きな一歩を踏み出したといえます。 腎臓の細胞のほとんどは中間中胚葉から分化するため、腎臓再生に向けて、まずヒトiPS/ES細胞から中間中胚葉へと高効率に分化させる技術の開発が必要です。研究グループはヒトのiPS/ES細胞で効率良く遺伝子の相同組み換えを起こさせる技術...
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キヤノン、マサチューセッツ総合病院などと光生体イメージングや医用ロボット分野で共同研究
マサチューセッツ総合病院およびブリガム・アンド・ウィメンズ病院との共同研究に合意 キヤノンは、この度米国ハーバード大学医学部の関連医療機関である、マサチューセッツ総合病院(以下:MGH)およびブリガム・アンド・ウィメンズ病院(以下:BWH)との間で、それぞれ共同研究を行っていくことで合意しました。今後、生体医学に関する光イメージングや医用ロボットをはじめとする分野で共同研究を進めていきます。 今回合意に至った共同研究では、光生体イメージングや医用ロボット等の分野で、新たな医療機器を開発し、実用化していくことを目指します。キヤノンの米州販売統括会社であるキヤノンUSA内に新...
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理化学研究所、てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見
てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見 − 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発につながる新たな知見 − ◇ポイント◇ 精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したマウスを解析 自閉症に似た社会性の低下や記憶学習の障害を発見 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発に寄与 理化学研究所(野依良治理事長)は、精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したモデルマウスが、自閉症に似た社会性の低下と記憶学習の障害を示すことを発見しました。今後、このモデルマウスを詳細に解析することで、てんかんだけでなく、自閉症の発症...
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仏サノフィ、糖尿病の新薬開発に向けジョスリン糖尿病センターと提携
糖尿病の新薬開発に向け サノフィとジョスリン糖尿病センターが提携 ハーバード大学医学部関連施設との共同研究により新薬開発を目指す フランス、パリ−2012年6月19日−サノフィ(EURONEXT:SANおよびNYSE:SNY)とハーバード大学医学部付属の教育研究機関であるジョスリン糖尿病センターは本日、糖尿病と関連疾患の治療に向けた新薬開発を促進する新たな研究提携契約を締結したことをお知らせいたします。今回の提携は、米国マサチューセッツ州ボストンで開催された2012年バイオ国際会議(Bio International Convention)において発表されました。 ジョスリ...
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JSTと東北大、脳の嗅覚皮質で嗅いだ匂いをすばやく判別できるメカニズムを解明
脳の嗅覚皮質における電気信号の解読に成功 匂い判別機構の解明に前進 【ポイント】 ・動物は1回の呼吸ですばやく匂いを判別できるが、脳がどう情報処理しているかは謎 ・匂いの情報は、嗅覚系の出口付近で電気信号の回数として伝わる ・包括的な脳神経活動の解明や人間の嗅覚障害の治療・人口嗅覚などの応用につながる JST課題達成型基礎研究の一環として、東北大学の三浦 佳二 助教らは、脳の嗅覚皮質において、神経細胞の電気信号(パルス)(注1)を解読し、嗅いだ匂いの違いがすばやく判別されるメカニズムを初めて解明しました。 我々の脳は、神経細胞が電気パルスをやり取りすることによって、0....
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理化学研究所、日本人の関節リウマチ発症に関わる9つの新規遺伝子領域を発見
関節リウマチ発症に関わる9つの新規遺伝子領域を発見 −日本人関節リウマチ発症の関連遺伝因子をほぼ同定− ◇ポイント◇ ・日本人47,926人を対象とした、これまでで最大規模の解析 ・日本人での発症に関与する23遺伝子領域のうち、15領域が欧米人と共通 ・日本人にふさわしい治療法の開発や、薬剤応答性の予測法の確立へ 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、日本人の関節リウマチに関するゲノムワイド関連解析(GWAS: genome−wide association study)(※1)の大規模なメタ解析(※2)を行い、疾患発症に関わる9つの新たな遺伝子領域を発見しました...
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慶応大学、「病気の起きはじめ」を再現する遺伝子改変マウスの作成に成功
病気の「起きはじめ」を再現する動物実験ツールの開発に成功 〜「早期発見・早期治療」のための新たな治療法発見につながる成果〜 難病や変性疾患(注1)の多くは、特定の種類の細胞が少しずつ死んでいくことで起きることがよく知られていますが、これらの病気の「起きはじめ」を簡便に詳しく調べるツールはこれまでほぼ皆無でした。慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室(小川 郁教授)の藤岡正人助教と生理学教室(岡野栄之教授)は、米国ハーバード大学医学部(アルバート エッジ准教授)との国際共同研究で、実験者が選んだ細胞に特異的に、しかし一部分のみを観察者の好きなタイミングで細胞死に導くことのできる遺...
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NECとフィリップス、デジタル病理画像診断支援システム分野で協業
NECとフィリップスがデジタル病理画像診断支援システム分野で協業 ―がん診断支援に貢献するシステムを北米・欧州で共同販売― NEC(本社:東京都港区、代表者:代表取締役執行役員社長 遠藤信博)とロイヤル フィリップス エレクトロニクス(Royal Philips Electronics, 本社:オランダ、代表者:社長兼CEO フランス・ファン・ホーテン、以下フィリップス)はこのたび、デジタル病理画像診断支援システムの開発と販売に関して協業を行うことで合意し、契約を締結しました。本協業は、NECの病理画像診断システム”e−Pathologist(イーパソロジスト)”と フィリ...