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スーパーコンピューター
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KDDI研究所と九大、60次元のLearning with Errors問題の解読に成功
〜スーパーコンピューターでも一万年以上かかる問題を、約16日間で解読に成功!〜 世界で誰にも解読されていない暗号問題を初めて解読! 株式会社KDDI研究所(本社:埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長:中島康之、以下「KDDI研究所」)と国立大学法人九州大学(本部:福岡市西区、総長 久保千春、以下「九州大学」)は、暗号解読コンテスト「TU Darmstadt Learning with Errors Challenge(注1)」において、これまで誰も解読に成功していなかった60次元のLearning with Errors(以下、LWE)問題を、世界で初めて(注2)解読しました。 LWE問題は、故意に誤差を付加した多元連立一次方程式を解く問題です。この問題を解くことは、...
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信州大など、ナノ構造制御カーボンの水分離膜をドライプロセスで合成に成功
高度な脱塩機能を発現するナノ構造制御カーボンの水分離膜をドライプロセスで合成することに成功 〜窒素ドープ(添加)によって分離機能が向上〜 <ポイント> ○新規な膜形成手法(ドライプロセス)によって、従来のDiamond−Like Carbon(DLC)膜より柔らかい炭素ベースの水分離膜を新たに開発し、最大96%という高い脱塩性能を達成。添加する窒素の量を調整することにより、脱塩性、透水性、耐塩素性を最適化できることを見出しました。 ○コンピューターのシミュレーションでもその有効性を確認しており、資源開発など厳しい条件下での水処理膜の実用化が期待できます。 ○本研究成果は、英科学誌Nature系の専門誌「NPG As...
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乱流発生の法則を発見:130年以上の未解決問題にブレークスルー 1. 発表者:佐野 雅己(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授) 玉井 敬一(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 大学院生(博士課程1年)) 2. 発表のポイント: ◆整った流れ(層流)が乱れた流れ(乱流)に遷移するときに従う普遍法則を実験で見いだした。 ◆最大級のチャネル実験装置を製作すると同時に、普遍的な法則の検証に必要な新たな測定解析手法を考案したことが発見のポイントだった。 ◆乱流への遷移の理解は省エネルギーなどに不可欠であるだけでなく、自然界に普遍的に存在する不規則現象の理解に繋がる。 3....
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横浜ゴム、走行時に発生する車両のリフト(浮き上がり)抑制に貢献する技術を開発
横浜ゴム、タイヤのエアロダイナミクス技術をさらに進化 車の空気抵抗低減に加え、車両のリフト(浮き上がり)抑制に貢献 横浜ゴム(株)は走行時のタイヤ周辺の空気の流れをコントロールするタイヤのエアロダイナミクス技術を進化させ、車の空気抵抗低減に加え、走行時に発生する車両のリフト(浮き上がり)抑制に貢献する技術を開発した。同技術を実用化することで、車の燃費性能を高めるとともに車体の安定性を向上するタイヤ開発が期待できる。 横浜ゴムは転がり抵抗に次ぐ新たな環境対応技術として車の空気抵抗低減に着目し、2010年から空力シミュレーションを活用してエアロダイナミクス技術を研究している。...
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膨張黒鉛(EG)による随伴水一次処理法の開発 〜環境影響が少ない資源掘削に前進〜 発表者;遠藤守信 特別特任教授/信大 COI リサーチリーダー(RL)、竹内健司 准教授、阿久沢昇 研究員、他 1.発表のポイント ◇石油や天然ガスの採掘時に伴って産出される随伴水(1)の処理は、環境保全の観点から世界的に大きな関心が持たれています。本研究では、天然黒鉛から得られる膨張黒鉛(EG:exfoliated graphite)によってモデル随伴水(エンジンオイルと蒸留水から作ったモデル水)から油分を選択的に吸収し、残留油分を当初の100ppmから0.1ppmレベルまで低減できることを見いだしました。 ◇本研究成果は、随伴水処理の...
