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質量分析
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サーモフィッシャーサイエンティフィック、ノンフロン超低温フリーザーを発売
サーモフィッシャーサイエンティフィック、 省エネを実現する新技術を採用したノンフロン超低温フリーザーを新発売 〜従来品比でエネルギー使用量を最大50%削減〜 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:イアン・マイケル・スミス/Ian Michael Smith、以下サーモフィッシャー)は超低温フリーザー製品である「Thermo Scientific TSX(以下 TSX超低温フリーザー)」を2016年8月31日(水)に日本国内において新発売します。TSX超低温フリーザーは、研究機関やバイオバンクに対して、より環境に配慮した解決策を提案すべく設計されました。サンプル(試料)の品質を損なうこ...
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島津製作所、極微量定量分析に対応のトリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計を発売
世界最高感度を実現 極微量定量分析にも対応した トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS−TQ8050を発売 ※製品画像は添付の関連資料を参照 島津製作所は、トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GC−MS/MS)のハイエンドモデル「GCMS−TQ8050」を8月26日に発売します。GCMS−TQ8050は超高感度と堅牢性を両立した世界最高感度クラスのGC−MS/MSです。フェムトグラムオーダー(千兆分の一グラム)までの極微量成分の検出が可能で、さらに、長期間にわたり超高感度を保持することができます。環境中に極めて微量に存在する残留性有機汚染物質(POPs)、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)や医薬...
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島津製作所、マレーシアの分析計測機器の新工場、稼働開始 −ASEAN・インド地域での事業体制を強化− 株式会社島津製作所(本社:京都市中京区、社長:上田 輝久)は、6月17日、分析計測機器の新生産拠点 Shimadzu Manufacturing Asia Sdn.Bhd.(略称 エス・エム・エー SMA)の開所式をマレーシア現地にて行い、このたび稼働を開始しました。 当社はASEAN・インド地域を主要成長市場と位置付け、中期経営計画(2014年度〜2016年度)の目標達成と、さらなる事業拡大の実現に向けて、マレーシアでの新生産拠点会社であるSMAを2015年1月に法人設立し、新工場建設を進めてきました。 今回、新工場の稼働を開始し、...
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アジレント、プライムテックがアジレント製細胞外フラックスアナライザーを販売
アジレント・テクノロジーとプライムテックが、独占的販売店契約を締結 日本国内において、プライムテックがアジレント製細胞外フラックスアナライザー 「Seahorse XF Analyzer」を販売 アジレント・テクノロジー株式会社(代表取締役社長:合田 豊治、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)とプライムテック株式会社(代表取締役社長:荻原亮介、本社:東京都文京区小石川1−3−25)は、このたび、アジレント・テクノロジーの細胞外フラックスアナライザー「Seahorse XF Analyzer」について、プライムテックが日本国内において独占的販売店として、日本国内での販売、マーケティングおよび研究支援・技術サポートを行うことで...
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日立など、尿中代謝物の網羅的解析により健常者・がん患者および大腸がん患者の尿検体の識別に成功
尿中代謝物の網羅的解析により、 健常者、乳がん患者および大腸がん患者の尿検体の識別に成功 誰もが簡便にがん検査を受けることができる技術の確立をめざす 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)、住商ファーマインターナショナル株式会社(代表取締役社長:須藤 龍也)および住友商事株式会社(代表取締役社長:中村 邦晴)(2社を総称して以下、住友商事グループ)は、尿中の代謝物を網羅的に解析することにより、健常者、乳がん患者および大腸がん患者の尿検体を識別する基礎技術の開発に成功しました。本開発では、尿検体から1,300以上の糖や脂質などの代謝物を検出し、そこからがん...
