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海洋研究開発機構
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東大と千葉工大など、南鳥島沖の排他的経済水域内の深海底に広大なマンガンノジュール密集域を発見
南鳥島沖の排他的経済水域内の深海底に広大なマンガンノジュール密集域を発見 〜三種の酸化物海底資源の包括的な成因解明のための手掛かり〜 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAmSTEC」)、国立大学法人東京大学(総長 五神 真)および学校法人千葉工業大学(学長 小宮 一仁)などの研究グループは、平成22年度から平成28年4月にかけての複数の航海により、南鳥島周辺の排他的経済水域(以下「南鳥島EEZ」)(図1)の南部から東部にかけての深海底(水深5,500−5,800m)に広大なマンガンノジュール(※1)の密集域(図2)を発見しました。これまで、我が国のEEZでは...
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東大、南太平洋でのウナギ属魚類の産卵・回遊生態と資源変動メカニズム解明へ海洋調査開始
南太平洋におけるウナギ属魚類の産卵・回遊生態と資源変動メカニズムの解明へ 〜学術研究船白鳳丸による大規模海洋調査の開始〜 ■発表のポイント ◆世界に生息するウナギ属魚類のうち7種が分布する南太平洋において、各種仔魚(レプトセファルス、注1)の分布を把握し、それぞれの回遊経路を明らかにする。 ◆南太平洋、および北西太平洋、ミクロネシアの広大な海域(北緯17度〜南緯25度、東経137度〜西経140度)において行われるウナギ属魚類の大規模海洋調査はこれまでに例が無く、海洋調査における歴史的航海になるものと期待される。 ◆本航海で得られる科学的知見は、ウナギ属の資源管理と保全に役立...
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阪大と清水建設など、地球深部探査船「ちきゅう」の断層掘削試料を用いて海溝付近の断層のすべり量を解析
「ちきゅう」の断層掘削試料の分析と動力学解析による 南海トラフ地震での断層すべり量の定量的評価 〜世界初! 海溝付近の断層すべり量を評価する新たなメソッド〜 【研究成果のポイント】 ■地球深部探査船「ちきゅう」(図1)により採取された日本海溝と南海トラフのプレート境界断層試料を分析、モデル計算の結果、2011年東北地方太平洋沖地震での海溝付近の巨大すべり約80mを再現、さらに南海トラフ地震にて海溝付近の断層が、約30−50m程度すべる可能性を示した ■日本海溝の泥質な断層では透水率が低いため、南海トラフの砂質な断層では摩擦係数が高く温度上昇しやすいため、サーマルプレッシャライゼ...
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信州大など、ナノ構造制御カーボンの水分離膜をドライプロセスで合成に成功
高度な脱塩機能を発現するナノ構造制御カーボンの水分離膜をドライプロセスで合成することに成功 〜窒素ドープ(添加)によって分離機能が向上〜 <ポイント> ○新規な膜形成手法(ドライプロセス)によって、従来のDiamond−Like Carbon(DLC)膜より柔らかい炭素ベースの水分離膜を新たに開発し、最大96%という高い脱塩性能を達成。添加する窒素の量を調整することにより、脱塩性、透水性、耐塩素性を最適化できることを見出しました。 ○コンピューターのシミュレーションでもその有効性を確認しており、資源開発など厳しい条件下での水処理膜の実用化が期待できます。 ○本研究成果は、英科学誌Nature系の専門誌「NPG As...
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東大と九大など、有用金属元素を高濃度で含む硫化物チムニーが短期間で成長
有用金属元素を高濃度で含む硫化物チムニーが短期間で成長 〜人工熱水噴出孔を利用した黒鉱養殖プロジェクトの本格開始〜 1.概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)海底資源研究開発センターの野崎達生研究員らは、国立大学法人東京大学、国立大学法人九州大学、国立大学法人東北大学、早稲田大学と共同し、2010年9月に行われた地球深部探査船「ちきゅう」による統合国際深海掘削計画(IODP)第331次研究航海「沖縄熱水海底下生命圏掘削−1」において生成された沖縄トラフ伊平屋北海丘の複数の人工熱水噴出孔(図1、※1)について、掘削後その直上に新たに生成したチ...
