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東大、細胞外情報を集積・統合し適切な転写応答へと変換する細胞内「ロジックボード」分子を発見
細胞外情報を集積・統合し、適切な転写応答へと変換する 細胞内「ロジックボード」分子の発見 1. 発表者: 畠山 昌則(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 微生物学分野 教授) 2. 発表のポイント: ◆多細胞生物の個体発生および維持に必須の役割を担う多彩な形態形成シグナルを細胞内で集積・統合する分子としてparafibrominを同定しました。 ◆parafibrominはシグナルの組み合わせに応じて、各シグナル特異的な転写共役因子と選択的に複合体を形成し、適切な遺伝子セット発現を誘導することを見出しました。 ◆本研究の成果は、形態形成シグナル異常を背景に発症するがんや先天性の形態異常に対する新...
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東北大など、肝細胞増殖因子(HGF)の特異的抗体の開発に成功
肝細胞増殖因子(HGF)の特異的抗体の開発に成功 −HGFシグナリングの分子メカニズム解明に向けて− 【研究概要】 東北大学大学院医学系研究科の加藤 幸成(かとう ゆきなり)教授、金子 美華(かねこ みか)准教授、小笠原 諭(おがさわら さとし)助教(地域イノベーション分野)の研究グループは、大阪大学蛋白質研究所の高木 淳一(たかぎじゅんいち)教授、海津 正賢(うみつ まさたか)特任助教および金沢大学がん進展制御研究所の松本 邦夫(まつもと くにお)教授、酒井 克也(さかい かつや)助教の研究グループと共同で、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療やがんの進行とも深く関わりのある肝細胞増殖因...
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ヤンセンファーマ、慢性リンパ性白血病治療剤「イムブルビカカプセル140mg」を発売
再発又は難治性の慢性リンパ性白血病治療剤「イムブルビカ(R)カプセル140mg」を発売 ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・フウリガン、以下「ヤンセン」)は、本日、再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の効能・効果で、抗悪性腫瘍剤(ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤)「イムブルビカ(R)カプセル140mg」(以下「イムブルビカ(R)」、一般名:イブルチニブ)を発売しました。 慢性リンパ性白血病(以下「CLL」)は、Bリンパ球(白血球の一種)の腫瘍で、多くは緩徐に進行します。小リンパ球性リンパ腫(以下「SLL」)はCLLと同一疾患と定義されてお...
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エーザイ、抗がん剤の併用投与で血管新生阻害作用の増強メカニズムなど研究成果を発表
第107回米国がん研究会議で抗がん剤「レンバチニブ」とエベロリムスの併用投与による 血管新生阻害作用の増強メカニズムならびに腎細胞がんに対する抗腫瘍効果についての 非臨床研究成果を発表 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、第107回米国がん研究会議(American Association for Cancer Research:AACR)において、自社創製の抗がん剤レンバチニブメシル酸塩(一般名、以下 レンバチニブ)と抗がん剤エベロリムスの併用投与時における、顕著な血管新生阻害に繋がる作用機序解析、ならびに動物モデルを使った腎細胞がんに対する抗腫瘍効果についての非臨床研究成果を発表しました...
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アストラゼネカ、「タグリッソ 40mgおよび80mg錠」の国内における製造販売承認を取得
アストラゼネカのタグリッソ(R)(オシメルチニブ)、EGFR T790M変異陽性転移非小細胞肺がん治療薬として国内における製造販売承認を取得 アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ、以下、アストラゼネカ)は、本日、「上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬(EGFR−TKI)に抵抗性のEGFR T790M 変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌(NSCLC)」を効果・効能とした「タグリッソ(R)40mgおよび80mg錠」(一般名:オシメルチニブメシル酸塩、以下、「タグリッソ(R)」)の国内における製造販売承認を取得しましたことをお知らせいたします。タグリッソ(R)は、T790M遺伝子変異に...
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東大、胃がん発症における発がん細菌と発がんウイルスの連携を解明
胃がん発症における発がん細菌と発がんウイルスの連携 1.発表者: 畠山 昌則(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻 微生物学講座 教授) 2.発表のポイント: ◆ピロリ菌タンパク質CagAの発がん生物活性を抑制する酵素としてSHP1を同定した。 ◆エプスタイン・バールウイルスを感染させた胃の細胞ではDNAメチル化によりSHP1の発現が抑制され、ピロリ菌タンパク質CagAの発がん活性が増強することを見出した。 ◆約10%の胃がん症例ではピロリ菌とエプスタイン・バールウイルスの共感染が知られており、発がん細菌と発がんウイルスが連携して胃がんの発症を進める機構を世界で初めて明らかにした。 3...
