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ヤフー、「Yahoo!ニュース 個人」で書き手の継続的な活動を支援する4つの新施策を開始
「Yahoo!ニュース 個人」、有識者や専門家の寄稿記事の執筆活動を支援する、 年間総額1000万円の取材費用の提供など4つの新施策を開始 〜前年比約2倍で過去最高の1億5千万PVに到達。毎月の寄稿数は1050本。 内田良氏の「組体操の危険性の問題」や湯浅誠氏の「子供の貧困問題」など、 社会課題の解決につながる記事が生まれるサービスに成長〜 ヤフー株式会社は本日、日本最大級のインターネットニュース配信サイト「Yahoo!ニュース」内に開設している「Yahoo!ニュース 個人」において、有識者や専門家などの約500名の書き手(以下、オーサー)の取材費負担を減らすなどの、継続的な活動を支援する4つの新施...
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タカラバイオ、腫瘍溶解性ウイルスHF10の膵臓癌を対象とした臨床研究データを発表
腫瘍溶解性ウイルスHF10の 膵臓癌を対象とした臨床研究データを発表 タカラバイオ株式会社は、名古屋大学・粕谷准教授らのグループと共同でおこなっていた腫瘍溶解性ウイルスHF10の膵臓癌を対象とした臨床研究の結果を、第2回癌ウイルス療法サミット(2016年12月7日〜9日、米国・サンディエゴ)において発表します。 【概要】 ・学会:第2回癌ウイルス療法サミット (The 2nd Annual Oncolytic Virotherapy Summit 2016) ・日時:2016年12月7日(現地時間) ・演題:Effectiveness Comparison of Different Routes of Administration of Oncolytic Virus in Abdominal Tumors ・演者:名古屋大学医学系研究...
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産総研とマルハニチロ、魚油による脂質代謝改善効果が摂取時刻によって異なることをマウスで発見
魚油による脂質代謝改善効果が摂取時刻によって異なることをマウスで発見 −DHAやEPAの摂取は朝が効果的− ■ポイント ・魚油の摂取による脂質代謝の改善効果が、摂取する時刻によって異なることを、マウス実験で発見 ・朝食時の魚油の摂取は、血中のDHA・EPA濃度を高める ・時間栄養学の予防医学分野への貢献に期待 ■概要 国立研究開発法人産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】生物時計研究グループ 大石 勝隆 研究グループ長は、マルハニチロ株式会社【代表取締役社長 伊藤 滋】(以下「マルハニチロ」という)と共同で、魚油...
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名大と東北大、神経膠腫の遺伝子変異に対する新たな診断技術を開発
神経膠腫の遺伝子変異に対する新たな診断技術の開発 〜イムノウォールIDH1遺伝子変異迅速マイクロ診断デバイス〜 名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長・高橋雅英)脳神経外科学の夏目敦至(なつめあつし)准教授、名古屋大学大学院工学研究科(研究科長・新美智秀)化学・生物工学専攻の馬場嘉信(ばばよしのぶ)教授、及び東北大学大学院医学系研究科(研究科長・下瀬川徹)地域イノベーション分野の加藤幸成(かとうゆきなり)教授を中心とした研究グループは、神経膠腫の変異遺伝子であるIDH1変異に対する迅速診断デバイスであるイムノウォールを作成し、その有用性を確認しました。 WHOグレードII、IIIの神経膠腫は...
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名大など、有機半導体に欠かせない「縮環チオフェン」の簡便な合成法を開発
有機半導体に欠かせない、「縮環チオフェン」の 簡便な合成法の開発 <ポイント> ○縮環チオフェンは有機半導体に欠かせない分子群。 ○しかし、これまで簡便なチオフェン縮環反応は存在しなかった。 ○容易に手に入る芳香族化合物誘導体と硫黄を有機溶媒中で加熱しながら撹拌するだけで、縮環チオフェンを合成できる反応を開発! JST戦略的創造研究推進事業において、ERATO伊丹分子ナノカーボンプロジェクト、名古屋大学 大学院理学研究科、名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI−ITbM)、統合物質創製化学研究推進機構の伊丹 健一郎 教授、瀬川 泰知 特任准教授、孟 令奎 博士らの研究グルー...
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名大など、機械的強度や安定性などに優れた有機ナノチューブの簡便な合成に成功
全く新しい有機ナノチューブの簡便な合成に成功 〜延ばして、巻いて、固めて、チューブの出来上がり〜 ■ポイント ○近年、さまざまな機能を付与できる有機分子で構成された筒状の有機ナノチューブに注目が集まっている。 ○今までの有機ナノチューブは構造的な脆弱性や合成の難しさなどの問題があった。 ○機械的強度や安定性などに優れた強固な共有結合でつながる有機ナノチューブの簡便な合成手法の開発に成功した。 JST戦略的創造研究推進事業において、ERATO伊丹分子ナノカーボンプロジェクト、名古屋大学 大学院理学研究科、名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI−ITbM)の伊丹 健一郎 教授、...
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オンコリスバイオファーマ、名大大学院医学系研究科とOBP−301に関する共同研究契約を締結
OBP−301に関する名古屋大学大学院医学系研究科との 共同研究契約締結のお知らせ 当社は、本日、名古屋大学大学院医学系研究科の西川博嘉教授(国立がん研究センター 先端医療開発センター免疫TR分野長 併任)の研究グループと、腫瘍溶解ウイルスOBP−301(テロメライシン(R))とチェックポイント阻害剤の併用効果検討に関する共同研究契約を締結することを決定しましたのでお知らせいたします。 近年のがん治療薬開発においては、チェックポイント阻害剤をはじめとする腫瘍免疫活性化機能を有する治療薬の開発が大きな潮流となっています。当社では、これまでの研究で、テロメライシンの腫瘍溶解作用がCTL活性(細胞...
