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日本製紙、高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」を動物試験で確認
高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」を動物試験で確認 アセチルコリンエステラーゼの阻害効果は「やぶきた」の4.4倍 〜主要緑茶43品種の中で最も優れた効果〜 日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄)は、九州大学(立花 宏文教授)との共同研究で、高機能茶「サンルージュ」の"アセチルコリンエステラーゼ"(注1)阻害効果が、「やぶきた」をはじめとする主要緑茶43品種の中で最も高いことを見出しました。さらに、老化促進モデルマウス(注2)を用いた評価では、サンルージュの継続的な摂取により、加齢による認知機能の低下が抑制されることが明らかになり、その効果がやぶきたより...
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エーザイ、BACE阻害剤「E2609」で早期アルツハイマー病を対象とした臨床第III相試験の症例登録を開始
BACE阻害剤「E2609」について、早期アルツハイマー病を対象とした 臨床第III相試験の症例登録を開始 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、当社が創製し、バイオジェン・インク(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:George A.Scangos、以下 バイオジェン)と共同で開発中の経口βサイト切断酵素(BACE)阻害剤「E2609」について、米国において、早期アルツハイマー病(AD)を対象とした臨床第III相試験(MISSION AD)の症例登録を開始しましたのでお知らせします。現在、本試験のグローバルな実施に関して、欧州、日本の各当局と相談中です。 MISSION ADプログラムの最初の試験となるMISSION...
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極微細蛍光内視鏡イメージングシステムを商品化 ‐低侵襲で脳深部神経活動を可視化する‐ 【概要】 東北大学大学院医学系研究科小山内 実(おさないまこと) 准教授を中心とした研究グループと株式会社ルシールが共同で研究・開発した「極微細蛍光内視鏡イメージングシステム(Ultra−thin Fluorescence Endoscope Imaging System:U−FEIS)」(特許出願中:特願2016−071769)がこのほど商品化され、株式会社ルシールより販売されます。 U−FEISは低侵襲で実験動物の脳の神経活動を簡便に可視化できるシステムであり、従来の顕微鏡では見ることができなかった脳深部のイメージングを低コストで行うことができるシステムで...
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理研、加齢に伴うグリコーゲンの脳内分布変化を可視化することに成功
加齢に伴うグリコーゲンの脳内分布変化を可視化 −脳グリコーゲンを正確に可視化する新しい手法を開発− ■要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター神経グリア回路チームの平瀬肇チームリーダー、大江祐樹研究員らの共同研究グループ(※)は、マウス脳内のグリコーゲン[1]を正確に可視化する新しい手法を開発し、加齢に伴う脳グリコーゲンの分布変化の可視化に成功しました。 グリコーゲンは、肝臓や筋肉で合成され蓄えられているエネルギーのもととなる多糖[2]で、脳にも貯蔵されていることが知られています。最近では、グリコーゲンは通常時における脳活動のエネルギー源としてだけでなく、記憶の定着...
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神経変性疾患発症に重要なメカニズムを解明 〜小胞輸送制御因子 ESCRTの異常が神経細胞死を引き起こす〜 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野長谷川隆文(はせがわ たかふみ)講師、青木正志(あおきまさし)教授らのグループは、宮城県立がんセンター研究所田中伸幸(たなか のぶゆき)教授との共同研究により、神経変性疾患の脳内にみられる異常凝集タンパク蓄積と神経細胞死のプロセスに、小胞輸送制御因子ESCRT(エスコート)が重要な役割を果たすことを明らかにしました。本研究は、神経変性疾患発症メカニズムの一端を解明するものであると共に、同疾患の新たな治療開発へ貢献することが期待され...
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「フェルラ酸」に認知症予防の新機能を発見 株式会社ファンケルは、予防医療に関する研究を6年前から行っており、その一環として、米ぬかに含まれる「フェルラ酸」(※1)の研究をしています。「フェルラ酸」については、様々な認知症モデルの改善と予防に関する有効性が多数報告されています。当社はこのたび、認知症発症原因の1つであるリン酸化タウタンパク質(※2)の蓄積を低下させる作用を有することを、新たに発見しましたのでお知らせします。 <研究背景・目的> 認知症は、その予備軍も含め2025年には65歳以上の3人に1人が該当すると予測されており、高齢化社会の現代において大きな社会問題にな...
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エーザイ、フィリピンで「アリセプト」のレビー小体型認知症適応拡大の承認取得
「アリセプト(R)」フィリピンにおいてレビー小体型認知症に関する適応拡大の承認を取得 ―日本に続き、世界で2番目のレビー小体型認知症の承認― エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、フィリピンの販売子会社であるHI−Eisai Pharmaceutical, Inc.が、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト(R)」(一般名ドネペジル塩酸塩)について、フィリピンにおいて、新たにレビー小体型認知症に対する適応拡大の承認を取得し、情報伝達活動を開始したことをお知らせします。今回のフィリピンにおけるレビー小体型認知症適応の承認は、2014年9月の日本に続き、世界で2番目の承認となります...
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アクロレインの可視化に成功 −生きた細胞で発生する毒性分子アクロレインと酸化ストレス疾患の関連性究明に大きな手がかり− ■要旨 理化学研究所(理研)田中生体機能合成化学研究室の田中克典准主任研究員、アンバラ・ラクマット・プラディプタ特別研究員、泰地美紗子特別研究員らの国際共同研究グループ(※)は、酸化ストレス[1]により、不飽和アルデヒド分子[2]の一種「アクロレイン[2]」が生きた細胞で発生する様子を、単純な組成のアルキルアジド化合物[3]をふりかけることで、簡便に可視化し、直接検出することに成功しました。 喫煙や有機物の燃焼時に発生するアクロレインは、生体内の分子と速や...
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九大、8−オキソグアニン(DNAの酸化体)の蓄積が神経突起の変性を引き起こすことを発見
8−オキソグアニン(DNAの酸化体)の蓄積が神経突起の変性を引き起こすことを発見 −アルツハイマー病などの神経変性メカニズムの一端が明らかに− <概要> 老化とともに発症頻度が急激に上昇するアルツハイマー病をはじめとする認知症における神経変性の原因の1つとして、酸化ストレスが注目されています。しかし、なぜ酸化ストレスが神経変性を引き起こすのか、その分子メカニズムは明らかにされていません。 九州大学生体防御医学研究所の中別府雄作主幹教授らの研究グループは、DNA塩基の主要な酸化体である8−オキソグアニン(8−oxoG)に注目し、そのDNAへの蓄積が神経細胞に及ぼす影響を詳細に解析しました。ヌク...
