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神経伝達物質
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日本製紙、高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」を動物試験で確認
高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」を動物試験で確認 アセチルコリンエステラーゼの阻害効果は「やぶきた」の4.4倍 〜主要緑茶43品種の中で最も優れた効果〜 日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄)は、九州大学(立花 宏文教授)との共同研究で、高機能茶「サンルージュ」の"アセチルコリンエステラーゼ"(注1)阻害効果が、「やぶきた」をはじめとする主要緑茶43品種の中で最も高いことを見出しました。さらに、老化促進モデルマウス(注2)を用いた評価では、サンルージュの継続的な摂取により、加齢による認知機能の低下が抑制されることが明らかになり、その効果がやぶきたより...
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ファンケル、麻布大との共同研究で炎症による痛みを緩和する食品成分を発見
炎症による痛みを緩和する食品成分発見 −麻布大学との共同研究で確認− 株式会社ファンケルは、学校法人麻布獣医学園麻布大学(所在地・神奈川県相模原市、浅利学長)との共同研究で、食品成分の「レスベラトロール」に炎症による痛みを和らげる作用があることを確認しました。この研究成果はこのほど国際的な神経科学・疼痛関連の学術誌「Brain Research Bulletin」および「Molecular Pain」に掲載されました。この成果の一部は、今年7月に横浜市で行われる第39回日本神経科学大会で発表する予定です。 当社では引き続き、さらに有効性が高い成分の探索研究や作用メカニズムに関わる研究を進め、腰痛や関節痛にアプローチす...
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NCNPとヤクルトなど、腸内の善玉菌が少ないとうつ病リスクが高いことを解明
腸内の善玉菌が少ないとうつ病リスクが高いことを明らかに 国立精神・神経医療研究センター神経研究所(所長 武田 伸一)の相澤恵美子研究員と功刀 浩部長(疾病研究第三部)とヤクルト本社(社長 根岸 孝成)の辻 浩和室長(中央研究所)らを中心とする共同研究グループは、43人の大うつ病性障害患者と57名の健常者の腸内細菌について、善玉菌であるビフィズス菌と乳酸桿菌の菌数を比較したところ、うつ病患者群は健常者群と比較して、ビフィズス菌の菌数が有意に低いこと、さらにビフィズス菌・乳酸桿菌ともに一定の菌数以下である人が有意に多いことを世界で初めて明らかにしました。この結果から、善玉菌が...
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シナプス強度の調節機構を発見 −複数のシナプスはアストロサイトにより相互作用する− <要旨> 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター シナプス可塑性・回路制御研究チームの合田裕紀子チームリーダーらの研究チーム(※)は、ラット及びマウスを使った実験で脳内の「アストロサイト[1]」と呼ばれる細胞が、1つの神経細胞に存在する複数のシナプス[2]間の「シナプス強度[3]」のバランスを調節していることを発見しました。 脳内では数千億個の神経細胞が複雑な神経ネットワークを形成しています。神経細胞同士がつながっている部分はシナプスと呼ばれ、このシナプスを介して1つの神経細胞から次の神...
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大塚製薬、抗精神病薬「エビリファイ」の小児期の自閉性障害に伴う興奮性に対する効能・効果を追加申請
大塚製薬 抗精神病薬「エビリファイ」 「小児期の自閉性障害に伴う興奮性」の効能を追加するため国内販売承認申請 当社の100%子会社である大塚製薬株式会社が、2015年12月7日、抗精神病薬「エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)」の小児期の自閉性障害に伴う興奮性に対する効能・効果追加申請、および「エビリファイ錠1mg」の剤形追加申請を国内にて行いましたのでお知らせします。 なお、当社の2015年度の連結業績予想には織込み済みであり、業績予想に変更はありません。 ・「エビリファイ」は、2006年より国内で使用されている抗精神病薬で、小児期の自閉症の興奮性に対する治療薬として...
