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幹細胞
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iPS細胞からみえる統合失調症の特徴 −神経細胞・グリア細胞の分化段階の異常を患者由来細胞で発見− ■要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター分子精神科学研究チームの豊島学研究員、吉川武男チームリーダーらの国際共同研究グループは、iPS細胞を用いて、統合失調症患者の神経幹細胞と神経前駆細胞の細胞塊(神経幹/前駆細胞)では、神経細胞やグリア細胞[1]への分化に異常がみられ、この異常には特定のマイクロRNA(miRNA)[2]が関わっていること発見しました。 統合失調症は生涯罹患率が人口の約1%と高く、国内の総患者数は71万3,000人と推定されています。病気の予防と治療には、病気の原因...
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武田薬品、第10回国際ホジキンリンパ腫シンポジウムで「アドセトリス」の最新データを発表
第10回国際ホジキンリンパ腫シンポジウムにおける「アドセトリス(R)」の最新データの発表について −初めて発表される試験データを含むアドセトリス(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン)の 広範囲に及ぶ最新データの発表− 当社は、2016年10月22日から25日にかけてドイツ ケルンで開催予定の第10回国際ホジキンリンパ腫シンポジウムにおいて、ホジキンリンパ腫に対する「アドセトリス(R)」(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン)のデータを発表しますのでお知らせします。本シンポジウムにおいて、当社は本剤に関する4つの試験データを発表します。なお、当社は、本年のシンポジウムにおいて10周年記念...
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九大、生殖細胞形成におけるDNAメチル化の変化とその調節因子を解明
生殖細胞形成におけるDNAメチル化の変化とその調節因子を解明 −不妊の原因解明、治療法開発への応用に期待− 私たちの体は精子と卵子が融合してできる一つの受精卵に由来します。この精子や卵子の元となる生殖細胞が形成される過程では、遺伝子の働きを調節するDNAメチル化という化学修飾(細胞が備え持つ修飾の一つ)が大きく変化します。誕生したばかりの生殖細胞は体の中にごく僅かしか存在しないため、その詳細な研究はこれまで困難でした。2011年、京都大学大学院医学研究科の斎藤通紀教授、林克彦准教授(現九州大学医学研究院教授)らが様々な細胞に分化する能力を持つマウス多能性幹細胞から、培養皿の中で生殖...
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味の素、基礎研究用iPS/ES細胞用培地「StemFit」Basic02を米国で研究機関向けに販売開始
味の素(株)、高性能な基礎研究用iPS/ES細胞用培地 「StemFit(R)」Basic02をグローバル市場向けに発売 第一弾として2016年9月16日(金)より米国で販売開始 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、高性能な基礎研究用iPS/ES細胞用培地「StemFit(R)」Basic02を世界の再生医療研究の中心である米国で2016年9月16日(現地時間)より研究機関向けに販売開始します。日本国内で実績のある当社のiPS/ES細胞用培地「StemFit(R)」シリーズをグローバル市場に展開する第一弾であり、当社は今後も世界の再生医療の早期実現化に貢献します。 再生医療研究は、その臨床応用や実用化に向けて最も研究が盛んで大...
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大腸がん発症の鍵を握る仕組みの解明 1.発表者: 秋山 徹(東京大学分子細胞生物学研究所 分子情報研究分野 教授) 川崎 善博(東京大学分子細胞生物学研究所 エピゲノム疾患研究センター癌幹細胞制御研究分野 准教授) 2.発表のポイント: ◆大腸がん細胞がタンパク質をコードしない新規の長いRNA“MYU”を多量につくる仕組みを発見しました。 ◆MYUは大腸がん細胞が腫瘍をつくるために必須であること、およびMYUが腫瘍をつくる仕組みを発見しました。 ◆本成果は、MYUおよびMYUが腫瘍をつくる仕組みを標的とした薬剤の開発や大腸がんの治療への貢献が期待されます。 3.発表概要: Wntシグナル(注1)の異...
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理研、継続的更新に対応する細胞−遺伝子活性データベース「FANTOM5 SSTAR」を開発
継続的更新に対応する細胞−遺伝子活性データベース −増え続ける遺伝子制御解析情報をWeb上で簡単に参照− ■要旨 理化学研究所(理研)ライフサイエンス技術基盤研究センター機能性ゲノム解析部門大容量データ管理技術開発ユニットのイマド・アブケセーサ研究員、粕川雄也ユニットリーダー、予防医療・診断技術開発プログラムの川路英哉コーディネーター(情報基盤センター予防医療・ゲノミクス応用開発ユニット ユニットリーダー)らの共同研究チームは、RNAとして転写される遺伝子領域の活性や制御に関する情報を容易に検索可能で、データの維持・更新を低コストで行うことができるデータベース「FANTOM5 SSTAR(ファント...
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大阪大学・医学系研究科とロート製薬が、 『先進幹細胞治療学共同研究講座 (産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ)』を設置 早期の臨床医学への応用による再生医療の実用化に向けて ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:吉野俊昭、以下「ロート製薬」)と国立大学法人大阪大学(本部:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下「大阪大学」)は、この度、間葉系幹細胞(※1)を用いた再生医療の実用化を加速させるため共同研究講座に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。また、本共同研究講座の設置は、2015年11月12日付けで大阪大学医学系研究科・医学部附属病院に設置されました産学...
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京セラなど、再生医療「毛包器官再生による脱毛症の治療」の共同研究を開始
再生医療「毛包器官再生による脱毛症の治療」に関する 共同研究の開始について 京セラ株式会社(社長:山口悟郎 以下、京セラ)、国立研究開発法人理化学研究所(理事長:松本紘 以下、理研)および株式会社オーガンテクノロジーズ(社長:杉村泰宏 以下、オーガンテクノロジーズ)は、再生医療分野である「毛包器官再生による脱毛症の治療」に関する共同研究契約を締結し、今後、毛包器官を再生して脱毛症を治療する技術や製品の開発を共同で実施することといたしましたのでお知らせいたします。 1.共同開発の背景 脱毛症は、男性型脱毛症をはじめ、先天性脱毛や瘢痕(はんこん)・熱傷性脱毛、女性の休止期脱毛な...
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止血役にはストレスが必要 −巨核球細胞での小胞体ストレスが血小板を生む− <要旨> 理化学研究所(理研)小林脂質生物学研究室の森島信裕専任研究員(研究当時)と中西慶子協力研究員(研究当時)の研究チームは、血小板[1]の形成には、巨核球[2]細胞内の小胞体[3]が「小胞体ストレス[4]」状態となることが必要であることを発見しました。小胞体ストレスとは、立体構造がうまく形成されなかったり、構造が壊れたりしたタンパク質が小胞体内に蓄積した状態のことです。 血小板は、傷口の止血にとって欠かせない血液成分です。血小板は骨髄中に存在する前駆細胞の巨核球細胞がばらばらになり、核を含まない...
