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モリブデン
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東大と千葉工大など、南鳥島沖の排他的経済水域内の深海底に広大なマンガンノジュール密集域を発見
南鳥島沖の排他的経済水域内の深海底に広大なマンガンノジュール密集域を発見 〜三種の酸化物海底資源の包括的な成因解明のための手掛かり〜 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAmSTEC」)、国立大学法人東京大学(総長 五神 真)および学校法人千葉工業大学(学長 小宮 一仁)などの研究グループは、平成22年度から平成28年4月にかけての複数の航海により、南鳥島周辺の排他的経済水域(以下「南鳥島EEZ」)(図1)の南部から東部にかけての深海底(水深5,500−5,800m)に広大なマンガンノジュール(※1)の密集域(図2)を発見しました。これまで、我が国のEEZでは...
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モレンシー銅鉱山の権益追加取得について 住友金属鉱山株式会社(東京都港区 代表取締役社長 中里佳明)は、米国最大手の産銅会社フリーポート・マクモラン社(Freeport−McMoRan Inc. 本社:米国アリゾナ州フェニックス 以下「フリーポート社」)が経営するモレンシー銅鉱山(米国アリゾナ州)の権益を12%保有しておりますが、このたび同鉱山の権益を13%追加取得することといたしました。 当社は、1986年から30年間にわたりモレンシー銅鉱山に経営参画しておりますが、このたび、長年の協業実績があり、北米最大でコスト競争力にも優れた同鉱山の権益を追加取得することとしたものです。 権益追加取得に...
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東大など、電気的に制御したグラフェンでバレー流の生成・検出に初めて成功
電気的に制御したグラフェンでバレー流の生成、検出に初めて成功 〜結晶中の電子のバレー自由度を利用した低消費電力エレクトロニクスの実現へ〜 <ポイント> ○電気的に制御できる二層グラフェンにおいて、電流からバレー流へ変換、伝送し、再度電流へ変換して、それに伴う電圧を初めて検出しました。 ○電流からバレー流への変換効率を広範囲に渡って電気的に制御できることを示した成果であり、変換効率のさらなる向上が期待できます。 ○バレー流は電荷の流れを伴わないため、エネルギー消費を伴わない情報媒体になると期待されており、本成果はそのような低消費電力エレクトロニクスの開発に貢献します。 電子...
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東大、インジウムを含まないフレキシブルなカーボンナノチューブ有機薄膜太陽電池を開発
インジウムを含まないフレキシブルなカーボンナノチューブ有機薄膜太陽電池を開発 ■ 発表のポイント: ◆カーボンナノチューブ(注1)を用いて、レアメタルであるインジウム(注2)を含まないフレキシブルな有機薄膜太陽電池を開発しました。 ◆透明性の高いカーボンナノチューブ薄膜に、有機発電層からプラスの電荷のみを選択的に捕集して輸送する機能を付与することに成功しました。 ◆カーボン材料を主体とする新たな有機系太陽電池(注3)の開発につながり、将来的に太陽電池の低コスト化や太陽エネルギーのさらなる利用に役立つことが期待されます。 ■ 発表概要: 将来的に安価に製造されることが期待さ...
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理研など、106番元素シーボーギウム(Sg)のカルボニル錯体の合成に成功
106番元素シーボーギウム(Sg)のカルボニル錯体の合成に成功 −Sgが周期表第6族元素に特徴的な化学的性質を持つことを実証− <ポイント> ・超重元素の有機金属錯体を初合成 ・Sgより重い超重元素の有機金属錯体の化学合成や溶液化学研究への展開に期待 ・原子力に重要な超ウラン元素の化学的性質の本質的理解に向けた大きな一歩 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と日本原子力研究開発機構(原子力機構、松浦祥次郎理事長)は、106番元素「シーボーギウム(Sg)」の有機金属錯体(カルボニル錯体[1])の化学合成に成功しました。また、その揮発性に関する化学データから、Sgが周期表の第6族...
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東大など、バレートロニクス結晶中の電子スピンの直接観測・制御に成功
バレートロニクス結晶中の電子スピンの直接観測・制御に成功 ―新たな原理に基づく電子デバイスの実現に道− 1.発表者: 鈴木 龍二(東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 博士課程 1年) 坂野 昌人(東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 博士課程 2年) 明石 遼介(理化学研究所 創発物性科学研究センター 計算物質科学研究チーム 特別研究員/ERATO 磯部縮退π集積プロジェクト 研究員) 石坂 香子(東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻 准教授) 有田 亮太郎(理化学研究所 創発物性科学研究センター 計算物質科学研究チーム チームリーダー/ERATO 磯部縮退π集積プロジェ...