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花王、汗をかいた後に衣類から発生するニオイ成分とその原因菌を解明
汗をかいた後に衣類から発生するニオイ成分とその原因菌を解明 〜衣類上のマイクロコッカス菌が汗様臭を発生〜 花王株式会社(社長・澤田道隆)ハウスホールド研究所・安全性科学研究所・香料開発研究所は、洗浄研究、微生物研究、ニオイ解析研究から、「清潔」を追求する本質研究に、積極的に取り組んでいます。 その一環として今般、汗をかいた後に衣類から発生する汗様のニオイ(着用汗臭)に関して、そのニオイ成分の原因物質と原因菌を解析した結果、 1)原因物質:汗様臭の不快度の高いニオイ成分として、短鎖および中鎖の複数の脂肪酸に由来することを確認しました(図1)。 2)原因菌:ニオイ発生の主な原...
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雪印メグミルク、ガセリ菌SP株のエネルギー消費量増加作用を確認
ガセリ菌SP株のエネルギー消費量増加作用を確認 第70回 日本栄養・食糧学会大会において発表 雪印メグミルク株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:西尾 啓治)は、当社保有のプロバイオティクス乳酸菌「ガセリ菌SP株」の健康機能に関する新たな知見について、《第70回 日本栄養・食糧学会大会》において発表いたしました。 *図1・図2は添付の関連資料を参照 【発表のサマリー】 これまで、ガセリ菌SP株の内臓脂肪低減作用およびインフルエンザウイルスに対する防御機能等の効果を、ヒト介入試験にて確認しております。また、ラットを対象とした試験にて安静期(※)の脂肪消費を促進することを確認...
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国立がん研と理研と島津製作所、ADCのがん組織中の薬物放出・分布を可視化した評価方法を確立
抗体薬物複合体(ADC)のがん組織中の 薬物放出・分布を可視化した画期的な方法を確立 次世代のがん治療薬ADCの精巧な設計を可能に ■本研究成果のポイント ・抗体薬物複合体(Antibody−drug conjugate:ADC)(*1)は、抗体に抗がん剤などの薬を付加したもの。抗体が特定の分子をもつがん細胞に結合する性質を利用して、薬を直接がん細胞まで運び、そこで薬を放出することで、抗腫瘍効果を発揮する。 ・質量顕微鏡を用いて、がん組織中における、ADCからの薬物の放出を直接みることに成功。 ・付加薬物を放射性同位元素で標識(ラベル)することなく、かつがん組織内での薬の放出と分布を観察できる方法の確立は、ADCの薬剤デザ...
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国立がん研究センターとアストラゼネカ、新規抗がん剤の局在解析に関する共同研究契約を締結
国立がん研究センターとアストラゼネカ 質量分析イメージング法による新規抗がん剤の局在解析に関する共同研究契約を締結 国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田 知光、以下、国立がん研究センター)とアストラゼネカ(CEO:パスカル・ソリオ、以下、アストラゼネカ)は、新規抗がん剤に関する臨床開発と非臨床研究の推進を目的とする包括共同研究契約をそれぞれ2011年、2012年に締結し、数多くの臨床並びに非臨床共同研究を実施しております。 この度、これらの成果に基づいて新たに、国立がん研究センターが開発中の質量分析イメージング法(Mass Spectrometry Imaging:以下、MSI)を用いて、アストラ...
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細胞内の骨格・微小管の伸び縮みを制御し、 脳神経回路網形成をコントロールするメカニズムを解明 1.発表者: 小川 覚之 おがわ ただゆき (東京大学大学院医学系研究科細胞生物学・解剖学教室 分子構造・動態・病態学寄付講座 特任助教) 廣川 信隆 ひろかわ のぶたか (東京大学大学院医学系研究科細胞生物学・解剖学教室 分子構造・動態・病態学寄付講座 特任教授) 2.発表のポイント: ◆細胞内骨格である微小管を脱重合(注1)し神経突起の伸長および脳の形成をコントロールする蛋白KIF2(注2)の制御機構を解明した。 ◆微小管を脱重合する蛋白KIF2の特異的な部位をリン酸化(注...
