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サントリー健康科学研究所、加齢によるアラキドン酸(ARA)生成能力の低下を世界で初めて確認
加齢によるアラキドン酸(ARA)生成能力の低下を世界で初めて確認 ―2016年国際脂肪酸・脂質研究学会(ISSFAL)で発表― サントリー健康科学研究所(所長:柴田浩志、京都府相楽郡精華町)は、女子栄養大学(学長:香川明夫、埼玉県坂戸市)との共同研究において、加齢によるアラキドン酸(以下、ARA)生成能力の低下を世界で初めて確認し、2016年国際脂肪酸・脂質研究学会(通称ISSFAL、2016年9月5日〜9日、南アフリカ)にて発表します。 今回の発表演題と発表者は以下の通りです。 ▼発表演題 「ヒトの長鎖高度不飽和脂肪酸生合成能力は加齢やFADS1遺伝子多型によって低下する〜安定同位体を用いた直接評価...
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ポリマー末端基の新測定法 −PETに含まれる微量な構造をNMRで測定可能に− ■要旨 理化学研究所(理研)ライフサイエンス技術基盤研究センター NMR施設の前田秀明施設長、NMR利用支援特別ユニットの林文晶ユニットリーダー、大内宗城技師と、株式会社三井化学分析センター 構造解析研究部の脇浩部長、田中紀美子主席研究員の共同研究グループは、合成高分子(ポリマー)の末端基[1]や部分構造[1]を核磁気共鳴(NMR)装置[2]を用いて効率よく測定をする方法を開発しました。 プラスチックなどのポリマーは、さまざまな工業製品の素材として広く用いられています。ポリマーの主構造は、小さな単位分子(モノマー)が...
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新潟大、新たな細胞内遺伝子制御システムを発見し構造基盤を解明
新たな細胞内遺伝子制御システムの 発見と構造基盤の解明 光合成細菌のArgonaute(RsAgo)と呼ばれるタンパク質がRNAの配列情報を使ってDNAに結合し、DNA機能を抑制することを初めて立証し、その仕組みを分子・原子分解能レベルで解明しました。遺伝子ノックアウト法、RNA干渉(RNAi)に続く新しい遺伝子解析技術として基礎生命科学や先端医療研究への活用・展開が期待されます。 【本研究成果のポイント】 ・RNAをガイド分子として、相補的DNAの機能を抑制する新型遺伝子制御システムを発見 ・標的DNAが結合したRsAgo・ガイドRNA複合体の立体構造を解明 ・RsAgoタンパク質の核酸結合・認識メカニズムを解明 ・新しい遺伝子解析技術...
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バイオ燃料として期待される微細緑藻から 新規炭化水素生合成酵素遺伝子の特定に成功 1.発表者: Hem R.Thapa(テキサスA&M大学生化学/生物物理学科 博士課程) Mandar T.Naik(テキサスA&M大学生化学/生物物理学科 博士研究員) 岡田 茂(東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻 准教授) 高田 健太郎(東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻 助教) Istvan Molnar(アリゾナ大学 准教授) Yuquan Xu(アリゾナ大学 博士研究員) Timothy P.Devarenne(テキサスA&M大学生化学/生物物理学科 准教授) 2.発表のポイント: ◆バイオ燃料源として期待される微細緑藻Botryococcu braunii...
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東工大と理研、原子核からほんの少しあふれた2個の中性子を発見
原子核からほんの少しあふれた2個の中性子 ―重い酸素同位体の質量測定が明らかにする極限原子核の世界― <要点> ・中性子の数が極端に多い酸素同位体「酸素26」の質量を高精度で決定 ・酸素26では2個の中性子をつなぎとめるエネルギーがほんの少し足りない ・未解決問題である中性子ドリップライン異常や核力の解明の手掛かりに <概要> 東京工業大学大学院理工学研究科の近藤洋介助教、中村隆司教授、理化学研究所(理研)仁科加速器研究センターの大津秀暁チームリーダー、米田健一郎チームリーダーらの研究グループは、8個の陽子と18個の中性子からなる重い酸素同位体「酸素26」を人工的に生成し、...
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NTTとシダックスなど4社、クラウド環境利用の食材産地推定などで共同実験を開始
レーザガスセンシング技術とクラウド環境を利用した食材産地推定に関する共同実験を開始 〜科学的な産地推定システムの実現をめざして〜 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区:代表取締役社長 鵜浦 博夫、以下:NTT)、シダックス株式会社(本社:東京都渋谷区:代表取締役会長兼社長 志太 勤一、以下:シダックス)、NTTコミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区:代表取締役社長 庄司 哲也、以下:NTT Com)、NTTソフトウェア株式会社(本社:東京都港区港南:代表取締役社長 山田 伸一、以下:NTTソフトウェア)の4社は、2016年3月より約2カ月間、NTTが保有する「レーザガスセンシング技術...
