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ナノテクノロジー
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富士フイルムHD、子会社の富士フイルムが和光純薬工業の株式取得を決定
当社完全子会社による和光純薬工業株式会社株券に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ 当社の完全子会社である富士フイルム株式会社(以下「富士フイルム」といいます。)は、本日、和光純薬工業株式会社(以下「和光純薬」といいます。)の普通株式を金融商品取引法(昭和23年法律第25号。その後の改正を含みます。)に基づく公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)により取得することを決定いたしましたので、別添のとおりお知らせいたします。 今回の和光純薬買収によって、富士フイルムグループと和光純薬の両社の高度な技術力、競争力のある製品などを活用して、事業拡大を進めていきます。富...
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理研、世界最小の人工バネでタンパク質の動きを捉えることを解明
世界最小の人工バネでタンパク質の動きを捉える −聴覚を支える分子はどのように力に応答するか− <要旨> 理化学研究所(理研)生命システム研究センター細胞動態計測研究グループの岩城光宏上級研究員らの国際共同研究グループ(※)は、DNAナノテクノロジーを用いて世界最小のコイル状人工バネ「ナノスプリング」を作製し、聴覚に関わるメカノセンサータンパク質[1]ミオシンVI[2]の動きを捉え、アクチンフィラメント[3]と強固に結合するメカニズムを分子レベルで明らかにしました。 細胞内に数多く存在するメカノセンサータンパク質は、物理的な力による機能制御を受け、細胞増殖、分化、形態形成や細胞死な...
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ホンダ子会社、言語解析技術を用いた対話型インターフェースソフトウェア基礎技術を開発
Hondaが言語解析技術を用いた対話型インターフェースソフトウェアの基礎技術を開発〜NEXCO東日本のお客様向け対話接客システム実証実験で採用〜 Hondaの研究開発子会社である、株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(以下、HRI‐JP)は、人工知能(AI(※))研究における成果の一つとして、言語処理を支援するソフトウェア「対話システムツールキット」を開発し、他の企業への技術供与を始めました。 対話システムツールキットは、言語解析技術を一つのパッケージにしたもので、AIを使った対話型インターフェースの基礎技術のひとつです。HRI‐JPはこの技術を東日本高速道路株式会社(以下、NEXCO東日本)と、AI...
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キーサイト・テクノロジー、最大1.5THzのネットワーク・スペクトラム解析対応のシステムを発表
キーサイト・テクノロジー、最大1.5THzのネットワーク、スペクトラム解析に対応する業界初のシステムを発表 チャルマース工科大学の新しい材料、デバイス、回路に関する研究を支援 ■ハイライト ・独自の機能により、テラヘルツ周波数での材料、デバイス、回路の自由空間、オンウエハー、導波管測定を機能拡張 ・スペクトラム解析機能が内蔵されたキーサイトのPNA−Xマイクロ波ネットワーク・アナライザ(10MHz〜67GHz)を使用 ・Virginia Diodes,Inc.(VDI)の拡張モジュールが50GHz〜1.5THzの周波数カバレージを提供 東京、2016年11月9日発―キーサイト・テクノロジー合同会社(職務執行者社長:チエ ジ...
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東工大と東北大など、酸化ハフニウム基強誘電体の基礎特性を解明
酸化ハフニウム基強誘電体の基礎特性を解明 ―超高密度で高速動作する不揮発性メモリー実現に道― 【概要】 東京工業大学元素戦略研究センター(センター長 細野秀雄教授)の清水荘雄特任助教と物質理工学院兼同センターの舟窪浩教授、東北大学金属材料研究所の今野豊彦教授と木口賢紀准教授、物質・材料研究機構 技術開発・共用部門坂田修身ステーション長らの研究グループは、スマホやパソコンのトランジスタ(スイッチ)に使われている酸化ハフニウムを基本組成とした、強誘電体の電源を切った時に貯められる電気の量や、使用可能な温度範囲といった基礎特性を解明した。 結晶方位を制御した単結晶薄膜を電極上に作...
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ナノフォトン、300mmウエハーステージ搭載ラマン顕微鏡RAMANdriveを発売
半導体ウエハーの応力イメージング評価に最適 300mmウエハーステージ搭載ラマン顕微鏡RAMANdriveを新発売 ナノフォトン株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長マイケル・ヴァースト)は、半導体分野向け新製品ウエハーアナライザーRAMANdriveをリリースいたします。2016年8月7日から12日まで名古屋で開催されている第18回結晶成長国際会議(ICCGE−18)にて紹介をいたします。 RAMANdriveは、当社独自のパワフルなラマンイメージング機能により、半導体材料中の応力や結晶多形、欠陥などの分布をサブミクロンの空間分解能で非破壊分析し、その分布を3次元で可視化することができます。独自開発の300mmウエハース...
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金属ホウ素単原子シートの発見 1.発表者: 松田 巌(東京大学物性研究所 附属極限コヒーレント光科学研究センター 准教授) 2.発表のポイント: ◆固体基板上にホウ素の単原子シートを合成し、その金属性を初めて観測した。 ◆ホウ素は2次元単原子シートにすると金属性が発現することが予言されており、今回その実証に至った。 ◆ホウ素単原子シートは今後、材料テンプレートとしてナノシート、ナノデバイス等の新材料への利用が期待される。 3.発表概要: 東京大学物性研究所の松田巌准教授らの研究グループは、中国科学院のSheng Meng教授とKehui Wu教授のグループと共同で、結晶基板上にホウ素(B)の単原...
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がんの悪性度を検知する『ナノマシン造影剤』を開発 ■発表のポイント ◆がんの内部で、治療抵抗性を持つ悪性度の高いがん細胞が存在する「腫瘍内低酸素領域(注1)」を臨床で普及したMRIにより高感度で可視化できる「ナノマシン造影剤(注2)」の開発に成功しました。 ◆ナノマシン造影剤は、既存のMRI造影剤より腫瘍のみを検出する特異性や検出感度に優れ、1.5mmの微小な転移したがんを高感度で検出することができました。 ◆ナノマシン造影剤は、がんの早期発見、転移を見つけること、治療効果を予測すること、治療効果判定への応用が期待でき、将来的に見落としの無い確実性の高いがん診断と治療が可能になること...
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国立がん研と理研と島津製作所、ADCのがん組織中の薬物放出・分布を可視化した評価方法を確立
抗体薬物複合体(ADC)のがん組織中の 薬物放出・分布を可視化した画期的な方法を確立 次世代のがん治療薬ADCの精巧な設計を可能に ■本研究成果のポイント ・抗体薬物複合体(Antibody−drug conjugate:ADC)(*1)は、抗体に抗がん剤などの薬を付加したもの。抗体が特定の分子をもつがん細胞に結合する性質を利用して、薬を直接がん細胞まで運び、そこで薬を放出することで、抗腫瘍効果を発揮する。 ・質量顕微鏡を用いて、がん組織中における、ADCからの薬物の放出を直接みることに成功。 ・付加薬物を放射性同位元素で標識(ラベル)することなく、かつがん組織内での薬の放出と分布を観察できる方法の確立は、ADCの薬剤デザ...
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東大、がんに対するDDS(薬物標的治療)の効率を高める腫瘍血管透過経路を発見
がんに対するDDS(薬物標的治療)の効率を高める 新しい腫瘍血管透過経路を発見! ●発表のポイント ◆DDSの効率を高める新しい腫瘍血管透過経路を発見しました。 ◆腫瘍血管が不規則に開閉し、そこから蛍光標識した高分子ナノミセルが血管外の腫瘍組織へ漏出するという、極めて動的な現象を発見しました。 ◆この現象のメカニズムを解明し活用することができれば、特に難治性腫がんに対する新しい薬物送達法の開発に繋がるものと期待されます。 ●発表概要: がん組織の血管は正常組織の血管と比べて構造が未熟で、透過性の高い「静的な穴(static pore、図1)」がたくさんあります。東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科...