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ユニ・チャーム、母親のリラックスが抱っこした低月齢の赤ちゃんに同調することを実証
5月5日の「こどもの日」に先駆け、名古屋大学大学院と共同で、母子の相互作用を検証 母親のリラックスが抱っこした低月齢(※1)の赤ちゃんに同調することを実証 〜第34回日本生理心理学会大会(2016年5月14日〜15日)にて発表〜 ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、心拍の計測と快適感・幸福感についてのアンケート調査に基づき、赤ちゃんを抱っこした姿勢における母子の相互作用について、名古屋大学大学院環境学研究科の大平英樹教授と共同で、検証しました。この検証結果を、2016年5月14日〜15日の第34回日本生理心理学会大会にて発表します。 *参考画像は添...
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植物の受精効率を高める糖鎖「アモール」を発見 〜化学合成に成功〜 ■ポイント ○花粉管に受精能を与える雌しべ由来の糖鎖を初めて同定し、アモールと名付けた。 ○アモールの特定の糖鎖構造が植物細胞間の情報伝達を担うことを初めて示した。 ○化学合成したアモール末端の特異的な2糖構造が、活性を示すことを発見した。 科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業において、ERATO東山ライブホロニクスプロジェクトの東山 哲也 研究総括(名古屋大学 WPI トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授)と水上(郡司) 茜 補佐員(現・愛知学院大学 助教)らの研究グループは、植物の受精率を高める糖鎖...
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JFLA子会社、桜酵母で仕込んだ純米酒「盛田 純米 AR4 urara」を数量限定発売
〜初夏の陽気にふさわしいフレッシュ感あふれる味わい〜 桜酵母で仕込んだ“生”で“無濾過”の純米酒 数量限定発売 ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社(以下 JFLA)の事業子会社である盛田株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:檜垣周作、以下 盛田)は、桜酵母で仕込んだ純米酒「盛田 純米 AR4 urara」を4月28日(木)より数量限定にて発売いたします。 *参考画像・商品画像は添付の関連資料を参照 ◇グレープフルーツのようなさわやかな味わい 本商品は、昨年7月の発売以来ご好評をいただいている「盛田 純米 AR4」の姉妹品です。名古屋大学農学部の桜の花から採取・分離した...
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東京海上日動、自動運転車の公道実証実験へ参画と専用保険を開発
自動運転車の公道実証実験に対する当社参画ならびに専用保険の開発等について 〜自動運転技術の進展を捉えた産学連携の取組み〜 東京海上日動火災保険株式会社(社長 永野 毅、以下「当社」)は、昨今の自動運転技術の進展や自動運転車の公道実証実験の本格化を踏まえ、今般、公道実証実験への参画を図ると同時に専用保険を開発致しました。併せて、大学研究機関との共同研究を開始することに致しましたのでお知らせ致します。 1.公道実証実験への参画について (1)損害保険会社として初めて、公道実証実験に参画します(※1) 昨今の自動運転技術の進展は、これまでのクルマ社会のあり方を大きく変革させる可能...
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遺伝研とJST、特定のヒト細胞内タンパク質を素早く取り除いて機能を探る方法を開発
取り除けば働きがわかる 〜特定のヒト細胞内タンパク質を素早く取り除いて機能を探る方法を開発〜 国立遺伝学研究所 分子機能研究室の鐘巻 将人 准教授らのグループは、「ヒト培養細胞」で特定のタンパク質を素早く分解除去する方法を開発しました。これまでモデル生物注1)でしかできなかった精緻な遺伝学研究が、ヒト細胞でもできるようになる画期的な手法です。 利用したのは、同グループが2009年に開発した「AID法注2)」というタンパク質分解除去システムです。これは、動物細胞の特定のタンパク質を分解除去し、そのタンパク質を司る遺伝子の役割を解析できるシステムです。このシステムをヒト細胞にも導入で...
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JST、データ改ざんに対するサイバーセキュリティーを飛躍的に向上させる手法を開発
電力制御システムへのサイバー攻撃に対処 〜高精度で検知し、安定した制御を行う新手法の開発〜 <ポイント> ○電力システムの計測データを狙ったサイバー攻撃の危険性が指摘されている。 ○耐ノイズ性の高い推定手法を送電系統に適用することで、高度な攻撃も検知可能とし、その影響を排除することで安定した電力制御を行う新手法を開発した。 ○今後は実際の送電系統のデータを用いて研究を行い、実用化に向けた展開が期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、東京工業大学のヤシーネ シャクシュク 特任助教と石井 秀明 准教授は、送電系統(注1)の監視制御に重要な役割を果たす状態推定機構(注2...
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京大など、座布団型分子でペロブスカイト太陽電池の高効率化に成功
座布団型分子でペロブスカイト太陽電池の高効率化を実現 〜光電変換効率、従来材料比 20%増〜 ■ポイント >これまでペロブスカイト太陽電池に用いられる有機半導体は、従来材料を越える性能を示す材料が開発できておらず、製造コストが極めて高い従来材料(Spiro−OMeTAD)が標準材料として用いられていた。 >座布団型の構造をもつ独自の有機半導体材料(HND−Azulene)を新たに開発し、これをペロブスカイト太陽電池のp型バッファ層材料に用いることで、太陽電池の性能を著しく向上させることに成功した(光電変換効率:従来材料比1.2倍に向上、16.5%を達成)。 >開発した新材料(HND−Azulene)は、簡便な合成法に...
