Pickup keyword
バイオインフォマティクス
-
理研など、国際標準規格の技術を活用したマウスの大規模解析データを全世界に発信
マウスの大規模解析データを世界へ 〜国際標準規格の技術を活用した生命科学の新たなビッグデータ〜 理化学研究所 バイオリソースセンター マウス表現型知識化ユニットの桝屋 啓志 ユニットリーダーらの研究グループ(※)は、国際連携を通じて解析された各遺伝子の機能をノックアウトしたマウスの115万件に及ぶ表現型 注1)データを、ウェブの国際標準規格に沿った「RDF(Resource Description Framework)データ」として、全世界に発信しました。これらのデータ公開は、国際マウス表現型解析コンソーシアム(IMPC) 注2)のプロジェクトの一環で行われました。2011年に発足したIMPCは、国際連携を通じてマウスの各遺...
-
ヤフーなど、「YJテック投資事業組合」を組成し国内外の2つのファンドに出資
ビッグデータやAI、サイバーセキュリティ分野に特化した投資ファンド 「YJテック投資事業組合」の組成と 国内外2つのファンドへの出資決定について 〜出資を通じてYahoo!JAPAN提供サービスへの最先端技術の活用を目指す〜 http://yj-capital.co.jp/ ヤフー株式会社(以下、Yahoo!JAPAN)と100%子会社であるYJキャピタル株式会社(以下、YJキャピタル)は、5月20日付で「YJテック投資事業組合」(以下、YJテック)を組成し、国内外の2つのファンドへの出資を決定しました。 ※YJテック投資事業組合の詳細については以下をご確認ください http://i.yimg.jp/images/docs/ir/release/2016/jp20160517.pdf YJテックは、技術が急速に進化しているビッグ...
-
理研・国立がん研・東大など、肝臓がん300例の全ゲノムを解読
肝臓がん300例の全ゲノムを解読 −ゲノム構造異常や非コード領域の変異を多数同定− ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センターゲノムシーケンス解析研究チームの中川英刀チームリーダー、藤本明洋副チームリーダー、国立がん研究センター がんゲノミクス研究分野 柴田龍弘分野長、十時泰ユニット長、東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターの宮野悟教授、広島大学大学院医歯薬保健学研究院の茶山一彰教授らの共同研究グループ(※)は、日本人300例の肝臓がんの全ゲノムシーケンス解析[1]を実施し、それらのゲノム情報を全て解読しました。この研究は、国際がんゲノムコンソーシアム(ICG...
-
NICT、暗号化状態でセキュリティレベルの更新と演算の両方ができる準同型暗号方式を開発
暗号化状態でセキュリティレベルの更新と演算の両方ができる準同型暗号方式を開発 〜100年先の将来にわたり安全にプライバシーを保護できるデータ利活用へ向けて〜 【ポイント】 ■暗号化したまま鍵長を伸ばすことができる準同型暗号方式を世界で初めて開発 ■100年以上の安全性確保が可能、暗号化線形回帰計算が従来比100倍程度に高速化 ■プライバシーを保護したデータマイニングによる保険・医療等での統計処理への応用に期待 独立行政法人情報通信研究機構(NICT、理事長:坂内正夫)は、暗号化したままデータを処理する「準同型暗号(*1)」において、暗号化したデータのセキュリティレベル(*2)を...
-
アジレント、サンプル入手からシーケンスまでを短縮したSureSelect QXT試薬キットを発表
アジレント・テクノロジー、サンプル入手からシーケンス開始までを 同日中に行えるSureSelect QXT ターゲットエンリッチメント・キットを発表 迅速なワークフローと少量サンプルで、臨床研究におけるシーケンスに貢献 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、「Agilent SureSelect QXT(シュアセレクト・キューエックスティー)試薬キット」を発表します。この試薬キットで使用するサンプルgDNA(ゲノムDNA)はわずか50ng(ナノグラム)で、サンプルの入手からシーケンス開始までの時間をわずか7時間に短縮することができる、次世代型の革新的なターゲットエンリッチメント・...