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東レ、3Dプリンター対応PPS樹脂微粒子「トレミル PPS」を発売
世界初、3Dプリンター対応PPS樹脂微粒子「トレミル(R)PPS」の発売について 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺 昭廣、以下「東レ」)は、この度、独自のポリマー設計技術により、世界で初めて3Dプリンター(粉末床溶融結合装置)に対応したPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂微粒子「トレミル(R)PPS」の開発に成功しました。 東レは本年2月に本製品の販売を開始し、2016年度から自動車や航空宇宙、産業・医療用機械など幅広い用途に向けて本格的に展開してまいります。 近年、航空機やロボットなどの部品製造においては、3Dプリンターを用いて3Dデータから最終製品を直接製作する工業用DDM(ダイレク...
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東大、つくばイノベーションアリーナナノテクノロジー拠点(TIA−nano)に参加
新たに東京大学がつくばイノベーションアリーナナノテクノロジー拠点(TIA−nano)に 参加 つくばイノベーションアリーナナノテクノロジー拠点(TIA−nano)では、つくばの研究機関と産業界とが一体となってナノテクノロジー領域におけるオープンイノベーションの実践に取り組んでいます。 このたび、TIA−nanoの中核機関である国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)、国立大学法人 筑波大学(筑波大)、大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(KEK)に、新たに国立大学法人 東京大学(東大)が中核機関として参加することになりました。今後はこれら5機...
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富士フイルム、サプリメント「メタバリアスリム」を機能性表示食品としてリニューアル発売
甘いものや炭水化物が好きな方をサポートするサプリメント 「メタバリアスリム」を機能性表示食品としてリニューアル発売 食べる前に飲んで、食事で摂取した糖の吸収を抑える「サラシア由来サラシノール」配合(※1) 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、当社初の機能性表示食品として、「メタバリアスリム」を平成27年12月11日よりリニューアル発売いたします。本製品は、糖の吸収を抑える機能性が報告されている機能性関与成分「サラシア由来サラシノール」を配合しています。当社は、今後も、科学的根拠に基づいた製品の開発を進め、機能性表示食品のラインアップを拡充していきます。 機能性関与成...
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エレコム、マイク付きAACコーデック・高音質Bluetooth対応のステレオイヤホンを発売
アクティブシーンに強い「防水コーティング技術」採用! AACコーデックに対応する高音質な IPX5準拠の防水Bluetooth(R)4.1イヤホンを発売 エレコム株式会社(本社:大阪市中央区、取締役社長:葉田順治)は、IPX5準拠の防水仕様に高性能な機能を搭載し、アクティブシーンにお勧めのマイク付きBluetooth(R)対応ステレオイヤホンを12月中旬より新発売いたします。 マイク付きのBluetooth(R)対応ステレオイヤホンに、スポーツなどのアクティブシーンに最適な防水モデルとして好評発売中の“LBT−HPC11WPシリーズ”に続き、高機能な“LBT−HPC31WPシリーズ”が登場します。デバイスの防水技術で注目を集めるHZO社の「防水コーティング技...
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東北大など、液体金属流から電気エネルギーを取り出せることを解明
液体金属流から電気エネルギーを取り出せることを解明 〜電子の自転運動を利用した新しい発電へ〜 ■ポイント >電子の自転運動と液体金属の渦運動が量子力学的に相互作用することを世界で初めて証明した。 >電子の自転運動が液体金属流に応じて変化する性質を使った全く新しい発電方法を発見した。 >発電装置を超小型化し、ナノサイズの電源技術や流体速度計への応用が期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、ERATO齊藤スピン量子整流プロジェクトの東北大学 大学院理学研究科の高橋 遼(大学院生、兼 日本原子力研究開発機構 先端基礎研究センター 実習生)、日本原子力研究開発機構 先端基礎研究セ...
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世界最高加速電圧の電子顕微鏡が明らかにした原始植物細胞の姿 ―日本のスーパー・ナノテクノロジーが誘う10億年のタイムトラベル― 1. 発表者: 高橋 紀之(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程3年) 野崎 久義(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授) 2. 発表のポイント: ◆最も原始的と考えられている灰色植物(注1、図1)の細胞の微細3D(立体)構造が世界最高加速電圧の超高圧電子顕微鏡(注2)を用いることで明らかになりました。 ◆10〜20億年前にシアノバクテリア(注3)が共生して誕生した最初の光合成植物の細胞微細構造が初めて3Dレベルで推...
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信州大と横浜市立大、人工タンパク質ナノブロックで多様な自己組織化ナノ構造の創出に成功
人工タンパク質ナノブロックにより多様な自己組織化ナノ構造の創出に成功 〜ナノテクノロジー・合成生物学研究等に貢献するナノブロック「分子技術」を開発〜 信州大学大学院総合工学系研究科博士課程3年(日本学術振興会特別研究員)小林直也氏、信州大学学術研究院繊維学系新井亮一助教、及び横浜市立大学大学院生命医科学研究科雲財悟助教らの共同研究グループは、新しいコンセプトで独自の人工タンパク質を用いた「タンパク質ナノブロック(PN−Block)」を開発し、樽型や正四面体型等の複数種類の超分子ナノ構造複合体を自己組織化によって創り出すことに世界で初めて成功しました。本成果は、今後、ナノテクノロジーや...
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SAPジャパン、住友重機械がSAPのソリューションを導入し基幹システムをクラウドに移行
住友重機械工業が、SAPのソリューションを導入し、 基幹システムをクラウドに移行 SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田 譲、以下SAPジャパン)は、このたび、住友重機械工業株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:別川 俊介、以下SHI)が、グローバルビジネスへの対応を見据えた基幹システムの刷新を機に、国内大手重工メーカーとしては初めて、SAPのマネージドクラウドであるSAP HANA(R)Enterprise Cloud上で、SAP(R)Business Suite powered by SAP HANAを稼働したことを発表します。 日本を代表する総合機械メーカーであるSHIは、1888年(明治21年)の創業以来、幅広い領域で日本の産...
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強誘電体の極薄単結晶膜を世界で初めて作製 ―超高密度新規メモリーで長時間使えるスマホ実現に道― 東京工業大学元素戦略研究センター(センター長 細野秀雄教授)の清水荘雄特任助教と同センター兼総合理工学研究科の舟窪浩教授、東北大学金属材料研究所の今野豊彦教授と木口賢紀准教授らの研究グループは、極薄膜でも特性が劣化しない強誘電体エピタキシャル膜(結晶方位が揃った単結晶膜)の作製に世界で初めて成功した。強誘電体膜の組成を検討して選択するとともに、薄膜を成長させる基材の結晶構造とその単位格子の長さを工夫することにより達成した。 これによって従来、安定した特性の強誘電体膜が得られないた...
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富士フイルム、台湾政府機関へ抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」を供給
台湾政府機関が抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」の備蓄を決定 富士フイルム 台湾に「アビガン錠」を供給 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、台湾の感染症対策を行う政府機関である衛生福利部疾病管制署(Centers for Disease Control,R.O.C(Taiwan)、以下 台湾CDC)が抗インフルエンザウイルス薬「アビガン(R)錠200mg」(一般名:ファビピラビル、以下「アビガン錠」)を備蓄することを決定したことを受け、7月13日に同署へ「アビガン錠」を供給したことをお知らせいたします。今回の備蓄は、台湾でヒトへの感染の危険性が高まっている鳥・豚インフルエンザおよび新型インフルエンザの治療薬として...
