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メディネット、九大との共同研究成果と共同研究部門の契約を3月末で終了
(開示事項の経過)九州大学との共同研究成果ならびに
共同研究部門に係る契約終了に関するお知らせ
株式会社メディネット(以下「当社」)は、国立大学法人九州大学(以下「九州大学」)の共同研究部門制度を活用し、九州大学先端医療イノベーションセンターに「先進細胞治療学研究部門」を設置し、産学連携のもと、共同研究開発を推進してまいりました。(i)本共同研究部門においては、この4年間で一定の成果が得られ当初の目的を達成したことにより、契約期間が満了する本年3月末日をもって、本共同研究部門に係る契約を終了することといたしました。
当社は、九州大学と密接に連携を図りながら、免疫細胞治療を世界中のがん患者様に一日でも早く届けられることを目指し、共同研究開発を進めてまいりました。本共同研究開発を通じて、先端医療イノベーションセンターで実施されているがん免疫細胞治療に係るデータを蓄積することができました。また、当社が開発したNK細胞などの培養技術を用いて、難治性悪性腫瘍に対する臨床研究(CA−MED−NK001療法)を行い(ii)、安全性を確認するとともに、培養細胞の基礎的データを取得いたしました。平成28年2月27日に行われた第13回日本免疫治療学研究会学術集会においてその研究発表がなされております。
今後、得られたデータは、当社で再生医療等製品の開発等に向けたデータとして活用するとともに、九州大学においては治療効果に関連する解析評価を引き続き進め、外部発表を目指す予定です。
なお、本共同研究部門に係る契約は終了いたしますが、現在当社が提供しております免疫細胞療法総合支援サービス(九州大学先端医療イノベーションセンターにおける細胞培養加工並びに細胞培養加工施設の運営管理業務等)については継続されるため、本件が平成28年9月期の業績に与える影響については軽微であると見込んでおります。適時開示の必要性が生じた場合は、その内容を速やかに開示いたします。
以上
i 平成24年5月15日 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=977523
「九州大学にがん免疫細胞治療分野での「共同研究部門」を新設」
ii 平成26年11月21日 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1198452
「国立大学法人九州大学の共同研究部門において難治性悪性腫瘍に対する免疫細胞療法に関する臨床試験を開始」