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第一三共、英社と虚血性心不全の細胞治療薬「Heartcel」のライセンス契約を締結
Cell Therapy社とのHeartcel(TM)に関するライセンス契約締結について 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、Cell Therapy Ltd.(所在地:英国ウェールズ州、以下「CTL」)が開発中の虚血性心不全の細胞治療薬Heartcel(TM)について、日本における開発および販売の独占的実施権をCTLから許諾するライセンス契約を締結しましたのでお知らせします。 Heartcel(*1)は、CTLが独自に開発した手法により新規に作成された他家細胞治療薬(*2)です。Heartcelを心筋に投与することで、虚血性心不全に対する治療効果が期待されます。 日本において、開発及び販売は当社が実施し、治験用および商用生産はCTLが実施します...
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旭川医大と第一三共など、新規幹細胞のオープンイノベーション研究を開始
旭川医科大学、第一三共、三菱UFJキャピタルによる新規幹細胞における オープンイノベーション研究のお知らせ 国立大学法人旭川医科大学(学長:吉田晃敏、北海道旭川市、以下「旭川医大」)、第一三共株式会社(代表取締役社長:中山讓治、本社:東京都中央区、以下「第一三共」)、三菱UFJキャピタル株式会社(代表取締役社長:安藤啓、本社:東京都中央区、以下「三菱UFJキャピタル」)は、旭川医科大学 心血管再生・先端医療開発講座 川辺淳一特任教授が発見した新規幹細胞である毛細血管幹細胞(以下「CapSCs」)について、再生医療・細胞治療の細胞ソースとして開発を目指すオープンイノベーション研究(以下「本研究...
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オリンパス、共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」シリーズ2機種を発売
生命現象を高速かつ正確に捉え、高精細な画像を実現 共焦点レーザー走査型顕微鏡FV3000シリーズを新発売 オリンパス株式会社(社長:笹宏行)は、科学事業の新製品として、生命現象を高速かつ正確に捉え、高精細な画像を実現する共焦点レーザー走査型顕微鏡「FV3000」「FV3000RS」の2機種を、2016年7月から世界で順次発売します。 共焦点レーザー走査型顕微鏡は、蛍光色素を導入したサンプルをレーザー光で走査(スキャン)しながらサンプルから発する微弱な蛍光を検出することで、細胞内の微細な構造を高コントラストな立体画像として得ることができます。当社は、共焦点レーザー走査型顕微鏡と多光子励...
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理研・オーガンテクノロジーズなど、マウスiPS細胞から皮膚器官系の再生に成功
マウスiPS細胞から皮膚器官系の再生に成功 −難治性皮膚、脱毛疾患への応用に期待− <要旨> 理化学研究所(理研)多細胞システム形成研究センター器官誘導研究チームの辻孝チームリーダー(東京理科大学客員教授、北里大学医学部客員教授、東京歯科大学客員教授)、株式会社オーガンテクノロジーズの杉村泰宏社長、北里大学医学部の武田啓主任教授、佐藤明男特任教授、東北大学大学院歯学研究科の江草宏教授らの共同研究グループ(※)は、マウスiPS細胞(人工多能性幹細胞)[1]から、毛包や皮脂腺などの皮膚付属器を持つ「皮膚器官系」を再生する技術を開発しました。 皮膚は生体を防御するほか、汗の排せつなどの機...
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産総研、ヒトの神経細胞の発生を調節するタンパク質の機能を発見
ヒトの神経細胞の発生を調節するタンパク質の機能を発見 −ヒトに特徴的な機構の存在を示唆− ■ポイント ・ヒト胎児脳の神経細胞の発生にLSD1と呼ばれる酵素が重要な役割を果たすことを発見 ・LSD1の神経発達における役割がヒトに特徴的である可能性を示唆 ・失われた脳機能を回復させるための効率的な神経細胞の供給への貢献に期待 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)バイオメディカル研究部門( https://unit.aist.go.jp/bmd/ )【研究部門長 近江谷 克裕】脳機能調節因子研究グループ 平野 和己 研究員と波平 昌一 研究グループ長は、遺伝子の情報の読み取...
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東京医科歯科大など、変形性膝関節症の新規治療の開発に動物モデルを用いて成功
変形性膝関節症の進行を抑えるのに滑膜幹細胞の定期的関節内注射が有効 〜軟骨を保護する多数の栄養因子の産生が明らかに〜 ■ポイント ○国内に約850万人いる変形性膝関節症の新規治療の開発に動物モデルを用いて成功しました。 ○滑膜幹細胞を定期的に関節内注射することで変形性膝関節症の進行が抑えられました。 ○滑膜幹細胞が軟骨保護作用のある多数の栄養因子を産生することを明らかにしました。 ○変形性膝関節症の治療応用への展開が期待されます。 東京医科歯科大学 再生医療研究センターの関矢 一郎 教授と大関 信武 助教らの研究グループはラットを用いた研究で、膝関節の滑膜より培養した体性...
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熊本大など、生体の糸球体で重要な機能を持つ遺伝子群が実際に発現していることを証明
ヒトiPS細胞から誘導した腎臓糸球体が血管とつながる 〜尿産生に向けた大きな前進〜 [ポイント] ◆糸球体のろ過機能を司る細胞(ポドサイト)に分化すると緑色に光るヒトiPS細胞を作成し、試験管内で糸球体ができる過程を初めて可視化した。 ◆緑の蛍光を指標にヒト糸球体のポドサイトを純化し、生体の糸球体で重要な機能を持つ遺伝子群が実際に発現していることを証明した。 ◆iPS細胞由来の腎臓組織をマウスに移植することによって、ヒトの糸球体にマウスの血管が取り込まれた。 ◆血管に隣接するヒト糸球体のポドサイトには特徴的なろ過膜が形成され、糸球体内にろ過を示唆する物質が観察された。 [要旨] 熊本...
