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高脂血症
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慶大、高脂血症治療薬スタチンが急性腎障害を軽減するメカニズムを解明
高脂血症治療薬スタチンが 急性腎障害を軽減するメカニズムを解明 −iPS細胞の誘導因子KLF4の新たな作用を発見− 急性腎障害は、敗血症や心血管手術後などに頻繁に生じる合併症です。疫学調査では、病院の集中治療室の入院患者においては10%以上に急性腎障害が認められ、その生存率はほぼ50%と報告されています。しかしながら現在のところ、急性腎障害に対する有効な治療薬は確立していません。 今回、慶應義塾大学医学部血液浄化・透析センターの林松彦教授、吉田理専任講師らは、高脂血症治療薬のスタチン(注1)が急性腎障害を軽減すること、さらにスタチンの効果は転写因子KLF4が作用していることをマウスモデ...
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東京医科歯科大など、第3の核酸医薬の「ヘテロ2本鎖核酸」を開発
第3の核酸医薬の「ヘテロ2本鎖核酸」の開発 ―日本発の分子標的核酸薬の基盤技術― 【ポイント】 ●特定の遺伝子を制御して治療する目的の核酸医薬にアンチセンス核酸、siRNAがあります。これらの従来の核酸医薬とは異なる新しい分子構造・作用機序を有する第3の核酸医薬、「ヘテロ2本鎖核酸(HDO)」の開発に成功しました。 ●ヘテロ2本鎖核酸は従来の核酸医薬よりはるかに高い効果を示し、既存のあらゆるアンチセンス核酸の作用を大幅に向上できます。 ●従来困難だった肝臓以外での臓器の遺伝子制御が可能となり、核酸医薬の臨床応用の可能性が大きく広がります。ヘテロ2本鎖核酸は日本発の分子標的治療の画期的...
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明治、「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」の最終報告会を実施
【明治:カカオポリフェノール研究】 日本初の、チョコレート摂取による大規模研究チョコレート摂取による健康効果を確認 〜7月17日(金)名古屋にて最終報告会を実施〜 株式会社明治(代表取締役社長:川村 和夫)は、愛知県蒲郡市(市長:稲葉正吉)、愛知学院大学の産学官共同で2014年3月からスタートさせた「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」に関して、最終報告をまとめ、7月17日(金)に名古屋市内にて報告会を実施します。 この実証研究は、蒲郡市内外の45〜69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、1カ月間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一...
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高脂血症治療薬の新作用発見 高脂血症の代表的治療薬であるスタチン(注1)は、心筋梗塞など心血管病の治療や予防に有効であり、世界中で約3000万人の人が服用しています。近年、スタチンがコレステロールを低下させる作用以外にも心血管病の予防効果を有することが明らかとなり、「多面的作用」として注目されています。このたび、東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野の下川宏明教授のグループは、その分子機序としてSmall GTP−Binding Protein Dissociation Stimulator(SmgGDS(注2),スマッグジーディーエス)という分子が中心的な役割を果たしていることを世界に先駆けて発見しました。この研究成果は、SmgGDSを増加...
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帝人ファーマ、骨粗鬆症治療剤の「ボナロン経口ゼリー35mg」の製造販売承認を取得
骨粗鬆症治療剤として世界初の経口ゼリー剤 「ボナロン(R)経口ゼリー35mg」の製造販売承認取得 帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荒尾 健太郎)は、本日、骨粗鬆症治療剤として世界初となる経口ゼリー剤で、週1回投与の「ボナロン経口ゼリー35mg」(一般名:アレンドロン酸ナトリウム水和物)の製造販売承認を取得しました。本剤は今冬より販売を開始する予定です。 国内の骨粗鬆症治療剤市場におけるリーディングカンパニーである帝人ファーマは、このたびの承認取得を契機として、患者さんのさらなるQOL(Quality of Life)向上に向けて取り組みを強化していきます...
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東邦大と日本IBM、電子カルテシステムのテキスト情報などを分析するシステムを開発
東邦大学と日本IBM、医療分野のビッグデータ分析システムを開発 電子カルテシステムの時系列データやテキスト情報をプロセス分析 学校法人東邦大学(所在地:東京都大田区、理事長:炭山嘉伸、以下、東邦大学)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM、以下日本IBM)は、医療機関におけるデータ活用の推進や患者主体の医療の質や安全性の向上を目指し、電子カルテシステムのテキスト情報や時系列データを分析するシステムを開発しました。 電子カルテシステムには、検査や治療などの医療サービスの内容、検査結果、診断名など、患者毎にさまざまな...
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帝人ファーマ、点滴投与型骨粗鬆症治療剤「ボナロン点滴静注バッグ900μg」を販売開始
日本初の点滴投与型骨粗鬆症治療剤 「ボナロン(R)点滴静注バッグ900μg」の販売開始について 帝人ファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荒尾 健太郎)は、日本で初めての点滴投与型骨粗鬆症治療剤「ボナロン点滴静注バッグ900μg」(一般名:アレンドロン酸ナトリウム水和物)を5月10日より販売開始します。 当社は、国内の骨粗鬆症治療剤市場においてトップシェアを占めるリーディングカンパニーであり、このたびの販売開始を契機として、患者さんのさらなるQOL(Quality of Life)向上に向けて取り組みを強化していきます。 1.背景 (1)国内における骨粗鬆症の患者数...
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JT、ロシュ社が脂質異常症治療薬「JTT−705(dalcetrapib)」の開発中止と発表
脂質異常症治療薬「JTT−705(dalcetrapib)」に関する導出先の発表についてのお知らせ JT(本社:東京都港区、社長:木村 宏)は、当社が創製した脂質異常症治療薬(CETPモジュレーター)「JTT−705(dalcetrapib)」につきまして、2004年10月にスイスのエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社(以下ロシュ社)と導出に関するライセンス契約を締結し、日本を除く海外においては同社が開発を行っていたところですが、本日、ロシュ社が本剤の全ての開発を中止することを発表しましたのでお知らせいたします。 「JTT−705(dalcetrapib)」はHDL(*1)中のコ...
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東北大学大学院医学系研究科 「肥満になると血圧が上がる」メカニズムを解明 〜メタボリックシンドロームの発症機序明らかに〜 東北大学大学院医学系研究科代謝疾患医学コアセンター・片桐秀樹教授、分子代謝病態学分野・宇野健司助教、岡芳知教授らのグループは、太っていくにつれて血圧が高くなるメカニズムを解明しました。 過食などの生活習慣にもとづく肥満は、糖尿病・高血圧・高脂血症を併発しやすいことから、これらはまとめてメタボリックシンドロームという一つの症候群と考えられています。メタボリックシンドローム患者は、動脈硬化を生じやすく、患者数の急増と相まって、医学的にも社会的にも大きな問題...
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カゴメ、野菜ジュース活用の野菜摂取で生活習慣病のリスク低減の可能性を発表
野菜ジュースを活用した野菜摂取により 青年期における生活習慣病のリスク低減に期待 〜カゴメ、兵庫県健康財団の共同研究〜 カゴメ株式会社(社長:西秀訓)は、財団法人兵庫県健康財団(会長:家森幸男)との共同研究で、青年期における生活習慣病のリスクは血中カロテノイド濃度が関連しており、野菜摂取の方法として野菜ジュースを活用することで、血中カロテノイド濃度が上昇し、LDLコレステロールや腹囲が減少することを確認しました。青年期において野菜摂取の方法として野菜ジュースの活用により、生活習慣病のリスクの低減が期待できます。 なお、本研究内容は2009年10月に壮年〜老年期を対象とした...