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島津製作所、医療機器登録の高速液体クロマトグラフィ分析装置を発売
クラスI 医療機器登録の高速液体クロマトグラフィ分析装置 「Nexera LC−MS/MS システム」「Prominence LC−MS/MS システム」を発売 ※構成例は添付の関連資料を参照 島津製作所はこのたび、「医薬品医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(略称:医薬品医療機器等法,旧 薬事法)に対応した高速液体クロマトグラフィ分析装置「Nexera LC−MS/MS システム」と「Prominence LC−MS/MS システム」の販売を開始します。クラスI 医療機器として6月29日に独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)への届出および登録が完了しました。 質量分析装置(MS)は、医薬、バイオ、食品、環境など、多成分一斉分...
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東北大、日本人集団の血漿のメタボローム&プロテオーム解析が完了
日本人多層オミックス参照パネル公開 −日本人集団の血漿のメタボローム&プロテオーム解析が完了− <成果のポイント> ○東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査に参加した日本人500人分の血漿オミックス解析を完了(世界初) ○本成果は、今後の疾患関連マーカー探索の基盤となる ○日本人集団の血漿中の代謝物の濃度分布やタンパク質の頻度分布を広く内外の研究者に公開 東北大学東北メディカル・メガバンク機構(機構長:山本雅之、以下ToMMo)は、東北メディカル・メガバンク計画のコホート調査(*1)に参加した日本人500人分の血漿オミックス解析(*2)を完了しました。500人以上の血漿の、...
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東大、胸腺のタンパク質分解酵素が作り出す「正の選択」をする自己ペプチドを解明
自己と非自己を認識するT細胞が成熟するまでの“教育機構”に迫る 〜胸腺のタンパク質分解酵素が作り出す「正の選択」をする自己ペプチドの解明〜 1.発表者: 村田 茂穂(東京大学大学院薬学系研究科 薬科学専攻 教授) 佐々木 克博(研究当時:東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程学生、現:京都大学大学院医学研究科 研究員) 大手 友貴(東京大学大学院薬学系研究科 薬科学専攻 博士課程2年) 2.発表のポイント: ◆私たちの身体に侵入した異物を認識して退治するT細胞は、その成熟過程で非自己を認識することのできる有用なものが選別される(正の選択)過程があります。 ◆胸腺のみに見ら...
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東大と北大、二枚貝の化石から先史の日射量を抽出することに成功
二枚貝の化石から先史の日射量を推定 5千年前の日射量をおよそ3時間間隔で明らかに 1.発表者 堀 真子(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門特任研究員) 佐野 有司(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門教授) 石田 章純(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門特任研究員) 高畑 直人(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門助教) 白井 厚太朗(東京大学大気海洋研究所 附属国際沿岸海洋研究センター助教) 渡邊 剛(北海道大学大学院理学研究院 自然史科学部門講師) 2.発表のポイント ◆これまでは、歴史文書のない時代の亜熱帯の日射量の変動は不明であった。 ◆世界で初めて5000...
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東大など、長期記憶形成時の脳部位に応じた遺伝子発現調節機構を発見
長期記憶形成時の脳部位に応じた遺伝子発現調節機構の発見 <ポイント> ・遺伝子発現経路で、CREBという代表的な転写因子の新たな制御機構を解明。 ・長期記憶モデルで、CREBの補助因子が脳部位特異的な役割を持つことを発見。 ・転写補助因子の役割の一端を解明したことにより、認知向上のための創薬に役立つことが期待される。 JST戦略的創造研究推進事業において、東京大学の尾藤晴彦教授らは、マウスを用いた実験により、脳の部位ごとに記憶に応じた遺伝子発現の調節を可能にするメカニズムを解明しました。 脳はさまざまな情報を処理する部位に分かれています。その1つに「記憶」がかかわっている部位があり、記...
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日立ハイテク子会社、1000℃までの試料観察ができる熱分析装置を発売
世界に先駆けて1,000℃までの試料観察ができる熱分析装置を発売 示差熱熱重量同時測定装置「STA7200RV」 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:久田 眞佐男/以下、日立ハイテク)の100%子会社で、分析計測装置を製造販売している株式会社日立ハイテクサイエンス(取締役社長:池田 俊幸/以下、日立ハイテクサイエンス)は、世界に先駆けて、1,000℃まで試料観察ができる示差熱熱重量同時測定装置「STA7200RV」を発売しました。 ※製品画像は添付の関連資料を参照 熱分析装置は、物質の熱に対する基本的な性質(熱物性)を測定する装置です。物質への熱の出入りを測る「示差熱分析(DTA...