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損保ジャパン日本興亜、地震に備える防災キット「THE我が家の地震対策プロジェクト」を提供開始
地震に備える防災キット『THE我が家の地震対策プロジェクト』の提供開始 〜“子供にも理解できる体感型”キット〜 損害保険ジャパン日本興亜株式会社(社長:二宮 雅也、以下「損保ジャパン日本興亜」)は、平時における地震対策の重要性を子供から大人まで幅広い層に理解いただき、また一人でも多くのお客さまに地震対策を実践していただくため、このたび、地震に備える防災キット『THE我が家の地震対策プロジェクト』を開発し、『地震危険等上乗せ特約』(※)をご契約いただいたお客さまに11月13日から提供を開始しました。 1.開発の背景 損保ジャパン日本興亜は、東日本大震災をはじめとした多くの地震災害に対...
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生理学研究所、二者同時記録fMRIを用いた注意共有の神経基盤の研究結果を発表
みつめあった「記憶」は、二者間の脳活動の同期として痕跡を残す ―二者同時記録fMRIを用いた注意共有の神経基盤の研究― ■内容 お互いがみつめあい、お互いへ注意を向け合う状態は、ヒトが他者と複雑なコミュニケーションをおこなう前に必須な準備段階と言えます。この状態は、子供から成人へ成長する中で自然と獲得されます。このことから、互いに注意を向け合うことは、ヒトが他者とコミュニケーションをとる上での礎であると考えられます。しかしこれまでの研究では、ヒトが他者とみつめあっている際、我々自身にどのような現象が起こっているのか、さらには我々の脳内で一体何が起こっているのか、詳細は明らかにされ...
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富士ソフト、ECU間通信ソフト開発の「AUTOSAR開発体験キット COMスタック編」を販売
車載ソフトウェア技術者向け「AUTOSAR開発体験キット」 ECU間アプリケーション開発の「COMスタック編」を販売開始 富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員:坂下 智保)は、欧州で広く普及が進む車載ソフトウェアの基本アーキテクチャであるAUTOSAR(※1)の日本語解説による開発体験を可能とする「AUTOSAR開発体験キット」を4月23日(木)より販売開始しました。この度、11月18日(水)より、通信機能を追加拡張し、AUTOSAR準拠ECU間通信ソフトウェア開発の学習を可能にする「AUTOSAR開発体験キット COMスタック編」の販売を開始いたします。 近年、自動車業界では電子制御の高度化、複雑化が加...
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JAXAなど、小型高機能科学衛星「れいめい」の観測などにによって脈動するオーロラの仕組みを解明
瞬くオーロラの謎 小型高機能科学衛星「れいめい」の観測とコンピュータ シミュレーションによって、脈動するオーロラの仕組みを解明 国立大学法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と名古屋大学などの研究グループは、JAXAの小型高機能科学衛星「れいめい」の観測データの分析と、名古屋大学などにおいて実施したコンピュータシミュレーションの結果、「コーラス」と呼ばれる宇宙の電磁波がオーロラを引き起こす電子を変調させることで、オーロラの瞬きを作りだしていることを解明しました。 オーロラは宇宙から降ってくる電子が高度100km付近の超高層大気と衝突することによっておこる現象です。脈動オーロラと呼ばれる数秒...
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名古屋大と東大など、極低温まで軌道自由度が凍結しない銅酸化物を実現
極低温まで軌道自由度が凍結しない銅酸化物を実現 −『量子スピン軌道液体』状態の実現に道を拓く− 【概要】 名古屋大学大学院工学研究科(研究科長・新美 智秀)の片山 尚幸(かたやま なおゆき)助教、澤 博(さわ ひろし)教授、東京大学物性研究所(研究所長・瀧川 仁)の中辻 知准教授、大阪大学大学院理学研究科(研究科長・篠原 厚)附属先端強磁場科学研究センターの萩原 政幸教授らの研究グループは、華中科技大学、東北大学、ジョンズ・ホプキンス大学、岩手大学との共同研究により、ヤーン・テラー歪(注1)を起こさない銅酸化物を実現しました。本研究成果は、2015年7月13日(米国東部時間午...
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名大など、植物の受精卵が分裂する様子を生きたまま観察することに成功
植物の受精卵が分裂する様子を生きたまま観察することに成功 〜植物の驚くべき再生能力が明らかに〜 ■ポイント >植物の受精卵が分裂し成長する様子をリアルタイムで観察することに初めて成功した。 >胚がダメージを受けたときに細胞運命を変えて植物が再生する能力を明らかにした。 >高い再生能力を生み出す仕組みの解明、育種・培養技術の開発への貢献が期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、名古屋大学 WPIトランスフォーマティブ生命分子研究所の東山 哲也 教授と名古屋大学 大学院理学研究科の栗原 大輔 特任助教らは、植物の受精卵が分裂し発生する様子を生きたままリアルタイムで観察(ラ...
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東大など、超伝導温度より遙か高温から存在する超伝導電子を発見
「超伝導できない超伝導電子 〜超伝導温度より遙か高温から存在する超伝導電子の発見〜」 1.発表者 近藤 猛(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 准教授) Walid Malaeb(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 特任研究員) 石田 行章(東京大学物性研究所附属極限コヒーレント光科学研究センター 助教) 笹川 崇男(東京工業大学応用セラミックス研究所 准教授) 坂本 英城(名古屋大学工学研究科結晶材料工学専攻 博士課程) 竹内 恒博(豊田工業大学物質工学分野エネルギー材料 教授) ...