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統計数理研とSAS、共同でビッグデータ イノベーション ラボ(BIL)を設立
統計数理研究所とSAS Institute Japanが共同でビッグデータ分析の研究基盤、 ビッグデータ イノベーション ラボ(BIL)を設立 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 統計数理研究所(所在地:東京都立川市、所長:樋口知之)と、SAS Institute Japan株式会社(所在地:東京都港区、マネージング・ディレクター:サム・チョウ(Sam Cho)、以下 SAS)は、企業や公共団体がビッグデータを活用するための実践的研究の場として、ビッグデータ イノベーション ラボ(BIL)を共同で設立します。 多くの企業や公共団体がビッグデータを活用し価値の創出を模索・検討しているなか、実際に活用し成果を出すに至っている組織はい...
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IDC Japan、2014年第3四半期 国内サーバー市場動向を発表
2014年第3四半期 国内サーバー市場動向を発表 ・2014年第3四半期の市場規模は、前年同期比11.8%減の1,162億円 ・出荷額でNECが首位に。スーパーコンピューターの出荷が寄与 ・ODM Directの出荷台数がx86サーバー全体の1割に IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、2014年第3四半期(7月〜9月)の国内サーバー市場動向を発表しました。これによると、2014年第3四半期の国内サーバー市場規模は1,162億円で、前年同期にあたる2013年第3四半期から11.8%減少しま...
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理研と京大、鉄より重い元素の起源を数値シミュレーションで解明
金やウランなどの重い元素は中性子星の合体で作られた可能性が高い −鉄より重い元素の起源を数値シミュレーションで解明− <ポイント> ・スーパーコンピューターによる中性子星合体現象の数値シミュレーション ・中性子核融合によりつくられる元素の組成が太陽系の重元素分布と合致 ・従来の研究で予想されていた中性子の割合とは大きく異なる結果に <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と京都大学(松本紘総長)は、地球上に存在する金やウランなど鉄より重い元素が、中性子星合体[1]によってつくられたものである可能性が高いことを明らかにしました。これは、理研理論科学連携研究推進グループの...
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阪大など、半導体デバイス性能予測シミュレーターの超高速化に成功
半導体デバイス性能予測シミュレーターの超高速化に成功 〜計算量を従来の1,000分の1以下に削減〜 <ポイント> ○極微細な半導体ナノデバイスの電気的な特性を予測するには、量子力学的な効果を取り入れた複雑な計算に多くの時間がかかるため、回路設計に応用することは困難であった。 ○新方式のシミュレーターでは、計算量を従来の1,000分の1以下に削減し、従来1年以上かかるような量子論的効果を含んだ計算を、通常のパソコン1台により数日でできるようになった。 ○ナノワイヤーやナノピラーなど新しいデバイスの回路設計に応用できると期待される。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、大阪大...
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分子科学研究所など、固体中の原子の2次元運動を10兆分の1秒単位で制御し画像化に成功
固体中の原子の超高速運動を10兆分の1秒単位で 制御し画像化する新しい光技術 <ポイント> >超高速光デバイスの開発のために、固体中の原子運動を1兆分の1秒以下のスケールで制御し画像化する光技術の出現が望まれていました。 >固体中の原子の2次元運動を10兆分の1秒単位で制御し画像化に成功しました。 >将来の革新的な光デバイスの開発につながる汎用的な基盤技術として、また固体の物理的な機能性を探求するための新たな実験手法として期待されます。 JST課題達成型基礎研究の一環として、自然科学研究機構 分子科学研究所の大森 賢治 教授らは、固体の中の原子が高速で2次元運動する様子を、1...
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東大、プラズマ乱流により急速に発達する磁気リコネクションを発見
プラズマ乱流により急速に発達する磁気リコネクション(磁力線のつなぎかえ現象)の発見 <発表者> 東森一晃(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 博士課程学生) 横井喜充(東京大学生産技術研究所 助教) 星野真弘(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 教授) <発表のポイント> >プラズマ乱流によって爆発的に発展する高速磁気リコネクション過程を発見した。 >新たに開発した乱流シミュレーションモデルを世界で初めて磁気リコネクション系に適用し、乱流がどのように磁気リコネクションを促進するか明らかにした。 >今後はリコネクション研究だけに留まらず、様々な宇宙プラズマ...