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日本海洋掘削、「ちきゅう」によるメタンハイドレート事前掘削作業を受注
「ちきゅう」によるメタンハイドレート事前掘削作業受注のお知らせ 当社は、以下の通り日本メタンハイドレート調査株式会社(注1)との間で国立研究開発法人 海洋研究開発機構所有のドリルシップ「ちきゅう」を使用するメタンハイドレート事前掘削作業(注2)に関する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。 1. 掘削工事契約の概要 (1)契約先:日本メタンハイドレート調査株式会社 (2)操業海域:愛知県・三重県沖(第二渥美海丘) (3)作業坑数:5坑 (4)作業開始時期:平成28年5月初旬(予定) (5)作業料金建て:日割作業料率方式 (6)契約締結日:平成28年2月15日 ...
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東大、北海道の3倍以上の大きさのロス棚氷が縄文時代に崩壊したことを発見
暖かくなった大気と海が縄文時代に南極ロス棚氷を大規模に崩壊させた 1. 発表者: 横山 祐典(東京大学 大気海洋研究所附属 高解像度環境解析研究センター/ 東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 教授) 宮入 陽介(東京大学 大気海洋研究所附属 高解像度環境解析研究センター特任研究員) 羽角博康(東京大学 大気海洋研究所附属 地球表層圏変動研究センター 教授) 大河内 直彦(海洋研究開発機構 生物地球化学研究分野 分野長) 山根 雅子(海洋研究開発機構 生物地球化学研究分野 ポストドクトラル研究員) 菅 寿美(海洋研究開発機構 生物地球化学研究分野 技術副主任) ...
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信州大など、汎用性のあるセルロースの高強度ゲル形成プロセスを発見
汎用性のあるセルロースの高強度ゲル形成プロセスの発見 〜脱石油由来の水処理用部材に適用へ 発表者;木村睦・教授(SRL)、任思暁/Sixiao Ren(信州大学大学院理工学研究科修士課程1年)、遠藤守信・特別特任教授(RL) 1.発表のポイント ◇セルロースを石油や酸やアルカリを用いる化学処理を必要としない方法で加工し、高強度なセルロース材料として自由に様々な形態に成形できることを発見しました。 ◇加工したセルロース材料から、水と不純物を分離する中空糸膜の成形にも成功。石油由来の材料を使わず、ヒトや自然にやさしい水処理用部材の開発への応用が期待できます。 ◇本研究成果は、Nature社の電子版科学...
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膨張黒鉛(EG)による随伴水一次処理法の開発 〜環境影響が少ない資源掘削に前進〜 発表者;遠藤守信 特別特任教授/信大 COI リサーチリーダー(RL)、竹内健司 准教授、阿久沢昇 研究員、他 1.発表のポイント ◇石油や天然ガスの採掘時に伴って産出される随伴水(1)の処理は、環境保全の観点から世界的に大きな関心が持たれています。本研究では、天然黒鉛から得られる膨張黒鉛(EG:exfoliated graphite)によってモデル随伴水(エンジンオイルと蒸留水から作ったモデル水)から油分を選択的に吸収し、残留油分を当初の100ppmから0.1ppmレベルまで低減できることを見いだしました。 ◇本研究成果は、随伴水処理の...
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セイコーウオッチ、<セイコー プロスペックス>からJAMSTECスペシャルモデルを数量限定発売を発売
<セイコー プロスペックス>マリーンマスター プロフェッショナルより、 国産ダイバーズウオッチ誕生50周年を記念し、JAMSTECスペシャルモデルを発売 〜メカニカルハイビート36000搭載の高性能ダイバーズウオッチ〜 ※商品画像は添付の関連資料を参照 セイコーウオッチ株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:服部 真二、本社:東京都港区)は、本格的なスポーツウオッチシリーズ<セイコー プロスペックス>から、国産ダイバーズウオッチ誕生50周年を記念し、毎時36,000回(毎秒10振動)という高速振動により、安定した精度を実現するメカニカルムーブメント搭載のJAMSTEC(海洋研究開発機構)スペシャルモ...
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首都大学東京と理研など、日本近海の海面水温が関東の高温多湿な夏に寄与していることを発見
【研究成果発表】日本近海の海面水温が関東の高温多湿な夏に寄与していることを発見 〜首都大学東京と理化学研究所・北海道大学・埼玉県環境科学国際センター・海洋研究開発機構との共同研究〜 首都大学東京・理化学研究所・北海道大学・埼玉県環境科学国際センター・海洋研究開発機構からなる研究チームは、過去31年分のデータに基づいた領域気候モデルを用いた数値シミュレーションにより、関東の夏の気温に対する海面水温の影響を評価した結果、日本近海の海面水温の変化が関東地方の気温変動に影響を及ぼしていることを明らかにしました。具体的には、関東南沖を流れる黒潮周辺の年々の海面水温の変動が、関東地方の...
