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細胞外マトリックス
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癌細胞の浸潤や転移に関わる細胞運動の仕組みを解明 ○概要 九州大学大学院理学研究院の池ノ内順一准教授らの研究グループは、癌細胞の浸潤や転移に関わるブレブ(Bleb)と呼ばれる細胞膜の突起構造の形成に関わる分子メカニズムを明らかにすることに成功しました。 悪性度の高い癌細胞は浸潤や転移を起こします。このような癌細胞の運動様式として、ブレブと呼ばれる細胞膜の突起構造の形成が重要であることが近年の研究で明らかになってきました。ブレブの形成メカニズムの解明は、癌細胞の浸潤や転移を抑制する新たな治療法の開発に繋がることが期待できます。 本研究成果は、2016年3月14日(月)午後3時(米...
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フェヴリナ、シワ専用クリーム「ナノアクア 12GF リンクルリフトクリーム」を発売
シワの根本原因に着目、“お肌の3層”にアプローチする“シワ専用クリーム”新発売 再生医療の研究から生まれた話題のアンチエイジング成分「GF」12種配合 目元、ほうれい線などを集中ケアし、ふっくらハリ感を実現 フォーシーズホールディングス(東証二部)傘下で高級スキンケア化粧品を販売する(株)フェヴリナ(福岡県、神代亜紀社長)は、シワができるメカニズムに着目した、目元の小ジワや口元のほうれい線などを集中ケアするシワ専用エイジングケアクリーム「ナノアクア 12GF リンクルリフトクリーム」(税込9,720円/18g)を、2016年2月1日(月)から新発売します。 やけどなどの再生医療でも使...
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ポーラ化成、日光の近赤外線が肌の組織形成などの役割を果たすバーシカンの産生を減少させることを発見
日光の近赤外線が肌に与える新たな悪影響を発見 〜真皮細胞において重要な生体成分であるバーシカン産生が減少〜 ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:三浦卓士)は、日光に含まれる近赤外線が、真皮線維芽細胞において、肌の組織形成・維持修復など多様な役割を果たす重要な生体成分であるバーシカンの産生を減少させることを見出しました。 真皮のバーシカンが減少すると、真皮の水分保持能力や真皮線維芽細胞の組織再生力が衰え、結果として皮膚の弾力性の低下や回復の遅れにつながると考えられます。 また、ポーラ化成工業が開発したオリジナルエキスである「ゴールデ...
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免疫生物研究所、遺伝子組換えカイコによるラミニン511−E8生産の成功と製造方法を確立
遺伝子組換えカイコによるラミニン511−E8生産の成功と iPS細胞等培養用試薬としての実用化に向けた取り組みのお知らせ 当社は、遺伝子組換えカイコによるヒトラミニン511−E8フラグメント(ラミニン511−E8)の生産に成功し、iPS細胞等の培養足場材として有効であるラミニン511−E8を安価に製造する方法を確立いたしました。さらに、ラミニン511−E8の独占的販売権を有する株式会社ニッピ(ニッピ)による研究用試薬の販売へ向け、同社との売買取引契約締結等の協議を開始しましたので、お知らせいたします。 【概要】 ラミニン511−E8は、細胞外マトリックス成分の一つであるラミニン511の細胞...
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京大など、ヒトiPS細胞から硝子軟骨の作製で移植細胞の安全性を確認
ヒトiPS細胞から硝子軟骨の作製 〜関節軟骨損傷の再生治療法開発へ向けて〜 <ポイント> ・軟骨細胞になると蛍光を発するヒトiPS細胞を作製し、軟骨細胞への分化培養方法を検討した。 ・ヒトiPS細胞由来軟骨細胞から足場材 注1)を使わずに軟骨組織 注2)を作製する培養法を確立した。 ・ヒトiPS細胞から作製した軟骨組織を免疫不全マウスやラットに移植したところ、硝子軟骨 注3)が形成され、腫瘍形成はみられなかった。 ・ヒトiPS細胞から作製した軟骨組織を、関節軟骨を損傷させたラットやミニブタの患部に移植したところ、生着して損傷部を支えた。 1.要旨 山下晃弘 研究員、妻木範行 教授(京都大学CiRA...