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東大、神経細胞が周辺組織との相互作用を介して空間的に組織化される分子機構を発見
生体脳における神経細胞の組織化を担う新たな分子メカニズム 1. 発表者: 安永桂一郎(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 博士研究員) 手塚 茜(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 修士課程1年生) 石川夏子(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 修士課程1年生) 大領 悠介(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 博士課程3年生) 榎本 和生(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 教授) 2. 発表のポイント: ◆ショウジョウバエ脳神経系を解析モデルとして、神経細胞が周辺組織との相互作用を介して空間的に組織化される分子機構を発見しました。 ◆今回...
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NEDO、1粒子蛍光ナノイメージングによる分子病理診断技術を開発
1粒子蛍光ナノイメージングによる分子病理診断技術を開発 ―創薬研究分野を対象とした病理標本作製サービスの展開へ― NEDOプロジェクトにおいて、コニカミノルタ(株)は、1粒子蛍光ナノイメージングによる分子病理診断技術の開発を実施し、前臨床〜臨床段階での治験ビジネスの展開が見通せる成果を得ました。今後、創薬研究分野を対象とした蛍光ナノ粒子による病理標本作製サービスの展開を行う予定です。 1.概要 NEDOプロジェクト(※1)において、コニカミノルタ(株)は、1粒子蛍光ナノイメージングによる分子病理診断技術として、高輝度を有する蛍光剤を結合した蛍光抗体を用いて高精度かつ定量的に病理切片を...
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コニカミノルタ、蛍光ナノ粒子による検出技術を用いた病理標本作製サービスを開始
独自のナノテクノロジーで開発した蛍光ナノ粒子による検出技術を用いた 病理標本作製サービスを開始 コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、この度、創薬研究分野を対象とした蛍光ナノ粒子による病理標本作製サービスの提供を日本市場にて2015年7月から開始します。 ■技術の概要 医療、ライフサイエンスの分野で細胞イメージングや生体イメージングの研究開発に利用され、注目されている蛍光検出技術の一分野として、有機蛍光色素を用いた検出技術がありますが、従来の有機蛍光色素を用いた場合には、1)褪色する、輝度が低い、2)感度や定量性が低い、と...
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大腸がん悪性化の機構を解明 −新規治療法・予後予測マーカー開発へ期待− 京都大学大学院医学研究科の武藤 誠 名誉教授(現国際高等教育院特定教授)、園下将大 准教授らの研究グループは、Aesの消失で促進されるNotchシグナルに依存する転写によって大腸がんの浸潤・転移が促進される機構を解明することに成功しました。 本研究成果は、米国癌学会「Cancer Discovery」誌の電子版に掲載されました。 ■原著論文: 「Notch−Dab1−Abl−RhoGEFタンパクTrio経路を介した大腸がん浸潤と転移の促進」 ■原著者: 園下将大(*)、板谷喜朗、柿崎文彦、崎村建司(◇)、寺島俊雄、勝山裕、坂井義治、武藤 誠(京都大学大学院医学...
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エーザイ、韓国において抗がん剤「レンバチニブ」の新薬承認を申請
抗がん剤「レンバチニブ」韓国において新薬承認を申請 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、自社創製の新規抗がん剤「レンバチニブメシル酸塩」(一般名、以下 レンバチニブ)について、進行性、放射性ヨウ素治療抵抗性分化型甲状腺がんの適応で、韓国の当局(韓国食品医薬品安全処)に対して承認申請を行ないましたのでお知らせします。日米欧に次いで、レンバチニブのアジアにおける最初の申請国となります。 レンバチニブは、血管新生や腫瘍増殖に関わるVEGFR、FGFR、RET、KIT、PDGFRなどに対する選択的阻害活性を有する経口投与可能な分子標的治療薬です。特に、新規結合様式によりVEGF...
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ヤンセンファーマ、抗悪性腫瘍剤「イブルチニブ」の日本での製造販売承認を申請
抗悪性腫瘍剤イブルチニブ日本における製造販売承認申請のお知らせ ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ブルース・グッドウィン、以下、ヤンセン)は、11月25日に抗悪性腫瘍剤(ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤)イブルチニブについて、「再発又は難治性の慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫」を適応症として日本国内における製造販売承認申請を行いました。 イブルチニブは、1日1回経口投与の新しい作用機序を有するブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害剤です。本剤は、BTKという特殊なタンパク質を標的にすることで、腫瘍細胞の生存と増殖を阻害します。数種類の血液が...