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東大など、神経伝達物質やインスリン分泌の新しい可視化法を開発し分泌速度の謎を解明
神経伝達物質やインスリン分泌の新しい可視化法開発:分泌速度の謎を解明 1.発表者: 河西 春郎(東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター 構造生理学部門教授) 高橋 倫子(東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター 構造生理学部門講師) 2.発表のポイント: ◆神経伝達物質の放出はミリ秒の時間経過で起こるのに対し、インスリン分泌は遅い。この速度を何が決めているのか不明だった。 ◆今回、開口放出を起こす複数の蛋白質(注1)の複合化を蛍光寿命測定法(注2)で調べたところ、神経終末ではそれらが既に複合した状態で刺激を待っているのに対して、インスリン分泌細胞...
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理研、ジアシルグリセロール蛍光プローブを用いて細胞内膜の裏側で機能性脂質の動態の可視化に成功
細胞内膜の裏側で、機能性脂質の動態の可視化に成功 −ジアシルグリセロールの非対称な産生を観察− ■要旨 理化学研究所(理研)小林脂質生物学研究室 小林俊秀主任研究員および上田善文客員研究員らの研究チームは、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)[1]を基にしたジアシルグリセロール(DAG)[2]蛍光プローブを用いることで、細胞内膜の裏側(外層:ルーメン側)のDAGを、表側(内層:細胞質側)のDAGとは独立かつリアルタイムに観察することに成功しました。 細胞膜をはじめとした脂質二重膜の表裏では、その脂質組成は非対称です。細胞は、この非対称性を巧妙に利用してアポトーシスや細胞の凝集などの細胞応答を制...
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アステラス製薬、「イリボー錠/イリボーOD錠」が下痢型過敏性腸症候群で効能・効果追加承認
アステラス製薬 下痢型過敏性腸症候群治療剤「イリボー(R)錠/イリボー(R)OD錠」 日本での効能・効果追加承認に関するお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、下痢型過敏性腸症候群治療剤「イリボー(R)錠 2.5μg、同 5μg/イリボー(R)OD(※1)錠 2.5μg、同 5μg」(一般名:ラモセトロン塩酸塩)について、本日、女性における下痢型過敏性腸症候群(※2)に関する効能・効果追加の承認を取得しましたので、お知らせします。 アスラス製薬は、国内において、「男性における下痢型過敏性腸症候群」を効能・効果として「イリボー(R)錠」を2008...
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東大、注意欠如多動性障害の薬物治療効果を予測する客観的な指標を開発
注意欠如多動性障害の薬物治療効果を予測するための客観的な指標の開発へ ■発表のポイント: ◆注意欠如多動性障害(ADHD)の小児が内服する塩酸メチルフェニデートの長期的な効果を、脳機能を簡便で安全に測れる光トポグラフィーにより予測できる可能性を示しました。 ◆内服前に比べて塩酸メチルフェニデートを1回内服した後の光トポグラフィーの信号が高くなるほど、同薬を1か月継続して内服した後の治療効果が高いことがわかりました。 ◆副作用のある塩酸メチルフェニデートを継続して内服する前に治療効果を予測できれば、ADHDの患者さんや家族に負担をかけない治療の選択ができる可能性が期待されます。 ■発表...
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タカラバイオ、サプリメント「フコイダンサプリ50」をリニューアル発売
「フコイダンサプリ50」をリニューアル発売 タカラバイオ株式会社は、ガゴメ昆布「フコイダン」を配合したサプリメント「フコイダンサプリ50」に新たに3種類のビタミンを配合し、平成27年5月12日よりリニューアル発売します。 「フコイダンサプリ50」は、ガゴメ昆布「フコイダン」と、そのパワーをより引き出す乳酸菌(フェカリス菌・有胞子性乳酸菌)を配合するサプリメントとして皆様にご愛顧いただいておりますが、新たに、抵抗力をサポートする3つのビタミン(ビタミンB6、ビタミンD、ビタミンE)をプラスし、さらに手軽に摂れる健康食品としてリニューアルいたします。 これまで同様、形状は飲みや...