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東大など、福島の放射能汚染を模した実験によりセシウムを強く吸着する鉱物を特定
福島の放射能汚染を模した実験によりセシウムを強く吸着する鉱物を特定 1.発表者: 向井 広樹(東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 特任研究員) 廣瀬 農(東京大学 大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻 特任助教) 小暮 敏博(東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 准教授) 矢板 毅(国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究センター放射光エネルギー材料研究ディビジョン ディビジョン長) 2.発表のポイント: ◆福島第一原発事故による放射能汚染の実態を考慮した実験条件でセシウムの吸脱着試験を行い、セシウムは福島の風化黒雲母に選択的...
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国立がん研究センターとアストラゼネカ、新規抗がん剤の局在解析に関する共同研究契約を締結
国立がん研究センターとアストラゼネカ 質量分析イメージング法による新規抗がん剤の局在解析に関する共同研究契約を締結 国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:堀田 知光、以下、国立がん研究センター)とアストラゼネカ(CEO:パスカル・ソリオ、以下、アストラゼネカ)は、新規抗がん剤に関する臨床開発と非臨床研究の推進を目的とする包括共同研究契約をそれぞれ2011年、2012年に締結し、数多くの臨床並びに非臨床共同研究を実施しております。 この度、これらの成果に基づいて新たに、国立がん研究センターが開発中の質量分析イメージング法(Mass Spectrometry Imaging:以下、MSI)を用いて、アストラ...
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清水建設、放射線医療施設の高エネルギー化に対応した遮蔽計算手法を開発
放射線医療施設の高エネルギー化に対応した遮蔽計算手法を開発 〜光核反応データベースに基づき、施設の遮蔽性能を高精度解析〜 清水建設(株)<社長 宮本洋一>はこのほど、リニアック(直線加速器)室や粒子線治療室等、高エネルギー放射線医療施設の遮蔽設計の最適化を目的に、施設の放射線遮蔽性能を高精度解析するために不可欠な「光核反応データベース」を開発しました。光核反応とは、高エネルギーの放射線(光子)を照射した際に起こる核反応により、原子核から中性子等の粒子が放出される現象を意味します。本データベースは、全ての安定同位体を含む約2,650の原子核(核種)について、光核反応による中性...
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積水メディカル、アミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セットを発売
アミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セット「NeoSMAAT(TM)」発売のお知らせ 積水メディカル株式会社(代表取締役社長:田頭 秀雄、本社:東京都中央区、以下「積水メディカル」)は、新生児マススクリーニングにおける濾紙血液検体中のアミノ酸・アシルカルニチン測定用内部標準原液セット「NeoSMAAT(TM)」を8月3日に発売します。 濾紙血液検体中アミノ酸類及びアシルカルニチン類の濃度測定は、新生児の先天性代謝異常等を早期に発見し、適切な対策を講じて障害発生を予防するための有力な手段として全国で実施されています。 「NeoSMAAT(TM)」は、タンデムマス法(MS/MS法)によるアミノ酸及びアシルカルニチン濃度...
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広島大と東北大など、月表層の岩石試料(アポロ試料)から高圧相を世界で初めて発見
月表層の岩石試料(アポロ試料)から高圧相を世界で初めて発見 【ポイント】 ●アポロ計画で回収された月表層の岩石試料から、世界で初めてシリカ(SiO2)の高圧相(※1)であるスティショバイトを発見 ●スティショバイトの存在は超高圧力状態の発生、すなわち天体衝突現象の明確な証拠 ●アポロ試料中のスティショバイトを用いて、より直接的な証拠からのクレーターの形成年代や衝突規模の推定が可能 【概要】 広島大学大学院理学研究科の宮原正明准教授、東北大学大学院理学研究科の大谷栄治教授、千葉工業大学の荒井朋子上席研究員らを中心とした研究チームは、アポロ15号計画で回収された月表層の岩石試料(...