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九大、胎生期の薬剤曝露が海馬に及ぼす長期的な影響とその改善法を解明
妊娠中の抗てんかん薬投与は子どもの学習・記憶障害を引き起こす 〜胎生期の薬剤曝露が海馬に及ぼす長期的な影響とその改善法を解明〜 ■概要 九州大学大学院医学研究院の中島欽一教授と、Berry Juliandi学術研究員らの研究グループは、東北大学、星薬科大学、国立医薬品食品衛生研究所との共同研究により、抗てんかん薬の一つであるバルプロ酸(Valproic acid:VPA)(※1)を妊娠マウスに投与した場合、出生・成長した子どもの脳では神経細胞(ニューロン)産生能が低下してしまうため、学習・記憶に悪影響があることを見出しました。また、この学習・記憶能の低下は、自発的運動(※2)によって改善されることも明らかにして...
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「再生医療研究開発センター(仮称)」建設のお知らせ ニプロ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:佐野 嘉彦)は札幌医科大学(理事長・学長 島本 和明、北海道札幌市)と共同開発を進めている「脳梗塞及び脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞(※)」に係る、製造用の設備や試薬、消耗品などを研究開発することを目的に、札幌市に再生医療研究開発センターを建設することとなりましたので、お知らせいたします。 当再生医療研究開発センターの主な建設目的は、2014年4月に札幌医科大学とライセンス契約を締結した「脳梗塞、脊髄損傷における自己骨髄細胞を用いた再生治療」の実用化を、より迅...
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資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみに繋がることを発見
資生堂、加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみに繋がることを発見 皮下脂肪組織の幹細胞に新たな可能性 資生堂は、加齢に伴い肌内部の真皮が空洞化して脂肪に置き換わっていること(図1)、更に真皮が空洞化している人ほど肌の弾力が失われ、外見上も顔が大きくたるんでいることを発見しました。 また併せて、国立がん研究センター研究所 落谷孝広分野長との共同研究により、皮下脂肪組織の間葉系幹細胞(以下、脂肪組織由来幹細胞と略記)が真皮線維芽細胞の働きを高めてコラーゲンを生み出し、真皮のような構造体を厚くすることを見出しました。 今回の発見を踏まえて、当社が空洞化の改善を期待できる原料を探索し...
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グラクソ、抗悪性腫瘍剤「ヴォトリエント」の全例調査の承認条件が解除
抗悪性腫瘍剤「ヴォトリエント(R)」の全例調査の承認条件解除について グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:フィリップ・フォシェ、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、抗悪性腫瘍剤「ヴォトリエント(R)錠200mg」(一般名:パゾパニブ塩酸塩、以下「ヴォトリエント(R)」)に関し、厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において使用成績調査(全例調査)の結果が報告され、厚生労働省より承認条件解除の連絡を受けましたのでお知らせいたします。 「ヴォトリエント(R)」は2012年9月28日に「悪性軟部腫瘍」の効能・効果で製造販売承認を取得しており、その際の承認条件1として使用成績調査(全例調査)...
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免疫生物研究所、遺伝子組換えカイコによるラミニン511−E8生産の成功と製造方法を確立
遺伝子組換えカイコによるラミニン511−E8生産の成功と iPS細胞等培養用試薬としての実用化に向けた取り組みのお知らせ 当社は、遺伝子組換えカイコによるヒトラミニン511−E8フラグメント(ラミニン511−E8)の生産に成功し、iPS細胞等の培養足場材として有効であるラミニン511−E8を安価に製造する方法を確立いたしました。さらに、ラミニン511−E8の独占的販売権を有する株式会社ニッピ(ニッピ)による研究用試薬の販売へ向け、同社との売買取引契約締結等の協議を開始しましたので、お知らせいたします。 【概要】 ラミニン511−E8は、細胞外マトリックス成分の一つであるラミニン511の細胞...
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[参考資料] 資生堂、世界初・表皮幹細胞が肌のうるおいを左右することを発見 表皮幹細胞がヒアルロン酸量をコントロール 資生堂は、肌内部の表皮幹細胞の減少を抑えると表皮のヒアルロン酸量が増加するという「表皮幹細胞とヒアルロン酸の関係」を世界で初めて発見しました。ヒアルロン酸は皮膚内に存在する代表的なうるおい成分で、ハリ・弾力の土台となるコラーゲンを良好な状態に保ちます。 [技術進化の背景] 資生堂は、ハリ・弾力のある肌への対応技術において、コラーゲンが肌のハリ・弾力に重要な構成組織であると位置づけ、30年にわたって研究しています。これまでに世界に先駆けて真皮(I型)コラーゲン、...
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島津製作所と古河電工、ダメージレス・セルソーターの国内販売契約を締結
株式会社島津製作所と古河電気工業株式会社が ダメージレス・セルソーター「PERFLOW(R) Sort」の国内販売契約を締結 ・製品画像は添付の関連資料を参照 株式会社島津製作所(本社:京都市中京区、社長:上田輝久、以下 島津製作所)と古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:柴田光義、以下 古河電工)は、古河電工の製造・販売するダメージレス・セルソーター「PERFLOW(R) Sort(パーフロー・ソート)」について国内販売契約を締結しました。 セルソーターは、特定の細胞を分取する目的で使用される装置です。分離した個々の細胞にレーザ光を照射して生じる散乱光や蛍光等から細胞を識別し、それらの情報に基づ...
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理研と阪大、細胞分化の途中過程における細胞状態の変遷の可視化に成功
細胞の分化状態の可視化に成功 −ラマン散乱分光スペクトルによる“細胞指紋”の応用− ■要旨 理化学研究所(理研)生命システム研究センター先端バイオイメージング研究チームの市村垂生研究員、渡邉朋信チームリーダー、大阪大学免疫学フロンティア研究センターの藤田英明准教授らの共同研究チーム(※)は、ラマン散乱光[1]の分光スペクトル[2]を用いて、細胞の分化状態を非染色かつ非侵襲で識別し、細胞分化の途中過程における細胞状態の変遷を可視化することに成功しました。 正常細胞とがん細胞との識別や良質な人工多能性幹細胞(iPS細胞)[3]の仕分けなど、細胞の種類や分化状態を判断するために、近年...
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慶大など、遺伝性パーキンソン病患者由来のiPS細胞を樹立し脳内での病態を解明
遺伝性パーキンソン病患者由来のiPS細胞を樹立し 脳内における新たな病態の解明および再現に成功 −パーキンソン病発症メカニズムの解明、新薬開発に期待− 慶應義塾大学医学部生理学教室(岡野栄之教授)、北里大学医療衛生学部再生医療・細胞デザイン研究施設細胞デザイン研究開発センター(太田悦朗講師(慶應義塾大学医学部共同研究員)、小幡文弥教授)の共同研究グループ(注1)は、遺伝性パーキンソン病(注2)患者由来のiPS細胞を初めて樹立し、分化誘導した神経細胞を用いてパーキンソン患者の脳内における病態を再現し、ドーパミン放出(注3)異常やリン酸化タウ(注4)の増加などのパーキンソン病の発症メカニ...
