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ジスプロシウム
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東芝と東芝マテリアル、重希土類フリーで高い磁力と優れた減磁耐性をあわせ持つモーター用磁石を開発
世界初、重希土類フリーで高い磁力と優れた減磁耐性をあわせ持つモータ用磁石を開発 株式会社東芝と東芝マテリアル株式会社は、レアアースの中でも特に希少な重希土類を一切使用せずに高い磁力と優れた減磁耐性をあわせ持つモータ用の高鉄濃度サマリウムコバルト磁石(注1)を開発しました。本開発品は、高耐熱モータの実使用温度域(140℃以上)において、現在一般的に採用されている耐熱型ネオジム磁石を上回る磁力(注2)を持つとともに、180℃でも優れた減磁耐性(注3)を示す世界初の磁石です。モータの高温時も磁力を保持できるため、モータの冷却システムが不要または簡素化でき、その結果、省スペース化...
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大同特殊鋼とホンダ、ハイブリッド車用駆動モーター向け重希土類完全フリー磁石を実用化
重希土類完全フリー磁石をハイブリッド車用モーターに世界で初めて採用 〜今秋発表予定の新型「FREED(フリード)」に採用〜 【概要】 大同特殊鋼株式会社(本社:名古屋市東区 社長:石黒 武 以下、大同特殊鋼)と本田技研工業株式会社(本社:東京都港区 社長:八郷 隆弘 以下、Honda)は、ハイブリッド車用駆動モーターに適用可能な高耐熱性と高磁力を兼ね備えた、重希土類(※1)完全フリー(不使用)熱間加工ネオジム磁石を世界で初めて(※2)実用化し、Hondaは、今秋発表予定の新型「FREED(フリード)」に採用します。 【背景】 ハイブリッド車など電動車の駆動モーターには、世界最強の磁力を持つネオジム磁石...
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九大と東北大など、鉄原子42個からなるカゴ状磁性分子の合成に成功
鉄原子42個からなるカゴ状磁性分子の合成に成功 〜巨大分子磁石の世界記録を樹立〜 <概要> 九州大学、大連理工大学(中国)、高輝度光科学研究センター、熊本大学、九州工業大学、大阪大学、東北大学の研究グループは共同で、これまでに人工的に合成されたなかで、最も巨大な分子磁石(※1)となるカゴ状磁性ナノクラスター分子を開発することに成功するとともに、大型放射光施設SPring−8(※2)の世界最高クラスのX線装置(※3)と東北大学の強磁場実験施設を用いて、その複雑な分子構造と電子状態を解明しました。 近年、分子エレクトロニクスへの応用を目指し、人工的に磁性分子を合成して巨大なナノスケール磁...
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昭和電工、FA向けジスプロシウムフリー磁石用合金の開発に成功
FA向けジスプロシウムフリー磁石用合金の開発に成功 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、ジスプロシウム(元素記号Dy)を使用せずに従来品と同様の性能を持つFA(ファクトリーオートメーション、一般産業用)向けネオジム磁石用合金の開発に成功し、量産を開始しました。 今回の当社の新合金は、HDD用ボイスコイルモーターや風力発電用モーターに加え、より添加量の多いFA向けについてもジスプロシウムフリー(以下、Dyフリー)化を実現したものです。さらに、ジスプロシウムの添加量が多い電動パワーステアリング用や電気自動車のモーターについても、同率でのジスプロシウムの削減を可能とするものであり、将来の資...