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熱ショックタンパク質
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植物の高温に対する初期応答のメカニズムを解明 −作物の高温ストレス耐性を向上させる技術開発への貢献に期待− 1. 発表者: 大濱直彦(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 特任研究員) 草壁 和也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 修士課程2年;研究当時) 溝井 順哉(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 講師) 趙 慧美(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程1年) 小泉慎也(東京大学大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 博士課程2年) 高橋史憲(国立研究開発法人理化学研究所 環境資源科学研究セン...
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理化学研究所、抗がん剤による細胞の形の変化から薬剤の作用を予測する手法を開発
がん細胞の「かたち」で簡単に抗がん剤の作用を予測 −抗がん剤創薬に向けた新しいアプローチ− ◇ポイント◇ ・細胞形態の変化パターンをデータベース化した「モルフォベース」を構築 ・さまざまな薬剤の作用をモルフォベースで分類、形態変化と薬理作用を関連付け ・モルフォベースを活用し新規有用物質の標的分子や既知薬剤の副作用を予測 抗がん剤の作用予測手法開発とテルペンドールE生合成メカニズム解明 http://www.youtube.com/watch?v=yyGXCi5WSfc&feature=player_embedded 理化学研究所(野依良治理事長)は、さまざまな抗がん剤をがん細胞に添加することで起きる細胞形態の変化パターンをデータベース化した「モルフォ...
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慶大、マウスの皮膚を温めると紫外線によるシワが防げることを発見
マウスの皮膚を温めると紫外線によるシワが防げることを発見 慶應義塾大学薬学部の水島徹教授らは、慶應義塾大学、熊本大学、名古屋大学、(株)再春館製薬所の共同研究により、マウスの皮膚をお湯につけることでシワが防げることを発見しました。またこの仕組みを解析し、熱によって体内で増える熱ショックタンパク質70(HSP70)が重要な役割を果たしていることを発見しました。この成果は、皮膚科学の分野で最も権威のある米国科学雑誌Journal of Investigative Dermatologyに掲載されるとともに、9月19日からイタリアで開催される、欧州研究皮膚科学会で発表されます。 ...
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水産総合研究センター、高水温耐性に関連する遺伝子発見などノリのゲノム情報解析が進展
ノリのゲノム情報解析が進展 ・新たに、高水温耐性に関連する遺伝子を発見 ・ノリ品種の識別に役立つ目印を多数確認 ノリは高水温に弱く、平成19年度には高水温により秋の漁期の開始が1ヵ月遅れるなどの問題が発生しており、これらの環境変化に対応したノリ優良品種の作出が求められています。また、ノリ養殖業の主要対象種であるスサビノリは北方系種であるため、高温の影響を受けやすいと考えられますが、高温に対してどのような生理的応答を示すのか明らかではありませんでした。 水産総合研究センターでは、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社、日本ソフトウェアマネジメント株式会社と共同で、これまでに...
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理化学研究所と岡山大学、樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み抗原提示する仕組みを解明
タンパク質の折り畳みを助ける「Hsp90」が免疫機構でも機能を発揮 −樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み、抗原提示する仕組みを解明− ◇ポイント◇ 樹状細胞が抗原を貪食し、キラーT細胞へ提示するには分子シャペロンHsp90が必須 Hsp90がエンドソーム内の抗原を細胞質へ引き出し、抗原提示させる がん、ウイルス、自己免疫の病態制御・治療への手がかり 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人岡山大学(森田潔学長)は、抗原提示細胞の1つである樹状細胞(※1)が、抗原破壊の役割をもつキラーT細胞(※2)へ抗原を提示するためには、タンパク質の折り畳みを...