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金沢大学
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バイオ工学による天然ゴムの試験管内合成に成功 天然ゴムの安定供給や新たな分子構造の天然ゴムの開発に貢献 【概要】 東北大学大学院工学研究科の高橋征司准教授、山下哲助教(注1)、中山亨教授(バイオ工学専攻応用生命化学講座)らは、住友ゴム工業株式会社、埼玉大学との共同研究により、天然ゴムの生合成に必要なタンパク質を発見し、それらを再構成する手法を開発しました。これにより、天然ゴムに匹敵する分子量のポリイソプレンを試験管内で合成することに成功しました。この研究成果により、長年にわたり未解明であった天然ゴム生合成メカニズムの全解明や、天然ゴム高生産植物の育種、代替生物でのゴム生産など...
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阪大など、パッチ式脳波センサーを開発し睡眠中の脳波の計測に成功
冷却シートを額に貼る感覚で睡眠の質が計測可能に 〜脳波もインターネットでリアルタイムにモニターできる時代に〜 ■ポイント ○冷却シートを額に貼るような感覚で装着できるパッチ式脳波センサを開発。リアルタイムに脳状態を可視化し、手軽に睡眠中の脳波を計測する事に成功。 ○これまでの睡眠脳波計は専門技師による有線電極の装着が必要なため、家庭で装着するのは困難で、さらに電線があるため寝返りなどの行動が制限された。 ○今後、睡眠の質と生活習慣病との関係性を明らかにし、手軽な脳波計測による新たな価値創造を期待。 大阪大学 産業科学研究所 関谷研究室を中心とした医脳理工連携プロジェクトチ...
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東京海上日動、自動運転車の公道実証実験へ参画と専用保険を開発
自動運転車の公道実証実験に対する当社参画ならびに専用保険の開発等について 〜自動運転技術の進展を捉えた産学連携の取組み〜 東京海上日動火災保険株式会社(社長 永野 毅、以下「当社」)は、昨今の自動運転技術の進展や自動運転車の公道実証実験の本格化を踏まえ、今般、公道実証実験への参画を図ると同時に専用保険を開発致しました。併せて、大学研究機関との共同研究を開始することに致しましたのでお知らせ致します。 1.公道実証実験への参画について (1)損害保険会社として初めて、公道実証実験に参画します(※1) 昨今の自動運転技術の進展は、これまでのクルマ社会のあり方を大きく変革させる可能...
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生理学研究所、他者の真似に気づくための脳部位活動はASD者で減少など解明
自分の動作が真似をされたことを気づくために重要な脳部位の活動は、自閉症スペクトラム障害者で減少していることを解明 【内容】 自閉症スペクトラム障害(ASD)者は、自分の動作が真似をされたことに気づくのが苦手と言われています。しかし脳のどのような働きが原因で、真似をされたことに気づくのが苦手であるのかはよく分かっていません。今回、生理学研究所の定藤規弘教授、福井大学小坂浩隆特命准教授、金沢大学棟居俊夫特任教授らの研究グループは、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて、自分の動作が相手に真似をされたときの脳活動を測定しました。その結果、他者の真似に気づくことに関わる脳部位の活動が、健常...
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日立、2.45GHz帯域の微弱な電磁波の到来方向を可視化する技術を開発
2.45GHz帯域の微弱な電磁波の到来方向を可視化する技術を開発 株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、国内の無線通信機器などで使用されている2.45GHz帯域(*1)における電磁波源の位置を特定し、到来方向を可視化する技術を開発しました。本技術は、無線通信を利用した機器やデータ収集を行うM2M(*2)、スマートグリッド、産業システム分野において高信頼の無線通信網の実現に貢献します。 近年、スマートコミュニティなどの普及に伴い、無線通信技術を用いた各種データ収集および収集データを用いたマネジメントサービスが増加しています。あらゆる場所で途切れるこ...
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抗体遺伝子改編酵素(AID)のRNA編集活性証明に成功 −抗体遺伝子機能強化機構の解明に期待− 本庶佑 医学研究科客員教授、村松正道 金沢大学教授らの研究グループによる研究成果が、米国科学アカデミー紀要(PNAS)の電子版(米国東海岸標準時1月21日(月曜日)15時00分)に掲載されました。 <背景> AID(*)は、抗体遺伝子を多様化することによって、私達の体を病原体から守る抗体の機能を増強します。この遺伝子多様化プロセスは、抗体遺伝子座にクラススイッチ組換え(*)とsomatic hypermutation(*)と呼ばれる、2つの遺伝子改編システムによって行われています。クラススイッチ組換えは、もともとIgMの遺...