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JFLA子会社、白ワイン感覚で飲める桜酵母で仕込んだ純米酒「盛田 純米 AR4」を発売
〜甘酸っぱくてジューシー、白ワイン感覚で飲める〜 桜酵母で仕込んだ純米酒「盛田 純米 AR4」を新発売 ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社(本社:香川県小豆郡/代表取締役社長:小林武司、以下 JFLA)の事業子会社である盛田株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:山田雅司、以下 盛田)は、桜酵母で仕込んだ純米酒『盛田 純米 AR4』を7月2日(木)より発売いたします。 ◇参考画像・商品画像は添付の関連資料を参照 ■チョコレートやクリームソースのパスタにも合う純米酒 本商品は甘口の白ワインを思わせる甘さと酸味が特徴です。他にもジューシーさ、濃厚さ、凛とした飲み口、...
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大林組、大林組技術研究所本館テクノステーションでエネルギー収支ゼロのZEBを達成
大林組技術研究所本館テクノステーションでZEBを達成 2014年度の運用でエネルギー収支ゼロの建物を実現しました 株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、大林組技術研究所(東京都清瀬市)本館テクノステーション(以下 テクノステーション)において、2014年度の運用実績で、エネルギー消費量を施設の再生可能エネルギー発電量ですべて賄うエネルギー収支ゼロのZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)(※1)を達成しました。 大林組はZEBへ先進的に取り組むため、最新の環境技術と省エネ技術を導入したテクノステーションを2010年9月に建設しました。テクノステーションでは、2011年度に本格的...
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NEDOとダイキン、年間運転効率を大幅に向上するビル用マルチエアコンを開発
年間運転効率を大幅に向上するビル用マルチエアコンを開発 −新制御技術で年間41%の消費電力量削減を達成− NEDOとダイキン工業(株)(※)は、負荷に合わせて冷媒温度をコントロールする新しい冷媒制御技術と、停止時の待機電力を削減する制御技術を開発し、従来機に比べ年間で41%の消費電力量削減を達成しました。これら新制御技術をベースにダイキン工業(株)は、新型圧縮機に関する独自開発の技術を組み合わせることで、年間運転効率を大幅に向上したビル用マルチエアコンを開発しました。 低負荷運転の割合が比較的多い事務所用途や既存設備のリニューアルなどに広く展開することで、空調における大幅な省エ...
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名大とJST、次亜ヨウ素酸塩触媒を用い天然型ビタミンEの高効率不斉合成に成功
次亜ヨウ素酸塩触媒を用い天然型ビタミンEの高効率不斉合成に成功 〜光学活性クロマン系医薬品の開発・製造への応用に期待〜 名古屋大学 大学院工学研究科 化学・生物工学専攻の石原 一彰 教授、ウヤヌク・ムハメット 助教、林 裕樹(博士後期課程2年生)は、光学活性次亜ヨウ素酸塩触媒による不斉(注1)酸化的六員環化反応(注2)を開発し、天然型ビタミンE(α−トコフェロール類)に代表される生物活性を有するクロマン類の形式的不斉全合成(注3)を達成しました。 抗酸化作用を持つビタミンEに代表されるクロマン類の多くはキラル化合物であり、望む薬理活性が強い光学異性体を選択的に合成することが求め...
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名大など、慢性疲労症候群モデル動物での異常な痛みを抑えることに成功
慢性疲労症候群モデル動物での異常な痛みを抑えることに成功 −脊髄内のミクログリア活性化が原因の可能性− 【ポイント】 ○慢性疲労症候群のモデル動物に筋肉の痛みや知覚異常(アロディニア)が生じることが明らかになりました。一方、この動物の末梢組織には炎症や損傷は見られません。この現象は慢性疲労症候群の患者さんで見られる原因不明の痛みとよく似ています。 ○このモデル動物では、脊髄の後角に活性化したミクログリアが増殖し集まっていることが明らかになりました。 ○ミクログリアの活性化を薬剤で抑制すると異常な痛みは抑制されました。 ○慢性疲労症候群をはじめ機能性身体症候群などで見られる原...
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天の川のフレア領域に存在する恒星を世界で初めて発見 〜銀河系外縁部の暗黒物質を探る新たな目印〜 〔発表者〕 松永典之(東京大学大学院理学系研究科天文学専攻 助教) Michael W.Feast(南アフリカ・ケープタウン大学 名誉教授) John W.Menzies(南アフリカ・南アフリカ天文台 アストロノマー) Patricia A.Whitelock(南アフリカ・南アフリカ天文台 主任アストロノマー) <発表のポイント> ・天の川の外側部分がふくれ上がった領域(フレア領域)に存在する恒星(セファイド変光星)を5つ発見しました。 ・これまでフレア領域に存在する恒星は確認されていませんでしたが、距離がわかるというセファイド変光星...
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NHK、クルムス蛍光体を用いた目に優しい白色LED照明器具を開発
「目に優しい」新しい蛍光体を用いた 白色LED照明器具を開発 ■NHKは、「目に優しい」クルムス(Cl_MS)蛍光体(*1)を用いた白色LED照明器具を株式会社小糸製作所と共同で開発しました。 ■現在、省エネルギー光源としてテレビ番組の制作現場における白色LED照明器具の導入を進めていますが、一部の出演者からは「光源が視界に入るとまぶしく感じる」という声がありました。 ■クルムス蛍光体を用いた白色LEDは、従来の白色LEDと比べてフラットな分光スペクトル特性(*2)に特徴があり、また発光面積を大きく設計できるため、出演者が光源を直視した際のまぶしさを低減することが可能です。 ■今回、スタジオでキャスターを照...
