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脳科学
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iPS細胞からみえる統合失調症の特徴 −神経細胞・グリア細胞の分化段階の異常を患者由来細胞で発見− ■要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター分子精神科学研究チームの豊島学研究員、吉川武男チームリーダーらの国際共同研究グループは、iPS細胞を用いて、統合失調症患者の神経幹細胞と神経前駆細胞の細胞塊(神経幹/前駆細胞)では、神経細胞やグリア細胞[1]への分化に異常がみられ、この異常には特定のマイクロRNA(miRNA)[2]が関わっていること発見しました。 統合失調症は生涯罹患率が人口の約1%と高く、国内の総患者数は71万3,000人と推定されています。病気の予防と治療には、病気の原因...
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止血役にはストレスが必要 −巨核球細胞での小胞体ストレスが血小板を生む− <要旨> 理化学研究所(理研)小林脂質生物学研究室の森島信裕専任研究員(研究当時)と中西慶子協力研究員(研究当時)の研究チームは、血小板[1]の形成には、巨核球[2]細胞内の小胞体[3]が「小胞体ストレス[4]」状態となることが必要であることを発見しました。小胞体ストレスとは、立体構造がうまく形成されなかったり、構造が壊れたりしたタンパク質が小胞体内に蓄積した状態のことです。 血小板は、傷口の止血にとって欠かせない血液成分です。血小板は骨髄中に存在する前駆細胞の巨核球細胞がばらばらになり、核を含まない...
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みずほ銀行とNTTデータなど、金融サービスへの活用に向け「ニューロファイナンス」の共同研究を拡大
金融サービスへの活用に向けたニューロファイナンスに関する共同研究について 株式会社みずほ銀行(頭取:林 信秀、以下、「みずほ銀行」)、株式会社NTTデータ(代表取締役社長:岩本 敏男、以下、「NTTデータ」)、株式会社NTTデータ経営研究所(代表取締役社長:佐々木 康志、以下、「NTTデータ経営研究所」)は、新たなビジネス創出に向けた取り組みとして、「ニューロファイナンス」(金融分野の諸現象を人間の脳から明らかにしようとする研究分野、図参照)の知見と技術を活用した金融サービスに関する共同研究をこのたび拡大します。 みずほ銀行とNTTデータおよびNTTデータ経営研究所は、2015年7月より共同で、...
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生理学研究所、二者同時記録fMRIを用いた注意共有の神経基盤の研究結果を発表
みつめあった「記憶」は、二者間の脳活動の同期として痕跡を残す ―二者同時記録fMRIを用いた注意共有の神経基盤の研究― ■内容 お互いがみつめあい、お互いへ注意を向け合う状態は、ヒトが他者と複雑なコミュニケーションをおこなう前に必須な準備段階と言えます。この状態は、子供から成人へ成長する中で自然と獲得されます。このことから、互いに注意を向け合うことは、ヒトが他者とコミュニケーションをとる上での礎であると考えられます。しかしこれまでの研究では、ヒトが他者とみつめあっている際、我々自身にどのような現象が起こっているのか、さらには我々の脳内で一体何が起こっているのか、詳細は明らかにされ...
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資生堂、「マキアージュ」からアイシャドーなど秋冬の新製品の全7品目17品種を発売
秋のマキアージュは、 「なにもしてないよ。」なんてウソ。 “かけひき”メークでいつものふりして色っぽい 「マキアージュ」より、「ドラマティックムードアイズ」他 秋冬のメーキャップ新製品 2015年8月21日(金)発売 ◇ロゴは添付の関連資料を参照 資生堂は、メーキャップブランド「マキアージュ」から、まるで生まれつき彫りが深いような目もとに仕上げる新アイシャドー「ドラマティックムードアイズ」、眉が自然にふんわり仕上がり、皮脂・汗・こすれに強いアイブロー「ラスティングフォギーブロー」、美容オイル生まれの口紅「ドラマティックルージュ」の新色など、2015年秋冬の新製品【全7品目17品...
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ゼブラ、シャープペンの芯折れによる集中力への影響を脳波で計測する実験結果を発表
シャープペンの芯折れによる集中力への影響 <筆記具の性能とその効果を科学的(脳波)に検証> ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 真一)は、シャープペンの芯折れによる集中力への影響を調べるため、脳波を計測する実験を2014年12月1日に行いました。ユーザーの筆記具への不満を科学的に検証することで、新商品開発に活かすことを目的としています。 ■背景 シャープペンは、中高生の9割が毎日勉強などに使う筆記具です。しかし、集中してペンに力を入れた時に芯が折れることが最大の不満点でした。その不満を解決するため、ゼブラは2014年11月12日に、どれだけ力を込めても...
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資生堂、「マキアージュ」からチーク&フェースカラーとボディー・ヘア・フレグランスを発売
進化したマキアージュから 美人印象が高まる新製品発売 資生堂「マキアージュ」より チーク&フェースカラー、ボディー・ヘア・フレグランス 2015年1月21日(水)発売 *ロゴは添付の関連資料を参照 資生堂は、2014年11月に「マキアージュ」をワンランク上の美しさを提案するメーキャップブランドへと進化させました。11月21日(金)に発売した美容オイル生まれの口紅「ドラマティックルージュ」に続き、第2弾として、2015年1月21日(水)にチーク&フェースカラー「ドラマティックムードヴェール」とオイルタイプのボディー・ヘア・フレグランス「ドラマティックムードポーション」【全3品目...