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伊豆諸島青ヶ島の東に海底熱水鉱床を発見 〜短期間に海底熱水鉱床を発見可能な手法を開発〜 1.発表者: 浅田 昭(東京大学生産技術研究所 教授) 飯笹幸吉(東京大学生産技術研究所 特任教授) 2.発表のポイント: ◆海底堆積物サンプリングと世界最先端の合成開口インターフェロメトリソーナー(注1)による複合観測手法により、東青ヶ島カルデラ内において、中央火口丘(水深750m)に熱水鉱床域、カルデラ東部と北部に熱水活動域を発見した。 ◆本研究により開発された手法により、短期間に海底熱水鉱床を発見することが可能となる。 ◆今後、広大な海域の中から効率的に海底熱水鉱床を探査する実用的...
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東大など、日本近海の夏の大気圧分布に数十年規模で変化する関係を解明
日本近海の夏の大気圧分布に数十年規模で変化する関係を発見 〜コメの収穫量や台風数との相関を指摘〜 ●概要 国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)大気海洋相互作用研究分野の久保田尚之研究員、東京大学先端科学技術研究センター(所長 西村 幸夫)気候変動科学分野の小坂優准教授、カルフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋研究所の謝尚平教授の共同研究グループは、日本を含む東アジアから太平洋域の夏の天候の年々変動を広く特徴づける大気圧分布のパターンである「PJ(太平洋−日本)パターン」(※1)について、1897年−2013年までの過去117年間分の気象...
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サンリオ、深海生物の新キャラクター「Shinkaizoku」商品シリーズ24アイテムを発売
「なんだこりゃ。」子どもの好奇心をくすぐる深海生物の新キャラクター 「Shinkaizoku」の新商品シリーズを発売 ※参考画像は添付の関連資料を参照 http://www.sanrio.co.jp/character/shinkaizoku/ 株式会社サンリオ(本社:東京都品川区、社長:辻 信太郎、以下サンリオ)は、今年3月にデビューした新キャラクター「Shinkaizoku」(読み方:シンカイゾク)の新商品シリーズ全24アイテムを6月17日(水)に全国のサンリオショップほかで発売いたします。 6〜8歳の男児とその母親に向け、深海に生息する仲間たちの世界をテーマに、子どもの知的好奇心をくすぐり、夢中になれる「知的エンタテインメントブランド」を目指し開発した...
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セイコーウオッチ、発売50周年でダイバーズウオッチの顔「外胴」シリーズを刷新
<セイコー プロスペックス>マリーンマスター プロフェッショナルより 国産ダイバーズウオッチ発売50周年の集大成となる新モデルが登場 セイコー ダイバーズウオッチの顔「外胴」シリーズを刷新、 さらに新開発による10振動メカニカルダイバーズを発売 ※商品画像は添付の関連資料「商品画像1」を参照 セイコーウオッチ株式会社(社長:服部 真二、本社:東京都港区)は、国産ダイバーズウオッチ発売50周年にあたり、本格スポーツウオッチブランド<セイコー プロスペックス>における飽和潜水用防水のダイバーズウオッチシリーズ「マリーンマスター プロフェッショナル」から、50年の歴史の集大成として...
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日本列島最古の鉱床年代決定に成功 〜Re−Os法により日立鉱床の生成年代が明らかに〜 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)海底資源研究開発センターの野崎達生研究員、鈴木勝彦上席研究員、東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授は、レニウム−オスミウム(Re−Os)年代決定法(※1)を用いて、長い間不明であった茨城県日立鉱床(火山性塊状硫化物鉱床(※2)に分類される銅・亜鉛鉱床)の生成年代を、鉱床を構成する硫化鉱物(※3)から直接決定することに成功しました。その結果、日立鉱床の生成年代はこれまで考えられていた石炭紀前期(約3億2,320万年前〜3...
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日本SGI、海洋機構にスパコンと連携する大規模共有メモリー型システムを導入
海洋研究開発機構が地球シミュレータと連携する 大規模共有メモリー型システムの導入を決定 〜シングルシステムとして世界最大級の32TBメモリー搭載「SGI UV 2000」を中核とする地球シミュレータのプリポスト・システムを構築〜 日本SGI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:望月学)は、独立行政法人海洋研究開発機構(所在地:神奈川県横浜市、理事長:平朝彦、以下JAMSTEC)が、JAMSTECのスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」と連携して計算処理の精度を高める新しい「プリポスト・システム」として大規模共有メモリーサーバ「SGI UV 2000」製品群を採用したことを発表します。地球シミュレータセン...
