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ニコン、グループ全体で構造改革の実施を決定
構造改革の実施に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、当社グループ全体で企業価値向上に向けた収益力強化と体質改善を目的として、構造改革の実施を決定いたしましたのでお知らせします。
記
1.構造改革実施の背景について
当社は、既存事業である半導体装置事業、FPD装置事業、映像事業と、成長事業であるマイクロスコープ・ソリューション事業、産業機器事業、メディカル事業の6事業のポートフォリオを再構築し、持続的に成長する企業体に生まれ変わることを基本方針とした「中期経営計画 2015年度版」に基づき、対象期間を3年間固定として平成28年3月期から平成30年3月期までを既存事業の強化および成長事業への投資を行う時期と位置付け、将来の再成長を目指して平成30年3月期に売上高9,900億円、営業利益650億円を達成することを目標としてきました。
この中期経営計画のもと、メディカル事業におけるOptos社の完全子会社化による網膜画像診断機器市場への参入、マイクロスコープ・ソリューション事業における再生医療関連分野への参入、産業機器事業における非接触三次元測定機等の製品ラインアップ強化による事業拡大など、成長事業での取り組みを進めてまいりました。
しかしながら、半導体装置事業においては、目標としていた黒字化の実現には至らず、映像事業においては、想定以上に市場縮小が進行していることに加えて為替の影響もあり、計画当初に企図した既存事業の安定的収益確保は進捗しておりません。また、成長事業は伸びているものの、期待通りの進捗ではありません。
このような状況から、現行の「中期経営計画 2015年度版」計画策定時点での事業環境の認識と目標設定の考え方そのものを改めるとともに、現行計画の継続は当社を取り巻く事業環境に対応できず、将来の収益構造のさらなる悪化につながるとの判断に至りました。この結果、現行計画の継続を断念し、財務基盤の健全性が確保できているうちに、当社グループ全体で構造改革を実施することを今回決定いたしました。
※リリース詳細は添付の関連資料を参照
以上