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名大、シアノバクテリアの窒素固定に必須の制御タンパク質を発見
シアノバクテリアの窒素固定に必須の制御タンパク質を世界で初めて発見 −植物への窒素固定能移入への応用に期待− 名古屋大学大学院生命農学研究科生物機構・機能科学専攻の研究グループ(藤田祐一准教授、辻本良真博士研究員等)は、窒素固定能をもつシアノバクテリアから、窒素固定に必須の制御タンパク質の遺伝子を発見しました。 窒素固定は、空気中の窒素を植物などの生物が利用できる分子に変換する反応で、地球上の生物の生産性を決定づける重要な過程です。窒素固定を担うニトロゲナーゼという酵素は、空気中の酸素(O2)によって速やかに壊されるという弱点をもっています。このような酵素を使う窒素固定が、O2...
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ゼットエムピー、次世代車載制御システム向け1/10スケールミニチュアカーを販売
AUTOSAR仕様ベース 次世代車載制御システム向け 1/10スケールミニチュアカー販売開始 −「RoboCar(R)1/10」にAUTOSAR OS仕様ベースのリアルタイムOS「TOPPERS/ATK2」を搭載。 AUTOSAR仕様ベースの車載制御システムの研究開発や学習に− 株式会社ゼットエムピー(東京都文京区、代表取締役社長:谷口恒)は、当社の実車1/10スケールのミニチュアカー「RoboCar(R)1/10」に、AUTOSAR OS仕様ベースのリアルタイムOS「TOPPERS/ATK2」の搭載が可能な「RoboCar(R)1/10 for AP(Automotive Platform)」の販売を開始しました。 AUTOSAR仕様は、大規模化・複雑化する車載ソフトウェアの開発効率、信頼性向上に向けて策定が行われている、車...
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東北大など、大腸菌べん毛モーターをナトリウムイオン流も利用できるように機能させることに成功
大腸菌内で機能するナノスケールの ハイブリッドエネルギー型回転モーター 【リード文】 法政大学生命科学部の曽和義幸専任講師は、名古屋大学理学研究科・本間道夫教授、東北大学多元物質科学研究所・石島秋彦教授、オックスフォード大学・リチャード・ベリー博士との共同研究により、自然界では水素イオン流のみをエネルギー源として利用する大腸菌べん毛モーターを、ナトリウムイオン流も同時に利用できる"ハイブリッドエンジン"のように機能させることに成功しました。本研究成果は米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)」のオンライン版で2014年2月17日15:...
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東北大と名大、測定誤差と擾乱の不確定性に関する新たな不等式の実験的検証に成功
測定誤差と擾乱の不確定性に関する新たな不等式の実験的検証に成功 <概要> 東北大学電気通信研究所・枝松圭一教授,名古屋大学大学院情報科学研究科・小澤正直教授らの研究グループは,量子力学の基本原理のひとつである「測定誤差と擾乱に関する不確定性関係」に関して,「ハイゼンベルクの不等式」が破れており,小澤が提案した「小澤の不等式」と,新たに提案された「ブランシアードの不等式」が成立していることを,弱測定と呼ばれる新しい計測法を用いた実験で検証することに成功しました。本実験技術は,量子暗号の技術開発に重要な役割を果たすことが期待されています。 量子力学では,二つの物理量(例えば位置...
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世界最小の多細胞生物の発掘 〜4細胞で2億年間ハッピーな生きた化石"しあわせ藻"〜 <発表者> 新垣 陽子(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程1年) 豊岡 博子(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 特任研究員) 野崎 久義(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授) <発表のポイント> >4個の細胞からなるシンプルな生物、"しあわせ藻"(シアワセモ)の形態が多細胞生物としての基本的な特徴を持つことを世界で初めて明らかにしました。 >世界最小の多細胞生物の発見は単細胞生物と多細胞生物の境界を明確に定義し、生物学の教科書の刷新をもた...
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JSTと京大、量子ドットを用いた結晶シリコン太陽電池の高効率化に向けた設計指針を提供
量子ドットを用いた結晶シリコン太陽電池の高効率化に向けた設計指針を提供 <ポイント> ・量子ドット(中間バンド)太陽電池は高効率化を妨げる電圧の低下が課題。 ・電荷が量子ドットから取り出されることが要因であることを発見。 ・結晶シリコン太陽電池の限界を超える次世代太陽電池の高効率化に期待。 JST課題達成型基礎研究の一環として、京都大学化学研究所の太野垣(たやがき)健准教授らは、微細な半導体の結晶である半導体量子ドット(注1)を用いた太陽電池で課題であった、電圧が低下する原因を突き止めました。 現在、広く実用化されている結晶シリコン太陽電池(エネルギー変換効率20%程度)は...
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京大など、巨大な構造転移を伴ったモット絶縁体の金属化に乾電池1個に満たない電圧で成功
巨大な構造転移を伴ったモット絶縁体の金属化に乾電池1個に満たない電圧で成功 〜さまざまな低電力動作のデバイス実現に期待〜 前野悦輝 理学研究科教授らと、中村文彦 広島大学先端物質科学研究科助教らの研究グループは、電子同士の強い反発力によって絶縁体化したルテニウム酸化物に、室温で乾電池1個に満たないわずかな電圧を加えるだけで、巨大な構造転移が引き起こされて顕微鏡で確認できるほど大きく結晶が縮み、金属化することを発見しました。さらに、わずかな電流を流し続けることによって、電場で金属化した状態(スイッチオンの状態)を低温まで維持することにも成功しました。 これまでに報告されてい...
