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オミックス
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東北大、ゲノム解析情報などを統合する東北メディカル・メガバンク 統合データベースを開発
世界初、大規模コホートの健康調査情報・ゲノム解析情報等を統合する 東北メディカル・メガバンク 統合データベース「dbTMM」を開発 〜1,070人分の統合された情報を制限付公開開始〜 <発表のポイント> ・健康調査及び全ゲノム配列情報を含む生体試料の解析情報を世界で初めて統合したデータベースを開発 ・宮城県の地域住民コホート参加者1,070人分のデータ、制限付公開を開始 ・高速かつ高度な検索を可能とする機能を開発 ・ゲノム医療実現化の推進におけるプラットホームとして期待 【概要】 東北大学東北メディカル・メガバンク機構(以下、ToMMo)は、宮城・岩手両県で岩手医科大学いわて東北メディカ...
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炎症性腸疾患の発症に関わる38カ所のゲノム領域を発見 ―発症に関わる遺伝子の多くが欧米人と東アジア人で共通― ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター統計解析研究チームの高橋篤 元チームリーダー(現 統計解析研究チーム 客員研究員)と久保充明副センター長、基盤技術開発研究チームの山崎慶子(◇)研究員、冬野雄太研修生らの研究グループ(※)が参加する「国際IBDジェネティクス・コンソーシアム(IIBDGC)」[1]は、炎症性腸疾患(IBD)[2]の発症に関わるゲノム領域を新たに38カ所発見しました。 ◇研究員名の正式表記は添付の関連資料を参照 炎症性腸疾患は消化管に炎症や潰瘍を...
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東北大、日本人集団の血漿のメタボローム&プロテオーム解析が完了
日本人多層オミックス参照パネル公開 −日本人集団の血漿のメタボローム&プロテオーム解析が完了− <成果のポイント> ○東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査に参加した日本人500人分の血漿オミックス解析を完了(世界初) ○本成果は、今後の疾患関連マーカー探索の基盤となる ○日本人集団の血漿中の代謝物の濃度分布やタンパク質の頻度分布を広く内外の研究者に公開 東北大学東北メディカル・メガバンク機構(機構長:山本雅之、以下ToMMo)は、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査(*1)に参加した日本人500人分の血漿オミックス解析(*2)を完了しました。500人以上の血漿の、...
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理研、ヒトiPS細胞の分化多能性を維持・向上させる新たな因子を発見
ヒトiPS細胞の分化多能性を維持・向上させる新たな因子を発見 −フィーダー細胞を使わずヒトiPS細胞の安定した培養を可能に− <ポイント> ・ヒトiPS細胞の分化多能性を向上させるタンパク質CCL2を発見 ・低酸素状態で働く遺伝子群の活性化が多能性に関与している可能性を示唆 ・ヒトiPS細胞の基礎研究や医療技術への応用に期待 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、「CCL2」と呼ばれるタンパク質がヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)[1]の分化多能性[2]を維持、向上させることを発見し、その機能に関与する遺伝子群の存在を明らかにしました。これは、理研ライフサイエンス基盤研究センター(渡辺恭良...
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理化学研究所など、特定の遺伝子配列を認識して蛍光を発する「Eprobe」を開発
蛍光プローブ「Eprobe」のリアルタイムPCRへの応用 −個別化医療の進展に合わせ簡便・正確な遺伝子検査、病原体検出法の確立へ− <ポイント> ・配列特異的に蛍光を発するEprobeによるリアルタイムPCRの検出系を開発 ・1つのEprobeで遺伝子増幅の検出と遺伝子の変異検出が可能 ・複数色のEprobeを用いることにより1チューブで異なる遺伝子配列に対応 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と理研ベンチャー[1]のダナフォーム(三谷康正代表取締役社長)は、人工核酸を利用した蛍光プローブ「Eprobe(イープローブ)(R)」とリアルタイムPCR法[2]を組み合わせることで、特定の遺伝子配列のコピー数や発現量、変異の...
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理化学研究所、藻類が作り出す代謝物の局在・移動を単一細胞内で確認
藻類が作り出す代謝物の局在・移動を単一細胞内で初めて確認 −藻類「オーストラリアシャジクモ」の巨大単一細胞を用いてメタボローム解析− ◇ポイント◇ ・光や温度の変化により、代謝物が単一細胞内のどこに局在し、どう移動するかを観察 ・安定同位体を用いて、代謝物が細胞内小器官間を移動する様子を直接確認 ・植物を利用した有用物質生産の効率化につながる新知見を提供 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、20cm以上にもなる巨大な単一細胞である「オーストラリアシャジクモ(※1)」の節間細胞(※1)を解析し、アミノ酸や有機酸、糖リン酸などの代謝物(※2)の局在・移動を初めて確認しまし...