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新発想の海中燃料電池システムの実海域試験に世界で初めて成功 小型で高効率、高信頼性システムの実用化にメド 三菱重工業が、独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)と共同で開発した新発想の閉鎖式燃料電池システムが、実海域で海中の観測機器へ電力を供給する試験に世界で初めて成功しました。ガス循環系に新たな構造を採用するなどして、これまでの技術的課題をクリアした小型の燃料電池システムで、この成功により、従来の蓄電池に代わって、海底設置型の観測機器や海中探査船を長時間稼働させるための海中電源として大きな役割を果たすことが期待されます。 今回、実海域試験に成功したのは固体高分子形の高効率...
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NICTなど、超高速インターネット衛星を用いた陸上からの無人探査機遠隔操作に成功
超高速インターネット衛星を用いた陸上からの無人探査機遠隔操作(テレオペレーション)に成功 −海のブロードバンド化を見据える新たな技術展開へ− 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)の石橋正二郎技術研究副主幹らのグループは、独立行政法人情報通信研究機構(理事長 坂内正夫、以下「NICT」という。)と共同で、高速衛星通信を用いた陸上からの無人探査機遠隔操作(テレオペレーション)試験に世界で初めて成功しました。 本試験では、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)が提供する衛星通信リンクを用いて、陸上(JAMSTEC横須賀本部)から相模湾初島沖水深約1...
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海洋機構と理化学研究所、海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功
海底から噴出する熱水を利用した燃料電池型発電に成功 〜深海における自律的長期電力供給の可能性〜 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)海底資源研究プロジェクトの山本正浩研究員と理化学研究所・環境資源科学研究センターの中村龍平チームリーダーらの共同グループは、沖縄トラフに人工的に作られた深海底熱水噴出孔(人工熱水噴出孔(*1)において熱水と周辺海水の電気化学的な現場測定を行いました。この結果に基づいて、熱水と海水を燃料にできる燃料電池(以下、熱水−海水燃料電池(*2)を人工熱水噴出孔に設置して、深海底での実発電に成功しました。 海底か...
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東大など、10万年周期の氷期−間氷期サイクルのメカニズムを解明
人類が経験した最大の気候変動、10万年周期の 氷期−間氷期サイクルのメカニズムを解明 1.発表者: 阿部 彩子(東京大学 大気海洋研究所 准教授) 齋藤 冬樹(海洋研究開発機構 研究員) 川村 賢二(情報・システム研究機構 国立極地研究所 准教授) 2.発表のポイント: ◆氷期−間氷期が10万年周期で交代する大きな気候変動は、日射変化に対して気候システムが応答し、大気−氷床−地殻の相互作用によりもたらされたものであることを、最新の氷床−気候モデルにより世界で初めて明らかにしました。 ◆大気中の二酸化炭素(CO2)は、氷期−間氷期サイクルに伴って変動し、その振幅を増幅させる働...
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ウナギの幼生の食性を解明 〜ウナギの幼生は何を食べているのか?〜 ※参考画像は、添付の関連資料を参照 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という。)の海洋・極限環境生物圏領域大河内直彦プログラムディレクターと、東京大学大気海洋研究所の塚本勝巳教授、マイク・ミラー研究員は共同で、これまで知られていなかった天然環境中におけるウナギの幼生「レプトセファルス」(※1 以下、「ウナギレプトセファルス」という。)の食性について、JAMSTECが2009年に開発したアミノ酸の窒素同位体比を用いた手法(※2)を応用し、正確な栄養段階(※3)を推定しました。 ...
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京大など、プレート沈み込み帯のマグマ発生メカニズムに関して新たな仮説を発表
海洋プレートから超臨界流体が上昇して火山を作る このたび、川本竜彦 理学研究科附属地球熱学研究施設助教、神崎正美 岡山大学教授、三部賢治 東京大学助教、松影香子 愛媛大学G−COE准教授、小野重明 独立行政法人海洋研究開発機構主任研究員らの研究グループは、プレートの沈み込み帯のマグマ発生メカニズムに関して、新しい仮説を提案しました。 本研究成果は、10月29日(米国東部時間)の米国科学アカデミー紀要の電子版で公開されました。 <概要> 日本列島の下には、太平洋プレートとフィリピン海プレートが沈み込んでいます。プレートには水が含まれていて、沈み込みながら温度圧力が上がり、...