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東大と北大、二枚貝の化石から先史の日射量を抽出することに成功
二枚貝の化石から先史の日射量を推定 5千年前の日射量をおよそ3時間間隔で明らかに 1.発表者 堀 真子(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門特任研究員) 佐野 有司(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門教授) 石田 章純(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門特任研究員) 高畑 直人(東京大学大気海洋研究所 海洋化学部門助教) 白井 厚太朗(東京大学大気海洋研究所 附属国際沿岸海洋研究センター助教) 渡邊 剛(北海道大学大学院理学研究院 自然史科学部門講師) 2.発表のポイント ◆これまでは、歴史文書のない時代の亜熱帯の日射量の変動は不明であった。 ◆世界で初めて5000...
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島津製作所、「LC/MS/MS MRMライブラリ 代謝酵素(酵母)」を発売
酵母中の228種類の代謝酵素を迅速かつ簡便に定量できる 「LC/MS/MS MRMライブラリ 代謝酵素(酵母)」を発売 株式会社島津製作所は、大阪大学大学院 情報科学研究科 バイオ情報工学専攻 代謝情報工学講座との共同研究の成果として、「LC/MS/MS MRMライブラリ 代謝酵素(酵母)」を発売します。本製品には、酵母中の228種類の代謝酵素を対象に定量プロテオミクスを実施するためのMRMメソッドが収録されており、従来、多大な労力を必要としたメソッド開発を大幅に省力化することが可能です。 代謝とは外部から取り込んだ物質を体内で様々な分子に変換する化学反応のことであり、微生物の代謝は古くから、酒や味...
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東大、「セシウム花粉」の内部被ばく影響は砂埃に比べて無視できるほど小さいことなど解明
「セシウム花粉」の内部被ばく影響は砂埃に比べて無視できるほど小さい 1.発表者: 桧垣 正吾(東京大学アイソトープ総合センター 助教) 2.発表のポイント: ◆東日本在住の一般市民が2012年春に着用した不織布製マスクに付着した放射性セシウムおよびスギ花粉数を測定した ◆一般市民が吸入によって内部被ばくを引き起こすのは、放射性セシウムが吸着した砂埃とみられる物質であり、「セシウム花粉」の吸入による影響は砂埃に比べて無視できるほど小さい ◆放射性セシウムの吸入による年間の内部被ばく線量は最大で3.2μSv(マイクロシーベルト)と見積もられ、年間の公衆被ばく限度1mSvの310分の1...
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理研、中性子ハロー核11Beの超微細構造定数の精密測定を実現
中性子ハロー核11Be(※)の超微細構造定数の精密測定 −光でハロー中性子を直接見るための第一歩− ※「11Be」の正式表記は添付の関連資料を参照 <ポイント> ・中性子ハロー核11Beの超微細構造定数の精密測定を世界で初めて実現 ・レーザーとマイクロ波で中性子ハローの広がりを観測するための第一歩 ・原子核模型に依存しない測定法で究極の原子核描像の構築に道筋 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、中性子ハロー核[1]の1つ「質量数11のベリリウム同位体イオン(11Be+(*))」の超微細構造定数[2](超微細構造のエネルギー分離の大きさを定義する量)を、レーザー・マイク...
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理研と大阪市立大、メンケス病モデルマウスで銅と銅キレーター併用の効果を確認
銅の代謝異常をPETによる動態イメージングで診断 −メンケス病モデルマウスで銅と銅キレーター併用の効果を確認 <ポイント> ・銅の放射性同位体64Cu(※1)を用いたPETにより銅の臓器分布を可視化 ・銅と銅キレーターの併用が中枢神経障害や腎障害の予防に効果 ・銅代謝異常症の治療法開発に期待 ※1の正式表記は添付の関連資料を参照 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と大阪市立大学(西澤良記理事長兼学長)は、先天性銅代謝異常症「メンケス病[1]」の治療において、銅と銅キレーター[2]を併せて投与することが、中枢神経障害や腎障害の予防に効果がある可能性を明らかにしました。メンケス...
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慶大、抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見
抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待 <ポイント> ・がん細胞は、抗がん剤などのストレスに対する耐性を持つことが知られている。 ・ストレス環境下では、エネルギーを得るための代謝経路(解糖系)だけでなく、抗がん剤の効果を下げる作用(解毒作用)や増殖などに必要な物質を増加させる、う回経路も利用することを発見。 ・代謝経路を切り替えるスイッチ分子も発見。がんの質的診断への応用や、治療抵抗性を低下させて治療効果を向上させることに期待。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、慶應義塾大学 医学部の末松 誠 教授と山本 雄広 助教らは、がん細胞が...
