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水産総合研究センター
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パテント・リザルト、魚介類用飼料関連技術の参入企業に関する調査結果を発表
魚介類用飼料関連技術、特許総合力トップ3は 日本水産(ニッスイ)、水産総合研究センター、林原 株式会社パテント・リザルトはこのほど、日本に出願された魚介類用飼料関連技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめました。 近年は、養殖が困難とされていた「うなぎ」などの魚介類で養殖が成功し、特に「クロマグロ」に関しては、2002年に近畿大学が卵からの完全養殖に成功しています。現在は「近大マグロ」として、豊田通商の協力により商業化が開始されるなど、今後の動向に水産業者や小売業者の関心が高まる中、養殖に用いられるエリアは、海流の穏やかな入り江が...
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水産総合研究センター、日本で開発したアコヤガイ真珠養殖技術を科学的に証明
真珠100年の謎をついに解明 −日本で開発したアコヤガイ真珠養殖技術を初めて科学的に証明− 真珠層を作る組織を核とともに別の貝に入れて真珠を作る技術は日本で開発されましたが、その原理は科学的に証明されていませんでした。 真珠形成に関わる遺伝子を調べることで、別の貝の組織が移植先の貝で生き続け,真珠の形成に大きく関わっていることを初めて科学的に証明しました。 「アコヤガイの真珠層を作る組織を切り出し、別のアコヤガイに核とともに移植し,核の周りに真珠袋を形成させて真珠を作らせること」は,100年以上前に日本で開発された極めて画期的な技術で,現在も広く普及しています。しかし,...
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水産総合研究センター、経済性も兼ね備えたタイラギ垂下養殖技術を開発
経済性も兼ね備えたタイラギ垂下養殖技術の開発に成功 ・タイラギを収容する容器の改良、ロープ式養殖法の導入など養殖の大規模化と低コスト化を備えた技術開発に成功 ・既に漁業者が実証試験に取り組み、2〜3ヵ月の養殖で平均生残率60%以上、貝柱の平均重量が2.1倍になるなど実績を上げつつあります。 有明海の水産重要種であるタイラギはハボウキガイ科に属する大型二枚貝で、西日本の内湾砂泥域に広く生息しています。特に有明海では古くから漁獲量が多く、有数のタイラギ生産海域でした。本種の資源量は減少が顕著となり、かつて優良漁場だった諫早湾での潜水器漁業は、1993年以来中断した状況にあります...
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世界初!中国水域で大型クラゲの幼体を発見 〜出現予測の高度化に向けて前進〜 ・2011年5月に東シナ海から黄海にかけての中国の排他的経済水域内において大型クラゲの分布調査を中国水産科学研究院東海水産研究所に委託して実施 ・長江河口の外側の水域と江蘇省の沖合において、傘の直径約2mmの大型クラゲの幼体5個体を発見 独立行政法人水産総合研究センターは,水産庁補助事業「大型クラゲ国際共同調査事業」の一環として,中華人民共和国農業部漁業局および中国水産科学研究院の協力を得て,2011年5月に東シナ海から黄海にかけての中国の排他的経済水域内において、大型クラゲ(Nemopilem...
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水産総合研究センターと長崎大学、メガネモチノウオの稚魚生産に成功
国内初、メガネモチノウオの稚魚生産に成功 〜再現性のある生産は世界で初めて〜 (独)水産総合研究センター西海区水産研究所と、長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科水産増殖学研究室は共同で、メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)の稚魚生産に国内で初めて成功しました。 メガネモチノウオは熱帯・亜熱帯域に生息するベラ科最大種で、南西諸島海域を含むアジア・オセアニアの熱帯・亜熱帯域で重要な水産資源であり、特に中国では最高級魚として扱われていますが、2004 年にワシントン条約(*)の附属書II に記載され、国際的な取引が制限されています。増養殖が期待されていますが、これまで...
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東京大学と水産総合研究センターとの連携協力の推進に係る協定の締結について 国立大学法人東京大学(総長 濱田純一)と独立行政法人水産総合研究センター(理事長 松里壽彦)は、両機関の連携協力を推進するため平成23年10月28日(金)に協定を締結しました。 この協定は、両機関の連携協力を推進し、相互の研究開発能力及び人材を活かして総合力を発揮することにより、東京大学が実施している組織横断的な学術研究と教育の発展の他、水産及び海洋に関する科学技術の振興並びに産業界、地域社会及び国際社会の発展に資することを目的としたものです。 水産物の安定供給の確保と水産業の健全な発展に貢献...
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水産総合研究センター、クロマグロ稚魚が活発に食べる配合飼料を開発
クロマグロ稚魚が活発に食べる配合飼料を開発! 〜天然資源に依存しない養殖技術へ一歩前進〜 ・クロマグロ稚魚(全長25〜120mm)を対象とした配合飼料を開発 ・抜群の食いつき!飼育の安定化と給餌作業の効率化により稚魚の大量生産を後押し 1.独立行政法人水産総合研究センターは、国立大学法人鹿児島大学、林兼産業株式会社と共同で「マグロ稚魚の嗜好性を向上させる食感」を追求し、全長25〜120mmのクロマグロ稚魚が活発に食べる配合飼料を開発しました。この飼料を与えた稚魚の成長は、生餌を与えたものと同様に良好でした。 2.クロマグロ稚魚は、ブリ、マダイなどの稚魚用の配合飼料を食べないため...
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東大、天然ウナギ卵31粒を西マリアナ海嶺南端部で採集することに成功
人類が初めて目にした天然ウナギ卵 ―ウナギ産卵場2000年の謎を解く― 【発表者】 塚本 勝巳(東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 教授) 大竹 二雄(東京大学大気海洋研究所 附属国際海洋沿岸研究センター長・教授) 黒木 洋明(独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所 浅海増殖部 浅海生態系研究室主任研究員) 田中 秀樹(独立行政法人水産総合研究センター養殖研究所 生産技術部繁殖研究グループ長) 【発表要旨】 2008年より共同でウナギ産卵場調査に取り組んできた東京大学海洋研究所(現 東京大学大気海洋研究所)と水産総合研究センターは、海洋研究開発機構の学術研究...