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エーザイ、抗がん剤「レンバチニブ」の新薬承認申請でFDAが優先審査品目に指定
抗がん剤「レンバチニブ」の新薬承認申請が米国FDAより優先審査品目に指定 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、自社創製の新規抗がん剤「レンバチニブメシル酸塩」(一般名、以下 レンバチニブ)について、進行性、放射性ヨウ素治療抵抗性分化型甲状腺がんの適応で米国子会社エーザイインクが提出していた申請資料を、米国食品医薬品局(以下「FDA」)が受理し、あわせて優先審査品目に指定したことをお知らせします。 FDAの優先審査指定は、重篤な疾患の治療、予防、診断において、有効性あるいは安全性に顕著な改善をもたらす可能性のある薬剤の新薬承認審査を迅速に進める制度で...
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グラクソ、抗悪性腫瘍剤「タイケルブ」の全例調査の承認条件を解除
抗悪性腫瘍剤「タイケルブ(R)」の 全例調査の承認条件解除について グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:フィリップ・フォシェ、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、抗悪性腫瘍剤「タイケルブ(R)錠250mg」(一般名:ラパチニブトシル酸塩水和物、以下「タイケルブ(R)」)に関し、厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において使用成績調査(全例調査)の結果が報告され、厚生労働省より承認条件解除の連絡を受けましたのでお知らせいたします。 「タイケルブ(R)」は2009年4月22日に「HER2過剰発現が確認された手術不能又は再発乳癌」に対する効能・効果を取得しており、その際の承認条件(1)として使...
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協和発酵キリン、肝細胞癌を対象としたARQ 197(tivantinib)の国内第III相臨床試験開始
肝細胞癌を対象としたARQ 197(tivantinib)の国内第III相臨床試験開始 協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、ソラフェニブ治療歴を有するc-Met注1高発現の切除不能肝細胞癌を対象としたARQ 197(tivantinib)の第III相臨床試験を日本で開始しました。 本試験は、プラセボを対照とした無作為化二重盲検比較試験です。目標症例数は160名で、主要評価項目は無増悪生存期間です。 ARQ 197は、米国ArQule(アーキュール)社注2が創製した経口投与可能な分子標的薬です。協和発酵キリンは、2007年4月27日にアーキュール社との間で、ARQ 197の日本ならびにアジアの一部(中国、韓国...
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日本ベーリンガーインゲルハイム、抗がん剤「ジオトリフ錠」の製造販売承認を取得
EGFR遺伝子変異陽性を有する非小細胞肺がん患者に対して 承認された世界初の不可逆的ErbBファミリー阻害剤ジオトリフ(R) 日本でも承認 −ベーリンガーインゲルハイムの腫瘍領域パイプラインから初めて承認された抗がん剤 2014年1月17日 日本/東京 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:青野吉晃、以下「日本ベーリンガーインゲルハイム」)は、経口の抗悪性腫瘍剤/チロシンキナーゼ阻害剤「ジオトリフ(R)錠」(一般名:アファチニブマレイン酸塩)が、本日1月17日付で、日本において「EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌」の適応での製造販売承認を取得した...
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アストラゼネカ、進行非小細胞肺がん対象のEGFR遺伝子変異検査の多施設共同国際試験を開始
アストラゼネカ、進行非小細胞肺がんを対象としたEGFR遺伝子変異検査に関する 多施設共同国際試験(ASSESS試験)開始 アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:ガブリエル・ベルチ)は日本においてASSESS試験を開始したことを本日発表しました。本試験は、ヨーロッパおよび日本の進行非小細胞肺がん患者(1,300例、内日本人300例)において、血液によるEGFR遺伝子変異検査の可能性および各国におけるEGFR遺伝子変異検査状況を評価することを目的としたものです。この試験により、診断時または診断後に腫瘍サンプルが入手できない進行非小細胞肺がん患者さんが、血液によりEGFR遺伝子変異の有無が確認で...
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アステラス製薬、FDAから「エルロチニブ」が追加適応承認取得
アステラス製薬 HER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ(R) 米国FDAからの追加適応承認取得に関するお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、米国子会社であるアステラス ファーマ US, Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック)とジェネンテック社(英名:Genentech)が米国で共同販促をするHER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ (R)(一般名:エルロチニブ)に関し、米国食品医薬品局(FDA)より既承認の診断法で確認されたEGFR遺伝子変異を有する転移性の非小細胞肺がんに対する一次治療の追加適応症について、FDAから承認を取得しましたので、お知らせします。また、FDAは...