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理研と東大、糖・脂質代謝に重要なアディポネクチン受容体の立体構造を解明
糖・脂質代謝に重要なアディポネクチン受容体の立体構造を解明 −メタボリックシンドローム・糖尿病の治療薬の開発へ前進− 【要旨】 理化学研究所(理研)横山構造生物学研究室の横山茂之上席研究員と、東京大学大学院医学系研究科の門脇孝教授、山内敏正准教授らの共同研究グループ(※)は、メタボリックシンドローム(内臓性脂肪症候群)の「鍵」分子であるアディポネクチン受容体[1]の立体構造の解明に成功しました。 細胞膜に存在する膜タンパク質は、細胞外からのシグナル(情報)を細胞内へと伝達する重要な役割を担い、創薬の標的として注目されています。アディポネクチン受容体(AdipoR1、AdipoR2)は、メタ...
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ファンケル子会社、加齢による脳老化に着目した機能性パックごはんを数量限定発売
加齢による脳老化に着目した機能性パックごはん 「おとなの冴(さえ)ごはん」数量限定発売 発芽の大きい栄養豊富な「金のいぶき」を使用 株式会社ファンケルヘルスサイエンス(本社:横浜市中区、代表取締役社長:田多井毅)は、脳の老化によい機能成分を多く含む「発芽米金のいぶき」に、神経伝達物質の材料となる「α−GPC」を加えた機能性パックごはん「おとなの冴(さえ)ごはん」<281円(税込):1パック(160g)>を、2015年2月20日(金)より、通信販売および直営店舗にて数量限定発売いたします。 「発芽米金のいぶき」は、秋田県で契約栽培された胚芽の大きい品種の玄米を発芽させたもので、胚芽...
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第一三共、新規経口α2δリガンド「ミロガバリン」のアジアでの第3相臨床試験を開始
新規経口α2δリガンド「ミロガバリン」の日本を含むアジアにおける第3相臨床試験開始のお知らせ 第一三共株式会社(本社:東京都中央区、以下「当社」)は、この度、当社が創製したα2δリガンド(*1)である「ミロガバリン(一般名(INN):mirogabalin)」(DS−5565、以下「本剤」)の糖尿病性末梢神経障害性疼痛(DPNP)患者、および、帯状疱疹後神経痛(PHN)患者を対象とする2つの第3相臨床試験を、日本を含むアジアにおいて開始しましたので、お知らせいたします。 DPNP患者を対象としたREDUCER試験、および、PHN患者を対象としたNEUCOURSE試験は、いずれもプラセボを対照とした無作為化二重盲検比較試験です。各々75...
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MSD、新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ錠15mg/20mg」を発売
新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ(R)」を 世界で初めて発売 MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トニー・アルバレズ、以下 MSD)は本日、新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ(R)錠15mg/20mg(一般名:スボレキサント、以下「ベルソムラ(R)」)」を世界に先駆けて新発売しました。 「ベルソムラ(R)」はMerck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.が開発した、世界初のオレキシン受容体拮抗薬です。覚醒を維持する神経伝達物質であるオレキシンの受容体への結合をブロックすることで、過剰な覚醒状態を抑制し、脳を覚醒状態から睡眠状態へと移行させるという生理的なプロセスで眠りをもたらします...
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エーザイ、ファースト・イン・クラスの抗てんかん剤「Fycompa」を香港で発売
抗てんかん剤「Fycompa(R)」をアジアで初めて香港で新発売 エーザイ株式会社(本社:東京、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、香港の医薬品販売子会社Eisai(Hong Kong) Co.,Ltd.が自社創製のファースト・イン・クラスの抗てんかん剤であるAMPA 受容体拮抗剤「Fycompa(R)」(一般名:ペランパネル)を、12歳以上のてんかん患者様の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する併用療法を適応として新発売しましたのでお知らせします。今回の香港における本剤の発売は、アジアで初めてとなります。 本剤は、当社が創製した、高選択的、非競合AMPA 受容体拮抗剤です。てんかん発作は神経伝達物質であるグルタミン酸により...