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ヤンマー、岩手県内で「貝類人工種苗生産に関する技術開発研究」の実証試験を開始
東北マリンサイエンス拠点形成事業からの「貝類人工種苗生産に関する技術開発研究」の受託および実証試験の開始について ヤンマー株式会社(以下当社)は、東北マリンサイエンス拠点形成事業「海洋生態系の調査研究」(以下TEAMS)が行う調査研究のうち、環境が激変した増養殖漁場環境に適応した効率的な貝類種苗生産に関わる技術開発研究を受託し、このたび岩手県内での実証試験を開始いたします。 昨年発生した、東日本大震災の津波・地震により、東北の太平洋岸では大量のがれきの堆積や藻場・干潟の喪失、岩礁への砂泥の堆積等により、沿岸域の漁場を含め海洋生態系が大きく変化しました。このため、海洋生態...
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東京大学生産技術研究所など、医薬品候補化合物とタンパク質の相互作用解析の高分解能化に成功
―スパコンを用いたフラグメント分子軌道法による超高速計算― 医薬品候補化合物とタンパク質の相互作用解析の高分解能化に成功 東京大学生産技術研究所を拠点として行われている「文部科学省次世代IT基盤構築のための研究開発“イノベーション基盤シミュレーションソフトウェアの研究開発”」(代表者:加藤千幸教授)では「バイオ分子相互作用シミュレーターの研究開発」の下でフラグメント分子軌道(FMO)法(注1)計算システムABINIT−MP/BioStationの開発整備を進めてきました。今回、立教大学理学部の望月祐志教授とみずほ情報総研株式会社の福澤薫チーフコンサルタントらの研究グループは...
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海洋研究開発機構と宇宙航空研究開発機構との 連携協力協定の締結 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏、以下JAMSTEC)と独立行政法人宇宙航空研究開発機構(理事長 立川敬二、以下JAXA)は、海洋・宇宙連携を進め、包括的な連携協力を効果的に実施することを目的として、平成24年2月6日、連携協力協定を締結しました。 JAMSTEC とJAXA は、これまで地球フロンティア研究システムの共同運営*1 や地球シミュレータの共同開発*2 など、地球環境分野をはじめとする協力関係を築いてきました。両機構は、本協定に基づき、相互の研究開発能力及び人材等を活かし、これまで行ってきた地球環境分野や通信技術分野におけ...
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バンダイ、プラモデル「1/48 有人潜水調査船しんかい6500」を発売
日本が世界に誇る有人潜水調査船を1/48スケールのプラモデルで再現 『1/48 有人潜水調査船しんかい6500』 2012年1月8日(日)発売 “知の魅力”を伝える理工系プラモ『Exploring Lab.』シリーズ第2弾 海洋と深海のロマンをあなたのお手元に 株式会社バンダイ(社長:上野和典、本社:東京都台東区)は、“知の魅力”を伝える理工系プラモデルシリーズ『Exploring Lab.(エクスプローリング・ラボ)』の第2弾として『1/48 有人潜水調査船しんかい6500』(5,040円/税込)を2012年1月8日(日)に発売します。 『1/48 有人潜水調査船しんかい65...
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富士ソフトとJAMSTEC、独立行政法人向けワークフローシステムを販売
独立行政法人向けワークフローシステムの販売開始について 富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市/代表取締役社長:坂下 智保)は、独立行政法人 海洋研究開発機構<以下 JAMSTEC(ジャムステック)>が販売権を保有するワークフローシステム(勤怠・旅費・文書管理)についてJAMSTECと販売契約を締結し、富士ソフトが10月5日(水)より販売を開始致しますのでお知らせします。 独立行政法人は、民間企業と比較して勤務形態や職種が多岐に亘り、従来のワークフローシステムでは勤怠管理などの処理が十分に対応しきれないため、本システムは、独立行政法人通則法、国家公務員法に則した勤務形態...
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東大、天然ウナギ卵31粒を西マリアナ海嶺南端部で採集することに成功
人類が初めて目にした天然ウナギ卵 ―ウナギ産卵場2000年の謎を解く― 【発表者】 塚本 勝巳(東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 教授) 大竹 二雄(東京大学大気海洋研究所 附属国際海洋沿岸研究センター長・教授) 黒木 洋明(独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所 浅海増殖部 浅海生態系研究室主任研究員) 田中 秀樹(独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所 生産技術部繁殖研究グループ長) 【発表要旨】 2008年より共同でウナギ産卵場調査に取り組んできた東京大学海洋研究所(現 東京大学大気海洋研究所)と水産総合研究センターは、海洋研究開発機構の学術研究...