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前頭葉
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生理学研究所、二者同時記録fMRIを用いた注意共有の神経基盤の研究結果を発表
みつめあった「記憶」は、二者間の脳活動の同期として痕跡を残す ―二者同時記録fMRIを用いた注意共有の神経基盤の研究― ■内容 お互いがみつめあい、お互いへ注意を向け合う状態は、ヒトが他者と複雑なコミュニケーションをおこなう前に必須な準備段階と言えます。この状態は、子供から成人へ成長する中で自然と獲得されます。このことから、互いに注意を向け合うことは、ヒトが他者とコミュニケーションをとる上での礎であると考えられます。しかしこれまでの研究では、ヒトが他者とみつめあっている際、我々自身にどのような現象が起こっているのか、さらには我々の脳内で一体何が起こっているのか、詳細は明らかにされ...
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東北大、自分の手の周囲の空間に特化した知覚機構が人間の脳内に存在することを発見
手の周りがよく見える仕組み (自己身体近傍空間に特化した新たな視知覚機構の発見) <概要> 東北大学電気通信研究所の松宮一道助教,塩入諭教授の研究グループは,自分の手の周囲の空間に特化した知覚機構が人間の脳内に存在することを発見しました。手を使って物を動かしたり,道具を操作する際に,手に対して対象物がどこにあるかを理解することは,効率的な作業をする上で欠かせません。私たちは視覚情報に基づき様々な行動を行うことができ,ロボットではとてもまねができない複雑で多様な行動を行うことができます。そのような処理に関連すると考えられている身体周囲の空間知覚に特化した脳機能が近年注目されてお...
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日立、ウェアラブル型の光トポグラフィ技術で2人で協調作業をする際の脳活動を計測
ウェアラブル型の光トポグラフィ技術を用いて2人で協調作業をする際の脳活動を計測 ボタンを押すタイミングを合わせる実験を繰り返し脳活動と協調作業との関連性を解析 株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西 宏明/以下、日立)は、このたび、ウェアラブル型の光トポグラフィ(*1)技術を用いて、2人1組で協調的に作業を行う被験者の前頭葉の脳活動を計測し、脳活動と協調作業との関連性を解析しました。今回の計測では、2人の被験者に「10秒後を目安に同時にボタンを押す」という課題を10回繰り返し、2人で協調作業をする際の脳活動を同時に計測しました。6組の被験者を対象に脳活動パターンとボタンを...