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精神疾患
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九大と阪大など、うつ病の重症度や「死にたい気持ち(自殺念慮)」に関連する血中代謝物を同定
うつ病の重症度、および「死にたい気持ち(自殺念慮)」に関連する血中代謝物を同定 〜うつ病の客観的診断法開発への応用に期待〜 うつ病は、抑うつ気分(気分の落ち込み)、意欲低下(喜びや意欲の喪失)に加えて、罪悪感、自殺念慮(死にたい気持ち)など様々な症状を呈し、自殺に至る危険が高い精神疾患で、重症度の評価は不可欠です。従来、本人の主観的な訴えに基づいた専門家による面接等での重症度評価が一般的でした。今回、日本医療研究開発機構(AMED)・障害者対策総合研究開発事業の支援により、九州大学大学院医学研究院の神庭重信教授(精神医学分野)、加藤隆弘特任准教授(先端融合医療レドックスナビ研究拠...
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東大、生きた生物の神経細胞が伸長する方向を光で誘導など研究成果を発表
生きた生物の神経細胞が伸長する方向を光で誘導する 1. 発表者: 遠藤 瑞己(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 博士課程学生) 上口 裕之(理化学研究所脳科学総合研究センター チームリーダー) 飯野 雄一(東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 教授) 小澤 岳昌(東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授) 2. 発表のポイント: ◆神経細胞の軸索誘導(注1)を担うタンパク質DCC(注2)の活性を、光照射により分単位で可逆的に操作する手法を開発しました。 ◆光応答性DCCを線虫に導入することで、世界に先駆けて生きた個体内での神経軸索伸長方向の光照射による人為的制御を可...
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東北大、脳に栄養を与えるタンパク質の遺伝子変異を脳機能イメージング装置を用いて解明
脳に栄養を与えるタンパク質の遺伝子変異 〜脳機能イメージング装置を用いて解明〜 <要旨> 東北大学加齢医学研究所・認知機能発達(公文教育研究会)寄附研究部門(川島隆太教授)は、磁気画像共鳴装置(MRI)を用いて、小児の脳形態や脳機能の発達を明らかにすると共に、遺伝子がそれらに影響を与えるかを解明しています。 この度、同部門の橋本照男助教・川島隆太教授らのグループは、小児の横断および縦断追跡データを用いて、脳由来神経栄養因子(Brain Derived Neurotrophic Factor)遺伝子多型が、認知機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、BDNF遺伝子の変異型が発達期の脳の後頭−頭頂領域(*1)の体積や処...
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群馬大、なぜ哺乳類が高度な脳機能を持つのかという分子メカニズムを発見
なぜ哺乳類が高度な脳機能を持つのかという分子メカニズムを発見 ―脳内温度を有効利用した神経活動・記憶の増強― 我々の脳内温度は37℃付近で常に一定であるが、その重要性・意義は全く明らかとなっていません。逆にいうと、これまで脳内温度が37℃というのは当たり前の環境と考えられてきたために、その意義を調べるという発想に至らず研究が発展しなかったのかもしれません。しかしながら、貴重なエネルギーを費やしてまで均一な脳内温度を保つということは、この一定の温度環境が神経活動に影響を与えていると考えても矛盾しないと思われます。例えば、雪山で遭難し、体温が30℃以下になった低体温状況下でも、...
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東大、マンガを使った認知行動療法eラーニングにより働く人のうつ病を1/5に減らすことに成功
マンガを使った認知行動療法eラーニングにより 働く人のうつ病を1/5に減らすことに成功 1.発表者:川上憲人(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野 教授) 2.発表のポイント: ◆マンガを使った認知行動療法(注1)によるストレスマネジメントのeラーニングを新たに開発しました。 ◆本eラーニングを受講した企業従業員は、調査期間後に遅れて受講した従業員に比べて1年間のうつ病の発症率が1/5に減ることを見出しました。 ◆今後、職場におけるうつ病の予防が、低コストで、多くの従業員に一度に提供することができるeラーニングにより可能になることが期待されます。 3.発表概要: うつ病な...
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東大など、長期記憶形成時の脳部位に応じた遺伝子発現調節機構を発見
長期記憶形成時の脳部位に応じた遺伝子発現調節機構の発見 <ポイント> ・遺伝子発現経路で、CREBという代表的な転写因子の新たな制御機構を解明。 ・長期記憶モデルで、CREBの補助因子が脳部位特異的な役割を持つことを発見。 ・転写補助因子の役割の一端を解明したことにより、認知向上のための創薬に役立つことが期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、東京大学の尾藤晴彦教授らは、マウスを用いた実験により、脳の部位ごとに記憶に応じた遺伝子発現の調節を可能にするメカニズムを解明しました。 脳はさまざまな情報を処理する部位に分かれています。その1つに「記憶」がかかわっている部位があり、記...