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慶大、脳内で運動に関係した記憶が作られるメカニズムの一端を解明
脳内で運動の記憶が作られるメカニズムの一端が明らかに 〜学習の起きやすさを決める「マスター鍵(キー)」の発見〜 慶應義塾大学医学部生理学教室の柚崎通介(ゆざきみちすけ)(※)教授と幸田和久講師、掛川 渉講師らは、脳内で運動に関係した記憶(注1)が作られるメカニズムの一端を明らかにしました。 ※教授名の正式表記は添付の関連資料を参照 神経細胞はシナプス(注2)と呼ばれるつなぎ目を介して互いに結合して神経回路を形成しています。シナプスこそが脳における「記憶の場」と考えられています(図1)。練習すればするほど楽器の演奏が上達するというような運動の学習は、特に小脳において行われ...
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アステラス製薬、FDAから「エルロチニブ」の承認申請受領通知受ける
アステラス製薬 HER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ(R) 米国FDAからの承認申請受領通知に関するお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、米国子会社であるアステラス ファーマ US, Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック)とジェネンテック社(英名:Genentech)が米国で共同販促をするHER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ(R)(一般名:エルロチニブ)について、米国食品医薬品局(FDA)から、EGFR遺伝子変異を有する局所進行性又は転移性の非小細胞肺がんに対する一次治療の追加適応症での販売許可申請を受領した旨の通知を受けましたので、お知らせします。本申請に...
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アステラス製薬、急性骨髄性白血病患者を対象としたキザルチニブの第II相試験結果を発表
アステラス製薬:第54回米国血液学会(ASH)にて再発または治療抵抗性 急性骨髄性白血病患者を対象としたキザルチニブの第II相試験の結果を発表 再発/治療抵抗性の急性骨髄性白血病に対するFLT3を標的とした単剤療法において高い活性を確認 単剤療法および他剤との併用療法を評価する追加の第I相および第II相試験を実施中 アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、米国アンビット社と共同で開発を進めている経口FMS 様チロシンキナーゼ−3(FLT3)阻害剤キザルチニブ(一般名、開発コード:AC220)に関し、米国血液学会(ASH)の第54回年次総会において、終了した第II相試...
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アステラス製薬、「HER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ」を米国で追加適応申請
アステラス製薬 HER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ(R) 米国での追加適応申請に関するお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、米国子会社であるアステラス ファーマ US,Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック)とジェネンテック社(英名:Genentech)が米国で共同販促をするHER1/EGFRチロシンキナーゼ阻害剤タルセバ(R)(一般名:エルロチニブ)について、既承認の診断法で確認されたEGFR遺伝子変異を有する局所進行性又は転移性の非小細胞肺がんに対する一次治療の追加適応症について、米国食品医薬品局(F...
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抗悪性腫瘍剤「タルセバ(R)」 非小細胞肺がん(一次化学療法)に対する 適応拡大の承認申請について 中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/代表取締役会長 最高経営責任者:永山 治](以下、中外製薬)は、上皮増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤 −販売名『タルセバ(R)錠25mg、同100mg、同150mg』(以下、「タルセバ(R)」)の非小細胞肺がん(一次化学療法)に関する適応拡大の承認申請を、厚生労働省に行いましたのでお知らせいたします。 今回の申請は、海外で行われた第III相臨床試験(EURTAC試験)および国内で行われた第II相臨床試験に基づいています。 ...
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京大、皮膚の健康維持に必要な細胞分裂軸方向を制御する遺伝子を発見
皮膚の健康維持に必要な細胞分裂軸方向を制御する遺伝子の発見 松村繁 ウイルス研究所助教、豊島文子 同教授らの研究グループは、皮膚の健康を維持するのに必要な細胞分裂軸方向を制御する遺伝子を発見しました。 この研究成果は、1月17日(英国時間)に「Nature Communications」で発表されました。 【論文書誌情報】 Shigeru Matsumura, Mayumi Hamasaki, Takuya Yamamoto, Miki Ebisuya, Mizuho Sato, Eisuke Nishida and Fumiko Toyoshima ABL1 regu...
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東大、精神遅滞と自閉症の原因分子IL1RAPL1は脳神経ネットワークの形成を制御することを解明
「精神遅滞と自閉症の原因分子IL1RAPL1は脳神経ネットワークの形成を制御する」 1.発表者: 三品 昌美(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 教授) 吉田 知之(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 講師) 2.発表概要: 膜蛋白質インターロイキン−1レセプターアクセサリープロテインライク1(IL1RAPL1)の遺伝子変異は、精神遅滞と自閉症を引き起こすことが知られています。今回我々は、IL1RAPL1が、脳神経ネットワーク形成において最も重要なステップであるシナプス形成を制御していることを明らかにしました。具体的には、神経細胞のシナプス後部に存在する膜...