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イネの分蘖(ぶんげつ)形成を促進する遺伝子を発見 1.発表者:平野博之(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) 田中若奈(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻日本学術振興会特別研究員) 2.発表のポイント ◆単子葉類のモデル植物イネにおいて、腋芽(注1)の形成の初期過程を制御する重要な遺伝子TAB1の機能を明らかにしました。 ◆腋芽形成の過程で、TAB1遺伝子とWOX4遺伝子の発現が入れ替わりながら、メリステム(注2)の幹細胞の維持を制御していることを明らかにしました。 ◆イネの腋芽形成は分蘖(ぶんげつ)(注3)と呼ばれ、個体増殖に相当しますので...
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北海道大、ES細胞から分化誘導した免疫抑制細胞により拒絶反応を抑えることに成功
ES細胞から分化誘導した免疫抑制細胞により 拒絶反応を抑えることに成功 〜多能性幹細胞を用いるこれからの再生医療時代における 新しい免疫制御法を提案〜 <研究成果のポイント> ・ES細胞から再生医療に用いる移植片と免疫抑制細胞を作製。 ・移植実施に際して,ES細胞由来免疫抑制細胞による前処置により拒絶反応を抑制することに成功。 ・ES細胞やiPS細胞を用いるこれからの再生医療時代において予想される課題を克服する方法を 提案。 <研究成果の概要> ES細胞やiPS細胞等の多能性幹細胞は,様々な種類の細胞に分化することのできる細胞であり,再生医療への応用が期待されています。他人の臓器や細胞を移植すると...
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〜iPS細胞は、老化による皮膚ダメージを初期化する〜 コーセー iPS細胞の皮膚科学研究への応用に着手 株式会社コーセー(代表取締役社長:小林 一俊 本社:東京都中央区)は、元京都大学iPS細胞研究所 特任教授で現コーセー研究顧問の加治和彦と共に、同一供与者から異なる年齢で得られた皮膚線維芽細胞よりiPS細胞を作製し、解析・評価しました。その結果、老化過程の痕跡である短縮した「テロメア」が供与年齢に関わらず回復していることを明らかにしました。この研究成果を10月27日から30日までフランス・パリにて開催される「第28回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)」世界大会にて発表します。 <“初期化”に...
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JST、脳神経細胞の特殊な移動様式を制御する仕組みの一端を解明
脳神経細胞の特殊な移動様式を制御する仕組みの一端を解明 <ポイント> ・ほ乳類の大脳皮質が作られる際に神経細胞は、「ロコモーション様式」と呼ばれる特徴的な移動様式で特定の位置まで移動し、大脳皮質の6層構造を形成する。 ・神経細胞の増殖を停止させる分子Cdk5、p27と、脳疾患の原因遺伝子Dcxとが「ロコモーション様式の移動」を制御していることが分かった。 ・神経細胞の「増殖しない」という特徴を決定づける分子が、増殖停止後に新たな機能を獲得し、これが脳の高度な組織化過程に重要であることが示された。 JST戦略的創造研究推進事業において、JSTの川内 健史 さきがけ研究者(兼・慶應義塾大学 医学...
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理研、ヒトiPS細胞の分化多能性を維持・向上させる新たな因子を発見
ヒトiPS細胞の分化多能性を維持・向上させる新たな因子を発見 −フィーダー細胞を使わずヒトiPS細胞の安定した培養を可能に− <ポイント> ・ヒトiPS細胞の分化多能性を向上させるタンパク質CCL2を発見 ・低酸素状態で働く遺伝子群の活性化が多能性に関与している可能性を示唆 ・ヒトiPS細胞の基礎研究や医療技術への応用に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、「CCL2」と呼ばれるタンパク質がヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)[1]の分化多能性[2]を維持、向上させることを発見し、その機能に関与する遺伝子群の存在を明らかにしました。これは、理研ライフサイエンス基盤研究センター(渡辺恭良...
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ニプロ、札幌医科大と再生医療医薬品の製造販売で特許ライセンス契約を締結
「再生医療分野で国内初の細胞医薬品」の事業化へ向けた特許ライセンス契約締結のお知らせ ニプロ株式会社は札幌医科大学(理事長・学長 島本 和明、北海道札幌市)の「脳梗塞及び脊髄損傷の治療に用いる自己骨髄間葉系幹細胞」の特許について、研究成果を全国の患者さんへ広く還元するため、保険診療への展開を見据え、再生医療医薬品の製造販売を行うことを目的に、ライセンス契約を締結しましたのでお知らせいたします。 今回の特許ライセンス契約は、札幌医科大学における独自の研究成果を元に純国産の細胞医薬品を開発し、薬事法に基づく再生医療分野での医薬品としては国内初の製造販売をニプロが行うことを予...
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ニプロなど、ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の新たな三次元培養法に用いる培養バッグ試作品を開発
ヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の新たな三次元培養法に用いる培養バッグ試作品を開発 ―大量培養・大規模生産を可能に― ニプロ株式会社と京都大学物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス、拠点長:中辻憲夫)は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究プロジェクト「ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術開発」(※1)のうち中辻教授が率いるチームにおいて、京都大学と日産化学工業株式会社により新たに開発された2種類の機能性ポリマーを用いたヒト多能性幹細胞(ES/iPS細胞)の三次元大量培養法(※2)に使用できる培養バッグ試作品を開発しました。この新たな三次元培養法は、高品...
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慶大など、アクチン細胞骨格の動態が脂肪分化を誘導するメカニズムを解明
アクチン細胞骨格の動態が脂肪分化を誘導するメカニズムを解明 ―癌幹細胞の分化制御を標的とした治療法確立・治療薬開発に期待― 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所(遺伝子制御研究部門)の信末博行(のぶすえ ひろゆき)特任助教、佐谷秀行教授らの研究チームは、日本大学生物資源科学部応用生物科学科の加野浩一郎教授らとの共同研究により、アクチン細胞骨格の動態(注1)変化が脂肪細胞への分化を誘導するという現象の分子機構について解明しました。 本研究では、『細胞は、はじめに特異的な転写因子の発現によって機能的および形態的に分化する』というこれまでの細胞生物学の常識を覆し、細胞の形態変化によ...