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腎臓癌における遺伝子異常の全体図を解明 −腎臓癌に関する最大規模のゲノム解析を実施− <概要> 淡明細胞型腎細胞癌は腎臓に発生する癌のうちおよそ80%を占める代表的な腎臓癌です。現在のところ、手術による切除以外には完全な治癒を期待できる治療法がありません。癌が進行し転移を生じた場合には免疫療法や分子標的薬による治療が行われますが、その効果は限定的であり、より有効かつ身体への負担が少ない、新たな治療法の開発が求められています。そのためには、遺伝子変異をはじめとして、癌細胞で後天的に生じているゲノム(注1)異常・分子病態を詳細に理解する必要があります 京都大学大学院医学研究科 ...
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基礎生物学研究所など、細胞分裂で仕切りを作る過程の高解像度撮影に成功
細胞分裂で仕切りを作る過程を見ることに成功 植物細胞は1つの細胞の中に仕切りを作ることにより分裂します。基礎生物学研究所の研究グループ(村田隆准教授、野中茂紀准教授、長谷部光泰教授)は、法政大学(佐野俊夫准教授)、名古屋大学(東山哲也教授、笹部美知子特任助教(現・弘前大学准教授)、町田泰則教授)、東京大学(馳澤盛一郎教授)との共同研究により、仕切りができる過程を高解像度撮影することに世界で初めて成功しました。この成果は、6月17日に科学雑誌Nature Communicationsに掲載されます。 【研究の背景】 動物の細胞は2つにちぎれて分裂しますが、植物は1つの細胞の中に仕切りを作って分かれま...
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京大、ヒトiPS細胞から短期間で効率よく再現性高く筋肉細胞を作製することに成功
効率よく、再現性高くヒトiPS細胞から筋肉細胞を作製 −筋肉疾患の創薬プラットフォームの開発に向けて− 櫻井英俊 iPS細胞研究所(CiRA)講師、田中章仁 名古屋大学医学系研究科大学院生(CiRAにて学外研究)らの研究グループは、ヒトiPS細胞から、これまでの手法より短期間で効率よく、さらに再現性高く筋肉細胞を作製することに成功しました。 <要旨> これまで、ヒトiPS細胞やES(胚性幹)細胞から筋肉細胞を作製する試みはありましたが、効率が高くない上に再現性が低く、同じ手法を用いても、細胞株が変わると筋肉細胞の出来具合が変わってしまうという問題を抱えていました。 本研究では、細胞の運命を骨格筋細胞...
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理化学研究所、1つの受容体がさまざまな刺激に応答できる仕組みの一端を解明
1つの受容体がさまざまな刺激に応答できる仕組みの一端を解明 ―感覚受容の重要な役者TRPチャネルの理解を進める一歩に― <ポイント> ・今まで知られていなかったTRPチャネルの機能制御領域の立体構造を解明 ・機能制御領域のタンパク質が束になったり離れたりして複数の刺激に柔軟に応答 ・重要な創薬の対象であるTRPチャネルの分子機能理解に貢献 <要旨> 理化学研究所(野依良治理事長)は、生体膜に存在する受容体の1つ「TRPチャネル[1]」が、たった1種類でさまざまな刺激に柔軟に応答できる仕組みの一端を解明しました。これは、理研放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)分子シグナリング研究...
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数千万人規模の旅客の移動を推定し、乗車率の平準化を支援する 旅客流動シミュレータを開発 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、国や都市によって異なる旅客の移動ニーズに即した運行管理システムの構築を支援する旅客流動シミュレータを開発しました。本シミュレータは、人やものが多数共存することにより相互に及ぼす影響を解析するマルチエージェント・シミュレーション技術*1を応用し、ダイヤに則って運行する列車と自律的に行動する旅客の移動が相互に与える影響を分析することにより、列車の運行に合わせて移動する数千万人規模の旅客の状況を推定します。本シミュレータを活...
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名大など、安全・安価なマグネシウム超分子触媒の開発などに成功
[触媒の匠工房:単一分子触媒から超分子触媒へ] 安全・安価なマグネシウム超分子触媒の開発と光学活性リン化合物の触媒的不斉合成に成功 <掲載論文> Chiral Magnesium(II)Binaphtholates as Cooperative Bronsted(*1)/Lewis Acid−Base Catalysts for Highly Enantioselective Addition of Phosphorous Nucleophiles to α,β−Unsaturated Esters and Ketones キラルマグネシウム(II)ビナフトラートを酸・塩基協同機能触媒として用いるリン求核剤のα,β−不飽和エステル及びケトンへの高エナンチオ選択的付加反応 *1の単語の正式表記は添付の関連資料を参照 <著者> Manabu Hatano,Takahiro Horibe,Kazuaki Ishihara 波多野学(准教授)、堀部...
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JAXA、「きぼう」の地球超高層大気撮像観測ミッションで初観測データを取得
地球超高層大気撮像観測ミッション(ISS−IMAP)の初観測データ取得について 国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟船外実験プラットフォームからの地球超高層大気撮像観測ミッション ISS−IMAP(Ionosphere,Mesosphere,upper Atmosphere,and Plasmasphere mapping)が初の観測データを取得しました。 ISS−IMAPミッションは、地球大気と宇宙の境界領域で大気が光り輝く現象(大気光、プラズマ共鳴散乱光)をVISI(可視・近赤外分光撮像装置)とEUVI(極端紫外光撮像装置)と呼ばれる2台のカメラで観測し、地球の気候変動や衛星通信・GPSナビゲーションシステムの受信障害・精度劣化などの原因をさぐることを目的としています。宇...