-
東大、カイコの性はたった一つの小さなRNAが決定することを解明
カイコの性はたった一つの小さなRNAが決定する −80年来の謎をついに解明!カイコの性決定メカニズム− <発表者> 木内 隆史(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 助教) 古賀 光(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 修士課程2年) 川本 宗孝(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 学術支援専門職員) 庄司 佳祐(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻 博士課程1年) 酒井 弘貴(東京大学大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 博士課程1年) 新井 祐二(東京大学大学院農学生命科学研究科 生産・環...
-
アジレント、ベイラー医科大と共同で研究者向けカスタムCGH マイクロアレイを提供
アジレント・テクノロジーが、ベイラー医科大学と共同で、 がん研究、出生前・出生後研究に向けたカスタムCGH マイクロアレイを提供 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、ベイラー医科大学 遺伝医学研究所と共同で、世界の研究者に向けカスタムCGH(比較ゲノムハイブリダイゼーション)マイクロアレイを提供することを発表します。ベイラー医科大学が蓄積してきた遺伝研究のデータと、アジレントのマイクロアレイ製造技術とを融合して、新たなマイクロアレイ6種(遺伝学検査に関する研究用3種、出生前遺伝学検査に関する研究用2種、がんの臨床研究用1種)を...
-
JSTなど、ヒトに関する研究データ共有のためのデータベースの運用を開始
ヒトに関する研究データ共有のための データベース(NBDCヒトデータベース)運用を開始 <ポイント> >ヒトに関する個人レベルのさまざまな研究データの共有を可能とする国内初のデータベース。 >塩基配列データや画像データなどヒトに関するさまざまな研究データの受け入れが可能。 JST(理事長 中村 道治)と国立遺伝学研究所(所長 桂 勲)は、国内で初めてヒトの塩基配列や画像データなどの研究データを共有するためのデータベース(NBDCヒトデータベース)の運用を10月1日より開始します。 近年、ゲノム解析技術が飛躍的に発達し、ヒトについても個人レベルのデータが急速に増加しつつあります。欧米諸国...
-
理化学研究所、細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz−Seq法」を開発
細胞1個の遺伝子発現を網羅的に定量化する「Quartz−Seq法」を開発 −細胞集団に潜む細胞のゆらぎの解明へ− <ポイント> ・高感度で再現性に優れ、かつ簡便な1細胞RNAシーケンス法を開発 ・分化段階や細胞周期の違いを遺伝子発現の違いとして再現性よく検出 ・同一培養条件かつ細胞周期も同じ細胞間で遺伝子発現のゆらぎを発見 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、細胞1個が発現する遺伝子を網羅的に定量化する方法「Quartz−Seq(クオーツセック)法」を開発し、同じ種類の細胞で、かつ同じ細胞周期[1]にある細胞同士でも、細胞ごとに遺伝子発現のパターンに差があることを明らかにしました。これは...
-
東大、菌類を対象にしたヌクレオソーム位置取りの保存性と多様性を確認
東京大学 農学生命科学研究科 研究成果 菌類におけるヌクレオソーム位置取りの保存性と多様性 Conservation and diversity of nucleosome positioning in fungi <発表者> 西田洋巳(東京大学大学院農学生命科学研究科 アグリバイオインフォマティクス教育研究ユニット 特任准教授) 近藤伸二(理化学研究所 上級研究員) 松本貴嗣(東京農業大学 研究員) 鈴木穣(東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授) 吉川博文(東京農業大学 教授) Todd D.Taylor(理化学研究所 チームリーダー) 杉山純多(テクノスルガ・ラ...
-
京大、脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患を鑑別することに成功
脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患の鑑別が可能になった 近藤誉之 医学部臨床教授、小森美華 医学研究科研究生、池川雅哉 京都府立医科大学准教授らの研究グループは、脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い、多発性硬化症関連疾患を鑑別することに成功しました。 神経難病の一つである多発性硬化症および類縁疾患は、臨床経過や現行の検査所見のみでは、診断、治療法の選択が困難な場合があります。研究グループは、質量分析計を用いて髄液中タンパク質・ペプチドを俯瞰するプロテミクスパターン解析法を開発しました。この解析法によって、病態を反映した診断、疾患分類...