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東北大、脳に栄養を与えるタンパク質の遺伝子変異を脳機能イメージング装置を用いて解明
脳に栄養を与えるタンパク質の遺伝子変異 〜脳機能イメージング装置を用いて解明〜 <要旨> 東北大学加齢医学研究所・認知機能発達(公文教育研究会)寄附研究部門(川島隆太教授)は、磁気画像共鳴装置(MRI)を用いて、小児の脳形態や脳機能の発達を明らかにすると共に、遺伝子がそれらに影響を与えるかを解明しています。 この度、同部門の橋本照男助教・川島隆太教授らのグループは、小児の横断および縦断追跡データを用いて、脳由来神経栄養因子(Brain Derived Neurotrophic Factor)遺伝子多型が、認知機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、BDNF遺伝子の変異型が発達期の脳の後頭−頭頂領域(*1)の体積や処...
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次世代型逆遺伝学による睡眠遺伝子Nr3aの発見 −交配不要で解析も簡便かつ低コストな新しい逆遺伝学を確立− <要旨> 理化学研究所(理研)生命システム研究センター合成生物学研究グループの上田泰己グループディレクター、砂川玄志郎 元研究員(現 理研多細胞システム形成研究センター網膜再生医療研究開発プロジェクト研究員)、鵜飼(蓼沼)磨貴テクニカルスタッフI、ディミトリ・ペリン元研究員(現 客員研究員)、高速ゲノム変異マウス作製支援ユニットの隅山健太ユニットリーダーらの研究チームは、特定の遺伝子をノックアウトした個体を、交配を必要とせず効率よく作製する「トリプルCRISPR法」と、呼吸パターン...
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NICTなど、細胞内タンパク質の動きを調べる新たな計測手法を開発
細胞内タンパク質の動きを調べる新たな計測手法を開発 〜アルツハイマー病などの原因となる凝集性タンパク質形成の初期診断に期待〜 【ポイント】 ■顕微鏡カメラとして超伝導単一光子検出器を利用することで分子の回転拡散運動の計測に成功 ■細胞内あるいは溶液中のタンパク質の凝集状態が測定可能に ■アルツハイマー病などの原因となる凝集性タンパク質の初期診断に道を拓く 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内 正夫)、国立大学法人北海道大学(総長:山口 佳三)、国立大学法人大阪大学(総長:西尾 章治郎)は、溶液中の蛍光分子の回転拡散運動を計測する方法の開発に成功しました。 ...
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大塚製薬、米子会社がアルツハイマー型認知症に伴う行動障害治療薬「AVP−786」の臨床試験を開始
大塚製薬 米国子会社アバニア社が開発中の「AVP−786」 アルツハイマー型認知症に伴う行動障害の治療薬としてのフェーズ3開始 大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:樋口達夫、以下「大塚製薬」)は、米国子会社アバニア社が、主成分であるデキストロメトルファン(DM)を重水素化した新規化合物となる「AVP−786」に関してアルツハイマー型認知症に伴う行動障害(*)の治療薬として臨床試験(フェーズ3)を開始し、最初の患者さん登録が完了しましたのでお知らせいたします。 また、本試験薬は2015年7月に米国FDAより「ファストトラック」(優先承認審査制度)(*1)の指定を受けました。 ...
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筑波大と理研、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替えを司る脳部位を発見
夢のスイッチが明らかにする夢を見る理由 〜レム睡眠の意義を初めて科学的に証明〜 ■研究成果のポイント 1.これまで、夢を生じるレム(急速眼球運動)睡眠(1)の役割は謎となっていました。 2.レム睡眠とノンレム睡眠の切り替えを司る脳部位を発見し、レム睡眠を無くしたり増やしたりできるトランスジェニックマウスを開発しました。 3.レム睡眠には、デルタ波(2)(記憶形成や脳機能の回復に重要な脳活動)をノンレム睡眠中に誘発する役割があることを発見しました。 夢を生み出すレム睡眠は、その役割が脳科学の最大の謎の一つでした。国立大学法人筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI−IIIS) 林悠...
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住友重機械と日本イーライリリー、放射性医薬品合成設備「MPS200Aβ」の薬事承認取得
放射性医薬品合成設備 MPS200Aβ 薬事承認取得 アルツハイマー病の原因のひとつである脳内のアミロイドベータプラークをPET検査に より可視化する放射性標識化合物「florbetapir(18F)注射液」を合成 住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:別川俊介 以下、住友重機械)と日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:パトリック・ジョンソン 以下、日本イーライリリー)は、アルツハイマー型認知症が疑われる認知機能障害を有する患者の脳内アミロイドべータプラークを可視化する標識化合物「florbetapir(18F)注射液」を製造する、住友重機械製放射性医薬品合成設備 MPS200Aβの医...
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中央大と阪大など、タンパク質「ダイニン」が駆動するところを直接観察することに成功
細胞内を移動するタンパク質「ダイニン」が 動いているときの構造が見えた! −細胞内の物質輸送を行う分子モーターが動く仕組みの解明へ− ■概要 中央大学理工学部 助教 今井 洋(元英国リーズ大学)、大阪大学大学院理学研究科 教授 昆 隆英、理化学研究所研究員 島 知弘(現東京大学大学院理学系研究科 助教)らの研究グループは、英国国立リーズ大学スタン=バージェス博士、ピーター=ナイト教授と共同で、細胞内で多種多様な物質輸送を行うタンパク質モーター「ダイニン」が駆動しているところを、低温電子顕微鏡法により直接観察することに成功しました。 本研究をもとに、様々な疾患に関連したダイニン...
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理研、ジアシルグリセロール蛍光プローブを用いて細胞内膜の裏側で機能性脂質の動態の可視化に成功
細胞内膜の裏側で、機能性脂質の動態の可視化に成功 −ジアシルグリセロールの非対称な産生を観察− ■要旨 理化学研究所(理研)小林脂質生物学研究室 小林俊秀主任研究員および上田善文客員研究員らの研究チームは、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)[1]を基にしたジアシルグリセロール(DAG)[2]蛍光プローブを用いることで、細胞内膜の裏側(外層:ルーメン側)のDAGを、表側(内層:細胞質側)のDAGとは独立かつリアルタイムに観察することに成功しました。 細胞膜をはじめとした脂質二重膜の表裏では、その脂質組成は非対称です。細胞は、この非対称性を巧妙に利用してアポトーシスや細胞の凝集などの細胞応答を制...
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フルッタ、Wポリフェノールの「フルッタアサイー ブラッドオレンジ」を発売
夏季限定 第二弾! Wポリフェノールの『フルッタアサイー ブラッドオレンジ』 8月10日(月)全国で新発売 この度スーパーフードカンパニーの株式会社フルッタフルッタ(所在地:東京都千代田区社長:長澤 誠)は、当社のプレミアムドリンク「フルッタアサイー」シリーズの、夏季限定フレーバー『フルッタアサイー ブラッドオレンジ』を8月10日(月)から全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、当社オンラインショップなどで新発売致します。 ブラッドオレンジは、オレンジの仲間の中でも唯一色素成分のアントシアニンを含む種類です。アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗酸化性が期待される...