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パテント・リザルト、大学・TLOでの「診断機器」技術の特許総合力ランキングを発表
大学・TLO「診断機器」技術の特許総合力ランキング トップ3は慶応義塾、東京大学、名古屋大学 大学・TLOにおいて診断機器に関する特許出願が増加しています。そこで弊社は、大学・TLOを対象として「診断機器」に関連する技術に着目し、各機関の競争力に関する調査を行いました(注1)。 1993年から2012年9月末までに日本の特許庁で公開された関連特許1,488件を対象に、個別特許の注目度を指数化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量の両面から総合的に評価しました。 集計の結果、1位 慶応義塾、2位 東京大学、3位 名古屋大学となりました。 【大学・TLO 診断機...
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タカラバイオ、がん治療薬HF10の第I相臨床試験を拡大し反復投与を開始
がん治療薬HF10の第I相臨床試験を拡大し、反復投与を開始 タカラバイオ株式会社は、米国においてがん治療薬HF10の第I相臨床試験(単回投与)を実施しておりましたが、今般、試験を拡大し、治験実施施設の一つであるメアリクローリー治験センターで反復投与の被験者登録を開始しました。第1例目には11月初旬にも投与が開始される予定です。投与されれば、米国での治験において初めてのHF10の複数回投与症例となります。 がん治療薬HF10は、名古屋大学で発明された単純ヘルペスウイルス1型の弱毒型自然変異株であり、正常細胞ではほとんど増殖しませんが、がん細胞に感染すると増殖し、がん細胞を...
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小糸製作所など、ありふれた元素から新しいLED用Cl_MS蛍光体を開発
新たなLED照明の可能性を拓く ありふれた元素から、新しい蛍光体を開発。 屋内照明に適した、人に優しい白色LEDが可能に。 株式会社小糸製作所(社長 大嶽昌宏)は、東京工業大学(学長 三島良直)の細野秀雄教授の研究グループ、名古屋大学(総長 濱口道成)の澤博教授の研究グループとの共同研究により、新しいLED用Cl_MS(クルムス)蛍光体(※1)を開発しました。 Cl_MS 蛍光体は、主成分が貝・骨・岩石や塩などに含まれるありふれた元素で構成される酸化物でありながら、新しい結晶構造を持つ新物質です。 近年、地球規模の課題である低炭素社会の実現に対し、省エネルギー性能に優れる...
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カネカ、高齢者の転倒時の衝撃を吸収するパッド付きインナーウェアを発売
衝撃吸収パッド付きインナーウェア「カネカヒッププロテクター」の発売 − 転倒時の衝撃低減と優れた着用感を両立 − 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は衝撃吸収パッド付きインナーウェア『カネカヒッププロテクター』(婦人用)を10月12日から新発売いたします。 転倒による大腿骨頚部骨折は、特に高齢女性に多く発生し、「要介護状態」や「寝たきり」になる主原因のひとつとなっています。大腿骨頚部骨折の年間発生数は2007年で14.8万人、今後2020年には25万人、2030年には30万人に増加すると予想されています。大腿骨頚部骨折は、高齢者のQOLのみならず、介護にあたる...
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名大など、植物の時間情報を司る遺伝子発現のネットワーク構造を発見
植物の時間情報を司る遺伝子発現のネットワーク構造を発見 名古屋大学高等研究院・科学技術振興機構(JST さきがけ)の中道範人特任助教、同大学大学院生命農学研究科の神岡真理院生、山篠貴史助教、水野猛教授、同大学大学院生命理学研究科・JST ERATOの鈴木孝征講師と東山哲也教授、理化学研究所植物科学研究センターの木羽隆敏研究員と榊原均グループディレクターの研究グループは、植物の一日の時間情報を司る遺伝子発現のネットワーク構造を発見しました。これにより植物の時間環境への適応などの理解が進むと期待されます。この成果は、米国科学アカデミー紀要(PNAS誌)のオンライン版10月1日...
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理化学研究所と原子力機構、電子スピンから分化したN極とS極のヒッグス転移を磁性体で観測
電子スピンから分化したN極とS極のヒッグス転移を磁性体で観測 −磁荷を損失なく運ぶ新しいスピントロニクスの可能性を示唆− ◇ポイント◇ 絶対温度0.21度で磁性体Yb2Ti2O7が強磁性状態へ転移する様子を観測 転移温度より高温の常磁性状態では、電子スピンのN極とS極が分化 転移温度より低温の強磁性状態では、分化したN極とS極の超伝導状態を示唆 理化学研究所(野依良治理事長)と日本原子力研究開発機構(鈴木篤之理事長)は、磁性体Yb2Ti2O7を絶対温度(※1)0.3度まで冷却すると、電子スピンのN極とS極が分化する証拠の一端を見いだしました。さらに低温の絶対温度0.21度...
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慶大、マウスの皮膚を温めると紫外線によるシワが防げることを発見
マウスの皮膚を温めると紫外線によるシワが防げることを発見 慶應義塾大学薬学部の水島徹教授らは、慶應義塾大学、熊本大学、名古屋大学、(株)再春館製薬所の共同研究により、マウスの皮膚をお湯につけることでシワが防げることを発見しました。またこの仕組みを解析し、熱によって体内で増える熱ショックタンパク質70(HSP70)が重要な役割を果たしていることを発見しました。この成果は、皮膚科学の分野で最も権威のある米国科学雑誌Journal of Investigative Dermatologyに掲載されるとともに、9月19日からイタリアで開催される、欧州研究皮膚科学会で発表されます。 ...