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理研、頭皮の毛根細胞を利用した精神疾患の診断補助バイオマーカーを発見
頭皮の毛根細胞を利用した精神疾患の診断補助バイオマーカーの発見 −統合失調症や自閉症の診断に役立つ可能性− この発表資料を分かりやすく解説した「60秒でわかるプレスリリース( http://www.riken.jp/pr/press/2014/20140912_1/digest/ )」もぜひご覧ください。 <ポイント> ・毛根細胞と脳の細胞は発生の起源が同じであり、多くの遺伝子が共通して発現 ・毛根細胞を使って脳内の遺伝子発現量の変化をモニターできる可能性 ・非侵襲的かつ簡便なバイオマーカーの基盤として期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、ヒトの頭皮から採取した毛根の細胞に、ヒトの脳の細胞と共通する遺伝子が発現していることを発...
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農研機構と理研と岡山大、ヒトとマウスの甘味受容体の機能の違いを解明
ヒトとマウスの甘味受容体の機能の違いを解明 −ヒトの客観的な味覚評価法の構築に向けて− <ポイント> ・甘味は、舌の細胞表面にある甘味受容体というタンパク質が感知しますが、甘味受容体が細胞膜に移動する仕組みがヒトとマウスでは異なることを明らかにしました。 ・この成果は、味覚受容が動物種によって異なるということを示すもので、今後、ヒトの味覚受容体を使った、より客観的な味の評価技術に活用していく予定です。 ■概要 味は、食品の嗜好性を左右する因子の1つであることから、食品開発では味を実際の感覚に即して適切に評価することが重要です。専門家が行う官能評価は客観的に味を評価できますが...
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シナプス刈り込みを制御する分子を明らかに 逆行性シグナルの実体を解明 1.発表者: 狩野 方伸(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 神経生理学分野 教授) 2.発表のポイント: ◆生後発達期の脳において、必要な神経結合(シナプス)の強化と不要な神経結合の除去(シナプス刈り込み)に2つの異なるセマフォリン分子が重要な役割を果たすことを明らかにしました。 ◆シナプス刈り込みが逆行性シグナルにより制御され、その担い手が2つの異なるセマフォリン分子であることを明らかにしました。 ◆統合失調症や自閉症の根底には、神経回路の発達異常があり、本研究は統合失調症や自閉症の診断マーカ...
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カルシウムによる体内時計の調節メカニズムの解明 〜体内時計の時刻をリセットする薬剤の同定〜 <発表者> 深田 吉孝(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) <発表のポイント> >体内時計に関わる新しい酵素CaMKIIを同定し、この酵素は一日の活動時間の長さを決めることが分かりました。 >CaMKIIの働きを抑える阻害剤を細胞に投与すると、体内時計の時刻がリセットされることを発見しました。 >体内時計の構成因子は薬剤で調節できる酵素がほとんどなく、CaMKIIは薬剤開発の標的として有望です。 <発表概要> ヒトを含む哺乳類の行動や生理現象は、約24時間周期のリズムを刻んでおり、それは脳(...
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東大、脳内の生化学物質の濃度を統合失調症の3つの異なる段階で比較して同定
統合失調症の進行を反映する脳内マーカーの開発につながる成果 ―脳内の生化学物質の濃度を統合失調症の3つの異なる段階で比較して同定― 統合失調症は、一般人口の100人に1人に近い頻度で認められ、思春期や青年期早期に出現して慢性的に進行し、日常生活や社会生活を深刻に制限します。この病気の進行を防ぐことができれば、世界中の当事者や家族、さらには社会全体に多大な利益をもたらします。その第一歩として、この病気が進行するしくみの解明やこの病気の生化学的な脳内マーカーを開発することが重要です。 東京大学大学院医学系研究科精神医学分野 准教授 山末英典、同研究科 博士課程 夏堀龍暢、同研究...
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東北大、早期の環境的介入が精神疾患の発症を予防する可能性を示唆
精神疾患発症脆弱性の臨界期を示唆 早期の環境的介入が精神疾患の発症を予防する可能性 【概要】 東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授と郭楠楠(かく なんなん)研究員(現所属:マサチューセッツ総合病院)らは、神経新生を低下させる薬剤(メチルアゾキシメタノール酢酸、methylazoxymethanol acetate,MAM)で処理することにより統合失調症等に特徴的な感覚運動ゲート機構低下のモデルマウスを作製し、発達期のある限られた期間における発達異常が統合失調症様の症状を引き起こすことを証明しました。この結果は、統合失調症の「発達障害仮説」すなわち、幼少期までのなんらかの神経発達の障害により、青年期になって疾患...