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MSD、新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ」の製造販売承認を取得
新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ(R)」の製造販売承認を取得 MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トニー・アルバレズ、以下 MSD)は本日、新規作用機序の不眠症治療薬「ベルソムラ(R)錠15mg/20mg(一般名:スボレキサント、以下「ベルソムラ(R)」)」の製造販売承認を取得いたしました。 「ベルソムラ(R)」はMerck&Co.,Inc.,Whitehouse Station,N.J.,U.S.A.が開発した、世界初のオレキシン受容体拮抗薬です。覚醒を維持する神経伝達物質であるオレキシンの受容体への結合をブロックすることで、過剰な覚醒状態を抑制し、脳を覚醒状態から睡眠状態へと移行させるという生理的なプロセスで眠りをもたらしま...
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一目惚れの分子メカニズム 異性の存在が性ホルモンの分泌を変える仕組みを解明 この度、早稲田大学教育・総合科学学術院/先端生命医科学センター(TWIns)筒井和義教授および戸張靖子研究助手らのグループは、異性の存在が性ホルモンの分泌を変化させる新しい神経機構を明らかにしました。これまで社会環境の違いが、脳にどのような変化をもたらして人間や動物の行動や生理状態を変化させるのかは不明でしたが、ウズラを用いた本研究により雄が雌を見ると脳内で注意や覚醒に重要な神経伝達物質であるノルエピネフリンの分泌が急性的に高まり、GnIHの分泌を増やすことにより、男性ホルモンの血中濃度を下げることが分かりまし...
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エーザイ、抗てんかん剤「Fycompa」が臨床第III相試験で主要評価項目を達成
抗てんかん剤「Fycompa(R)」(一般名:ペランパネル)が全般てんかんにおける 難治性強直間代発作の併用療法を対象とした臨床第III相試験で主要評価項目を達成 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび、自社創製の抗てんかん剤「Fycompa(R)」(一般名:ペランパネル)について、全般てんかんの最も重篤な発作型の一つである強直間代発作(二次性全般化発作を除く、以下PGTC)を有するてんかん患者様を対象とした臨床第III相試験(332試験)における主要評価項目を達成したことをお知らせします。 本試験は、1〜3種類の抗てんかん剤による治療を受けているPGTCを有する12歳以上の患者様164名を対象...
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武田薬品など、成人の大うつ病治療薬「Brintellix」を米国内で販売開始
大うつ病治療薬Brintellix(R)の米国における販売開始について 武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)とH. Lundbeck A/S(本社:デンマーク、コペンハーゲン、以下「Lundbeck 社」)は、このたび、成人の大うつ病治療薬Brintellix(R)(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)について、米国内における販売を開始しましたのでお知らせします。Brintellixは、2013年9月30日に米国食品医薬品局より承認された後、米国内の卸売業者における流通を開始しています。本剤は、1日1回投与の経口抗うつ薬で、幅広い用量設定により、多様な患者さんのニーズに対応が可能です。 Brintellixの有効性および安全性は、6本の6〜8週間の...
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アステラス製薬、下痢型過敏性腸症候群治療剤 「イリボーOD 錠」を発売
アステラス製薬 下痢型過敏性腸症候群治療剤 「イリボー(R)OD 錠」 新発売のお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、下痢型過敏性腸症候群治療剤「イリボー(R)錠」の追加剤形として、口腔内崩壊錠「イリボー(R)OD 1) 錠2.5μg、同5μg」(一般名:ラモセトロン塩酸塩)を、男性における下痢型過敏性腸症候群 2) の効能・効果で、本日発売しましたので、お知らせします。 「イリボー(R)OD 錠」は、アステラス製薬の製剤技術の1 つであるWOWTAB 3) 技術を適用した過敏性腸症候群治療剤です。本剤は、口腔内の唾液で速やかに崩壊し、水なしでも服用が可能であるため、高...