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日立、セキュリティーの強化で本人認証・危険物検知・不審者追跡技術を開発
大規模重要施設におけるセキュリティサービスの強化に向けた 本人認証・危険物検知・不審者追跡技術を開発 人が密集する環境においても利用者の利便性を損なわずに安全性を向上 株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、イベント会場や空港など多くの人が集まる大規模重要施設におけるセキュリティの強化に向けて、利用者の利便性を損なわずに安全性を向上する、『タッチパネルに触れるだけで本人を認証できる指静脈認証技術』、『複数箇所を同時に検査できる危険物検知技術』、『服装や手荷物、移動ルートから人物を特定する不審者追跡技術』の3つの新技術を開発しました。これらの技術をITで統合管...
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東北大、膵島移植に使用される細胞分離酵素でコラゲナーゼHの重要性を解明
糖尿病治療のテーラーメード型膵島分離の実現へ向けて 糖尿病患者への膵島移植に使用される細胞分離酵素においてコラゲナーゼHが重要であり、そのターゲット基質の一つはコラーゲンIIIである 東北大学未来科学技術共同研究センター(大学院医学系研究科兼務)の後藤昌史教授、大学院医工学研究科の村山和隆准教授、大学院医学系研究科先進外科の大内憲明教授および藤尾淳医師、大学院医学系研究科生物化学分野の五十嵐和彦教授らのグループは、糖尿病を対象とする細胞移植治療である膵島(注1)移植において、膵島細胞を分離するために使用されている細胞分離酵素においてコラゲナーゼH(コラゲナーゼ(注2)のサブタイプ)...
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アルコール0.00%簡易測定法の確立 〔アルコール0.00%の簡易測定法〕 ※画像は添付の関連資料「添付画像」を参照 サッポロビール(株)は、既存測定法と比較して簡易に微量アルコールを検出する手法を開発し、この成果を3月26日に日本農芸化学会2013年度大会において発表します。 現在、飲料中の0.00%以下のアルコールを測定するには、市販の測定キットを利用した方法やガスクロマトグラフ質量分析装置で測定するなどの方法があります。しかし、これらの方法は分析装置を必要とするため、測定場所が限定され、迅速な検査が困難でした。 そこで、今回分析装置ではなく試薬を用いた視覚的なアプ...
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資生堂、肌(※1)に浸透する成分の鮮明なビジュアル表示に世界で初めて成功 〜これまで困難であった深さ方向の定量的表示と解析を実現〜 資生堂は、化粧品を肌に塗った後、肌(※1)に成分が浸透していく状況を、これまで困難であった深さ方向について、簡便・定量的かつ鮮明にビジュアル表示できる新技術の開発に世界で初めて成功しました。この技術をもちいて、資生堂が独自に開発した美白有効成分「4MSK」(※2)が肌(※1)に浸透している状態の評価に応用しました(図1)。 今後、本技術を化粧品開発に活用し、これまで解明されていなかった有効成分が肌(※1)の中で浸透していく経路の研究や、有効成分の...
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三菱マテリアル、さいたま市に移設の中央研究所分析評価研究部が業務開始
中央研究所分析評価研究部の業務開始について 三菱マテリアル株式会社(取締役社長:矢尾 宏、資本金:1,194億円)は、中央研究所分析評価研究部を本年9月にさいたま市大宮区の専用研究棟に移設し、本格的に業務を開始いたしましたのでお知らせいたします。 中央研究所分析評価研究部は、当社設立以来、湿式化学分析技術を着実に維持・発展させてきた伝統ある研究開発組織であり、今般の移設では、最近注目されている無機−有機複合素材に対する解析能力向上を目的に新たな設備導入なども行い、より高精度な有機物解析を行う体制を整備いたしました。また、専用研究棟は、分析設備を安全に維持・運用するため、大...