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農業生物資源研究所など、昆虫に病気を引き起こすカビから「脱皮ホルモン」を分解する酵素を発見
昆虫の成長を操る酵素をカビから発見 −昆虫の脱皮・変態・休眠の操作が可能に− <ポイント> ・昆虫に病気を引き起こすカビから、昆虫の脱皮を引き起こす「脱皮ホルモン」を分解する酵素を発見しました。 ・この酵素を使って、重要害虫を含む様々な昆虫の脱皮、変態を阻害したほか、ガの一種では休眠(冬眠)を人為的に引き起こすことに成功しました。 ・この酵素を利用することにより、新しい農薬の開発のほか、カイコで有用物質を効率的に生産する技術、有用昆虫を長期保存する技術の開発が進むと期待されます。 <概要> 1.(独)農業生物資源研究所(生物研)は筑波大学、名古屋大学と共同で、昆虫に病気を...
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NEC、aLabが地震対策ソリューションで協業 日本電気株式会社(以下NEC)、株式会社aLab(以下aLab社、(注1))はこのたび、aLab社が開発した小型の地震計測システム「IT強震計センサ」とこれを活用した地震対策ソリューションの拡販に向け協業します。 昨今、ビルや公共建築物、住宅などの建物や建物内部の安全性を確認する地震対策のニーズが高まっています。aLab社は、体感震度以下の弱い地震動も利用可能な高精度かつ小型で低価格な地震計「IT強震計センサ」を開発し、これまで東京大学地震研究所、京都大学防災研究所、東京工業大学、名古屋大学、横浜国立大学、関西地震観測研究...
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富士通など、電話の会話音声から通話相手に対する過信状態を検出する技術を開発
世界初!過信状態を声の高さと大きさを基に検出する技術を開発 電話の会話を分析し、振り込め詐欺誘引通話などにおいて90%以上の精度で過信状態を検出 国立大学法人名古屋大学(以下、名古屋大学)と富士通株式会社(以下、富士通)は共同で、電話の会話を分析することで、通話相手に対する過信状態、すなわち、相手の説明内容に対する考察能力の低下に気付いていない状態を自動検出する技術の開発に世界で初めて成功しました。 また、本技術を適用し、電話の会話音声から過信状態の検出と特徴的なキーワードの検出を行うことで、振り込め詐欺誘引通話を検出する基本技術を開発しました。今後、携帯電話などを用いた...
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NICT、東北地方太平洋沖地震後に震源付近で波紋状に広がる大気波動を観測
東北地方太平洋沖地震後、高度300km上空に現れた波紋状の波 〜大気の波が電離圏まで到達〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震発生の約7分後から数時間にかけて、高度300km付近の電離圏(*1)に、震源付近から波紋状に広がる大気波動を観測しました。この現象は、国土地理院のGPS受信機網とNICTの電波観測網により明らかになったもので、地震後に、震源付近の海面で励起された大気の波が電離圏まで到達したものと考えられます。 このような地震後の電離圏内の大気の波について、現象の全体像を高い分解能かつ広...
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京大、通常電子の1000倍にも達する「重い電子」を2次元空間に閉じ込め超伝導にすることに成功
二次元空間に「最強電子ペア」をもつ超伝導を実現 水上雄太 理学研究科物理学・宇宙物理学専攻大学院生、松田祐司 同教授、芝内孝禎 同准教授、寺嶋孝仁 低温物質科学研究センター教授らの研究グループは、通常の電子の1000倍にも達する大きな有効質量を持つ「重い電子」を、人工的に2次元空間に閉じ込め超伝導にすることに世界ではじめて成功しました。超伝導は二つの電子がペアを組むことによって生じますが、本研究では、これまでの超伝導体では実現できなかった極めて強く結合した電子ペアをもつ特異な超伝導状態が生じていることを明らかにしました。本研究成果は、英国科学雑誌「Nature Physi...
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天の川の中心にあるセファイド変光星を世界で初めて発見 −銀河の中心で数千万年ごとに起こるベビーブームを示唆− 河津飛宏 氏(理学研究科物理学・宇宙物理学専攻修士課程修了)、長田哲也 理学研究科教授(物理学・宇宙物理学専攻)らの研究グループの研究成果が、科学誌「Nature」の電子版で2011年8月24日(日本時間25日)に公開されました。 【論文情報】 タイトル: ”Three classical Cepheid variable stars in the Nuclear Bulge of the Milky Way”(天の川銀河の中心部に見つかった3つの古典的セファイド変...
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エムズサイエンス、タカラバイオに抗がん剤(HF10)事業を譲渡
抗がん剤(HF10)事業をタカラバイオ株式会社に譲渡 記 株式会社エムズサイエンス(代表者:三田四郎)と、タカラバイオ株式会社(社長:仲尾功一)とは、当社が開発を進めている抗がん剤(腫瘍溶解性ウイルスHF10)に関する事業のタカラバイオ株式会社への譲渡について合意に達し、本日10月22日付で譲渡契約を締結しましたのでお知らせいたします。なお、当該事業譲渡の実行は2010年11月30日を予定しています。 当社は、創業以来、がんと中枢神経系疾患を対象とした新規治療薬の開発を推進してきました。がん分野における開発品目であるHF10 に関しては、米国で第I相臨床試験を実施しており...