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理化学研究所、新しい抗うつ薬として期待されるケタミンはセロトニン神経系に作用
新しい抗うつ薬として期待されるケタミンはセロトニン神経系に作用 −即効性と持続性を持つ抗うつ薬のメカニズムの一端を解明− <ポイント> ・即効性で持続的な抗うつ作用があるケタミンはセロトニン1B受容体に作用 ・ケタミンが「やる気」に関わる2つの脳領域でセロトニン1B受容体を活性化 ・新しい抗うつ薬の開発、うつ病の画像診断の実現に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、新しいタイプの抗うつ薬として注目されている「ケタミン」が、セロトニン1B受容体[1]の活性を“やる気”に関わる2つの脳領域で上昇させることを、サルを対象とした陽電子放射断層画像法(PET)[2]によって...
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生理学研究所、パーキンソン病に対する脳深部刺激療法の作用メカニズムを解明
パーキンソン病に対する脳深部刺激療法(DBS療法)の作用メカニズムを解明 ―神経の「情報伝達を遮断」することで治療効果が生まれるという新しい説の提唱― <内容> パーキンソン病やジストニアといった運動障害の外科的治療の一つとして、脳深部刺激療法(Deep Brain Stimulation、DBS療法)があります(図1)。この方法は、脳の大脳基底核の淡蒼球内節と呼ばれる部分に慢性的に刺激電極を埋め込み、高頻度連続電気刺激を与えるというもので、これによって、運動障害の症状を改善することができます。しかし、これまで、この方法が、どのように症状を改善させるのか、その作用メカニズムは明確にはわかっていませんでした。今...
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理化学研究所など、睡眠・覚醒のサーカディアンリズム形成機構を神経活動レベルで解明
睡眠・覚醒機能と24時間リズムをセロトニンが束ねる −睡眠・覚醒のサーカディアンリズム形成機構を神経活動レベルで解明− ◇ポイント◇ ・セロトニンが不足すると、脳の生物時計が正常でも睡眠・覚醒のリズムが乱れる ・前脳基底部・視索前野でセロトニン系が機能しないと、睡眠リズムが崩れる ・セロトニンが関わる不眠、睡眠リズム障害、うつ病などの体系的な理解へ貢献 理化学研究所(野依良治理事長)は、サーカディアンリズム(※1)と呼ばれる24時間周期のリズムと、睡眠・覚醒(※2)に伴う神経活動(睡眠・覚醒機能)が、神経伝達物質セロトニン(※3)の働きによって脳の深部で統合され、24時間...
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慶大、パーキンソン病のiPS細胞を樹立し病態メカニズムの再現に成功
パーキンソン病iPS細胞を樹立、その病態メカニズムを再現 ―パーキンソン病の病態解明、新薬・早期診断法開発に期待― 慶應義塾大学医学部生理学教室の研究グループ(岡野栄之教授、今泉陽一研究員)(注1)と順天堂大学医学部脳神経内科(服部信孝教授)の共同研究グループは、パーキンソン病(注2)患者さんからiPS細胞を作製し、病態メカニズムを再現することに成功しました。このことは、病態解明と根本治療につながると期待されます。 パーキンソン病は、アルツハイマー病の次に多い神経変性疾患であり根本的治療法がありません。手足のふるえやこわばり、動作が緩慢になる、転びやすくなる、といった運動...
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アステラス製薬、下痢型過敏性腸症候群治療剤YM060口腔内崩壊錠を承認申請
アステラス製薬 下痢型過敏性腸症候群治療剤 YM060口腔内崩壊錠の国内承認申請に関するお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、下痢型過敏性腸症候群治療剤「イリボー(R)錠」の追加剤形として開発しているYM060(一般名:ラモセトロン塩酸塩)口腔内崩壊錠に関し、本日、男性における下痢型過敏性腸症候群(1)の効能・効果について厚生労働省に承認申請を行いましたので、お知らせします。 YM060口腔内崩壊錠は、アステラス製薬の製剤技術の1つであるWOWTAB(2)技術を適用した過敏性腸症候群治療剤です。本剤は、口腔内の唾液で...