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理化学研究所、細胞内分子間の情報伝達効率の理論的上限をめぐる論争に終止符
細胞内分子間の情報伝達効率の理論的上限をめぐる論争に終止符 −細胞がいかに「感じ」、「考える」かのより深い理解へ− <ポイント> ・スパコンと世界最高性能の計算手法を組み合わせ、生物物理の基礎問題に決着 ・最新理論の誤りを指摘し、古典的理論を発展させた新規理論を提案 ・iPS細胞やSTAP細胞の分化や免疫細胞の働きのより詳細な理解に役立つ <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、スーパーコンピュータによる大規模シミュレーションにより、細胞内分子間の情報伝達効率の上限を定義する基本理論をめぐる論争に終止符を打ちました。これは、理研生命システム研究センター(柳田敏雄センター長)...
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慶大と味の素、未分化iPS細胞を安価に大量培養するための汎用培地を開発
未分化ヒトiPS細胞の安価かつ高性能の大量培養培地の開発に成功 −iPS細胞を用いた再生医療の実現化に向けて− 心筋梗塞、拡張型心筋症(注1)などの重症心不全では、数億個もの心筋細胞が失われていますが、ヒトは失われた心筋細胞を元に戻す自己再生能力がありません。このため、幹細胞から心筋細胞を再生し、これを患者の心臓に移植する再生医療が注目されています。胚性幹細胞(ES細胞)(注2)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)(注3)は、神経細胞や心筋細胞などあらゆる細胞種へと分化できる能力を持つことから、再生医療の細胞源として期待されています。しかし、iPS細胞の多分化能を維持しつつ培養するには繊細な注意...
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京大など、細胞移植に適した新しいヒトiPS細胞の樹立・維持培養法を確立
細胞移植に適した新しいヒトiPS細胞の樹立・維持培養法を確立 中川誠人 iPS細胞研究所(CiRA)講師、山中伸弥 同教授らの研究グループは、大阪大学、味の素株式会社(以下「味の素社」)との共同研究において、細胞移植治療に適した人工多能性幹細胞(iPS細胞)の新しい樹立・維持培養法を確立しました。 ヒトのiPS/ES細胞を再生医療として多くの患者さんに利用していただけるようになるためには、ヒト以外の動物由来の物質を含まず、安定して生産するために極力工程数が少ない方法でiPS細胞を樹立・維持培養することが望まれます。しかし、これまでの方法では、iPS/ES細胞を培養するために、培地中には血清などの動物由来の...
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東大、ダウン症の脳で神経細胞が少なくなる仕組みをマウスで発見
ダウン症の脳で神経細胞が少なくなる仕組みをマウスで発見 <発表者> 倉林伸博(東京大学 大学院理学系研究科附属遺伝子実験施設 助教) 眞田佳門(東京大学 大学院理学系研究科附属遺伝子実験施設 准教授) <発表のポイント> >ダウン症において、神経細胞数が少なくなる仕組みをマウスで発見した。 >21番染色体上の2つの遺伝子が神経幹細胞の働きを鈍化させ、神経幹細胞から神経細胞が誕生しにくくなることを世界で初めて発見した。 >ダウン症において脳発生異常が発症する仕組みの理解に寄与し、将来の治療戦略の確立のための重要な指針として期待できる。 <発表概要> ダウン症は、およそ80...
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精子は発生開始のコーディネーター 大規模転写データベースによって明らかとなった精子の果たす役割 1.発表者: 朴 聖俊(パク ソンジュン)(東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター 特任研究員) 白髭 克彦(東京大学分子細胞生物学研究所附属エピゲノム疾患研究センター 教授) 2.発表のポイント: ◆世界的に類のない規模で受精直後の転写産物解析を行い、誰でも参照、検索可能なデータベースを構築した。 ◆卵子と精子それぞれが発生を開始するための転写プログラムに果たす役割を示し、精子がこのプログラムを開始するためのコーディネーターとして働くことを明らかにした。 ◆データベー...
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明大と自治医大など、効率的な方法で短期間に免疫のないブタを作ることに成功
効率的な方法で、短期間に免疫のないブタを作ることに成功 <ポイント> ・医学研究用ブタの作出は非常に煩雑で多くの時間がかかっていた。 ・人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法で、免疫不全ブタを作ることに成功。 ・免疫のないブタは、ヒトの重症複合型免疫不全症(SCID)(注1)の疾患モデルや、新しい幹細胞治療法やがん治療法の評価・開発などへの貢献が大きく期待される。 JST課題達成型基礎研究の一環として、明治大学の渡邊將人(まさひと)特任講師と長嶋比呂志教授、自治医科大学花園豊教授らは、人工酵素と体細胞核移植を組み合わせた効率的な方法により、短期間(6か月)で免疫のない(...
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理化学研究所、細胞の運命を左右する新しい分子メカニズムの一端を解明
細胞の運命を左右する新しい分子メカニズムの一端を解明 −ポリコム複合体間で起こる重合が遺伝子発現のオン・オフを調節− <ポイント> ・遺伝子制御に関わるポリコム複合体のライブイメージングに成功 ・ポリコム複合体が重合し、ポリコム構造体を形成 ・ポリコム複合体重合の制御メカニズム解明が再生医療やがん治療に貢献 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、細胞の運命を左右する新しい分子メカニズムの一端を解明しました。これは理研統合生命医科学研究センター(小安重夫センター長代行)免疫器官形成研究グループの古関明彦グループディレクター、磯野協一上級研究員(JST戦略的創造研究推進...
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理化学研究所、細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz−Seq法」を開発
細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz−Seq法」を開発 −細胞集団に潜む細胞のゆらぎの解明へ− <ポイント> ・高感度で再現性に優れ、かつ簡便な1細胞RNAシーケンス法を開発 ・分化段階や細胞周期の違いを遺伝子発現の違いとして再現性よく検出 ・同一培養条件かつ細胞周期も同じ細胞間で遺伝子発現のゆらぎを発見 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、細胞1個が発現する遺伝子を網羅的に定量化する方法「Quartz−Seq(クオーツセック)法」を開発し、同じ種類の細胞で、かつ同じ細胞周期[1]にある細胞同士でも、細胞ごとに遺伝子発現のパターンに差があることを明らかにしました。これは...
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タカラバイオ、iPS細胞等から肝臓細胞への分化状態検出試薬を発売
iPS細胞等から肝臓細胞への 分化状態検出試薬を発売 タカラバイオ株式会社は、ヒトのiPS細胞やES細胞などの多能性幹細胞から、肝臓細胞への分化状態検出試薬を、本年8月30日より発売します。 創薬研究分野では、ヒト肝臓細胞等を用いた医薬品候補物質の毒性評価が必須です。しかしながら、現在主に用いられている初代培養肝細胞は、入手方法が限定的であるとともに、その製造方法の特性上品質が安定しないため、再現性のあるデータが得られにくいといった問題点がありました。そのため、豊富で安定的な供給が見込めるiPS細胞から、均一で高性能の肝臓細胞を効率的に大量製造できる分化誘導方法の研究が大きな注目を集め...