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明治、「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」の最終報告会を実施
【明治:カカオポリフェノール研究】 日本初の、チョコレート摂取による大規模研究チョコレート摂取による健康効果を確認 〜7月17日(金)名古屋にて最終報告会を実施〜 株式会社明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、愛知県蒲郡市(市長:稲葉正吉)、愛知学院大学の産学官共同で2014年3月からスタートさせた「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」に関して、最終報告をまとめ、7月17日(金)に名古屋市内にて報告会を実施します。 この実証研究は、蒲郡市内外の45〜69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、1カ月間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一...
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日清オイリオグループ、中鎖脂肪酸がアルツハイマー型認知症者のQOLの改善に貢献
第16回日本認知症ケア学会大会での発表内容について 中鎖脂肪酸がアルツハイマー型認知症における クオリティー・オブ・ライフ(QOL)の改善に貢献 日清オイリオグループ株式会社(社長:今村隆郎(◇))は、2015年5月23日(土)〜24日(日)に開催された第16回日本認知症ケア学会大会(於:札幌市)において、中鎖脂肪酸の新たな研究成果として、アルツハイマー型認知症者の症状改善および介護者の負担感軽減を含めたクオリティー・オブ・ライフ(QOL)の改善に関する症例報告2件と、関連報告1件を発表しました。 ◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 【症例報告の概要】 次の2つの症例報告から...
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フルッタ、「Uchi Cafe アサイー&ブラッドオレンジ」を期間限定発売
ローソン × フルッタフルッタ コラボアサイードリンクシリーズ第4弾 『Uchi Cafe(*) アサイー&ブラッドオレンジ』全国で期間限定発売 *「Uchi Cafe」の正式表記は添付の関連資料を参照 この度スーパーフードカンパニーの株式会社フルッタフルッタ(所在地:東京都千代田区 社長:長澤 誠)は、昨年夏より取り組みを開始した株式会社ローソンのUchi Cafe SWEETS Mycup Drink(ウチカフェスイーツ マイカップドリンク)とのコラボアサイードリンク第4弾『Uchi Cafe アサイー&ブラッドオレンジ』を2015年6月2日(火)より約1か月間限定で発売します。 日焼けが気になるこれからの季節は、紫外線のストレスか...
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免疫生物研究所、平成28年3月期〜平成30年3月期の中期経営計画を策定
平成28年3月期〜平成30年3月期 中期経営計画 当社は、平成30年3月期を加えた新たな中期経営計画(以下「新中期経営計画」)を下記のとおり策定致しましたのでお知らせいたします。 記 1.今後3か年の中期経営計画 (1)当中期経営計画提出時点における前事業年度の総括 当社グループの主力事業が属する医薬品業界は、医療費抑制政策進展や新薬創出の承認審査の厳格化等によるジェネリック医薬品への代替促進等が進むものとみられております。 そのような中、大手製薬企業においては、医薬品への研究開発において、さらなる選択と集中が進み有望な新規医薬品の開発力強化が期待されており...
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エーザイと日本メジフィジックス、レビー小体型認知症の診断などに向けコラボ契約を締結
エーザイと日本メジフィジックスがレビー小体型認知症の診断と治療への貢献に向けた コラボレーション契約を締結 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫、以下 エーザイ)と日本メジフィジックス株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:竹内 豊、以下 日本メジフィジックス)は、このたび、日本国内におけるレビー小体型認知症の診断と治療への貢献に向けたコラボレーション契約を締結しましたので、お知らせします。 レビー小体型認知症は、日本では、アルツハイマー型認知症、血管性認知症と並んで3大認知症に位置づけられ、有病率については、認知症高齢者の4.3%(疫学)(*1)〜4...
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日本ベーリンガーインゲルハイムなど、2型糖尿病治療薬「ジャディアンス錠」を発売
2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤「ジャディアンス(R)錠」 新発売のお知らせ 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:青野吉晃、以下「日本ベーリンガーインゲルハイム」)と日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:パトリック・ジョンソン)は、選択的SGLT2阻害剤「ジャディアンス(R)錠10mg、同錠25mg(一般名:エンパグリフロジン)」について、本日2型糖尿病の効能・効果で新発売しましたことをお知らせ致します。 ジャディアンス(R)錠はナトリウム依存性グルコース共輸送担体2(SGLT2)阻害剤に分類される2型糖尿病治療薬の1つです。SGLT2阻...
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日本ベーリンガーインゲルハイムなど、「エンパグリフロジン」の製造販売承認を取得
2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤「ジャディアンス(R)錠」 製造販売承認取得のお知らせ 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:青野吉晃、以下「日本ベーリンガーインゲルハイム」)と日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:パトリック・ジョンソン)は、日本において承認申請していた選択的SGLT2阻害剤「ジャディアンス(R)錠10mg、同錠25mg(一般名:エンパグリフロジン)」について、本日、2型糖尿病の効能・効果で製造販売承認を取得したことをご報告いたします。 ジャディアンス(R)錠は、ベーリンガーインゲルハイムで創薬、開発され、欧州...
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非対称性をもつ人工生体膜の量産技術を確立 〜がんやアルツハイマー病などの疾患の解明、創薬探索などの活用へ〜 【ポイント】 ◇細胞を構成する生体膜は、内層と外層で脂質組成が異なり、この非対称性が細胞の生理機能に重要である。 ◇脂質組成の非対称性をもつ人工生体膜を集積化したチップの量産技術を確立した。 ◇このチップは、生体膜の非対称性が関係するがんやアルツハイマー病などの疾患の病因解明や、創薬探索システムとしての応用が期待される。 JST 戦略的創造研究推進事業において、東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻の渡邉 力也 助教は、生体膜の特徴である脂質組成の非対称性 注1)を...
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多発性硬化症で神経が傷つけられる仕組みを解明 〜神経疾患に対する新たな治療法開発に期待〜 <ポイント> ◇多発性硬化症の神経傷害機構は十分に解明されていなかった。 ◇神経傷害に関わる主要な細胞と分子を特定し、そのメカニズムを突き止めた。 ◇多発性硬化症の神経症状を改善する新規治療法開発につながることに期待。 JST戦略的創造研究推進事業において、大阪大学 大学院医学系研究科の山下 俊英教授らは、多発性硬化症 注1)で中枢神経が傷つけられるメカニズムを発見しました。 多発性硬化症は免疫系の異常によって中枢神経に炎症が生じ、神経が傷つけられる難病で、手足の麻痺や感覚異常、視覚障害...