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国内ハイパフォーマンスコンピューティング市場予測を発表 ・2012年の国内HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)サーバー市場規模は400億円、「京」の反動で前年から大幅な減少と予測 ・総ストレージ容量は、2011年の134ペタバイトが2016年には531ペタバイトに ・HPCで開発された技術を開放し、市場のすそ野を広げる努力が必要 IT専門調査会社 IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人)は、国内ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)市場における2012年上半期の分析と2012年〜2016年の予測を発表しました。これによると、...
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理化学研究所、沖縄科学技術大学院大学とヒューマン・ブレイン・プロジェクトに参加
日本の研究機関がヒューマン・ブレイン・プロジェクトに参画 この度、沖縄科学技術大学院大学(ジョナサン・ドーファン学長、以下OIST)と独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長、以下理研)が、欧州委員会により選定された未来および発展期にある技術(FET)プログラムの2大プロジェクトのひとつであるヒューマン・ブレイン・プロジェクト(HBP)に参加することが決定いたしました。本プロジェクトには、国際分野で活躍する科学者らが集結し、「人間の脳の働きを解明」するといった現代の科学において最も重要な課題に取り組みます。 欧州及び各国の80を超える研究機関が共同で進めるヒューマン・ブレイン・プロジ...
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ソフテック、「SIDfm」に危険なセキュリティホールを特定する強力な検索機能を追加
企業内で対策が必要なパッチを瞬時に特定 セキュリティ管理ユーティリティWebサービス「SIDfm」に、企業のシステム内に潜在する危険なセキュリティホールを特定する強力な検索機能を新たに追加。セキュリティ対応方法の詳細な情報とヘルプデスクサポートで、より安全でより確実なセキュリティ運用を支援。 株式会社ソフテック(所在地:東京都世田谷区、代表取締役社長:加藤 努、以下ソフテック)は、セキュリティ管理ユーティリティWebサービス「SIDfm」に、攻撃コードの有無を含む「10指標(※1)の強力な絞込み検索機能」を追加します。本機能の追加によって、お客様のシステム環境で情報漏えい事故などに直結するセキ...
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国内クラウド向けサーバー市場予測を発表 ・年〜2016年の年間平均成長率は、出荷台数29.7%、出荷額28.2% ・2016年の出荷台数は、2011年の約3.7倍、8万8,400台に ・同出荷額は、2011年の約3.5倍、293億円に IT専門調査会社IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、国内クラウド向けサーバー市場の最新予測を発表しました。2011年の出荷実績と市場動向にもとづいて予測したものです。これによると、2016年の国内クラウド向けサーバー市場は、出荷台数が8万8,40...
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日本IBM、スパコン領域の技術を搭載した製品群を企業向けに拡充
ビッグデータの高度な分析にテクニカル・コンピューティングを活用 −スパコン領域の技術を搭載した製品群を企業向けに拡充− 日本IBM(社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM)は、IBMが提唱する次世代ITインフラのビジョン「スマーター・コンピューティング」を実現するため、「テクニカル・コンピューティング」の分野を強化し、「IBM Technical Computing」製品群として、買収したPlatform Computing社のソフトウェアをはじめとする製品群を発表します。IBM Technical Computing製品群は、スーパーコンピューターの領域で利用され...
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IDC Japan、国内データセンターにおけるサーバー設置台数を発表
国内データセンターにおけるサーバー設置台数を発表 ・2011年末時点における国内のサーバー設置台数は、276万8,100台 ・事業者データセンターのサーバー設置台数は、94万6,400台、全設置台数の34.2% ・企業内データセンターのサーバー設置台数は、115万900台、全設置台数の41.6% IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、2011年末時点における国内のサーバー設置台数(インストールベース)を発表しました。 これによると、2011年末時点における...
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産総研、フェムト秒レーザーによる酸化グラフェンの非熱的還元を提案
フェムト秒レーザーによる酸化グラフェンの非熱的還元を提案 −グラフェン製造の新たな方法を第一原理計算でシミュレーション− ■ポイント ・酸化グラフェンの還元に適したレーザー波形を第一原理計算シミュレーションから提案 ・エポキシ構造酸素や水酸基の酸化グラフェンからの脱離を、第一原理計算シミュレーションで確認 ・酸化グラフェンの還元による新たなグラフェン製造技術への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】ダイナミックプロセスシミュレーショングループ 宮本 良之 研究グループ...