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島津製作所、シャープ製2次元電気泳動装置「Auto2D」をSMSと共同販売
シャープ製2次元電気泳動装置“Auto2D”販売について 株式会社 島津製作所(本社:京都市中京区、社長:中本晃、以下 島津製作所)は、シャープの子会社であるシャープマニファクチャリングシステム株式会社(本社:大阪府八尾市、社長:中村淳良、以下 SMS)が製造、販売するシャープ製タンパク質分析装置(2次元電気泳動装置「Auto2D」)をSMSと共同で販売することに合意いたしました。SMSから島津製作所へ2次元電気泳動装置Auto2Dを供給し、島津製作所は国内の販売網および販売店を通じて9月末より販売します。 【2次元電気泳動装置「Auto2D」について】 Auto2Dはタ...
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理化学研究所と慶大、ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立
ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立 −採取した血液から体内時刻のズレを検出可能に− ◇ポイント◇ ・ヒトの血液中で、24時間周期で増減する代謝産物を複数同定 ・「分子時刻表」を作り、被験者の血液の代謝産物と照合して体内時刻を推定 ・体内時計が関わる障害の診断や、治療法の評価への応用が期待 理化学研究所(野依良治理事長)と慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市、冨田勝所長)は、ヒトの生体内で24時間周期を刻む体内時計(※1)が示す「体内時刻」を、採取した血液から簡単に測定する方法を開発しました。これは、理研発生・再生科学総合研究センター(竹市雅俊センタ...
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理化学研究所と広島大、ヒト肝臓細胞1個の薬物代謝を10分以内で分析成功
10分以内にヒトの細胞1個の薬物分子を追跡 −新薬開発の高速化とオーダーメイド医療に新たな方向性− ◇ポイント◇ ・ヒトの肝臓細胞1個から薬物の副作用の原因にもなる分子変化を10分以内で分析 ・従来法に比べて高速、高精度かつ低コストでの解析が可能 ・薬物代謝の様子が細胞間で異なる“ゆらぎ”があることを発見 理化学研究所(野依良治理事長)は、生きた細胞の成分をリアルタイムかつ網羅的に検出できる「一細胞質量分析」を用いて、たった1個のヒトの肝臓初代培養細胞(※1)の薬物分子変化(薬物代謝)を10分以内で分析することに成功しました。また、同じ肝臓細胞でも代謝の様子が細胞間で異な...
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農業環境技術研究所、重要害虫フジコナカイガラムシの性フェロモンの化学構造を決定
重要害虫フジコナカイガラムシの性フェロモンの化学構造を決定 −日本初のコナカイガラムシ類に対する発生予察用誘引剤の市販へ− [ポイント] ・果樹や野菜の重要害虫であるフジコナカイガラムシのオス成虫を強力に誘引する性フェロモンの化学構造を決定しました。 ・フジコナカイガラムシなどのコナカイガラムシ類は殺虫剤の効果が高い時期が1〜2齢幼虫期に限られることから、防除が難しい害虫として知られています。 ・この性フェロモンを誘引源とするトラップを用いることで、害虫の発生状況をより効率的に把握し、適期に防除することができます。 <概要> 1. 独立行政法人農業環境技術研究所は、福岡県農...
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浜松医科大と新潟大など、人間の毛髪の3種類の分子が年をとるのに従って増減することを発見
新型顕微鏡で加齢に伴う毛髪中の変化を明らかに <概要> 脇紀彦・浜松医科大学学生(医学科3年)、瀬藤光利・同教授らは、新潟大学との共同研究により、人間の毛髪の「皮質」と呼ばれる部分にある3種類の分子が、年をとるのに従って増減することを発見しました。この成果は、世界の著名な科学研究を幅広く掲載している「PLoSONE」に、日本時間10月25日午前6時に公表されます。 なお本成果は、JST研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)の一環として開発された「質量顕微鏡」を使用して得られたものです。 <研究の背景> 私たち人間にとって毛髪は、頭部の保護のみならず美容の...
