植物の受精効率を高める糖鎖「アモール」を発見 〜化学合成に成功〜 ■ポイント  ○花粉管に受精能を与える雌しべ由来の糖鎖を初めて同定し、アモールと名付けた。  ○アモールの特定の糖鎖構造が植物細胞間の情報伝達を担うことを初めて示した。  ○化学合成したアモール末端の特異的な2糖構造が、活性を示すことを発見した。  科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業において、ERATO東山ライブホロニクスプロジェクトの東山 哲也 研究総括(名古屋大学 WPI トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授)と水上(郡司) 茜 補佐員(現・愛知学院大学 助教)らの研究グループは、植物の受精率を高める糖鎖...