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富士フイルム、脳疾患などの機能診断に役立つPET検査用の放射性医薬品市場に参入
PET(陽電子放射断層撮影)検査用の放射性医薬品市場に参入 約60億円を投資し、神奈川・大阪に研究開発拠点を新設 「T−817MA」の治療薬と合わせ、アルツハイマー型認知症の診断から治療まで幅広く貢献 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、脳疾患や心臓疾患、腫瘍などの各種疾病の機能診断に役立つPET(陽電子放射断層撮影)(※1)検査用の放射性医薬品市場に参入します。今後、約60億円を投資し、国際戦略総合特区(※2)に指定されている彩都西部地区(大阪府茨木市)と殿町地区(神奈川県川崎市)に研究開発拠点を新設します。 PET検査は、18F(フッ素)などポジトロン(陽電子)を放出する核種(※...
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JST、脳神経細胞の特殊な移動様式を制御する仕組みの一端を解明
脳神経細胞の特殊な移動様式を制御する仕組みの一端を解明 <ポイント> ・ほ乳類の大脳皮質が作られる際に神経細胞は、「ロコモーション様式」と呼ばれる特徴的な移動様式で特定の位置まで移動し、大脳皮質の6層構造を形成する。 ・神経細胞の増殖を停止させる分子Cdk5、p27と、脳疾患の原因遺伝子Dcxとが「ロコモーション様式の移動」を制御していることが分かった。 ・神経細胞の「増殖しない」という特徴を決定づける分子が、増殖停止後に新たな機能を獲得し、これが脳の高度な組織化過程に重要であることが示された。 JST戦略的創造研究推進事業において、JSTの川内 健史 さきがけ研究者(兼・慶應義塾大学 医学...
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「認知症に関わる遺伝子の機能を解明 〜インスリン受容体をシナプスに運んで記憶学習を実現する〜」 ■発表のポイント ◆インスリンを受け取るタンパク質(インスリン受容体)は、大きさの異なる2種類のタイプが存在する ◆記憶力に関わるタンパク質の一つであるカルシンテニンは、大きいタイプのインスリン受容体をシナプス領域へと輸送する手助けをし、学習を成立させる ◆今回の研究成果が記憶・学習の仕組みの解明や認知症の治療に役立つことが期待される ■発表概要: カルシンテニンと呼ばれるタンパク質は、アルツハイマー病やレビー小体型認知症(注1)、パーキンソン病といった神経疾患に関与することが...
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カルシウムによる体内時計の調節メカニズムの解明 〜体内時計の時刻をリセットする薬剤の同定〜 <発表者> 深田 吉孝(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) <発表のポイント> >体内時計に関わる新しい酵素CaMKIIを同定し、この酵素は一日の活動時間の長さを決めることが分かりました。 >CaMKIIの働きを抑える阻害剤を細胞に投与すると、体内時計の時刻がリセットされることを発見しました。 >体内時計の構成因子は薬剤で調節できる酵素がほとんどなく、CaMKIIは薬剤開発の標的として有望です。 <発表概要> ヒトを含む哺乳類の行動や生理現象は、約24時間周期のリズムを刻んでおり、それは脳(...
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エーザイ、アルツハイマー型認知症治療剤の契約で共同販促提携地域などに日本を追加
次世代アルツハイマー型認知症治療剤について バイオジェン・アイデック社との共同開発・共同販促提携地域に日本を追加 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫、以下 エーザイ)は、2014年3月にバイオジェン・アイデック・インク(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:George A.Scangos、以下バイオジェン・アイデック)と締結した次世代アルツハイマー型認知症(AD)治療剤に関する共同開発・共同販促契約に関して、このたび、日本を共同開発・共同販促の地域に追加するオプション権を行使しましたのでお知らせします。 これにより、両社は、欧米を中心とする主要地域に加えて日本においても、エーザイが開...
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富士フイルム、アルツハイマー型認知症の米研究機関と共同で治療薬の臨床試験を実施
全米最大のアルツハイマー型認知症の研究機関と共同で 同治療薬「T−817MA」の臨床試験実施を決定 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、米国でのアルツハイマー型認知症治療薬「T−817MA」の開発を加速させるため、全米最大のアルツハイマー型認知症の研究機関であるAlzheimer’s Disease Cooperative Study(アルツハイマ−ズ・ディジーズ・コーオペレイティブ・スタディ、以下、ADCS)(※1)と共同で、第II相臨床試験(※2)を実施することを決定しました。平成26年1月から臨床試験をスタートさせる予定です。 現在、アルツハイマー型認知症の治療薬としては、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などが上市さ...
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世界初、記憶と忘却の脳内メカニズムの鍵を解明 記憶・学習障害の治療法開発への新たな期待 慶應義塾大学医学部生理学教室の松田信爾専任講師、柚崎通介(*)教授らは、記憶や学習といった脳機能の基盤となる機構を世界で初めて解明しました。 人間の脳では膨大な数の神経細胞がシナプスという結び目によって結合し、電気信号を次から次へ伝達します。シナプスにおける信号伝達が長期間起きやすく、あるいは起きにくくなることが記憶・学習や忘却過程の実体であり、それぞれ長期増強・長期抑圧と呼ばれます。シナプスにおける信号の伝達は神経細胞の表面に存在しているAMPA受容体が担っており、長期増強や長期抑圧はAMPA受...
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明大と自治医大など、効率的な方法で短期間に免疫のないブタを作ることに成功
効率的な方法で、短期間に免疫のないブタを作ることに成功 <ポイント> ・医学研究用ブタの作出は非常に煩雑で多くの時間がかかっていた。 ・人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法で、免疫不全ブタを作ることに成功。 ・免疫のないブタは、ヒトの重症複合型免疫不全症(SCID)(注1)の疾患モデルや、新しい幹細胞治療法やがん治療法の評価・開発などへの貢献が大きく期待される。 JST課題達成型基礎研究の一環として、明治大学の渡邊將人(まさひと)特任講師と長嶋比呂志教授、自治医科大学花園豊教授らは、人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法により、短期間(6か月)で免疫のない(...
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インドにおいて、抗がん剤「Halaven(R)」を新発売 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、当社のインド子会社であるEisaiPharmaceuticals India Pvt. Ltd. (所在地:ムンバイ市、以下 エーザイ・インド) が抗がん剤「Halaven®」(一般名:エリブリンメシル酸塩)を新発売しましたので、お知らせします。 本剤は、当社が自社創製・開発した新規抗がん剤であり、現在、日本、米国、欧州を始めとする50 カ国以上で承認を取得しています。インドにおいては、2013 年4 月、「アントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤を含む少なくとも2 種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がん」に係る...