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名古屋大と東大など、極低温まで軌道自由度が凍結しない銅酸化物を実現
極低温まで軌道自由度が凍結しない銅酸化物を実現 −『量子スピン軌道液体』状態の実現に道を拓く− 【概要】 名古屋大学大学院工学研究科(研究科長・新美 智秀)の片山 尚幸(かたやま なおゆき)助教、澤 博(さわ ひろし)教授、東京大学物性研究所(研究所長・瀧川 仁)の中辻 知准教授、大阪大学大学院理学研究科(研究科長・篠原 厚)附属先端強磁場科学研究センターの萩原 政幸教授らの研究グループは、華中科技大学、東北大学、ジョンズ・ホプキンス大学、岩手大学との共同研究により、ヤーン・テラー歪(注1)を起こさない銅酸化物を実現しました。本研究成果は、2015年7月13日(米国東部時間午...
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産総研、細胞の機能を制御する分子複合体(ナノロボット)を開発
細胞の機能を制御するナノロボットを開発 −外部刺激による生物の行動機能制御技術を目指して− ■ポイント ・生体毒性のない近赤外レーザー光照射により内包する分子を放出できるシステム ・この分子放出システムにより、生体内の細胞機能制御が可能 ・分子・細胞レベルでの病態の解明のための研究ツールとして期待 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノ材料研究部門【研究部門長 佐々木毅】都 英次郎 主任研究員らは、バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】戸井 基道 研究グループ長、公立大学法人大阪府立大学【理事長・学長 辻...
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富士フイルム、角層への浸透性を向上させた「ヒト型ナノアシルセラミド」を開発
「ヒト型アシルセラミド」を世界最小(※1)20nmサイズで安定分散することに成功 角層への浸透性を従来比約6倍に向上させた「ヒト型ナノアシルセラミド」を開発 肌のバリア機能を担う角層細胞間脂質の層状構造を修復 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、肌のバリア機能(※2)を担う角層細胞間脂質の長周期ラメラ構造(Long Periodicity Phase。以下、LPP。後述「長周期ラメラ構造(LPP)とは」参照。)の形成に必須とされる成分「ヒト型アシルセラミド」を世界最小20nmサイズで安定分散した「ヒト型ナノアシルセラミド」を開発しました。この「ヒト型ナノアシルセラミド」は、「ヒト型アシルセラミド」分散液に比...
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サウジアラビア国立大学と富士通、HPCを活用した新システムを稼働開始
キング・アブドゥルアズィーズ大学、富士通のハイパフォーマンス・コンピューティングシステムを活用した新システムを稼働開始 キング・アブドゥルアズィーズ大学(所在地:サウジアラビア ジッダ、以下、KAU)と富士通株式会社(所在地:東京都港区、以下、富士通)は、本日KAUにおいて、富士通のハイパフォーマンス・コンピューティング(以下、HPC)を活用した新システムが稼働したことを発表しました。 KAUは、これにあわせて新たに研究機関を設置し、連携している多くの研究者や科学者を支援していきます。 新システムは、サウジアラビアで進められている気象学、気候モデリング、エンジニアリング、ナノテクノロジ...
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東大、原子の「真上」と「間」では接触時の電気抵抗が異なることを発見
原子の「真上」と「間」では接触時の電気抵抗が異なることを発見 ―原子デバイスの実現に道― ○発表者: Howon Kim(東京大学物性研究所ナノスケール物性研究部門 特任研究員) 長谷川幸雄(東京大学物性研究所ナノスケール物性研究部門 准教授) ○発表のポイント ◆電極の先端原子が、基板の原子の「真上」で接触しているか、原子の「間」で接触しているかによって、電気抵抗が異なることを発見した。 ◆接触状態では、原子の「真上」のほうが抵抗は高いが、20pmほど離した状態では、原子の「間」のほうが若干高い抵抗を示し、電極間隔による電気抵抗の逆転現象が観察された。 ◆原子接触における電気伝導では...
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コニカミノルタ、蛍光ナノ粒子による検出技術を用いた病理標本作製サービスを開始
独自のナノテクノロジーで開発した蛍光ナノ粒子による検出技術を用いた 病理標本作製サービスを開始 コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、この度、創薬研究分野を対象とした蛍光ナノ粒子による病理標本作製サービスの提供を日本市場にて2015年7月から開始します。 ■技術の概要 医療、ライフサイエンスの分野で細胞イメージングや生体イメージングの研究開発に利用され、注目されている蛍光検出技術の一分野として、有機蛍光色素を用いた検出技術がありますが、従来の有機蛍光色素を用いた場合には、1)褪色する、輝度が低い、2)感度や定量性が低い、と...
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超極細チタン酸ナノワイヤーの作製手法の開発 −優れたストロンチウムイオン吸着能− 【研究概要】 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の浅尾直樹教授の研究グループと同機構の中山幸仁准教授の研究グループは、チタンアルミ合金をアルカリ水溶液(水酸化ナトリウム)に室温で浸漬するという非常に簡便な手法により、極めて細いチタン酸ナノワイヤーを高効率で作製することに成功しました。またこのナノワイヤーはストロンチウムに対して優れたイオン吸着能を持つことを明らかにしました。今回開発されたナノワイヤーは、高機能性触媒材料、ナトリウム電池電極材料、重金属吸着材料など幅広い分野で利用できる可...
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九大と東北大など、鉄原子42個からなるカゴ状磁性分子の合成に成功
鉄原子42個からなるカゴ状磁性分子の合成に成功 〜巨大分子磁石の世界記録を樹立〜 <概要> 九州大学、大連理工大学(中国)、高輝度光科学研究センター、熊本大学、九州工業大学、大阪大学、東北大学の研究グループは共同で、これまでに人工的に合成されたなかで、最も巨大な分子磁石(※1)となるカゴ状磁性ナノクラスター分子を開発することに成功するとともに、大型放射光施設SPring−8(※2)の世界最高クラスのX線装置(※3)と東北大学の強磁場実験施設を用いて、その複雑な分子構造と電子状態を解明しました。 近年、分子エレクトロニクスへの応用を目指し、人工的に磁性分子を合成して巨大なナノスケール磁...
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ソーラーフロンティア、米ネット・ゼロ・エネルギービルにCIS薄膜型太陽電池を納入
ソーラーフロンティア、ニューヨークの ネット・ゼロ・エネルギービルにCIS薄膜型太陽電池を納入 〜ニューヨーク州立大学の先進的な取り組みに参画〜 【カリフォルニア州サンノゼ−2014年12月17日】−ソーラーフロンティア株式会社(代表取締役社長:平野敦彦、本社:東京都港区台場2−3−2、以下:ソーラーフロンティア)は、米国ニューヨーク州立大学理工学カレッジ・ポリテクニーク・インスティチュート(以下:SUNY Poly)、ナノスケール理工学カレッジ(College of Nanoscale Science and Engineering、以下:CNSE)のZero Energy Nanotechnology(以下:ZEN)ビルへの、CIS薄膜型太陽電池モジュール納入についてお知らせします...
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肌の保湿成分「ヒト型セラミド」の新機能を発見 肌のバリア機能(※1)を担う、角層細胞外壁のタンパク質産生を促進 「ヒト型セラミド」をナノ分散することにより、促進効果が2倍に向上することも確認 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、肌の保湿成分「ヒト型セラミド」に、肌のバリア機能を担う角層細胞の外壁(以下「CE」(※2))を形成するタンパク質の産生を促進する効果があることを発見しました。さらにこの効果は、「ヒト型セラミド」をナノ分散することで2倍に高まることを確認しました。また、肌内部でのセラミドの生成において重要な役割を担う、セラミド合成酵素の産生も促進することが分かりま...