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慶大など、ヒトの心臓線維芽細胞から心筋様細胞を直接作製することに成功
ヒトの心臓線維芽細胞から心筋様細胞を直接作製することに成功 [ポイント] ・マウスの心臓線維芽細胞からiPS細胞を経ずに心筋様細胞を直接作製できることは報告されていたが、マウスと同じ因子では、ヒト心筋様細胞を直接作製することはできなかった。 ・5つのヒト心筋誘導遺伝子の同定に成功し、その遺伝子の導入によりヒト心臓線維芽細胞から心筋様細胞を直接作製できることを明らかにした。 ・心筋梗塞などで線維化した組織を心筋組織に戻す新しい心臓再生医療への発展が期待できる。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学医学部の家田 真樹(イエダ マサキ)特任講師、和田 りえ研究技術員ら...
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アステラス製薬と京大、ヒトiPS/ES細胞からネフロン前駆細胞を効率よく作製する方法を発見
アステラス製薬と京都大学iPS細胞研究所: ヒトiPS/ES細胞からネフロン前駆細胞を効率よく作製する方法を発見 〜国際幹細胞学会第11回年次総会で発表〜 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)と京都大学iPS細胞研究所(所在地:京都、所長:山中 伸弥、英名:Center for iPS Cell Research and Application(CiRA))は、腎臓の再生医療に関する両者の共同研究において、ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)およびヒト胚性幹細胞(ES細胞)から腎臓を再生する過程の一つの段階を効率よく進める方法を発見しました。このたび、この結果を国際幹細胞学会(英名:International Society for Stem Cell...
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大日本住友製薬、抗がん剤「BBI608」の第I/II相臨床試験結果を米国臨床腫瘍学会で発表
BBI608の第I/II相臨床試験(用量漸増試験)結果を米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表 大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)は、2013年6月3日(米国時間)、開発中の抗がん剤「BBI608」に関する第I/II相臨床試験のうち用量漸増試験(以下、本試験)の結果が、米国シカゴで開催中の米国臨床腫瘍学会(ASCO:American Society of Clinical Oncology)の2013年年次総会において発表されましたので、お知らせします。 1.本試験の位置づけ 本試験は、BBI608の安全性・忍容性、第II相臨床試験の推奨用量(RP2D)、薬物動態の検討および種々のがんに対する予備的な抗腫瘍効果の検討を目的として、2...
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多能性幹細胞を生殖細胞にスイッチする分子機構 本研究結果は、4月23日付でNature Communications誌電子版に掲載されます。 【研究成果の概要】 生殖細胞は、胚発生の初期段階の決まった時期に多能性幹細胞から分化し、その後、精子や卵子に成熟していきます。生殖細胞と多能性幹細胞は、分化多能性の維持の鍵となるいくつかの遺伝子が共通して発現しており類似した性質を持つと考えられますが、多能性幹細胞が自発的に生殖細胞に変化することはありません。また多能性幹細胞は様々な細胞に直接に分化を開始できるのに対して、生殖細胞は精子と卵子にのみ分化することができ、両者の分化能力には明らかな違いがあります。...
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東北大、免疫抑制剤タクロリムスが血管網の新生構築を阻害することを解明
細胞移植治療に使用される免疫抑制剤タクロリムスが 血管網の新生構築を阻害する 細胞移植治療の成績向上へ向けて 東北大学未来科学技術共同研究センター(大学院医学系研究科兼務)の後藤昌史教授、大学院医学系研究科先進外科の大内憲明教授、西村隆一医師らのグループは、糖尿病を対象とする細胞移植治療である膵島移植において、臨床現場で比較的安全とされ頻用されているタクロリムスという免疫抑制剤が、移植後の膵島周囲の栄養血管網の新生構築を阻害することを明らかにしました。これまでに、副作用が多いことで知られるシロリムスには血管構築阻害効果があることが知られておりましたが、現在も臨床現場で頻用され...
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東大と明大など、すい臓のないブタに健常ブタ由来のすい臓を再生することに成功
すい臓のないブタに健常ブタ由来のすい臓を再生することに成功 <ポイント> >臓器を欠損している動物に異なる動物由来の臓器を作らせることは、小型実験動物では成功しているが、大型動物ではできるのかがこれまでの課題。 >体細胞クローニング技術を用いて、すい臓欠損クローンブタを作製、胚盤胞補完技術を用いて、正常ブタ由来のすい臓を持つキメラブタの作製に成功。 >将来の再生医療にも大きく期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 医科学研究所の中内 啓光 教授とJST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「中内幹細胞制御プロジェクト」の松成 ひとみ 研究員、同プロジェクトチームの...
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ドクターシーラボ、美容液「ジェノマーパーフェクトセルエッセンス」を発売
腐らない林檎“ウトビラースパトラウバー”培養エキス配合 3種類の植物由来の幹細胞エキスでダメージを素早く修復 たるみ毛穴知らずのハリ・弾力・透明肌へ導く美容液 ジェノマーパーフェクトセルエッセンス 【GENOMER PERFECT CELL ESSENCE】 再生医療をヒントに開発! 30mL ¥10,290(税込) 2013年2月22日新発売 株式会社ドクターシーラボ(本社:東京都渋谷区代表取締役社長:石原智美)は、老化を遺伝子レベルから研究したエイジングケアコスメ「ジェノマーシリーズ」より、ハリ・弾力に満ちたなめらかな艶肌を叶える美容液『ジェノマーパーフェクトセルエッセンス』を2013年2月22日に新発売いたし...
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JSTなど、正常な成体マウスの大脳皮質で神経細胞を新生させることに成功
正常な成体マウスの大脳皮質で、神経細胞を新生させることに成功 <ポイント> >正常な状態の成体の大脳皮質では神経細胞が新たに生まれてこないと考えられていた。 >薬の投与によって、正常な大脳皮質でも神経細胞を増やすことに成功。 >大脳皮質の保護・再生、うつ病などの精神疾患の新しい予防・治療法の開発に期待。 JST課題達成型基礎研究の一環として、藤田保健衛生大学総合医科学研究所の宮川剛教授と大平耕司講師らは、抗うつ薬の投与によって正常な成体マウスの大脳皮質(注1)の神経細胞を増やすことに成功しました。 これまでに本研究グループは、成体大脳皮質には神経細胞を産生できる神経前駆細胞...