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放医研など、認知症で神経細胞死を引き起こす異常タンパク質の生体での可視化に成功
認知症で神経細胞死を引き起こす異常タンパク質の 生体での可視化に世界で初めて成功 ―タウ(※1)タンパク質病変を画像化するPET(※2)薬剤を開発― 【本研究成果のポイント】 ●認知症の神経細胞死に直結するタウタンパク質(以下、タウ)の蓄積を生体で可視化するポジトロン断層撮影(以下、PET)用薬剤PBB3(※3)を開発し、アルツハイマー病及びアルツハイマー病以外の認知症におけるタウ病変の生体画像化を世界で初めて実現した。 ●このPET薬剤で描出されたタウ病変の広がりは、神経細胞死の範囲と認知症の重症度を反映することが示され、認知症の診断と治療薬開発の促進が期待される。 放射線医学総合研究所...
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住友重機械と日本イーライリリー、アルツハイマー型認知症診断薬製造で契約締結
アルツハイマー型認知症の診断薬「florbetapir(18F)注射薬」(※1)製造に関する共同開発契約の締結について この度、住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:別川俊介 以下、住友重機械)と日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表執行役社長:アルフォンゾ・G・ズルエッタ 以下、日本イーライリリー)は、認知機能障害を有する患者のアルツハイマー型認知症を鑑別する検査に用いられる放射性診断薬「florbetapir(18F)注射薬」を製造する、住友重機械製の薬剤合成装置の国内承認申請に向けた共同開発契約を締結しましたので、お知らせいたします。 アルツハイマー型認知症の原因は、脳内...
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伊藤園など、緑茶抹の摂取により高齢者の認知機能低下が改善される可能性を確認
緑茶抹の摂取により高齢者の認知機能低下が 改善される可能性を確認 静岡県立大学薬学部、社会福祉法人白十字会との共同研究内容を 「第54回日本神経学会学術大会」で発表 株式会社伊藤園(社長:本庄大介本社:東京都渋谷区)の中央研究所は、静岡県立大学薬学部の山田浩教授と社会福祉法人白十字会・白十字ホームの田熊規方医師との共同研究で、認知機能が低下気味の高齢者において、緑茶抹の摂取により認知機能が改善される可能性を、人を対象とした臨床試験で確認しました。この結果の詳細は、5月31日(金)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催された「第54回日本神経学会学術大会」で発表いたしまし...
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ポーラ化成、細胞が持つ老廃物分解浄化システムの停滞が肌老化を促進することを発見
細胞が持つ老廃物分解浄化システム「オートファジーサイクル」の停滞が肌老化を促進することを発見 「オートファジーサイクル」の改善効果を持つ『アマチャエキス』を開発 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:岩崎泰夫(*))は、加齢とともに真皮線維芽細胞が持つ代謝システムである「オートファジーサイクル」が停滞することを発見しました。 また、「オートファジーサイクル」の停滞により 1.コラーゲンなど真皮を形作る成分の産生が低下すること 2.エネルギー産生に必要であるニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)の産生が低下すること を発見しまし...
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「新中期経営計画(連結)」の策定に関するお知らせ 当社は、平成28年3月期までの新中期経営計画(連結)を策定知らせいたします。 1.背景 当社は、株式会社スカイライト・バイオテック(以下、SLB社)の株式を取得(平成25年5月13日公表の「株式会社スカイライト・バイオテックの株式取得及び簡易株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」参照)することにより、平成26年3月期第1四半期より連結決算による開示を行う予定となっております。また、本日公表した「行使価額修正条項付き第1回新株予約権(第三者割当て)の発行及びコミットメント条項付き第三者割当て契約に関するお知らせ」のとおり、...
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新「中期経営計画」(非連結)の策定に関するお知らせ 当社は、平成25年3月期決算短信[非連結](平成25年5月13日)において公表しました「平成26年3月期の業績予想」を踏まえ、平成28年3月期を加えた新たな中期経営計画(以下「新中期経営計画」)を下記のとおり策定いたしましたのでお知らせいたします。 記 1.中期経営計画策定について 当社は、研究用関連事業において、タカラバイオ株式会社と国内及び海外における強力な販売力に期待し、販売契約を締結いたしました。一方、当社では、開発力の強化、生産性及び安全性の向上に注力し、企業価値の向上を目指し、現中期経営計画(平成24年2月1...
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ポータブルマイクロプレート洗浄装置を発売 タカラバイオ株式会社は、酵素免疫測定(EIA)実験に欠かせない、96ウェルマイクロプレートの小型洗浄装置を本年5月13日より発売します。 EIA法を用いると、抗原抗体反応を利用して微量な目的タンパク質を高感度で定量することができるため、EIA用試薬は、骨粗しょう症や癌、アルツハイマー症など幅広い研究分野で用いられています。EIAキットの使用においては、通常6−7回の洗浄過程があり、マイクロプレート洗浄装置は、この洗浄工程で利用されます。 新発売のマイクロプレート洗浄装置は、持ち運びが容易な軽量型で、設置場所を選びません。洗浄ノズル部分は吸引と洗...
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IHMEと東大など、日本の健康寿命の危機などに関する研究成果を発表
世界一の日本の健康寿命の危機 ■発表者: クリストファー・マレー(米国ワシントン大学保健指標評価研究所 所長) 渋谷 健司(東京大学大学院医学系研究科 国際保健学専攻 国際保健政策学分野 教授) ■発表概要: 米国ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)と東京大学などによる共同プロジェクトである「2010年の世界の疾病負担研究(Global Burden of Diseases 2010、GBD 2010)(注1)」では、世界21地域での分析に加えて、今回新たに、世界187か国における死亡と障害の原因を性・年齢階級別に詳細に分析し、データビジュアル化オンラインツールを公表した。 これにより、今回の研究では...
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京大、患者由来のiPS細胞を利用しアルツハイマー病の病態を解明
患者さん由来iPS細胞でアルツハイマー病の病態を解明−iPS細胞技術を用いた先制医療開発へ道筋− 近藤孝之 医学研究科大学院生(iPS細胞研究所(CiRA)リサーチアシスタント/科学技術振興機構(JST) CREST)、井上治久 CiRA准教授、岩田修永 長崎大学教授の研究グループは、山中伸弥 CiRA教授らの研究グループと協力し、複数のアルツハイマー病(AD)の患者さんごとに存在する病態を明らかにして、iPS細胞を用いた先制医療への道筋を示しました。 本研究成果は、2013年2月21日(米国東部時間)に米国科学誌「Cell Stem Cell」のオンライン版で公開されました。 <要旨> 本研究グループは、若年性(家族性)ADの原因...
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理化学研究所、2頭のサルが無意識的に相手と協調する現象を行動学的に確認
2頭のサルが無意識的に相手と協調する現象を行動学的に確認 −向かい合ったニホンザルが自然にボタン押しを同期させる− ◇ポイント◇ ・新たな実験手法を確立し、ヒト以外の動物でも無意識的な協調行動を示すことを発見 ・無意識的な社会適応能力の進化とその脳機能の理解が可能に ・動物モデルでの詳細な脳機能計測により、自閉症や脳損傷患者への応用にも期待 理化学研究所(野依良治理事長)は、霊長類であるニホンザルの無意識的な運動を評価する実験手法を確立し、向かい合った2匹のサルが自然に相手の行動と同期しあう現象を行動学的に確認しました。これは、理研脳科学総合研究センター(利根川進センター...
