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オンコリスバイオファーマ、名大大学院医学系研究科とOBP−301に関する共同研究契約を締結
OBP−301に関する名古屋大学大学院医学系研究科との
共同研究契約締結のお知らせ
当社は、本日、名古屋大学大学院医学系研究科の西川博嘉教授(国立がん研究センター 先端医療開発センター免疫TR分野長 併任)の研究グループと、腫瘍溶解ウイルスOBP−301(テロメライシン(R))とチェックポイント阻害剤の併用効果検討に関する共同研究契約を締結することを決定しましたのでお知らせいたします。
近年のがん治療薬開発においては、チェックポイント阻害剤をはじめとする腫瘍免疫活性化機能を有する治療薬の開発が大きな潮流となっています。当社では、これまでの研究で、テロメライシンの腫瘍溶解作用がCTL活性(細胞傷害性T細胞活性)を誘導することによる腫瘍免疫増強効果を確認してまいりました。本契約に基づき、腫瘍免疫分野において多くの研究実績を有する西川教授の率いる研究グループと、チェックポイント阻害剤とテロメライシンの併用による抗腫瘍効果ならびに全身的な腫瘍免疫活性化に関する検証を進め、テロメライシンの治療領域を、局所から全身治療へと拡げる可能性について検討してまいります。
当社は、本共同研究により、「がんを切らずに治す」というコンセプトに基づき開発を進めているテロメライシンを他の治療法と併用することで、がん患者の方の生活の質をできる限り落とさない、新たながん治療法の発展に貢献していくことを今後も目指してまいります。
なお、本件による本年度業績への影響はございません。
以上