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理化学研究所、中性子が多い原子核では中性子数28の魔法数が消滅することを発見
消える「魔法数」28 −重いマグネシウム同位体の原子核は全て大きく変形− <ポイント> ・RIビームファクトリー(RIBF)でマグネシウム−38の2つの励起準位を初観測 ・中性子が非常に多い原子核では中性子数28の魔法数が消滅することを発見 ・RIBFでのデータ蓄積から原子核が変形する領域が核図表上で大きく広がることが判明 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、陽子数に対して中性子数が非常に多いマグネシウム同位体(38Mg(◇):陽子数12、中性子数26)を生成、2つの励起準位を観測し、その比の値から38Mgの原子核が、魔法数を持つ原子核の特徴である球形ではなく、大きく回転楕円体...
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東北大、八幡平に中国大陸からレアメタルが飛来し蓄積など研究成果を発表
八幡平に中国大陸からレアメタルが飛来し蓄積、山岳湖沼では富栄養化も進行していることが判明 <概要> 東北大学占部城太郎教授、愛媛大学加三千宣講師、槻木玲美研究員らの研究チームは、液晶パネルやLEDの生産に用いられるアンチモンやインジウムなど、これまで耳慣れなかった微量金属(レアメタル)が中国大陸から大気降下物として飛来し、その蓄積速度がここ30年間で急激に増加していることを八幡平山岳湖沼の湖底堆積物分析から明らかにしました。また、中国大陸由来の大気降下物にはリンや窒素などの栄養塩が含まれており、手付かずの自然と考えられていた八幡平の山岳湖沼でも富栄養化が進行していることも明ら...
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ウナギの幼生の食性を解明 〜ウナギの幼生は何を食べているのか?〜 ※参考画像は、添付の関連資料を参照 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)の海洋・極限環境生物圏領域大河内直彦プログラムディレクターと、東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授、マイク・ミラー研究員は共同で、これまで知られていなかった天然環境中におけるウナギの幼生「レプトセファルス」(※1 以下、「ウナギレプトセファルス」という。)の食性について、JAMSTECが2009年に開発したアミノ酸の窒素同位体比を用いた手法(※2)を応用し、正確な栄養段階(※3)を推定しました。 ...
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NEDOなど、核磁気共鳴装置を使って薬の効き具合を正確に予測する手法を開発
薬効を正確に予測する新手法を開発 ―生体内での膜タンパク質の機能調節機構を解明― NEDOの創薬加速支援事業の一環として、東京大学大学院薬学系研究科の嶋田一夫教授らの研究グループが、核磁気共鳴装置(NMR)を用いて薬の効き具合を正確に予測する手法を開発しました。膜タンパク質のNMRシグナル変位を観測することにより、薬効を予測するもので、無数の物質から薬の候補物質を見つけ出す際の動物実験などで調べる従来の方法と比べ、薬の候補物質探索を大幅に効率化することが出来るようになります。 1.背景 ヒトをはじめ多くの生命体の細胞膜上には、細胞外からのシグナルを細胞内に伝える役割をもつ受...
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JNC、焼却灰洗浄汚染水からの放射性セシウム除去・回収法の開発に成功
焼却灰からの革新的放射性セシウム除去・回収法の開発に成功 JNC(本社:東京都千代田区、社長:森田美智男)は、焼却灰の洗浄汚染水を対象とし、短時間・低コスト処理を可能とした、ラボスケールでの放射性セシウムの除去・回収技術の開発に成功しました。 現在、東日本各地の焼却場では、除染廃棄物をはじめ草木や一般ゴミなどの焼却灰から微量ながら放射性セシウムが検出されており、その効率的な除去・回収技術の開発が求められています。 当社はこれまで、海水を含む放射性セシウム汚染水処理への適用をめざして、セシウム(安定同位体)の除去・回収技術を確立してまいりました(プロセス簡略図を裏面に図...
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セシウム(安定同位体)除去・回収技術の開発に成功 JNC株式会社(本社:東京都千代田区、社長:森田美智男)は、海水を含むセシウム汚染水を対象とした、ラボスケールにおけるセシウム(安定同位体)の除去・回収の技術開発に成功しました。この技術は、東日本大震災により発生した放射能汚染水に含有される放射性セシウムの除去・回収にも利用可能です。 ◇ ◇ ◇ 今回開発した技術は、セシウム汚染水に水溶性のフェロシアン化物を加えセシウム結合体とし、さらにセシウム結合体に磁性体原料となる塩化鉄を加えて反応させ、アルカリ水溶液を用いて磁性を持つセシウム結合体としたのち、磁石...