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慶大と理研、X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子構造研究のソフトを実用化
X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子構造研究のための 新しい解析理論の構築と実用化 −SACLAの効率的利用を目指して− 慶應義塾大学(塾長 清家篤)と独立行政法人理化学研究所(理事長 野依良治)は共同で、X線自由電子レーザーを用いた非結晶粒子のコヒーレントX線回折イメージング実験でしばしば遭遇する、従来手法では解析困難な回折パターンについて、解析を可能とする理論を独自に構築し、計算機実験でその有効性を確かめながらソフトウェアとして実用化しました。 1.本研究成果のポイント ・コヒーレントX線回折イメージングにおける新しい非結晶粒子構造解析理論の構築 ・従来法では困難であった回...
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グリーンブルー、養豚場から出る悪臭・汚水問題を低コストで低減させるシステムを開発
ナノテクを駆使して目指すは“養豚経営革命” 画期的技術の融合で、養豚場から出る悪臭・汚水問題を低コストで解決 アンモニアガスを自動連続サンプリング、微細気泡で糞尿を浄化・再利用 環境汚染に関する調査・分析・モニタリングサービスを展開するグリーンブルー株式会社(本社:横浜市神奈川区、東京都大田区、代表取締役社長:谷 學)は、株式会社富喜製作所(本社:埼玉県熊谷市、代表取締役社長:佐藤貴代)と共同で、現在社会問題化している養豚施設から発生する悪臭や汚水を、低コストで大幅に低減させる画期的システムを開発いたしました。 同システムは、当社が開発した温室効果ガス等を連続で自動サンプリ...
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東レ、独社と急性血液浄化治療製品の欧州8カ国での販売契約締結
急性血液浄化治療製品の欧州8カ国における販売契約締結について 東レ株式会社(本社:東京、社長:日覺昭廣(*)、以下「東レ」)は、このたび世界的な総合医療企業であるフレゼニウス メディカル ケアAG&Co KGaA(本社:ドイツ−バドホンブルグ、CEO:Rice Powell、以下「フレゼニウス」)と、東レが製造するエンドトキシン除去向け吸着型血液浄化用浄化器「トレミキシン(R)」(*1),(*2)およびポリメチルメタクリレート(PMMA)系中空糸を用いた持続緩徐式血液濾過器(*3),(*4)について、欧州8カ国における独占販売契約を締結しました。本契約により、対象地域についてはフレゼニウスが独占的に販売を行う...
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タムロン、150mmから600mmまでカバーする超望遠ズームレンズのソニー用を発売
『SP 150−600mm F/5−6.3 Di USD(Model A011)』 ソニー用を発売いたします。 最新のeBAND コーティング(※1)と、異常低分散ガラス(LD)3枚の採用により、 高い光学性能を実現。高速AFを実現する超音波モーター「USD」(※2)を搭載。 総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:小野守男、本社:さいたま市)は、150mmから600mmまでをカバーする、超望遠ズームレンズ『SP 150−600mmF/5−6.3 Di USD(Model A011)』のソニー用を発売することをお知らせいたします。 *商品画像は添付の関連資料を参照 ■商品名 SP 150−600mm F/5−6.3 Di USD (Mod...
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赤外線カラー暗視カメラ用の撮像素子を開発 −手のひらサイズの小型カメラでカラー暗視撮影− <ポイント> ・単板方式の赤外線カラー暗視撮影を実現する撮像素子を開発 ・小型カメラでも高精細で滑らかな動画撮影が可能 ・量産による新規アプリケーションに期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( http://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】ナノ光電子応用研究グループ 永宗 靖 主任研究員、同部門 太田 敏隆 上級主任研究員、計測フロンティア研究部門( http://unit.aist.go.jp/riif/index.html )【研究部門長 山内 幸彦...
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ソーラーフロンティア、米ニューヨーク州立大学と共同研究開発・生産の可能性を検討
ソーラーフロンティア、米国ニューヨーク州立大学と共同研究開発/生産の可能性について検討 〜最先端のCIS太陽光発電技術の米国での導入に向けた予備調査に関する覚書を締結〜 東京−2014年4月23日−ソーラーフロンティア株式会社(社長:玉井裕人、本社:東京都港区台場 2−3−2、以下:ソーラーフロンティア)と、米国ニューヨーク州立大学ナノスケール理工学カレッジ(College of Nanoscale Science and Engineering 以下:CNSE)は、米国ニューヨーク州バッファローにおいてCIS薄膜太陽電池モジュールの共同研究開発/生産を行う可能性について、技術面および経済面での予備調査を実施することで覚書を締結しました。...
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燃料電池材料の新しい設計方法を実証−高効率・低コスト膜の開発に道− <ポイント> ・燃料電池の水素イオン交換膜の開発自由度を上げるためにポリマーの配向制御を提案していた ・伝導性の向上が見られるものの、既存材料の特性値は上回ってなかった ・今回、既存材料(Nafion)の水素イオン伝導性を5倍も上回ることに成功 ・ポリマー配向制御が水素イオン交換膜の開発に有効であり、今後の高効率化・低コスト化が期待 北陸先端科学技術大学院大学(学長・片山 卓也、石川県能美市)マテリアルサイエンス研究科の長尾 祐樹 准教授と名古屋大学(総長・濱口 道成(*)、愛知県名古屋市)ベンチャービジネスラ...
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東大、Cas9タンパク質が、標的DNAを切断する分子機構を解明
ゲノムDNAを自在に切断する"はさみ"のかたち 〜Cas9タンパク質の構造解明〜 <発表のポイント> >ゲノム編集(注1)ツールとして注目されているCas9タンパク質(注2)が、標的DNAを切断する分子機構を解明した。 >Cas9(DNA切断酵素)とガイド鎖RNA(Cas9を標的のDNA配列まで導くRNA)、および、標的DNAとの三者複合体の結晶構造を世界で初めて解明した。 >本研究の成果により、ライフサイエンス研究に幅広く貢献する新たなゲノム編集ツールの開発が期待される。 <発表概要> ゲノム編集技術は、任意のゲノムDNA配列を挿入・削除できる最新技術であり、ノックアウト動物の作製や農作物の品種改良などさまざまな...
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東レ、単層カーボンナノチューブ薄膜トランジスタで最高レベルの移動度を達成
単層カーボンナノチューブ薄膜トランジスタで世界最高レベルの移動度を達成 −半導体型単層CNTと半導体ポリマーの複合化により半導体特性を極大化− 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:、以下「東レ」)は、このたび、単層カーボンナノチューブ薄膜トランジスタ(Carbon Nano−Tube Thin Film Transistor:以下「CNT−TFT」)において、塗布型TFTとしては世界最高レベルとなる移動度1)13cm2/Vs、オンオフ比2)106を達成しました。半導体純度を大幅に高めた単層CNTと当社独自で開発した半導体ポリマーを複合化することにより、単層CNTの高い半導体特性を十分に引き出すことに成功したものです。今後、2016年近傍での実...
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島津製作所、活きたナノ世界を観る高分解能走査型プローブ顕微鏡を発売
活きたナノ世界を観る 高分解能 走査型プローブ顕微鏡 SPM−8000FMを発売 −固液界面の構造計測装置としても利用可能に− *製品画像は添付の関連資料を参照 島津製作所は、走査型プローブ顕微鏡(SPM)のフラッグシップモデルとして、HR−SPM(High Resolution Scanning Probe Microscope)カテゴリに位置づけられる、周波数変調方式(FM方式)を採用した「高分解能走査型プローブ顕微鏡SPM−8000FM」を1月6日より発売します。 SPM−8000FMは、薄膜、結晶、半導体、有機材料等の試料に対し、大気中・液中においても真空中と同様の超高分解能での表面観察を可能にする初の製品です。さらに、固体と液体の界面(固液界...