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JSTなど、正常な成体マウスの大脳皮質で神経細胞を新生させることに成功
正常な成体マウスの大脳皮質で、神経細胞を新生させることに成功 <ポイント> >正常な状態の成体の大脳皮質では神経細胞が新たに生まれてこないと考えられていた。 >薬の投与によって、正常な大脳皮質でも神経細胞を増やすことに成功。 >大脳皮質の保護・再生、うつ病などの精神疾患の新しい予防・治療法の開発に期待。 JST課題達成型基礎研究の一環として、藤田保健衛生大学総合医科学研究所の宮川剛教授と大平耕司講師らは、抗うつ薬の投与によって正常な成体マウスの大脳皮質(注1)の神経細胞を増やすことに成功しました。 これまでに本研究グループは、成体大脳皮質には神経細胞を産生できる神経前駆細胞...
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大日本住友製薬、非定型抗精神病薬の双極I型障害うつ適応追加申請をFDAが受理
非定型抗精神病薬「LATUDA(R)(ルラシドン塩酸塩)」の 米国FDAによる双極I型障害うつに対する適応追加申請受理について 大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田 正世)の米国子会社であるサノビオン社は、米国において統合失調症治療剤として販売中の非定型抗精神病薬「LATUDA(R)(一般名:ルラシドン塩酸塩)」について、成人の双極I型障害うつに対する単剤療法、および、リチウムまたはバルプロ酸との併用療法の2つの適応追加申請を米国食品医薬品局(FDA)に提出していましたが、このほど、本申請がFDAにより受理されたことを発表しましたので、お知らせします。 FDAに...
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島津製作所、脳機能研究を支援する新型近赤外光イメージング装置を発売
40組80本の光ファイバで脳の働きをくまなく可視化 最先端の脳機能研究を支援する新型近赤外光イメージング装置を発売 −リハビリテーションの効果評価や新薬開発に貢献− ※参考画像は、添付の関連資料を参照 島津製作所は、言語・視覚・聴覚・運動などに伴う脳活動を、非侵襲かつリアルタイムで観測できる近赤外光イメージング装置の新製品「SMARTNIRS(スマートニルス)」(医療用)/「LABNIRS(ラボニルス)」(研究用)を、8月23日に発売しました。 *近赤外光イメージング装置は、生体透過性の高い近赤外光を頭部に照射し、生体内で散乱・吸収されながら反射される光の一部を検出すること...
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アステラス製薬、藤田保健衛生大学と統合失調症・双極性障害患者の脳で神経の成熟過程の障害を発見
統合失調症/双極性障害患者の脳で神経の成熟過程の障害を発見 〜米国科学誌「Translational Psychiatry」に発表〜 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)と学校法人藤田学園 藤田保健衛生大学(本部:愛知県、学長:黒澤 良和、以下「藤田保健衛生大学」)は、アステラス リサーチ インスティチュート オブ アメリカ LLC(英名:Astellas Research Institute of America LLC(ARIA))、藤田保健衛生大学 総合医科学研究所の宮川剛教授、米国スタンレー医学研究所(英名:Stanley ...
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理化学研究所、ヒトの脳が他人の価値観を学ぶ脳機能を科学的に解明
君は君、我は我なり、他人の価値観を学ぶ脳機能の解明 − 人はどうして、多様な価値観を持つ他人に対応できるのか? − ◇ポイント◇ ・fMRI実験により、他人の価値観を理解する脳の仕組みを世界で初めて解明 ・対人関係障害疾患の解明や社会性を備えたロボットの開発などへの貢献が期待 理化学研究所脳科学総合研究センターの中原裕之チームリーダー、鈴木真介客員研究員らは、fMRI実験(※1)で計測された脳活動を意思決定の脳計算モデル(※2)で解析することで、ヒトの脳が、「他人のココロのシミュレーション(※3)による学習」と「他人の行動観察による学習」を統合して、他人の価値観を学ぶこと...
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理化学研究所、小型霊長類の脳発生に重要な26個の遺伝子の発現様式を解明
脳内遺伝子の発現様式解明に小型のサル「コモンマーモセット」が活躍 −霊長類が高次機能を獲得したメカニズムの解明へ− <本研究成果のポイント> ○小型霊長類の脳発生に重要な遺伝子(26個)の詳細な発現様式の同定に1年半で成功 ○同じ脳内の遺伝子でもげっ歯類と霊長類とではの発現場所が違うことを発見 ○高次脳機能障害の治療法や精神疾患の発症メカニズム解明、治療法開発の足がかり 理化学研究所(野依良治理事長)は、小型の霊長類「コモンマーモセット(※1)」を用いて、新生児の広範な脳領域において26個の遺伝子の発現様式を明らかにしました。 これは理研脳科学総合研究センター(利根川進...
