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精神遅滞
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神経細胞の形態の複雑さを決める新しい因子を発見 −樹状突起の形成を抑制する因子とそのメカニズムを同定− <要旨> 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター神経形態遺伝学研究チームのエイドリアン・ムーア チームリーダー、カグリ・ヤルギン研究員(研究当時)らの国際共同研究グループ(※)は、ショウジョウバエを使い、神経細胞の形態の複雑さを決定する新しい因子「セントロソーミン(Cnn)」とその動作機構を発見しました。 脳や末梢の神経細胞は、樹状突起[1]と呼ばれる枝分かれした細長い突起を伸ばし、周囲の神経細胞とのネットワークを形成しています。樹状突起の分岐の複雑さは神経細胞のタイプに...
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東大、精神遅滞と自閉症の原因分子IL1RAPL1は脳神経ネットワークの形成を制御することを解明
「精神遅滞と自閉症の原因分子IL1RAPL1は脳神経ネットワークの形成を制御する」 1.発表者: 三品 昌美(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 教授) 吉田 知之(東京大学大学院医学系研究科 機能生物学専攻 講師) 2.発表概要: 膜蛋白質インターロイキン−1レセプターアクセサリープロテインライク1(IL1RAPL1)の遺伝子変異は、精神遅滞と自閉症を引き起こすことが知られています。今回我々は、IL1RAPL1が、脳神経ネットワーク形成において最も重要なステップであるシナプス形成を制御していることを明らかにしました。具体的には、神経細胞のシナプス後部に存在する膜...