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有機太陽電池の光電変換効率の理論限界をシミュレーション −有機太陽電池の高効率化への指針− <ポイント> ・有機太陽電池の電荷分離機構の違いを考慮して理論限界を算出 ・有機太陽電池が最も高い効率を示す光の波長を理論計算により決定 ・有機太陽電池の高効率化への指針として期待される <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門( http://unit.aist.go.jp/nri/index_j.html )【研究部門長 山口 智彦】ナノ理論グループ 関 和彦 研究グループ長、計測フロンティア研究部門( http://unit.aist.go.jp/riif/index.html )【研究部門長 山内 幸彦】ナノ顕微分...
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タムロン、150〜600mmまでカバーする超望遠ズームレンズを発売
画期的 150〜600mmまでカバーする超望遠ズームレンズ 新発売 『SP 150−600mm F/5−6.3 Di VC USD(Model A011)』 最新のeBANDコーティング(※1)と、異常低分散ガラス(LD)3枚の採用により、高い光学性能を実現。 手持ち撮影の可能性を広げる、手ブレ補正機構「VC」(※2)を搭載。 総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:小野守男、本社:さいたま市)は、150mmから600mmまでをカバーする、超望遠ズームレンズを発売します。 現在発売中の200−500mm(Model A08)レンズは、小型で使いやすい超望遠ズームレンズとして高く評価されてきましたが、一方で多くのお...
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富士フイルム、アルツハイマー型認知症の米研究機関と共同で治療薬の臨床試験を実施
全米最大のアルツハイマー型認知症の研究機関と共同で 同治療薬「T−817MA」の臨床試験実施を決定 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、米国でのアルツハイマー型認知症治療薬「T−817MA」の開発を加速させるため、全米最大のアルツハイマー型認知症の研究機関であるAlzheimer’s Disease Cooperative Study(アルツハイマ−ズ・ディジーズ・コーオペレイティブ・スタディ、以下、ADCS)(※1)と共同で、第II相臨床試験(※2)を実施することを決定しました。平成26年1月から臨床試験をスタートさせる予定です。 現在、アルツハイマー型認知症の治療薬としては、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬などが上市さ...
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富士フイルム、米国テキサス州立大がんセンターと抗がん剤の臨床開発を実施
世界トップレベルのがんセンター「テキサス州立大学 MDアンダーソンがんセンター」と 抗がん剤の臨床開発を実施 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、米国での抗がん剤の開発を行うため、がん領域で世界トップレベルの研究・治療施設であるテキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター(以下、MDアンダーソンがんセンター)(※1)と、抗がん剤3薬剤(「FF−10501」「FF−10502」「FF−21101」)の臨床開発を実施することを決定しました。まずは、来春より、同センターにおいて「FF−10501」の第I相臨床試験をスタートし、順次、他薬剤の臨床試験も開始します。 富士フイルムは、「がん」を...
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北陸先端大、魚類の保護色細胞からヒントを得た生体ディスプレーを開発
魚類の保護色細胞からヒントを得た生体ディスプレイを開発 −ナノテクノロジーの分子システム構築技術の強力なツールへ期待− 〔ポイント〕 >タンパク質で駆動する光学デバイス(ディスプレイ)が作成可能な事を世界ではじめて実証 >鋳型の基板に構成成分(タンパク質分子)を順次加えるだけで分子デバイスを構築 >タンパク質の応用利用の新展開 >ナノテクノロジーの分子システム構築の新しいツールとして期待 北陸先端科学技術大学院大学(学長 片山 卓也、石川県能美市)マテリアルサイエンス研究科の平塚 祐一(ひらつか ゆういち)准教授と青山 晋(あおやま すすむ)日本学術振興会特別研究員らは...
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東レ、半導体デバイスの3次元パッケージ向け材料開発推進で「SEMATECH」に参画
SEMATECHへの参画について 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣(※)、以下「東レ」)はこのたび、半導体デバイスの3次元パッケージ向け材料開発を推進するため、米国ニューヨーク州にある半導体製造技術の研究組合「SEMATECH」に参画することといたしました。SEMATECH内で次世代の半導体三次元実装技術に取り組む「3Dインターコネクトプログラム」のアソシエートメンバーとなり、「半導体実装向けの新規材料」の開発を進め、実用プロセスを構築し、SEMATECHのコアメンバー、プログラムメンバーを含めた有力半導体メーカーでの採用を目指してまいります。 *社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 今回、SEMATECHの3D...
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ノエビア、上質な使い心地など「ノエビア スペチアーレ薬用シリーズ」をリニューアル発売
〜“ノエビア最高峰スキンケアシリーズ”リニューアル発売!〜 ノエビア スペチアーレ 薬用クリーム ノエビア スペチアーレ 薬用ローション 2013年7月5日発売 ノエビアは、さまざまな肌悩みにアプローチする最高峰スキンケアシリーズ「ノエビア スペチアーレ薬用シリーズ」を2013年7月5日にリニューアル発売します。発売以来、大変ご好評いただいている同シリーズは、最新のナノテクノロジーによる美肌へのはたらきに加え、化粧品による「こころの満足感」という感性価値の追求により、上質な使い心地を実現しました。全国の販売店、通信販売にてご購入いただけます。また、リニューアル発売を記念して、...
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現地の研究機関との共同研究により研究開発を加速 シンガポールに研究開発拠点を開設 アークレイ株式会社(本社:京都市中京区)は、このたびシンガポール科学技術庁(A−STAR)傘下の研究機関「IBN(※1)」と共同研究に関する契約を締結しました。研究開発のグローバル化、世界標準化を進めるとともに、中東も含めたアジア地域の医療に対するニーズをいち早く捉えた商品の企画・開発を目指します。 アークレイ株式会社(以下、アークレイ)は、シンガポール科学技術庁傘下の研究機関「IBN」と共同研究に関する契約を締結しました。アークレイグループ初めての海外での研究開発となります。シンガポールの研究機関が持つ知...
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東北大、顔料からの有限長カーボンナノチューブ分子の合成に成功
顔料からの有限長カーボンナノチューブ分子の合成に成功 らせん型有限長カーボンナノチューブ分子の選択的合成実現 〔図1.化学顔料からのらせん型有限長カーボンナノチューブ分子の合成〕 ※添付の関連資料を参照 1 発表タイトル 顔料からの有限長カーボンナノチューブ分子の合成 らせん型有限長カーボンナノチューブ分子の選択的合成実現 2 発表者 国立大学法人 東北大学 原子分子材料科学高等研究機構・大学院理学研究科化学専攻 磯部 寛之 3 発表概要 国立大学法人東北大学(原子分子材料科学高等研究機構・大学院理学研究科)の磯部寛之教授の研究グループは...
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バッファロー、GALAXY S4対応のカバーガラス「BSMPSC04EFCG」を発売
特殊強化ガラス「アルミノシリケート」を採用。 高硬度「9H」でキズから画面を守るGALAXY S4用カバーガラスを発売 メルコホールディングス(東・名6676)グループの中核企業株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:斉木邦明、以下バッファロー)は、株式会社ドコモから発表されたGALAXY S4に対応したカバーガラス「BSMPSC04EFCG」を発売します。 特殊強化ガラス「アルミノシリケート」を採用。通常のカバーガラスよりも高い硬度によりキズつきにくくガラス本来の透明感を維持できるため、高精細・高画質なスマートフォンの液晶画面を見やすく保ちます。 2013年5月中旬より、全国の家電量販店な...
