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ダウン症
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生殖細胞での遺伝子組換えのメカニズムの一端を解明 1.発表者:作野 剛士(東京大学分子細胞生物学研究所 講師) 渡邊 嘉典(東京大学分子細胞生物学研究所 教授) 2.発表のポイント: ◆生殖細胞において父方と母方由来の染色体(注1)のDNAが組み換わる“組換え反応”がどのように開始するか不明な点が残されています。 ◆分裂酵母(注2)を用いて、染色体の接着因子コヒーシン(注3)が組換え反応を促進する分子機構を明らかにしました。 ◆組換え反応は精子や卵子の形成に必須であることから、本成果は将来的に生殖医療の発展に寄与することが期待されます。 3.発表概要: 私たちヒト...
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東大、ダウン症の脳で神経細胞が少なくなる仕組みをマウスで発見
ダウン症の脳で神経細胞が少なくなる仕組みをマウスで発見 <発表者> 倉林伸博(東京大学 大学院理学系研究科附属遺伝子実験施設 助教) 眞田佳門(東京大学 大学院理学系研究科附属遺伝子実験施設 准教授) <発表のポイント> >ダウン症において、神経細胞数が少なくなる仕組みをマウスで発見した。 >21番染色体上の2つの遺伝子が神経幹細胞の働きを鈍化させ、神経幹細胞から神経細胞が誕生しにくくなることを世界で初めて発見した。 >ダウン症において脳発生異常が発症する仕組みの理解に寄与し、将来の治療戦略の確立のための重要な指針として期待できる。 <発表概要> ダウン症は、およそ80...
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京大、染色体断裂の数と被爆線量の相関関係が常に正しいわけではないことを証明
DNAが切れていないのに発生する染色体断裂の発見−ヒトの被爆線量を測定する手法に異議あり− ヒトの被爆線量を推定する最も確実かつ高感度の手法は、被検者の末梢血を染色体検査することであり、検査の原理は、染色体はちぎれている部分(染色体断裂と呼ぶ)の数と過去の被爆線量とが相関することによるとされていますが、このたび、藤田真梨 医学部6回生、廣田耕志 医学研究科准教授(現首都大学東京教授)、武田俊一 同教授らの研究グループは、この原理がいつも正しいわけではないことを世界で初めて証明しました。 本研究成果は、2013年4月3日付けの「PLoS ONE」オンライン版で公開されました。 <背景> ...