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富士フイルム、細胞培養に必要な細胞外マトリックス「セルネスト」を研究用試薬として発売
再生医療のための細胞培養に必要な細胞外マトリックス 「cellnest(セルネスト) ヒトI型コラーゲン様リコンビナントペプチド」 〜動物由来成分を含まず、高い安全性・生体適合性と優れた細胞接着性を実現〜 新発売 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、再生医療のための細胞培養に必要な細胞外マトリックス(*1)「cellnest(セルネスト)ヒトI型コラーゲン(*2)様リコンビナントペプチド(*3)」(以下、「セルネスト」)を、研究用試薬として12月25日より発売いたします。「セルネスト」は、動物由来成分を含まず、高い安全性・生体適合性と優れた細胞接着性を実現しています。 再生医療は、人工的に培...
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京都府立医科大など、細胞分化と密接に関連する「体内時計の発生メカニズム」を解明
細胞分化と密接に関連する「体内時計の発生メカニズム」をを解明 1概要 <本研究成果のポイント> ○哺乳類の体内時計は発生分化過程を通して形成されると考えられている。 ○体内時計の発生は、細胞分化と密接に関連したメカニズムによって起こることを発見。 ○マウス胚性幹細胞(ES細胞)で体内時計が抑制される仕組みを解明。 ○体内時計と「がん」との関連性の理解に役立つ発見であり、新たな応用法の開発に期待。 京都府立医科大学大学院医学研究科八木田和弘(やぎたかずひろ)教授と梅村康浩(うめむらやすひろ)助教らの研究グループは、マウス胚性幹細胞(ES細胞)を用いて細胞分化と密接に関...
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東北大、腎臓尿細管の上皮細胞の大きさを制御する新たな分子を同定
細胞の大きさを制御する新たな分子を同定! 〜腎臓肥大を伴う嚢胞性腎疾患の新たな治療法への応用期待〜 【ポイント】 ・腎臓尿細管は大きさの揃った一層の細胞(上皮細胞)によって成り立つ ・腎臓尿細管の上皮細胞の大きさを制御する新たな分子を同定 ・この分子の機能を破綻させると細胞の大きさが肥大 ・腎臓肥大を伴う嚢胞性腎疾患のモデルマウスでこの分子の発現異常が観察 【概要】 国立大学法人東北大学は、腎臓尿細管の上皮細胞の大きさを制御する新たな分子を同定しました。これは、東北大学大学院生命科学研究科の安田貴雄博士(日本学術振興会特別研究員)、福田光則教授による研究成果です。 胃や腸...
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東北大、膵島移植に使用される細胞分離酵素でコラゲナーゼHの重要性を解明
糖尿病治療のテーラーメード型膵島分離の実現へ向けて 糖尿病患者への膵島移植に使用される細胞分離酵素においてコラゲナーゼHが重要であり、そのターゲット基質の一つはコラーゲンIIIである 東北大学未来科学技術共同研究センター(大学院医学系研究科兼務)の後藤昌史教授、大学院医工学研究科の村山和隆准教授、大学院医学系研究科先進外科の大内憲明教授および藤尾淳医師、大学院医学系研究科生物化学分野の五十嵐和彦教授らのグループは、糖尿病を対象とする細胞移植治療である膵島(注1)移植において、膵島細胞を分離するために使用されている細胞分離酵素においてコラゲナーゼH(コラゲナーゼ(注2)のサブタイプ)...
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東大、生体内薬物輸送を実現するナノチューブ型分子ロボットを開発
生体内薬物輸送を実現するナノチューブ型分子ロボット 1.発表者: 相田 卓三(東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻 教授、理化学研究所 創発物性科学研究センター 副センター長) Biswas Shuvendu(東京大学大学院 工学系研究科 化学生命工学専攻 博士課程学生) 金原 数(東北大学 多元物質科学研究所 教授) 田口 英樹(東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 教授) 丹羽 達也(東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生体分子機能工学専攻 助教) 石井 則行(独立行政法人産業技術総合研究所 光技術研究部門 主任研究員) 片岡 一則(東京大学大学院 ...
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東大など、プラスミンの阻害剤投与による悪性リンパ腫・白血病の生体内増殖抑制に成功
「悪性リンパ腫・白血病治療に新展開 −新規分子療法に有効性 ―東大医科研がリンパ腫・白血病治療に新たな可能性を示す―」 ■発表者: 服部 浩一(東京大学医科学研究所 幹細胞治療研究センター 幹細胞制御領域 特任准教授) ■発表概要: 血液線維素溶解系因子プラスミンの阻害剤の投与により、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性の抑制を介し、悪性度の高いリンパ腫・白血病の生体内増殖を抑制することに成功した。 ■発表内容: 悪性リンパ腫・白血病は、血液系細胞の悪性化によって生じるがんの一種で近年本邦でも増加してきており、数多くの新薬が開発されてはいるものの、組織型によって、未だに致命率...