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オリンパスメディカルシステムズ、より高画質な小腸用カプセル内視鏡を欧州などで発売
より高画質な観察に対応する小腸用カプセル内視鏡(※1) 欧州および、中近東・アフリカ・アジア太平洋地域の一部で発売 オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:田口 晶弘) は、より高画質な観察に対応する新しい小腸用カプセル内視鏡「ENDOCAPSULE 10 SYSTEM(エンドカプセル テン システム)」を、2013年2月上旬から、欧州および、中近東・アフリカ・アジア太平洋地域の一部で順次発売します。 当社は2005年、欧州で小腸用カプセル内視鏡を発売開始して以来、世界中で同製品を販売しています。今回、新たに発売する小腸用カプセル内視鏡「ENDOCAPSULE 10 SYSTEM」は、従来品(※2)より高画質な...
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薬物運搬用ナノ粒子内の構造解析に世界で初めて成功 <ポイント> ・高分子ミセルは次世代DDSとして期待されているが、内部の詳細な構造は未知であった。 ・新しい手法の小角X線異常散乱法をDDS粒子に初めて適用して、内部の精密な構造を解明。 ・高性能なDDS開発の基本指針を与え、遺伝子治療や抗がん剤の応用に期待。 JST課題達成型基礎研究の一環として、北九州市立大学の櫻井 和朗 教授らは、次世代の薬物運搬方法(ドラッグデリバリーシステム:DDS)として期待されている数100本のひも状高分子が凝集した高分子ミセル粒子(注1)の内部構造を、大型放射光施設SPring−8(注2)の安定したX線計測システムと、小...
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産総研、フレキシブルなカーボンナノチューブ透明導電フィルムを開発
フレキシブルなカーボンナノチューブ透明導電フィルム −酸化インジウムスズ(ITO)膜を代替する材料に− 【ポイント】 ・室温・大気中で成膜できる溶液プロセスで透明導電フィルムを作製 ・世界最高レベルの透明性と導電性を示し、耐屈曲性、耐衝撃性に優れ、折りたたみも可能 ・タッチパネル、太陽電池、有機ELディスプレイなど幅広い応用に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)電子光技術研究部門【研究部門長 原市 聡】メゾ構造制御グループ Kim Yeji 協力研究員(日本学術振興会特別研究員 RPD)、阿澄 玲子 研究グループ長、近松 真之 主任研...
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東北大、新考案のミラー光学系でEUVリソグラフィ用マスクの高分解能観察に成功
新考案のミラー光学系でEUVリソグラフィ用 マスクの高分解能観察に成功 −新しい顕微鏡開発で16nm世代リソグラフィの実現に貢献− <概要> 東北大学多元物質科学研究所・豊田光紀助教らの研究グループは、独自に開発した多層膜ミラー光学系による顕微鏡により、16nm世代用のEUVリソグラフィ用マスクを高い空間分解能で観測することに成功しました。波長13.5nmの短波長の極端紫外線(EUV:Extreme Ultraviolet)を用いて、半導体ウエハ上に微細回路パターンを焼き付けるEUVリソグラフィでは、回路パターンの原盤に、Mo/Si多層膜ミラーを用いた反射型マスクが用いられます。反射型マスクの開発では、マスク上に存在する微細欠陥...
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産総研、半導体炭化ケイ素(SiC)に微量添加された窒素ドーパントの格子位置を決定
半導体炭化ケイ素(SiC)に微量添加された窒素ドーパントの格子位置を決定 −超伝導体で明らかにする半導体SiCのナノ微細構造− 【ポイント】 ・超伝導X線検出器を搭載したX線吸収微細構造分光装置(SC−XAFS)の公開を開始 ・炭化ケイ素中の微量窒素ドーパントの格子置換位置を実験と第一原理計算から決定 ・低電力損失のパワーデバイスの実現などを通じて省エネルギー社会実現に貢献 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測フロンティア研究部門 大久保 雅隆 研究部門長らは、大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構【機構長...
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タムロン、手ブレ補正機構と超音波モーターを搭載した90mm等倍マクロレンズを発売
タムロンの銘玉、90mmマクロレンズに 手ブレ補正機構と超音波モーターを搭載したモデルが新登場 『SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)』 総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:小野守男、本社:さいたま市)は、35mm判フルサイズ対応の90mm等倍マクロレンズの次世代機種として、全く新しい光学系に刷新し、手ブレ補正機構「VC」(※1)と超音波モーター「USD」(※2)を搭載するニューモデルを発売いたします。 2012年11月22日にキヤノン用を希望小売価格 90,000円(税込 94,500円)にて発売い...
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東レ、アラブ首長国連邦で2つの海水淡水化プラント向けに「逆浸透膜」を受注
東レの逆浸透膜、アラブ首長国連邦の海水淡水化プラントで連続受注 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:、以下「東レ」)は、このたび、アラブ首長国連邦(以下「UAE」)のアル・ザウラ(アジュマーン首長国)ならびにガリラ(ラス・アル・ハイマ首長国)の海水淡水化プラント向けに、相次いで逆浸透(RO)膜納入の受注をしました。2つのプラントの合計造水量は11.3万m3/日で、いずれも来年度の稼働開始予定です。 今回、RO膜納入を受注した2つの海水淡水化プラントの概要は、下記の通りです。 (1)アル・ザウラ海水淡水化プラント(アジュマーン首長国) (造水量:4.5万m3/日、稼働...
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JSTと東北大、バイオテンプレート極限加工で高密度の量子ドットを作成し発光に成功
バイオテンプレート極限加工により損傷がなく10倍高密度の量子ドットを作製して、発光に成功 −高速通信用量子ドットレーザーの実現に前進− <ポイント> >従来の自己組織的な結晶成長では量子ドットサイズや密度の制御が困難。 >画期的な加工技術を開発して、高密度で配置・サイズ制御された無欠陥量子ドットを実現。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、東北大学 流体科学研究所(兼 原子分子材料科学高等研究機構)の寒川 誠二 教授らは、トップダウン加工でガリウムヒ素の高密度・無欠陥の量子ドット(注1)を作製し、その量子ドットからの直接発光を確認しました。 量子ドットは、ナノメートル...
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理化学研究所と東大など、電子スピンの渦「スキルミオン」を微小電流で駆動することに成功
電子スピンの渦「スキルミオン」を微小電流で駆動 ―従来の10万分の1の低電流密度での磁気情報操作技術の実現に大きく前進― ◇ポイント◇ ・らせん磁性体FeGeで、室温付近でも安定な「スキルミオン結晶」をマイクロ素子中に生成 ・直径70nmのスキルミオンを、わずか5A/cm2の低電流密度で駆動 ・スキルミオンを情報担体として利用する次世代磁気メモリ素子の実現に道筋 理化学研究所(野依良治理事長)と東京大学(濱田純一総長)、物質・材料研究機構(潮田 資勝理事長)は、らせん磁性体(※1)であるFeGeを用いたマイクロ素子中に、電子スピンが渦巻状に並ぶスキルミオン結晶(※2)を生...
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産総研など、0.1nmより短波長のX線自由電子レーザー光強度を初めて測定
0.1nmより短波長のX線自由電子レーザー光強度を初めて測定 −国際的な計測基準での測定で標準供給と校正が可能に− <ポイント> ・エネルギー密度が極めて高い世界最短波長のX線自由電子レーザー用に極低温放射計を新規開発して測定 ・校正されたオンラインビームモニターで、実験中の光強度をリアルタイムで提供 ・ライフサイエンスやナノテクノロジー分野での研究の基盤技術としての活用を期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)計測標準研究部門【研究部門長 千葉 光一】量子放射科 加藤 昌弘 研究員、田中 隆弘 研究員、齋藤 則生 研...