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東大と九大、常温常圧の温和な条件でアンモニアが合成できる触媒の機能を解明
常温常圧の温和な条件でアンモニアが合成できる触媒の機能を解明 1.発表者: 荒芝 和也(東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構 特任研究員) 栗山 翔吾(東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻 大学院生) 中島 一成(東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構 助教) 西林 仁昭(東京大学大学院工学系研究科附属総合研究機構 准教授) 田中 宏昌(九州大学先導物質化学研究所 学術研究員) 笹田 瑛(九州大学先導物質化学研究所 大学院生) 吉澤 一成(九州大学先導物質化学研究所 教授) 2.発表のポイント: ◆常温常圧の温和な条件下で窒素ガスからアンモニア(注1)を...
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理化学研究所など、「魔法数」を持つ原子核に現れる「特別な核異性体」を発見
「魔法数」を持つ原子核に現れる「特別な核異性体」を発見 −中性子を非常に多く含むパラジウム同位体で魔法数82の存在を実証− <ポイント> ・国際共同研究プロジェクト「EURICA」におけるRIビーム実験で得られた最初の成果 ・中性子魔法数82の消滅に基づく重元素合成シナリオの破綻を示唆 ・重い中性子過剰核における魔法数の成因を探る大きな手掛かりに <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と北京航空航天大学(■学長(※))は、陽子数に対して中性子数が非常に多いパラジウム−128(128Pd:陽子数46、中性子数82)に、「特別な核異性体[1]」があることを発見しました。これは、陽子...
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三菱商事、シンガポールに金属資源トレーディング事業の本社機能を持つ子会社を設立
シンガポールにおける金属資源トレーディング子会社の新規設立と金属資源トレーディング事業の会社分割(吸収分割)による三菱商事ユニメタルズへの承継に関するお知らせ 三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健、以下:当社)は、シンガポールに金属資源トレーディング子会社を新規設立し、これに併せて三菱商事ユニメタルズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:谷謙二、以下:ユニメタルズ、当社100%子会社)を承継会社とする金属資源トレーディング事業の会社分割(吸収分割)を行うことを決定致しましたので、下記の通りお知らせ致します。 <シンガポールにおける金属資...
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東北大、新考案のミラー光学系でEUVリソグラフィ用マスクの高分解能観察に成功
新考案のミラー光学系でEUVリソグラフィ用 マスクの高分解能観察に成功 −新しい顕微鏡開発で16nm世代リソグラフィの実現に貢献− <概要> 東北大学多元物質科学研究所・豊田光紀助教らの研究グループは、独自に開発した多層膜ミラー光学系による顕微鏡により、16nm世代用のEUVリソグラフィ用マスクを高い空間分解能で観測することに成功しました。波長13.5nmの短波長の極端紫外線(EUV:Extreme Ultraviolet)を用いて、半導体ウエハ上に微細回路パターンを焼き付けるEUVリソグラフィでは、回路パターンの原盤に、Mo/Si多層膜ミラーを用いた反射型マスクが用いられます。反射型マスクの開発では、マスク上に存在する微細欠陥...
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ビクトリノックス・ジャパン、刃素材にダマスカス鋼を採用したスイスアーミーナイフを発売
伝説のダマスカス鋼と、スイスアーミーナイフがコラボレーション ビクトリノックス「ダマスカス・ナイフ2012」 〜2012年12月1日より、全世界で5,000本、日本国内限定100本〜 ビクトリノックス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区/代表取締役:田中麻美子)は、ブレード(刃)素材に「ダマスカス鋼」を採用したスイスアーミーナイフ「ダマスカス・ナイフ 2012」を2012年12月1日より、ビクトリノックス・ストア銀座ほか直営および専門店で販売開始いたします。2010年から個性的なハンドル素材を採用し、毎年限定発売を続けている「ダマスカス・ナイフ」シリーズの第三弾として全世界...
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富士フイルム、乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET s」の車載システムを発売
検診車を利用した乳がん検診ニーズに対応! 世界最小画素(*1)50μmの高精細なマンモグラフィ画像を移動検診で提供 「AMULET s(アミュレット エス)・車載システム」 ●新発売● 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、世界最小画素50μm(*1)の直接変換型FPD(*2)で鮮明なマンモグラフィ画像を描出する、乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET s(アミュレット エス)」の車載システムを、富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて本日より発売します。 乳がんの早期発見のため、近年、政府ではがん検診の受診率向上に向けたさまざまな施策が展開さ...
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JOGMEC、双日と古河とDOWAが推進しているカナダ・ジブラルタル鉱山拡張に金融支援
銅・モリブデン鉱山拡張に金融支援 ―カナダ・ジブラルタル鉱山拡張プロジェクトへ債務保証― JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、双日株式会社(本社:東京都港区、社長:加瀬豊、以下「双日」)、古河機械金属株式会社(本社:東京都千代田区、社長:相馬信義、以下「古河」)、DOWAメタルマイン(本社:東京都千代田区、社長:山崎信男、以下「DOWA」)の3社が、カナダ・ブリティッシュコロンビア州で推進しているジブラルタル銅・モリブデン鉱山拡張プロジェクト(出資比率:カナダ・タセコマインズ社 75%、日本側3社 25%)に対し、債務保証案件として採択しました。 日本側...