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生理学研究所、目が見えなくても相手の手の動作を認識するための脳のネットワークは形成
生まれつき目が見えなくても、相手の手の動作を認識するための脳のネットワークは形成される 【内容】 日常において私たちは目を使って、相手が行う動作を素早く理解したり学んだりしています。これは、脳の中に他者の動作を認識するためのネットワークが存在するからです。生まれつき目が見えない場合でも、世界的に活躍しているアーティストやアスリートが示すように、相手の動作を理解したり学んだりすることは可能です。では目が見えない場合には、このネットワークはどのように振る舞うのでしょうか?今回、生理学研究所の北田亮助教らの研究グループは、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて、他者の手に触れてその...
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王子ネピア、知育玩具とコラボの「nepia Genki!パンツ オリジナルプリントブロック付き」を数量限定発売
バンダイの知育玩具「ブロックラボ(R)(※)」とコラボレーション 『nepia Genki!パンツ オリジナルプリントブロック付き』数量限定発売 ブロック全12種類!おむつ替え時の楽しいコミュニケーションを促進 王子ネピア株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:清水 紀暁)は、赤ちゃん用紙おむつ『nepia Genki!パンツ オリジナルプリントブロック付き』を、7月中旬より数量限定で発売します。 「nepia Genki!」パンツタイプは、2013年10月に大幅改良リニューアルし、おなか周りに独自の3層シートを採用、ふわふわの感触を実現しました。 この度発売する商品は、赤ちゃん用紙おむつ「nepia Genki!」のパン...
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トッパンフォームズ、脳科学実験で「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」ことが判明
「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」 ダイレクトメールに関する脳科学実験で確認 情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、ダイレクトマーケティングの専門会社、株式会社ニューロ・テクニカとダイレクトメール(DM)に関する脳科学実験を国際医療福祉大学の中川雅文教授(医学博士)の監修のもと実施しました。今回の実験では、近赤外分光法(NIRS:near-infrared spectroscopy)を用いて、人がある特定の活動をするときに脳のどの部位が関わっているのかを調べることができる近赤外光イメージング装置を利用し、DMに接したときの脳の反応を測定しました。個体差がない非常にシ...
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NTTデータ経営研究所など、パーソナルカラーに合致したカラーレンズが魅力度を高めることを実証
脳科学を活用してメガネ用カラーレンズの魅力度を評価 カラーレンズをかけたときの魅力度を脳計測で測定 パーソナルカラーに合致したカラーレンズが魅力度を高めることを実証 株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊田 充)と東海光学株式会社(本社:愛知県岡崎市、代表取締役社長:古澤宏和)は、共同で脳科学技術によるカラーレンズ評価の客観化に取り組み、カラーレンズをかけたときの顔の魅力度を脳波計測で測定し、パーソナルカラーに合致したカラーレンズがかけた人の魅力度を高めることを実証しました。 【概要】 両社は共同で、6種類の異なる色のレンズをかけた人を他の人が見...
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バンダイ、学習玩具「見る!聞く!伝える!おしゃべりまなボード」を発売
ことばをおぼえて、大好きなアンパンマンとおしゃべりしよう! お子様の「伝える力」を育む学習玩具 『見る!聞く!伝える!おしゃべりまなボード』 2012年8月4日(土)発売 株式会社バンダイ(社長:上野和典、本社:東京都台東区)は、お子様の「伝える力」を育む学習玩具『見る!聞く!伝える!おしゃべりまなボード』(5,250円/税込)を8月4日(土)に発売します。 『見る!聞く!伝える!おしゃべりまなボード』は、音声入力認識機能を搭載したお子様向けの学習玩具です。お子様が大好きな「それいけ!アンパンマン」に登場するアンパンマンたちとのおしゃべりを楽しめるのが特長で、キャラクターの...
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理化学研究所、小型霊長類の脳発生に重要な26個の遺伝子の発現様式を解明
脳内遺伝子の発現様式解明に小型のサル「コモンマーモセット」が活躍 −霊長類が高次機能を獲得したメカニズムの解明へ− <本研究成果のポイント> ○小型霊長類の脳発生に重要な遺伝子(26個)の詳細な発現様式の同定に1年半で成功 ○同じ脳内の遺伝子でもげっ歯類と霊長類とではの発現場所が違うことを発見 ○高次脳機能障害の治療法や精神疾患の発症メカニズム解明、治療法開発の足がかり 理化学研究所(野依良治理事長)は、小型の霊長類「コモンマーモセット(※1)」を用いて、新生児の広範な脳領域において26個の遺伝子の発現様式を明らかにしました。 これは理研脳科学総合研究センター(利根川進...
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日立、ウェアラブル型の光トポグラフィ技術で2人で協調作業をする際の脳活動を計測
ウェアラブル型の光トポグラフィ技術を用いて2人で協調作業をする際の脳活動を計測 ボタンを押すタイミングを合わせる実験を繰り返し脳活動と協調作業との関連性を解析 株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、ウェアラブル型の光トポグラフィ(*1)技術を用いて、2人1組で協調的に作業を行う被験者の前頭葉の脳活動を計測し、脳活動と協調作業との関連性を解析しました。今回の計測では、2人の被験者に「10秒後を目安に同時にボタンを押す」という課題を10回繰り返し、2人で協調作業をする際の脳活動を同時に計測しました。6組の被験者を対象に脳活動パターンとボタンを...
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NTTデータ経営研究所、「応用脳科学リサーチプロジェクト2011」を発足し調査開始
「応用脳科学リサーチプロジェクト2011」 〜海外における応用脳科学の事業活用事例と その基盤となる応用脳科学研究および技術に関する最新動向調査プロジェクト〜 株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:谷口和道、以下当社)は、2011年7月より、応用脳科学コンソーシアム(※1)(英文名:Consortium for Applied Neuroscience、略称名:CAN)において、「応用脳科学リサーチプロジェクト2011」を発足、調査を開始いたします。 「応用脳科学リサーチプロジェクト2011」は、海外グローバル企業が推進する応用脳科学の“事業活...