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富士通、オーストラリア国立大から演算性能1.2ペタフロップスのスパコンシステムを受注
オーストラリア国立大学様のスーパーコンピュータシステムを受注 理論性能1.2ペタフロップスで南半球最大のスパコン 当社はこのほど、オーストラリア国立大学(所在地:キャンベラ)様 National Computational Infrastructure(以下、NCI)プロジェクトのスーパーコンピュータシステムを受注しました。 本スーパーコンピュータシステムは、当社のPCサーバ「PRIMERGY CX250」3,592ノードからなるPCクラスタで、総理論演算性能は1.2ペタフロップス(注1)を実現し、南半球で最高性能、当社「PRIMERGY」を使ったPCクラスタとして世界最...
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東京エレクトロン、CEA-LetiのEBマスクレスリソグラフィのプログラムに参加
東京エレクトロン、CEA-LetiのEBマスクレスリソグラフィのプログラムに参加 東京エレクトロン株式会社(本社:東京都港区)とCEA-Leti(本部:フランス グルノーブル)は、CEA-Letiの電子線(EB)マスクレスリソグラフィの共同開発プログラム「IMAGINE Program」に東京エレクトロンが参加することに合意したことを発表いたします。 「IMAGINE Program」は、MAPPER社(オランダ)が開発する高スループットのEBマスクレスリソグラフィ技術の開発・導入を支援する共同開発プログラムです。 「EBマスクレスリソグラフィは、半導体の微細パターンを形成する次世代技術の候補です。東京エレクトロンは、装置メーカーとして、次世代の有望な技術に積極的に取...
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NICT、有機デバイスやナノ配線が簡単に作れる「ナノワイヤ作製キット」を開発
有機デバイスやナノ配線が簡単に作れる「ナノワイヤ作製キット」を開発 〜装置コストや線幅が大きく改善、デバイスそのものの特性向上も可能に〜 独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、ナノスケール(*1)の単結晶(*2)であるナノワイヤ(*3)を電極間に簡単に作製できる「ナノワイヤ作製キット」を開発しました。ナノワイヤ作製キットは、高真空系などの大掛かりな装置でなく、手のひらサイズの装置を用いて、基板上にナノワイヤを簡単に作製することができるキットです。本キットの製造原理には、NICTが開発した「ナノ電解法(*4)」を用いており、この技術により、今...
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SII子会社、走査型プローブ顕微鏡の新制御ステーション「NanoNaviReal」など発売
SIIナノテク、走査型プローブ顕微鏡の新ステーション2モデルを発売 測定パラメーター自動調整機能「RealTune」を搭載 セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:新保雅文、本社:千葉県千葉市)の100%子会社で、計測分析装置の製造販売を行っているエスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社(略称:SIIナノテク、社長:川崎賢司、本社:千葉県千葉市)は、走査型プローブ顕微鏡の新しい制御ステーションとして、測定パラメーター自動調整機能「RealTune(リアルチューン)」を搭載した「NanoNaviReal(ナノナビリアル)、NanoNaviReal s(ナノナビリアルエス...
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東レ、ナノ構造制御技術による炭素繊維強化熱可塑性プラスチックの新たな複合化技術を開発
ナノ構造制御技術による 炭素繊維強化熱可塑性プラスチックの新規複合化技術開発について 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣(※))は、この度、ナノ構造制御技術の追求により、射出成形用の炭素繊維強化熱可塑性プラスチック(熱可塑CFRP)における炭素繊維と樹脂の新たな複合化技術を開発しました。 ※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照 今回の技術の適用により、長繊維の炭素繊維強化でありながら、相反する要件である熱可塑樹脂中での炭素繊維の分散性と接着性を高いレベルで両立しており、少ない使用量でも効率よく補強効果を発現させることができます。同等の強度を持たせたガラス...
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京大と英国オックスフォード大、DNA分子モーターの動きをナノスケールでコントロールする事に成功
DNA分子モーターの動きをナノスケールでコントロールする事に成功 −ナノ・メゾ空間での分子ロボットの開発へ− 科学技術振興機構(JST)課題達成型基礎研究の一環として、京都大学(総長:松本紘)と英国オックスフォード大学(総長:クリス・パッテン)は、約100nmのDNA平面構造上に作成した経路で、DNAで作成した分子モーターの進行をナノスケールの精度で人為的にコントロールする技術を世界で初めて実現しました。これらの人為的な分子の運動の操作は、狙った所への分子の運搬や分子ロボットの基礎に役立つ技術となります。 杉山弘 物質−細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)・理学...
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ヨネックス、レディスゴルファー向けゴルフクラブ「EZONE Fiore」シリーズを発売
やさしく楽しく気持ち良く飛ばせるレディスモデル EZONE Fiore(*) 「EZONE Fiore(イーゾーン フィオーレ)」シリーズ新発売 *ロゴは、添付の関連資料を参照 ※製品画像は、添付の関連資料を参照 ヨネックスは、ゴルフをもっとエンジョイしたいレディスゴルファーへ向けた新シリーズ「EZONE Fiore」(イーゾーンフィオーレ)のドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、パターを2月25日に発売いたします。 「フィオーレ」とはイタリア語で「花」の意味を指します。花のような美しさを表現し、大人の女性にも受け入れやすい「オトナ可愛い」デザインと、初級...
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産総研、フェムト秒レーザーによる酸化グラフェンの非熱的還元を提案
フェムト秒レーザーによる酸化グラフェンの非熱的還元を提案 −グラフェン製造の新たな方法を第一原理計算でシミュレーション− ■ポイント ・酸化グラフェンの還元に適したレーザー波形を第一原理計算シミュレーションから提案 ・エポキシ構造酸素や水酸基の酸化グラフェンからの脱離を、第一原理計算シミュレーションで確認 ・酸化グラフェンの還元による新たなグラフェン製造技術への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】ダイナミックプロセスシミュレーショングループ 宮本 良之 研究グループ...
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テープ状構造とチューブ状構造、どっちがお好き? ―金属錯体を自在に並べる新規手法を開発― <概要> 自然科学研究機構分子科学研究所の正岡重行准教授、崇城大学工学部の黒岩敬太助教らの研究グループは、生体膜の構築原理に着想を得た、分子間にはたらく弱い相互作用を利用して、金属錯体を自在に並べる手法の開発に成功しました。 有機EL素子や、化学工業用の触媒として広く使われている金属触媒は、規則正しく積み上げること(自己集積)により、次世代の分子デバイスやナノマシンの創製につながるものとして期待されています。自己集積させる方法として、従来は、共有結合や配位結合のような強い相互作用を利用...
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豊田通商、ナノテクノロジー素材を使用した「窓用遮熱・断熱フィルム」を販売
世界初、ナノテク素材を使用した「窓用遮熱・断熱フィルム」を販売 〜 震災に伴う電力不足の軽減に貢献 〜 豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下:豊田通商)は、このたびナノテクノロジー素材を使用した世界初「窓用遮熱・断熱フィルム」の試験販売を、2011年11月より開始いたします。 本製品は、豊田通商が2010年8月に出資した、ナノテクノロジーを活用した次世代光学材料の製造販売を行うベンチャー企業、グランデックス株式会社(本社:岐阜県、社長:林宏三 、以下:グランデックス)と、機能性フィルムの製造販売を行う東洋包材株式会社(本社:東京都、社長:安永研二、以下...