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京大、脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患を鑑別することに成功
脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患の鑑別が可能になった 近藤誉之 医学部臨床教授、小森美華 医学研究科研究生、池川雅哉 京都府立医科大学准教授らの研究グループは、脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い、多発性硬化症関連疾患を鑑別することに成功しました。 神経難病の一つである多発性硬化症および類縁疾患は、臨床経過や現行の検査所見のみでは、診断、治療法の選択が困難な場合があります。研究グループは、質量分析計を用いて髄液中タンパク質・ペプチドを俯瞰するプロテミクスパターン解析法を開発しました。この解析法によって、病態を反映した診断、疾患分類...
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小野薬品と東大、脂質の網羅的解析による創薬標的の探索に関する共同研究契約を締結
東京大学と脂質の網羅的解析による創薬標的の探索に関する共同研究契約を締結 小野薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:相良 暁 以下、当社)と国立大学法人 東京大学(東京都文京区、総長:濱田純一)は、脂質の網羅的解析(リピドミクス)による新規創薬標的の探索に関する共同研究契約を締結しましたので、お知らせいたします。 当社と東京大学は、株式会社島津製作所(本社:京都市中京区)と三者で、今年4月1日より東京大学大学院医学系研究科内に社会連携講座「リピドミクス講座」(研究統括:北 芳博 特任准教授)を設置しております。同講座は、ゲノム・プロテオームに続く次の研究...
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OKI、高懸念物質53種を短納期・低価格で分析するサービスを開始
OKI、REACH規則対応の高懸念物質(SVHC)53種の分析サービスを開始 〜 2011年6月に管理対象となった53種のSVHCに対応 〜 OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:浅井 裕、本社:東京都練馬区)は、欧州連合(EU)のREACH規則(※1)で規定された高懸念物質(SVHC)(※2)53種を短納期、低価格で分析するサービスを開始しました。 2007年に施行されたREACH規則は規制対象となる化学物質が徐々に拡大し、将来、1,500種以上になるといわれています。また、規制対象の化学物質が一定量を越えてEUに輸出...
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国立がん研究センターと島津製作所、がんの高度先駆的医療技術開発で包括共同研究契約を締結
国立がん研究センターと島津製作所が包括共同研究契約を締結 独立行政法人国立がん研究センター(理事長:嘉山 孝正、東京都中央区、以下 国立がん研究センター)と株式会社島津製作所(社長:中本 晃、京都市中京区、以下 島津製作所)は、双方が有する研究開発能力を活かし、世界をリードするがんの高度先駆的医療技術を開発するための包括共同研究契約を締結しました。 本契約は、国立がん研究センターの有する高度ながん研究技術および臨床経験と、島津製作所の有する次世代医療分野に関する先端技術を融合することによって、がんの超早期診断の実現や創薬プロセス革新のための薬物動態解析、治療に関わる技術開...
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アジレント、ガスクロマトグラフ質量分析装置のラインアップにイオントラップ型質量検出器を追加
アジレント・テクノロジーが、GC/MSのラインアップに イオントラップ型質量検出器を追加。 コアとなるGCプラットフォームに、柔軟なイオン化・スキャンモードを統合 アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島 正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)の新製品「Agilent 220イオントラップGC/MS」および「Agilent 240イオントラップGC/MS」を発表、本日より販売を開始します。このシステムは、イオントラップ型質量分析装置の柔軟性(複数のイオン化・スキャンモード)と、堅牢な性能と先進のキャピラリ・フロー・テクノ...
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海底の鉄マンガンクラストの形成年代と成長速度を推定 −世界で初めて0.1mm単位で地球磁場逆転記録を復元− <ポイント> ・鉄マンガンクラストの薄片表面の磁場を高分解能で測定 ・標準地球磁場逆転年代軸と比較することで鉄マンガンクラストの形成年代と成長速度の推定に成功 ・鉄マンガンクラストの成長過程を知ることで長期にわたる過去の地球環境情報の精密な復元に大きな期待 ■概要 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 栗本 史雄】地球変動史研究グループ【研究グループ長 山崎 俊嗣】小田 啓邦 主任研究員、上嶋 正人 元...