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京大、ヒトiPS細胞に発現しているタンパク質を大規模・網羅的に検出
ヒトiPS細胞に発現しているタンパク質を世界最大規模で網羅的に検出−iPS細胞の多能性機能解析のための第一歩 石濱泰 薬学研究科教授の研究グループは、中川誠人 iPS細胞研究所(CiRA)講師、山中伸弥 同所長・教授の研究グループと共同で、ヒト人工多能性幹(iPS)細胞中の全タンパク質(プロテオーム)に対し、独自の計測システムを用いた発現解析をおこない、約1万種のタンパク質の発現量プロファイルを取得することに成功しました。本研究により、従来の遺伝子発現情報に加え、細胞機能を直接制御しているタンパク質の発現情報が入手可能となったことから、今後ヒトiPS細胞の様々な機能解析が加速するものと考えられます...
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東北大、Larp7が機能しなくなると生殖細胞の増殖が停止することを発見
生殖細胞の増殖を保証する転写制御機構 胎仔(たいじ)に存在する未分化な生殖細胞は活発に増殖しますが、私たちは転写制御因子であるLarp7が機能しなくなると、細胞周期の進行を阻害する遺伝子の発現が誘導され、その増殖が停止することを発見しました。この結果は、この遺伝子の異常が生殖細胞の形成不全に原因のある不妊症や、始原生殖細胞の増殖異常により引き起こされる一部の小児腫瘍の原因となっている可能性を示唆しています。本研究結果は、11月15日付でGenes&Development誌電子版に掲載されます。 【研究成果の概要】 胎仔に存在する始原生殖細胞は、精子や卵子の元となる未分化な...
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慶大、パーキンソン病のiPS細胞を樹立し病態メカニズムの再現に成功
パーキンソン病iPS細胞を樹立、その病態メカニズムを再現 ―パーキンソン病の病態解明、新薬・早期診断法開発に期待― 慶應義塾大学医学部生理学教室の研究グループ(岡野栄之教授、今泉陽一研究員)(注1)と順天堂大学医学部脳神経内科(服部信孝教授)の共同研究グループは、パーキンソン病(注2)患者さんからiPS細胞を作製し、病態メカニズムを再現することに成功しました。このことは、病態解明と根本治療につながると期待されます。 パーキンソン病は、アルツハイマー病の次に多い神経変性疾患であり根本的治療法がありません。手足のふるえやこわばり、動作が緩慢になる、転びやすくなる、といった運動...
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理化学研究所、「第二の脳」と呼ばれる腸管神経系が形成される機構をマウスで解明
「第二の脳」と呼ばれる腸管神経系が形成される機構をマウスで解明 −腸管神経系の発生と病気の概念を覆す、腸管神経前駆細胞の近道移動を発見− ◇ポイント◇ ・腸管神経系の発生過程を、蛍光タンパク質を利用したライブセルイメージングで解析 ・近道移動する腸管神経前駆細胞が大腸の腸管神経系の大部分を形成 ・腸管神経系を欠損するヒルシュスプルング病の発症メカニズム解明に新たな知見 理化学研究所(野依良治理事長)は、大腸の腸管神経系(※1)のもととなる細胞集団を同定し、この集団がどのように小腸から大腸へ移動して腸管神経系を形成するかを突き止めました。先天的に腸管神経系が形成されないヒル...
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JSTと九大、神経細胞の機能は胎児期に大脳が作られる過程により影響を受けることを発見
神経細胞の機能は、胎児期に大脳が作られる過程により影響を受けることを発見 【ポイント】 ・大脳皮質の神経細胞の機能は、胎児期にどの幹細胞から生まれたかによる影響を受ける。 ・同時に生後の発達過程の影響も考えられる。 ・大脳の神経回路と機能がどのように形成されるのかについての解明へ前進。 JST課題達成型基礎研究の一環として、九州大学 大学院医学研究院の大木 研一教授らは、大脳皮質で視覚に直接関係のある視覚野(注1)の神経細胞の機能が、どの神経幹細胞(注2)から生まれたかによる影響を受けることをマウスの実験で発見しました。 大脳皮質の神経細胞の機能が遺伝的に決まっているの...
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ソニー、蛍光の波形形状を検出する細胞分析装置‘スペクトル型’セルアナライザーを開発
<国際サイトメトリー学会(ISAC)> 業界初、蛍光の波形形状を検出し高精度で簡便な解析ができる 細胞分析装置‘スペクトル型’セルアナライザーを出展 *イメージ図、開発試作機の画像は添付の関連資料を参照 ソニーは、細胞を光学的に分析する細胞分析装置‘フローサイトメーター’で、自社開発製品の第二弾(※)となる、セルアナライザーを開発し、「ISAC(International Society for Advancement of Cytometry)」(国際サイトメトリー学会、6月23日〜27日・ライプツィヒ・ドイツ)に出展します。 本機は、新開発した蛍光の波形形状を検出する...
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ソニー、ブルーレイディスク技術を応用した細胞分析装置「セルソーター」を発売
ブルーレイディスク技術を応用した細胞分析装置 セルソーターを発売 〜免疫・がん・再生医療の研究やiPS細胞研究などに提案〜 *製品画像は添付の関連資料を参照 ソニーは、細胞を光学的に分析する細胞分析装置‘フローサイトメーター’の自社開発第一号機として、セルソーター「SH800」を今秋より受注開始します。本商品は、ソニーが培ってきたブルーレイディスクなどのレーザー光学技術や光ディスク技術を応用することで、細胞情報の検出、分取機能の自動化を実現したことに加え、新開発のプラスチック製セルソーティングチップの採用により、測定作業の大幅な効率化を可能にしました。 型名:セルソータ...
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胎生期脳の幹細胞から神経細胞が生まれる仕組みの解明 ―サイクリンD2が片方の娘細胞に受け継がれ、未分化性を維持する― 複雑な神経回路を構成する哺乳類の大脳発生過程において、細胞増殖や分化により、多数の神経細胞が秩序だって産生されることは非常に重要です。東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授、恒川雄二研究員(当時、現所属;Scripps研究所)らは、発生期の哺乳類神経幹細胞において、細胞周期調節因子Cyclin D2(サイクリンD2)が脳原基の外側である基底膜面の先端(基底膜面突起、図1参照)に局在することを発見しました。また、Cyclin D2は神経幹細胞が2つの娘細胞に...