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大阪大学と名古屋大学など、元素の識別が可能な大視野・高分解能X線顕微鏡を開発
元素の識別が可能な大視野・高分解能X線顕微鏡を開発 本研究成果のポイント ・電子顕微鏡では観察の困難な厚い試料内部の電子密度分布および特定元素の分布を可視化 ・10ナノメートルから10マイクロメートルまでの空間スケールをシームレスに観察 大阪大学大学院工学研究科の高橋幸生准教授、名古屋大学大学院工学研究科の是津信行准教授、理化学研究所播磨研究所放射光科学総合研究センター(石川哲也センター長)の石川哲也主任研究員らのグループは、物質中の電子密度分布および特定元素の分布を大視野かつ高空間分解能で観察することのできるX線顕微鏡を開発しました。 ナノテクノロジーやナノサイエンス...
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東大とNTTなど、微小磁石を用いて2スピン量子ビット演算素子の開発に成功
微小磁石を用いて2スピン量子ビット演算素子の開発に成功 (電子スピンを使った量子もつれ制御に新展開) JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京大学 大学院工学系研究科の樽茶 清悟 教授のグループは、日本電信電話株式会社(以下、NTT)物性科学基礎研究所の都倉 康弘 グループリーダーとの共同研究により、電子スピン(注1)を利用した量子ビットで、初めて「量子もつれ(注2)」の制御に成功し、2スピン量子ビット(注3)演算を実証しました。 電子スピンは電子が持つ磁石のような性質で、その向きを操作することにより、量子情報の基本単位である「量子ビット」として利用することができます...
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産総研、単層カーボンナノチューブの孤立分散状態と凝集状態を容易に制御できる分散剤を開発
単層カーボンナノチューブの分散状態を光で制御する新技術 −分散状態と凝集状態を容易に制御できる分散剤を開発− <ポイント> ・分散剤の分子構造を検討し、光照射による構造変化を利用して分散能制御を実現 ・紫外光照射によって光反応を起こすため、選択的に分散剤を取り除くことができる ・カーボンナノチューブを基材とするさまざまな材料への適用が期待される <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】スマートマテリアルグループ 吉田 勝 研究グループ長、松澤 洋子 研究員は、分子構造を検討し、紫...
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コナカ、ファイテンとコラボの機能性ワイシャツ「コナカ×ファイテンワイシャツ」を発売
COOL BIZをリラックス効果で快適に! コラボ機能性ワイシャツ『コナカ×ファイテンワイシャツ』新発売 ファイテンのアクアチタン技術とのコラボレーションによるオンリーワンの開発 株式会社コナカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:湖中謙介、東証一部:7494)は、プロ野球選手やメジャーリーガー等有名アスリートの愛用で、認知度と信頼性が高い“ファイテン”とのコラボレーションにより、クールビズ対応の半袖ワイシャツにアクアチタン技術を取り入れ、身につけると心身を本来のリラックス状態へとサポートする画期的な機能性ワイシャツ「コナカ×ファイテンワイシャツ」を、2011年6月30日(...
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Verigyの株主がアドバンテストの買収提案を承認 2011年6月20日・2011年6月19日 − 本日、株式会社アドバンテスト(以下、アドバンテスト)(東京証券取引所証券コード:6857、ニューヨーク証券取引所証券コード:ATE)とVerigy Ltd.(以下、Verigy)(NASDAQ証券コード:VRGY)は、2011年6月17日に開催されたVerigyの臨時株主総会でVerigyの株主が、アドバンテストの買収提案を承認したことを発表いたします。両社が2011年3月28日に締結したImplementation Agreement(以下、買収契約)に従ってアドバンテス...
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SII、アイフェイズ製の熱拡散率・熱伝導率測定装置「ai−Phase Mobile 1u」など発売
SIIナノテク、アイフェイズ社製 熱拡散率・熱伝導率測定装置を発売 セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:新保雅文、本社:千葉県千葉市)の100%出資子会社で計測分析装置の製造販売を行っているエスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社(略称:SIIナノテク、社長:北野 進、本社:千葉県千葉市)は、東京工業大学TLOのベンチャー企業である株式会社アイフェイズ (社長:渡辺 孝、本社:東京都品川区)と販売契約を締結し、本日4月12日より同社製の熱拡散率・熱伝導率測定装置「ai−Phase Mobile 1u(アイフェイズ モバイル ワンユー)」および温度可変型の「ai−...
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IBMとシンガポールの研究所が画期的なMRSA治療法を発見 −既存の抗生物質と比べより効果的に感染症と戦うことができる新しい分子構造− [米国カリフォルニア州サンノゼ 2011年4月4日(現地時間)発] IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE : IBM) の研究員とシンガポールのInstitute of Bioengineering and Nanotechnology (バイオ工学・ナノテクノロジー研究所、以下IBN)の研究員はこのたび、新しいタイプのポリマーがメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin−resi...
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東レ、薬品に対する耐久性を大幅に向上させた「高耐久性逆浸透(RO)膜」を開発
高耐久性逆浸透膜の開発に成功 −独自の分子設計・界面重合技術により、サブナノメートルの細孔構造の安定化を実現− 東レ株式会社(本社:東京都中央区、社長:日覺昭廣、以下「東レ」)は、独自のナノテクノロジーを駆使し、膜の基本性能である除去性能および透水性能を高いレベルで保持しつつ、膜洗浄で用いられる酸、アルカリ、塩素などの薬品に対する耐久性を大幅に向上させた「高耐久性逆浸透(RO)膜(1)」の開発に成功しました。本開発品は、膜汚れ時の繰り返し洗浄に対しても高い性能を維持できることから、原水の水質悪化のため特に膜の洗浄頻度が高いかん水淡水化用途や下廃水再利用用途への適用が期待され...
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HOYA、超広角単焦点レンズ「smc PENTAX−D FA645 25mmF4AL[IF] SDM AW」を発売
中判デジタル一眼レフカメラ用交換レンズ第二弾 「smc PENTAX−D FA645 25mmF4AL[IF] SDM AW」新発売 ―圧倒的な超広角表現を楽しめる高性能単焦点レンズ― HOYA株式会社 PENTAXイメージング・システム事業部は、デジタル画像に最適化した高い描写性能を実現するとともに、アウトドアでの撮影を安心しておこなえる防塵・防滴構造を採用した超広角単焦点レンズ『smc PENTAX−D FA645 25mmF4AL[IF] SDM AW』を発売いたします。 【発売概要】 製 品 名:smc PENTAX−D FA645 25mmF4AL[IF] SDM...
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東芝、ハイスタンダードAVノートPC「dynabook Qosmio T750/T8B」など6機種21モデルを発売
ナノ積層技術を応用した加飾天板で鏡面のような質感を表現した 「dynabook Qosmio T750/T8B」などの発売について 液晶一体型AVPCや3D対応ノートPCなど6機種21モデルを投入 ※商品画像は添付の関連資料を参照 当社は、「dynabook」シリーズの新商品として、ハイスタンダードAVノートPC「dynabook Qosmio T750/T8B」、液晶一体型AVPC「dynabook Qosmio D710/T5B」、3D対応ハイスタンダードノートPC「dynabook T551/D8B」など、6機種21モデルを1月21日から順次発売します。 ハイスタン...
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東北大学、反射防止構造体を光ファイバーの先端に製作する技術を開発
ナノ格子反射防止表面、光ファイバー先端に形成、ナノ技術で安く製作 <概要> 東北大学大学院工学研究科の金森義明 准教授と羽根一博 教授の研究グループは、微小な窪みが多数形成された反射防止構造体を光ファイバーの先端に製作する技術を開発しました。光ファイバーは光通信や光分析装置の構成部品として使われており、光源・受光素子やレンズなどの光部品との接続損失を減らすために、先端に反射防止膜が形成されています。従来の反射防止膜は真空装置を使って薄膜を付けるため、コストがかかるのが問題でした。 金森准教授らは、ナノインプリント技術を用いて、光ファイバー先端のコア部(光を伝搬する部分)に...