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東大、認知症原因遺伝子の一つであるプログラニュリンの役割を解明
東京大学大学院農学生命科学研究科 研究成果 プログラニュリンは脳内炎症反応を軽減する −認知症原因遺伝子の一つであるプログラニュリンの役割を解明− <発表者> 田中良法(東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 博士課程、日本学術振興会 特別研究員) 松脇貴志(東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 助教) 山内啓太郎(東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 准教授) 西原眞杉(東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 教授) <発表のポイント> ・脳傷害部位に集積する活性化ミクログリア(注1)は、プログラニュリンを発現する。 ・プログラニュリン欠損マウスでは...
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京大、ヒトのミトコンドリアでNADPを合成する酵素を特定しNADPの供給源を解明
ヒトのミトコンドリアにおけるNADP供給源の特定とその意義 村田幸作 農学研究科教授、河井重幸 同助教らの研究グループは、ヒトのミトコンドリアでNADPを合成する酵素を特定し、NADPの供給源を明らかにしました。 本研究成果は、英国科学誌「Nature Communications」の12月4日付オンライン版にオープンアクセス誌として掲載されました。 <研究のトピックス性> ヒトを含めた真核細胞は、分裂し、増殖するオルガネラ:ミトコンドリア(Mt)をもちます。Mtは糖や脂肪酸を燃焼させ、エネルギー(ATP)を産生する重要な機能を担っています。そのため、Mtでは、NADやNADPを補酵素とする酵素によって多様な酸化還元反応が進行してい...
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新日鉄住金ソリューションズなど、アルツハイマー病超早期診断など実現の開発・実証プロジェクトを開始
新日鉄住金ソリューションズ、東京大学などと共に 「脳画像・臨床・ITの融合によるアルツハイマー病超早期診断と先制医療の実現」 の開発・実証プロジェクトを開始 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:謝敷宗敬、以下 新日鉄住金ソリューションズ)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託の下、東京大学、新潟大学、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター、独立行政法人国立長寿医療研究センター、バイオテクノロジー開発技術研究組合と共に、「脳画像・臨床・ITの融合によるアルツハイマー病超早期診断と先制医療の実現」の開発・実証...
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パテント・リザルト、「医薬品業界 特許資産の規模ランキング」を発表
【医薬品】特許資産規模ランキング、トップ3はPHIZER、MERCK、ROCHE 〜武田薬品が躍進 弊社はこのほど、独自に分類した「医薬品」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「医薬品業界 特許資産の規模ランキング」をまとめました。2011年4月1日から2012年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。このランキングにより、件数比較では見られない、特許総合力の評価が可能になります。 その結果、1位 PHIZER、2位 ME...
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理化学研究所など、睡眠・覚醒のサーカディアンリズム形成機構を神経活動レベルで解明
睡眠・覚醒機能と24時間リズムをセロトニンが束ねる −睡眠・覚醒のサーカディアンリズム形成機構を神経活動レベルで解明− ◇ポイント◇ ・セロトニンが不足すると、脳の生物時計が正常でも睡眠・覚醒のリズムが乱れる ・前脳基底部・視索前野でセロトニン系が機能しないと、睡眠リズムが崩れる ・セロトニンが関わる不眠、睡眠リズム障害、うつ病などの体系的な理解へ貢献 理化学研究所(野依良治理事長)は、サーカディアンリズム(※1)と呼ばれる24時間周期のリズムと、睡眠・覚醒(※2)に伴う神経活動(睡眠・覚醒機能)が、神経伝達物質セロトニン(※3)の働きによって脳の深部で統合され、24時間...
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慶大、パーキンソン病のiPS細胞を樹立し病態メカニズムの再現に成功
パーキンソン病iPS細胞を樹立、その病態メカニズムを再現 ―パーキンソン病の病態解明、新薬・早期診断法開発に期待― 慶應義塾大学医学部生理学教室の研究グループ(岡野栄之教授、今泉陽一研究員)(注1)と順天堂大学医学部脳神経内科(服部信孝教授)の共同研究グループは、パーキンソン病(注2)患者さんからiPS細胞を作製し、病態メカニズムを再現することに成功しました。このことは、病態解明と根本治療につながると期待されます。 パーキンソン病は、アルツハイマー病の次に多い神経変性疾患であり根本的治療法がありません。手足のふるえやこわばり、動作が緩慢になる、転びやすくなる、といった運動...
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富士経済、中枢神経領域治療剤や認知症治療剤などの国内市場調査結果を発表
医療用医薬品 市場調査(2) 抗うつ剤を始めとする中枢神経領域治療剤、認知症治療剤などの国内市場を調査 認知症治療剤:11年1,274億円(前年比26%増)「アリセプト」ジェネリック、新薬発売相次ぐ 慢性疼痛治療剤:11年453億円(前年比2倍)新薬で新市場形成、「リリカ」適応拡大で需要獲得 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 阿部 界 03−3664−5811)は、医師の診断と処方に基づいて使用される医療用医薬品について、国内市場の動向を2年間にわたって調査する。 このたび、第2回(全6回)として、中枢神経領域治療剤(10品目)...
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JST、疾病や感染バイオマーカーの検出感度を100万倍向上する方法を開発
疾病や感染のバイオマーカーの検出感度を100万倍向上 <ポイント> ・疾病や感染の超早期診断や低負担検査には、従来のELISA法の高感度化が必要 ・超微小水滴中で反応させる「1分子デジタルELISA法」で検出感度が従来法の100万倍向上 ・高感度で、手のひらサイズのポータブル診断デバイスの開発に期待 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻の野地 博行 教授らは、疾病・感染バイオマーカーの検出感度を従来法の100万倍向上する方法を開発しました。 がんや神経疾病などの現代病やウイルス、細菌の感染に対する超早期診断や低負担検査を実現するた...
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グラクソ、1日1回服用のパーキンソン病治療薬「レキップCR錠」を発売
1日1回服用のパーキンソン病治療薬 「レキップ(R)CR錠」新発売 グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:フィリップ・フォシェ、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、本日8月28日付で同社の1日1回服用のパーキンソン病治療薬「レキップ(R)CR錠2mg」、「レキップ(R)CR錠8mg」(ロピニロール塩酸塩徐放錠、以下「レキップ(R)CR錠」)が薬価収載されたことを受け、同日より新発売します。 ロピニロール塩酸塩は、パーキンソン病に主に関連しているドパミンD2受容体系に選択的に作用する非麦角系ドパミン受容体作動薬です。 速放性製剤である「レキップ(R)錠」は、本邦において...