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タカラバイオ株式会社との販売契約締結に関するお知らせ 当社は、本日開催の取締役会において、当社の研究用関連事業における研究用試薬製品及び受託サービスを、タカラバイオ株式会社(以下「タカラバイオ」という)へ、国内において独占的に、海外においては非独占的にて、販売及び提供する契約の締結を決議いたしましたので以下のとおりお知らせいたします。 1.契約締結の目的と内容 当社は、設立以来、バイオテクノロジー研究の領域では欠かせない研究ツールとなっている抗体に関する研究開発に取り組んでまいりました。特に、がん・炎症、脳・神経関連疾患、糖尿病・脂質代謝関連疾患などの分野に強みを持ってお...
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JSTと東大、造血幹細胞の「冬眠」に神経細胞が関与することを発見
造血幹細胞の「冬眠」に神経細胞が関与することを発見 (白血病再発などの原因解明につながる可能性) JST課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 医科学研究所の中内 啓光 教授とJST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「中内幹細胞制御プロジェクト」の山崎 聡 研究員らは、生体内で血液細胞のもととなる「造血幹細胞注1)」の能力の維持に必要と考えられる「冬眠状態」に、神経細胞の一種であるグリア細胞注2)が重要な役割を果たしていることを初めて明らかにしました。 造血幹細胞は骨髄中に存在し、生涯にわたり分裂により血液細胞を供給してくれる存在です。しかし、細胞には分裂できる...
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JSTと東工大、生命の発生現象やiPS化を表す細胞内の「地形」の実態を解明
発生やiPS化を表す「地形」を細胞内にプログラミング −細胞内・細胞間の遺伝子相互作用で決まる高度な振る舞いをデザインして、生きた細胞で実現− 【要 点】 ○生命の発生現象やiPS化を表す「地形」の実態を解明 ○再生医療や物質生産への応用、発生現象のより深い理解に貢献 【概 要】 東京工業大学大学院総合理工学研究科の木賀大介准教授(JSTさきがけ研究者兼任)と関根亮二院生らは、合成生物学(用語1)の手法を用い、生命の発生や人工多能性幹細胞(iPS)化を表す「地形」を細胞内にプログラミングし、細胞の状態変化をデザインする新規な手法を打ち立てることに成功した。木賀准教授らは生き...
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JSTと埼玉医科大学、がん原因遺伝子の働きなしでES細胞の多能性を維持する仕組みを発見
がん原因遺伝子の働きなしでES細胞の多能性を維持する仕組みを発見 (ES細胞やiPS細胞の安全性向上につながる可能性) JST 課題達成型基礎研究の一環として、埼玉医科大学 ゲノム医学研究センターの奥田 晶彦 教授らは、マウスのES細胞注1)(胚性幹細胞)について、多能性を保つために必須だと考えられてきたがん原因遺伝子c−Myc注2)(シーミック)の働きは、培養条件によっては必須ではないことを発見しました。ES細胞はiPS細胞注3)(人工多能性幹細胞)と同様にさまざまな細胞に分化できる能力(多能性)を持っており、その多能性を維持するために働いている因子があるとされています。...
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九州大学とJST、マウスの皮膚細胞から肝細胞を直接作製する方法を開発
マウスの皮膚細胞から肝細胞を直接作製する方法の開発に成功 【概 要】 九州大学生体防御医学研究所の鈴木淳史准教授らは、マウスの皮膚細胞に遺伝子導入と適切な培養環境を提供することで、皮膚細胞から機能的な肝細胞を直接作製することに成功しました。本成果は、ヒト皮膚細胞からの肝細胞作製とその臨床応用や創薬研究への展開に繋がる成果です。 なお、本研究は、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)の一環として行われ、本研究成果は、2011年6月29日(英国時間)に英国科学雑誌である「Nature」のオンライン速報版で公開されます。 ■背 景 最近になって...
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ヒト全ゲノムシーケンス解析サービスを開始 タカラバイオ株式会社は、次世代シーケンサーを用いて、ヒト全ゲノムを対象としたシーケンス解析サービスを6月1日より開始します。 現在、当社のドラゴンジェノミクスセンター(三重県四日市市)では、3機種の次世代シーケンサーを用いたゲノム解析サービスを提供しており、さまざまな生物を対象にゲノム解析サービスを展開しています。ヒトゲノム(約30億塩基対)に関しては、ヒト全ゲノムではありませんが、特定の領域(5,000万塩基対以内)を対象とした変異解析サービスを既に実施してきました。 今回、次世代シーケンサー新機種を追加導入し、総解析能力を1...
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大日本住友製薬、米社と抗がん剤「BBI608」に関するオプション契約を締結
抗がん剤に関するオプション契約締結のお知らせ 大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)は、このたび、Boston Biomedical,Inc.(ボストン バイオメディカル社)(本社:米国マサチューセッツ州、以下「BBI 社」)が創製し、抗がん剤として開発中の「BBI608」(以下、本剤)について、全てのがん種を対象に日本をテリトリーとした開発・販売権に関する独占的なオプション契約を締結しましたので、お知らせします。 本契約に基づき、当社は、BBI 社が実施する北米での臨床試験の結果に基づき、オプション権を行使したときには、本剤について日本における独占的開発...
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トランスジェニックと熊本大学、「ヒト化マウスの開発」に関して共同研究契約を締結
国立大学法人熊本大学との共同研究契約締結に関するお知らせ 株式会社トランスジェニック(代表取締役社長:福永健司、熊本県熊本市)と国立大学法人熊本大学(以下、熊本大学)(学長:谷口功、熊本県熊本市)は、2010年12月21日、「ヒト化マウスの開発」に関して共同研究契約を締結しましたので、お知らせいたします。 このたびの共同研究は、新薬の効能評価や疾病の原因解明に供される実験動物であるマウスを、ヒト臓器保有マウス(ヒト化マウス)にすることにより、より有用なモデル動物の創出を目指すものです。 今後、当社と熊本大学生命資源研究・支援センター 山村研一教授の研究グループは、ヒトi...
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中外製薬と大日本住友製薬、がんペプチドワクチン「WT4869」の国内第I/II相臨床試験を実施
がんペプチドワクチン「WT4869」の共同開発について 中外製薬株式会社【本社:東京都中央区、社長:永山治】(以下、中外製薬)と大日本住友製薬株式会社【本社:大阪市、社長:多田正世】(以下、大日本住友製薬)は、治療用がんペプチドワクチン「WT4869」について、骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndromes:MDS)を対象とした国内第I/II相臨床試験を実施しますので、お知らせします。 大阪大学大学院医学系研究科 杉山治夫教授らのこれまでの研究により、WT1(Wilms" tumor gene 1)タンパクが、白血病やほぼ全ての種類の固形がんで高発現...