Pickup keyword
新潟大学
-
新潟大、新たな細胞内遺伝子制御システムを発見し構造基盤を解明
新たな細胞内遺伝子制御システムの 発見と構造基盤の解明 光合成細菌のArgonaute(RsAgo)と呼ばれるタンパク質がRNAの配列情報を使ってDNAに結合し、DNA機能を抑制することを初めて立証し、その仕組みを分子・原子分解能レベルで解明しました。遺伝子ノックアウト法、RNA干渉(RNAi)に続く新しい遺伝子解析技術として基礎生命科学や先端医療研究への活用・展開が期待されます。 【本研究成果のポイント】 ・RNAをガイド分子として、相補的DNAの機能を抑制する新型遺伝子制御システムを発見 ・標的DNAが結合したRsAgo・ガイドRNA複合体の立体構造を解明 ・RsAgoタンパク質の核酸結合・認識メカニズムを解明 ・新しい遺伝子解析技術...
-
発熱に関わる脂質メディエーター産生の仕組みを発見 1.発表者: 北 芳博(東京大学大学院医学系研究科 ライフサイエンス研究機器支援室 准教授/同研究科 リピドミクス社会連携講座 兼務) 清水 孝雄(東京大学大学院医学系研究科 リピドミクス社会連携講座 特任教授/国立国際医療研究センター研究所 所長) 狩野 方伸(東京大学大学院医学系研究科 神経生理学分野 教授) 崎村 建司(◇)(新潟大学脳研究所 細胞神経生物学分野 教授) ◇教授名の正式表記は添付の関連資料を参照 2.発表のポイント: ◆発熱をおこすプロスタグランジンE2(PGE2、注1)が脳で産生される仕組みを明らかにしま...
-
大腸がん悪性化の機構を解明 −新規治療法・予後予測マーカー開発へ期待− 京都大学大学院医学研究科の武藤 誠 名誉教授(現国際高等教育院特定教授)、園下将大 准教授らの研究グループは、Aesの消失で促進されるNotchシグナルに依存する転写によって大腸がんの浸潤・転移が促進される機構を解明することに成功しました。 本研究成果は、米国癌学会「Cancer Discovery」誌の電子版に掲載されました。 ■原著論文: 「Notch−Dab1−Abl−RhoGEFタンパクTrio経路を介した大腸がん浸潤と転移の促進」 ■原著者: 園下将大(*)、板谷喜朗、柿崎文彦、崎村建司(◇)、寺島俊雄、勝山裕、坂井義治、武藤 誠(京都大学大学院医学...
-
基礎生物学研究所、酸化したペルオキシソームがオートファジーによって分解されることを解明
酸化したペルオキシソームはオートファジーによって選択的に分解される 植物のペルオキシソームは、「脂肪酸の分解」、「光呼吸」、「植物ホルモンの合成」といった植物の生育にとって非常に重要な代謝反応が行われる細胞内小器官の一つです。ペルオキシソーム内で行われる代謝は、過酸化水素が産生されるという特徴があり、ペルオキシソーム自体も徐々に酸化によるダメージを受けます。今回、基礎生物学研究所 高次細胞機構研究部門の柴田美智太郎 大学院生、及川和聡 研究員(現、新潟大学農学部)および西村幹夫 教授らの研究グループは、シロイヌナズナにおいて、ダメージを受けたペルオキシソームがオートファジ...
-
旭化成ホームズとNICT、電波を使った防犯・見守りシステムの共同研究を開始
旭化成ホームズと情報通信研究機構が 電波を使った新原理の防犯・見守りシステムの共同研究を開始 〜旭化成ホームズ内に「センシングライフ研究会」を発足〜 旭化成ホームズ株式会社(社長:平居 正仁、以下「旭化成ホームズ」)と独立行政法人 情報通信研究機構(理事長:坂内 正夫、以下「NICT」)は、NICTが開発した「電波を使った人の動き・侵入検知システム」について戸建住宅・集合住宅への導入の可能性を検証し、その技術を活用したサービスの提供を目指すために共同研究を開始します。それに伴い、本日付で旭化成ホームズ内に「センシングライフ研究会」を発足します。 近年、我が国では高齢者を家族に持つ世帯...
-
JSTなど3社、リアルタイムに裸眼で3D観察できる電子顕微鏡を開発
リアルタイムに裸眼で3D観察できる電子顕微鏡の開発に成功 −ミクロの世界を実感する新時代の顕微鏡− JST研究成果展開事業 先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として、株式会社日立ハイテクノロジーズの伊東 祐博 先端解析システム設計部長、株式会社ナナオの伊藤 広 映像商品開発部 開発マネージャー、新潟大学 大学院医歯学研究科の牛木辰男 教授、静岡大学 工学部の岩田 太 教授らは、リアルタイムで3D観察が可能な走査電子顕微鏡(SEM)(注1)と、裸眼に対応した高解像度の3Dモニターを開発しました。 SEMでは、細く絞った電子線を観察対象に照射しながら2次元的に走査する...