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JSTと金沢大、ナノロッドシートを用いた高効率有機太陽電池を開発
ナノロッドシートを用いた高効率有機太陽電池を開発 【ポイント】 ・有機薄膜太陽電池の効率向上に不可欠な従来構造は高コストや材料面で限界 ・斜め蒸着で形成したナノロッドシートの新構造で、従来を越える効率が実現 ・高効率化、簡便・安価で材料を選ばない新構造の有機太陽電池界全般の応用に期待 JST 課題達成型基礎研究の一環として、金沢大学 理工研究域附属 サステナブルエネルギー研究センターの當摩(タイマ)哲也 准教授らは、有機薄膜太陽電池(注1)で既存のバルクへテロ構造(注2)を越える新しい構造を開発し高効率化に成功しました。 有機薄膜太陽電池は、光が当たると電子を放出するド...
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NEC、金沢大附属病院に「OpenFlow/SDN」技術を使ったネットワークシステムを導入
金沢大学附属病院が、新ネットワークにNECの「プログラマブルフロー」を導入 〜「OpenFlow/SDN」技術を採用し、柔軟性とセキュリティを両立するネットワーク基盤を構築〜 NECは、金沢大学附属病院(所在地:石川県金沢市、病院長:富田勝郎、以下 金沢大学附属病院)に、ネットワーク制御技術「OpenFlow(注1)/SDN(Software Defined Network、(注2))」を活用したネットワークシステムを納入しました。 医療業界において「OpenFlow/SDN」技術を活用したネットワーク基盤の構築は、先進的な例となります。 新システムは、世界で初めて「Op...
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独自の放射能汚染土除染システムの効果を実証 ― 洗浄と研磨により放射性セシウムを除去 ― 三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 則久 芳行)は、独自に実用化した放射能汚染土除染システムを、福島県除染技術実証事業の公募対象技術として応募し、選定されたことから、伊達市小国ふれあいセンターにおいて実地試験を実施してきましたが、除染処理後の放射能濃度を1/25に低減させ、処分が必要な放射能汚染土壌の量を1/5に減らすことに成功し、この除染システムの効果を実証しました。 この放射能汚染土除染システムは、汚染土壌の前処理工程、特殊洗浄機を用いた研磨工程、除染処理土と...
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慶応大学とJST、腫瘍の増大や治療が効かない状況を引き起こす分子メカニズムを解明
癌幹細胞マーカーCD44が活性酸素を抑制することによって 腫瘍の増大や治療が効かない状況を引き起こす分子メカニズムを解明 ―癌幹細胞を特異的に標的とした治療法を開発できる可能性を拓く― 慶應義塾大学先端医科学研究所遺伝子制御研究部門(責任者:佐谷秀行教授)の永野修助教、石本崇胤研究員らの研究グループは、慶應義塾大学医学部医化学教室(責任者:末松誠教授)、金沢大学がん研究所腫瘍遺伝学研究分野の大島正伸教授、近畿大学薬学総合研究所の益子高研究員、熊本大学大学院生命科学研究部消化器外科学教室の馬場秀夫教授らとの多施設共同研究によって、癌幹細胞表面マーカーである接着分子CD44がシス...
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メディネット、金沢大学などと共同で免疫細胞治療の治療効果に関する解析研究を開始
金沢大学、金沢先進医学センター、瀬田クリニックグループと共同で悪性腫瘍全般 (一部血液がん等を除く)を対象とした免疫細胞治療の治療効果に関する解析研究を開始 株式会社メディネット(以下「メディネット」)は、国立大学法人 金沢大学医薬保健研究域医学系(石川県金沢市、以下「金沢大学」)、医療法人社団 金沢先進医学センター (石川県金沢市、以下「KadMedic」)、医療法人社団 滉志会 瀬田クリニックグループと共同で、がん免疫細胞治療の治療効果に関する大規模な解析研究 を開始しましたのでお知らせします。 本解析研究は、KadMedicにおいて免疫細胞治療を受診される悪性腫瘍の...