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ドップラー効果
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東大、64APSK変調方式で毎秒505メガビットの高速ダウンリンク通信に成功
地球観測衛星では世界最高の周波数利用効率を持つ64APSK変調方式を使用して 毎秒505メガビットの高速ダウンリンク通信に成功 −小型衛星における伝送速度の世界記録を更新− 1. 発表者: 齋藤 宏文(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授 東京大学大学院工学系研究科 教授(委嘱)) 中須賀 真一(東京大学大学院工学系研究科 教授) 2. 発表のポイント: ◆64値振幅位相変調(64APSK)方式(注1)を使用し、超小型衛星「ほどよし4号」とJAXA宇宙科学研究所の直径3.8mアンテナ受信設備の間で、毎秒505メガビットという、100kg以下の小型衛星としては世界最高速...
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天の川のフレア領域に存在する恒星を世界で初めて発見 〜銀河系外縁部の暗黒物質を探る新たな目印〜 〔発表者〕 松永典之(東京大学大学院理学系研究科天文学専攻 助教) Michael W.Feast(南アフリカ・ケープタウン大学 名誉教授) John W.Menzies(南アフリカ・南アフリカ天文台 アストロノマー) Patricia A.Whitelock(南アフリカ・南アフリカ天文台 主任アストロノマー) <発表のポイント> ・天の川の外側部分がふくれ上がった領域(フレア領域)に存在する恒星(セファイド変光星)を5つ発見しました。 ・これまでフレア領域に存在する恒星は確認されていませんでしたが、距離がわかるというセファイド変光星...
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太陽系外の複数惑星系における惑星同士の食を初めて発見 <発表者> 平野 照幸(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程3年) 増田 賢人(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 修士課程1年) 須藤 靖(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 教授) <発表のポイント> >太陽系外の複数惑星系における2つの惑星がほぼ同一平面上を公転しており、かつそれが(太陽系の太陽に当たる)中心星の自転軸と直交している初めての観測的証拠を得た >中心星の前を惑星が通過するトランジット現象が2つの惑星に対して同時に起こり、かつその最中に2つの惑星同士もまた食を起こすという極めてまれな...
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炭素はいつ生まれたか?125億光年彼方の銀河に炭素を発見 松岡健太 理学研究科/愛媛大学理工学研究科 日本学術振興会特別研究員、長尾透 次世代研究者育成センター(白眉プロジェクト)准教授、谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センター長/教授を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡の微光天体分光撮像装置FOCASを用いた可視分光観測によって、125億光年彼方にある最遠方電波銀河TN J0924−2201から放射された炭素輝線の検出に世界で初めて成功しました。検出された輝線を調査したところ、驚くべきことに宇宙誕生後10億年頃の電波銀河には既に炭素元素が豊富に存在していたことがわかりま...
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JAXA、巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を観測した成果論文を英科学誌に掲載
「きぼう」に搭載された全天エックス線監視装置(MAXI:マキシ)と 米国スウィフト衛星を用いた観測による成果論文の 英科学誌「ネイチャー」への掲載について − 巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測 − このたび、「きぼう」の船外実験プラットフォームに搭載されている全天エックス線監視装置(MAXI:Monitor of All−sky X−ray Image)は、米国のガンマ線バースト観測衛星(Swift:スウィフト)との連携により、地球から39億光年離れた銀河の中心にある巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を世界で初めて観測しました。この成果は8月2...