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JSTなど、運動中に手の感覚が抑制される新たな神経機構を解明
運動中に手の感覚が抑制される新たな神経機構の解明 −すばやい動きを生み出すメカニズム− JST 課題達成型基礎研究の一環として、国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 モデル動物開発研究部の関 和彦 部長らの研究グループは、運動中に手の感覚が抑制される新たな神経機構を解明しました。 熱いものを手で触った時、多くの人には無意識にその手を振った経験があり、またそれによって、「熱い」という感覚が軽減することがよく知られています。心理学的には、この運動時においては、末梢神経で感じる刺激を知覚しにくくなることが明らかにされていますが、「どのような」神経の働きによって、また「何の...
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シード・プランニング、「個別化医療の普及と医薬品・診断薬・臨床検査ビジネスの今後の方向性」を発刊
調査レポート発刊のお知らせ 個別化医療の普及と 医薬品・診断薬・臨床検査ビジネスの今後の方向性 〜世界の個別化医療/CompanionDX(*)関連企業動向と将来展望の分析〜 [本書のポイント] ◆個別化医療/CompanionDX(*)に関わる世界の企業38社を調査 ・個別化医療/CompanionDXで生じるビジネス面の変化・今後の展望を分析 ◆CompanionDX(*)の展望 ・CompanionDXはがん領域において必須の技術となる ・がん領域以外としては脳神経/精神疾患領域で大きく広がる (*)CompanionDX・・・医薬品の処方時に連動して使用される...
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東大と東京医科歯科大、ヒストン修飾因子が栄養飢餓において腫瘍増殖を抑制することを発見
ヒストン修飾因子が栄養飢餓において腫瘍増殖を抑制することを発見 1.発表者: 児玉龍彦(東京大学先端科学技術研究センター システム生物医学分野 教授) 大澤毅 (東京大学先端科学技術研究センター システム生物医学分野 特任助教) 澁谷正史(東京医科歯科大学客員教授、東京大学名誉教授) 2.発表概要: 東京大学先端科学技術研究センター(東京都目黒区、中野義昭所長)の大澤毅特任助教、児玉龍彦教授らの研究グループは、東京医科歯科大学との共同で、ヒストン修飾因子(注1)の一種であるヒストン脱メチル化酵素「JHDM1D(KDM7A)」(注2)が、栄養飢餓状態(注3)の腫瘍組織におい...
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東大、精神遅滞と自閉症の原因分子IL1RAPL1は脳神経ネットワークの形成を制御することを解明
「精神遅滞と自閉症の原因分子IL1RAPL1は脳神経ネットワークの形成を制御する」 1.発表者: 三品 昌美(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 教授) 吉田 知之(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 講師) 2.発表概要: 膜蛋白質インターロイキン−1レセプターアクセサリープロテインライク1(IL1RAPL1)の遺伝子変異は、精神遅滞と自閉症を引き起こすことが知られています。今回我々は、IL1RAPL1が、脳神経ネットワーク形成において最も重要なステップであるシナプス形成を制御していることを明らかにしました。具体的には、神経細胞のシナプス後部に存在する膜...
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富国生命、「収入の減少」に備える「就業不能保障特約(はたらくささえ)」を発売
働けなくなったときの「収入の減少」に備えます! 「はたらくささえ(*)」 就業不能保障特約 新発売! *ロゴは、添付の関連資料を参照 富国生命保険相互会社(社長 米山好映)は、平成23年5月26日より、新商品「就業不能保障特約(販売名称:はたらくささえ)」を発売いたします。 今回発売する「就業不能保障特約」は、当社の主力商品である「ケア・イズム アドバンス(5年ごと利差配当付新積立型介護保険)」に付加する特約で、病気やケガによる所定の就業不能状態が一定期間継続した場合に年金等をお支払いすることにより、働く人なら誰にでも起こりうる「働けないリスク」に備えることができる商品で...
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キューライフ、「大震災の医療現場への影響」の実態調査結果を発表
「大震災の医療現場への影響」実態調査 東北地方太平洋沖地震は、今もなお(2011年3月28日現在)災害拡大が続いています。歴史に例を見ない大災害は、被災者以外の生活・心理面にも大きな影響を与えています。 そこでQLifeは、茨城県を除く関東地方の医療現場に、「大震災に起因する患者の病状悪化」状況を確認しました。 その結果によると、直接大きな被害を受けていない地域でも、半分以上の医療現場で「震災で心因的な病状悪化」した患者さんが見られました。大震災による「心因的病状悪化」は、「女性」「高齢者」の患者に多く、小児では「喘息」「発達障害」の悪化、大人では「高血圧」「うつ」「不...