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生理学研究所、目から入ってくる沢山の視覚情報を取捨選択して脳に伝える仕組みの一端を解明
目から入ってくる溢れるような視覚情報を "くっきり"させて脳に伝える仕組みの一端を解明 【内容】 目から入ってくる溢れるような視覚情報を “くっきり”させて脳に伝える仕組みの一端を解明 ヒトや動物は、目に入ってくる光の信号をもとに、どこに何があるのか、刻々と変化する周りの環境の多くを把握しています。そうした溢れるような視覚情報の渦から必要な情報を取捨選択して、脳は整合性のあるイメージを作り出しています。今回、自然科学研究機構・生理学研究所の松井広(まつい・こう)助教らの研究グループは、どのような信号を脳へ伝えるべきか、その取捨選択を、目から脳への神経のつなぎ目にあたる...
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通信販売限定 発芽玄米飲料「米姫(まいひめ)」新発売 〜お米から おいしさと健康〜 日清オイリオグループ株式会社(社長:大込一男)は、この度、ご好評いただいている発芽豆乳シリーズに続き、発芽玄米飲料「米姫(まいひめ)」を通信販売限定で新発売いたします。 ・商品名:発芽玄米飲料 米姫 しょうが入り ・内容量:125ml ・容器/入数:テトラブリックパック 18入 ・希望小売価格:2,835円(税込)/1ケース(18入) ケース単位の販売になります ・賞味期限:9カ月 ・発売日:2011年1月17日(月) ・販売ルート:日清オイリオグループ ピエトロ通信販売 ・ご注文方法:...
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JST、低い当選確率を高めに見積もるワクワク感に脳内ドーパミンが関与
低い当選確率を高めに見積もるワクワク感に 脳内ドーパミンが関与 −脳内分子の画像化技術と経済理論から依存症に迫る− 独立行政法人 放射線医学総合研究所(理事長:米倉 義晴) 分子イメージング研究センター分子神経イメージング研究グループ 高橋英彦 客員研究員 【本研究成果のポイント】 ●確率に関わる意思決定時のワクワク感を脳内分子の画像化技術で計測 ●脳内の線条体と呼ばれる部位のドーパミンD1受容体の密度が低い人ほど低確率を高く見積もってしまい、ワクワクしやすい ●依存症の客観的診断や新たな治療戦略に貢献 独立行政法人 放射線医学総合研究所(理事長:米倉義晴、以下、放医研)分...
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大正製薬、特定保健用食品「ナチュラルケア 緑茶<GABA>」を発売
血圧が高めの方・気になる方に 特定保健用食品 「ナチュラルケア 緑茶<GABA>」 新発売 ※製品画像は関連資料を参照 大正製薬株式会社(本社:東京都豊島区 社長:上原 明)は、血圧が高めの方、気になる方に適したPETボトル緑茶タイプの特定保健用食品「ナチュラルケア 緑茶<GABA>」を、11月24日よりLivitaブランドから発売いたします。 γ−アミノ酪酸(GABA:Gamma−Amino Butyric Acid)は、動物や植物がもつアミノ酸の一種で、人間の身体の中にも含まれている重要な神経伝達物質の一つです。「ナチュラルケア 緑茶<GABA>」は、このγ−アミノ酪...
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ファイザー、「リリカ カプセル」が「末梢性神経障害性疼痛」に対する効能・効果の追加承認を取得
「リリカ(R) カプセル」 新たな効能・効果を取得 ファイザー株式会社(本社:東京都、社長:梅田一郎、以下「ファイザー」)は、「リリカ(R) カプセル」(一般名:プレガバリン、以下「リリカ」)に関し、現在日本で承認されている「帯状疱疹後神経痛」にかえて、より広い「末梢性神経障害性疼痛」という効能・効果の承認を、本日10月27日、新たに取得しました。 リリカは、本年4月16日に「帯状疱疹後神経痛」の効能・効果で製造販売承認を取得し、6月22日に発売されています。本剤は、日本において、ファイザーとエーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)が共同プロモーションを行っており...