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東北大、抗うつ薬「セルトラリン」がパーキンソン病などの進行抑制に効果がある可能性について発表
抗うつ薬がパーキンソン病・多系統萎縮症の病変拡大を抑制する −神経難病の進行抑制に対する新たな治療法の可能性− 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の長谷川隆文助教、今野昌俊医師および武田篤准教授らの研究グループは、抗うつ薬の一種であるセルトラリン(*1)にパーキンソン病とその類縁疾患の病変拡大を抑制する効果がある可能性を世界で初めて明らかにしました。この発見は、上記疾患の病態解明および今後の治療戦略に大きな影響を与えることが予想されます。この研究成果は、米国科学雑誌「Molecular Neurodegeneration」電子版に掲載されました。 本研究は、厚生労働省...
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細胞膜シグナル伝達のためのラフト構造を解明 −アルツハイマー病発症、HIV感染などの研究に貢献− 楠見明弘 物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)・再生医科学研究所 教授、鈴木健一 iCeMS准教授らの研究グループは、細胞のはたらきを制御するのに重要な役割を果たすとされる、細胞膜上のラフト領域の構造とシグナル伝達の仕組みを世界で初めて解明しました。 本研究では、ラフト経由でのシグナル伝達をおこなうGPIアンカー型受容体に注目しました。その結果、GPIアンカー型受容体は同じ分子同士で2量体を作ること、それらがコレステロールと結合して安定化され、寿命が0.2秒の...
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島津製作所、微量な血漿中の放射能濃度測定システム「μFmPC」を発売
小動物用PETによる薬物動態解析や薬力学的評価に強力な支援ツール 微量血漿中放射能濃度測定システム「μFmPC」を発売 − 世界初! マウスに対する血漿中放射能濃度時間曲線の測定を実現 − 〔島津 微量血漿中放射能濃度測定システム「μFmPC」 CD−Well、解析ソフト〕 ※画像は添付の関連資料「添付画像」を参照 島津製作所は、PETを用いたマウス等の小動物による薬物動態解析や薬力学的評価を支援するツールである微量血漿中放射能濃度測定システム「μFmPC」を、6月末に発売する予定です。 本製品では、円盤形の遠心ディスク(CD−Well)に配列された36本の微小流路に小動...
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理化学研究所、グリア細胞の一種「アストロサイト」の突起が独立して働く仕組みの一端を発見
アストロサイトの細胞膜の「仕切り」がシグナルの発生場所を決める −グリア細胞の一種「アストロサイト」の突起が独立して働く仕組みの一端が明らかに− ◇ポイント◇ ・新しい実験手法で1つのアストロサイトの詳細なCa2+シグナルの観察が可能に ・アストロサイトの機能をつかさどるCa2+シグナルは突起から始まる ・アルツハイマー病、てんかんなどの脳疾患に新たな治療ターゲットを提示 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、Ca2+シグナル(※1)によって脳内の神経伝達と血管収縮の調節を行う細胞「アストロサイト(※2)」が、放射状に伸びる突起部分だけにより多くCa2+シグナルを...
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免疫生物研究所、平成27年3月期を加えた「新中期経営計画」を策定
新中期経営計画の策定に関するお知らせ 当社は、本日開催の取締役会において、平成23年4月18日に策定しました平成26年3月期を最終年度とする中期経営計画(以下「現中期経営計画」)を見直し、平成27年3月期を加えた新たな中期経営計画(以下「新中期経営計画」)を下記のとおり策定いたしましたのでお知らせいたします。 記 1.新中期経営計画策定について 当社は、現中期経営計画の施策を着実に実行しており、他社と差別化のできる新製品の開発や新規事業を積極的に推進し、全社的な経営改革を確実に取り組んで参りました。その結果、現中期経営計画の目標としていた「利益の黒字化」を達成できる見込み...
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エーザイ、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」でドライシロップ剤の製造販売承認申請
アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト(R)」日本でドライシロップ剤の剤形追加を申請 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、本日、日本においてアルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト(R)」の新しい剤形となるドライシロップ剤の製造販売承認申請を行いました。 「アリセプト(R)」は2007年8月に高度のアルツハイマー型認知症の効能を追加し、ドネペジル塩酸塩として1日1回10mgまでの増量および症状により適宜減量する用法が承認され、用量調節が可能になりました。本剤は、粉末を水に懸濁して服用可能なドライシロップ剤であり、一つの剤形で適宜減量を含むすべての投与量...
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免疫生物研究所、アルツハイマー病研究用「APP770測定キット」を販売
新しいアルツハイマー病研究用、「APP770測定キット」の販売開始について 当社は、明日より開催の認知症学会に合わせ、独立行政法人理化学研究所と共同開発を行ってまいりました新製品、「ヒト血管内皮由来のアミロイド前駆体タンパク質770(以下「APP770」という)測定キット」の販売を平成23年11月21日より行いますのでお知らせいたします。 【概要】 世界の認知症患者数は2010年時点で3,560万人に達すると推定されていますが、認知症全体の60%以上を占めると言われているアルツハイマー型認知症(以下「アルツハイマー病」という)は、最も代表的な認知症疾患です。このアルツハイ...
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理化学研究所とアステラス製薬、「アルツハイマー病の解明と新規創薬標的の探索」で共同研究開始
「アルツハイマー病の解明と新規創薬標的の探索」で共同研究開始 理研脳科学総合研究センターとアステラス製薬が早期創薬開発を目指し戦略的提携 独立行政法人理化学研究所(理事長:野依良治)とアステラス製薬株式会社(社長:畑中好彦、以下「アステラス製薬」)は、「アルツハイマー病の発症機構の解明と新規創薬標的の探索」を目的とする5年間の共同研究契約を締結しましたので、お知らせします。 社会的課題であるアルツハイマー病の克服に向けて、理研脳科学総合研究センター(理研BSI、センター長:利根川進)の基礎研究とアステラス製薬の創薬研究という双方の研究基盤を活かして相乗効果を上げ、画期的な新...
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ノバルティス、多発性硬化症の認知・理解度に関する調査結果を発表
一般生活者における多発性硬化症(MS)の認知・理解度調査を実施 神経難病 多発性硬化症の認知度は、約4割にとどまる 症状まで知っている方は、わずか8.2% 〜日常生活に影響を与える種々の症状を呈する多発性硬化症に理解が必要〜 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、全国の20代から70代の一般生活者男女2,912名を対象に、多発性硬化症(MS: Multiple Sclerosis)の認知および理解度を調べるインターネット調査を実施しました。 その結果、MSの認知度(*1)は約4割で、同じ神経難病であるアルツハイマー型認知症、てんかん、パーキンソン病の...