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エーザイ、外部リソースの有効活用による新薬後期臨床開発加速で米SFJ社と共同開発契約締結
外部リソースの有効活用によりエーザイの新薬後期臨床開発を加速 〜抗がん剤「E7080(lenvatinib)」に関するSFJ社との共同開発契約締結〜 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、社外の財務リソースを有効に活用することで新薬パイプラインの後期臨床開発をさらに加速させるため、このたび、SFJ Pharmaceuticals,LP.,II(所在地:米国カリフォルニア州、社長:Robert F.DeBenedetto)の完全子会社SFJ Pharma Ltd.(以下SFJ社)と共同開発契約を締結しました。 当社は、臨床後期のパイプラインを豊富に有しています...
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中外製薬、個別化医療に基づく新薬候補を導入し相次ぎ臨床試験を開始
個別化医療に基づく新薬候補を導入、相次ぎ臨床試験を開始 ヒト化抗Met抗体「MetMAb」・ヒト化抗IL−13抗体「lebrikizumab」 中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/社長:永山 治](以下、中外製薬)は、個別化医療(Personalized Healthcare)(以下、PHC)戦略に基づき、F. ホフマン・ラ・ロシュ社[本社:スイスバーゼル市/CEO:セヴリン・シュヴァン](以下、ロシュ社)から、同社が非小細胞肺がん治療薬として開発中のヒト化抗Met抗体「MetMAb」と、同じく気管支喘息治療薬として開発中のヒト化抗インターロイキン(IL)−13抗体「le...
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協和発酵キリン、ARQ 197の非小細胞肺癌を対象とするアジア第3相国際共同治験を開始
ARQ 197(tivantinib)の非小細胞肺癌を対象とする アジア第3相国際共同治験開始 協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松田 譲、以下「協和発酵キリン」)は、進行又は転移性の非小細胞肺癌(注1)を対象としたARQ 197(tivantinib)(注2)とエルロチニブ(注3)を併用したアジア(日本、韓国および台湾)第3相国際共同治験を開始しましたので、お知らせいたします。 本試験は、ARQ 197とエルロチニブ併用群と、プラセボとエルロチニブ併用群を比較する無作為化二重盲検比較試験です。目標症例数は460名で、主要評価項目は全生存期間で...
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九州大学とJST、マウスの皮膚細胞から肝細胞を直接作製する方法を開発
マウスの皮膚細胞から肝細胞を直接作製する方法の開発に成功 【概 要】 九州大学生体防御医学研究所の鈴木淳史准教授らは、マウスの皮膚細胞に遺伝子導入と適切な培養環境を提供することで、皮膚細胞から機能的な肝細胞を直接作製することに成功しました。本成果は、ヒト皮膚細胞からの肝細胞作製とその臨床応用や創薬研究への展開に繋がる成果です。 なお、本研究は、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)の一環として行われ、本研究成果は、2011年6月29日(英国時間)に英国科学雑誌である「Nature」のオンライン速報版で公開されます。 ■背 景 最近になって...
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抗悪性腫瘍剤「グリベック(R)」 好酸球増多症候群/慢性好酸球性白血病の治療薬として効能追加を公知申請 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、本日、抗悪性腫瘍剤「グリベック(R)錠100mg」(一般名:イマチニブメシル酸塩)について、FIP1L1−PDGFRα 陽性の好酸球増多症候群(HES)/慢性好酸球性白血病(CEL)の治療薬として、効能追加の公知申請を行いました。 血液がんの一種である好酸球増多症候群(Hypereosinophilic syndrome; HES)/ 慢性好酸球性白血病(Chronic eosinophilic leukem...
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ノバルティス、抗悪性腫瘍剤「タシグナ」の慢性骨髄性白血病一次治療薬としての効能承認を取得
抗悪性腫瘍剤「タシグナ(R)」、慢性骨髄性白血病の一次治療薬として日本で新効能の承認を取得 〜初発の慢性骨髄性白血病の患者さんにとって「グリベック(R)」以来初の治療選択肢〜 ノバルティス ファーマ株式会社(代表取締役社長:三谷宏幸)は、抗悪性腫瘍剤「タシグナ(R)」(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)について、本日(12月21日)、「慢性期または移行期の慢性骨髄性白血病」の新効能、また同時に150mgカプセルの製造販売承認を取得しました。 これまで、慢性骨髄性白血病(CML)の一次治療薬として2001年の発売以来広く使われてきた「グリベック(R)」(一般名:イマチニブメシ...