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埼玉医科大学と理化学研究所、アミロイド前駆体タンパク質の新規のアミロイド非産生経路を発見
アルツハイマー病の発症に関わるアミロイド前駆体タンパク質の新しい代謝経路を発見 −副作用の少ないアルツハイマー病治療薬の開発につながる可能性− 本研究成果のポイント ○アミロイド前駆体タンパク質の新規のアミロイド非産生経路を発見 ○新規の代謝経路はアミロイド前駆体タンパク質の脱リン酸化によって抑制されない ○リン酸化抑制はアルツハイマー病治療薬の新たな創薬の標的となる 埼玉医科大学(山内俊雄学長)と理化学研究所(野依良治理事長)は、アルツハイマー病の発症に関わるアミロイド前駆体タンパク質(APP)(※1)が、既知のセクレターゼ(※2)による代謝経路とは異なる経路で代謝され...
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日本ベーリンガーインゲルハイム、ドパミン作動性パーキンソン病治療徐放性製剤「ミラペックスLA錠」を発売
ミラペックス(R)LA錠、世界で最も実績あるドパミン作動性パーキンソン 病治療薬プラミペキソールの1日1回投与の徐放錠、日本で新発売 − 1日1回の投与により投与後24時間にわたり安定した血漿中濃度を示し、1日中安定した効果が持続 − 1日1回の投与であることから、パーキンソン病患者の利便性とアドヒアランスの向上にも期待 − 多くのパーキンソン病患者さんが、1日1回投与の薬剤を望む 2011年7月20日 日本/東京 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ジェラード・マッケナ)は、本日から日本国内でドパミン作動性パーキンソン病治療徐放性製剤ミ...
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エーザイ、乳がん治療剤・パーキンソン病治療剤の中国での包括的販売提携契約を締結
乳がん治療剤とパーキンソン病治療剤の中国における包括的販売提携の契約を締結 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、Orion Corporation(本社:エスプー、フィンランド、代表者:Timo Lappalainen,CEO)と、同社の製品である乳がん治療剤「Fareston(R)」(toremifene citrate)と、パーキンソン病治療剤「Eldepryl(R)」(selegiline hydrochloride)、両製品の中国における包括的販売提携の契約を締結しました。 本契約により、当社は中国における両製品の独占的販売権を獲得し、当社の中国子...
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アボットジャパンとエーザイ、「ヒュミラ」の若年性特発性関節炎に関する追加適応と新製剤の承認を取得
ヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ(R)」 日本において若年性特発性関節炎に関する追加適応および新製剤の承認を取得 アボット ジャパン株式会社(医薬品事業部本社:東京都、代表取締役社長:ゲリー・エム・ワイナー)とエーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役社長兼CEO:内藤晴夫)が、日本で共同開発を進めてきたヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体「ヒュミラ(R)皮下注40mgシリンジ0.8mL」(一般名:アダリムマブ)について、このたび、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎に関する効能・効果と用法・用量の追加承認を取得しました。 また、本適応の追加承認に合...
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大塚製薬、「ロチゴチン」の臨床第III相試験でパーキンソン病への治療効果を確認
大塚製薬 経皮吸収型貼付剤として開発中の「ロチゴチン」に関し、 パーキンソン病への治療効果を国内臨床第III相試験で確認 大塚製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩本太郎)はパーキンソン病治療薬として開発を進める、ドパミン・アゴニスト「ロチゴチン」の臨床第III相試験において、同剤の有効性と安全性を確認しました。試験結果は、カナダ・トロントで開かれた第15回 国際パーキンソン病と運動障害に関する会議(MDS(*) 2011、2011年6月5日〜9日)にて発表されました。 * MDS: Movement Disorders Society 「ロチゴチン」は一日...
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第一三共、アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー錠5mg、10mg、20mg」を発売
NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー(R)錠5mg、10mg、20mg」新発売のお知らせ 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、本日、NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー(R)錠5mg、10mg、20mg」(一般名:メマンチン塩酸塩、製造販売承認取得日:本年1月21日、薬価基準収載日:本年3月11日)を発売いたしましたのでお知らせします。 本剤は、Merz Pharmaceuticals GmbH(本社:ドイツ、以下「メルツ ファーマシューティカルズ」)により創製された世界で唯一のN−methyl−D−asp...
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第一三共、NMDA受容体拮抗アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー錠5mg、10mg、20mg」を発売
NMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー(R)錠5mg、10mg、20mg」の発売のお知らせ 第一三共株式会社(本社:東京都中央区)はNMDA受容体拮抗 アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー(R)錠5mg、10mg、20mg」(一般名:メマンチン塩酸塩、製造販売承認取得日:1月21日)を本年3月に発売する予定でしたが、東日本大震災の影響により、発売日を延期しておりました。 このたび、本年6月8日(水)に本剤を発売することとしましたので、お知らせいたします。 以上
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武田薬品、米ジンファンデル社とアルツハイマー病のバイオマーカーに関するライセンス契約を締結
アルツハイマー病のバイオマーカーにかかるZinfandel Pharmaceuticalsとのライセンス契約について 武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とZinfandel Pharmaceuticals(所在地:米国ノースカロライナ州ダーラム、以下「ジンファンデル社」)は、このたび、健常高齢者におけるアルツハイマー病のリスクを予見しうるバイオマーカーであるTOMM40アッセイの開発、製造、使用、商業化について、全世界での独占的ライセンス契約を締結しましたのでお知らせいたします。 TOMM40は、国際的に著名な薬理遺伝学者であり、ジンファンデル社...
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シード・プランニング、アルツハイマー型認知症・軽度認知障害の治療・診断に関する調査結果を発表
「アルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)の治療・診断の現状と今後の方向性」調査結果がまとまりました。 ◆アルツハイマー型認知症患者数は高齢化とともに年々増加し、2020年には167万人に達する。 ◆診断技術、治療薬の開発の進展にともない、より早期の患者が治療対象に加わった場合、2025年には220万人に達すると予測される。 ◆アルツハイマー型認知症治療薬の市場規模は2020年には2010年比2.7倍の2,900億円にまで拡大する可能性がある。 市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は...
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カロリー制限による加齢性難聴発症抑制の仕組みを解明 〜食事制限・摂取カロリー制限による老人性難聴の予防法の確立に期待〜 本研究成果のポイント ○ミトコンドリア(注1)において脱アセチル化酵素として働くSirt3(注2)がカロリー制限によるマウス加齢性難聴発症抑制に必須であることを解明 ○カロリー制限が酸化ストレスによる内耳細胞障害を抑制し、加齢性難聴発症を抑える詳細な分子メカニズムを解明 ○摂取カロリー制限・食餌制限による老人性難聴の予防法の確立に期待 我々はミトコンドリアにおいて脱アセチル化酵素として働くSirt3が、カロリー制限によるマウス加齢性難聴発症抑制機構に必須である...