Pickup keyword
オスミウム
-
日本列島最古の鉱床年代決定に成功 〜Re−Os法により日立鉱床の生成年代が明らかに〜 1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)海底資源研究開発センターの野崎達生研究員、鈴木勝彦上席研究員、東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授は、レニウム−オスミウム(Re−Os)年代決定法(※1)を用いて、長い間不明であった茨城県日立鉱床(火山性塊状硫化物鉱床(※2)に分類される銅・亜鉛鉱床)の生成年代を、鉱床を構成する硫化鉱物(※3)から直接決定することに成功しました。その結果、日立鉱床の生成年代はこれまで考えられていた石炭紀前期(約3億2,320万年前〜3...
-
NIMSと東北大、約半世紀前に理論的に可能と予想された強誘電構造相転移を金属物質中に発見
約半世紀前に理論的に可能と予想された強誘電構造相転移を金属物質中に発見 <概要> 1.独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝、以下NIMS)超伝導物性ユニット強相関物質探索グループの山浦 一成主幹研究員(研究全般担当)は、オックスフォード大学物理教室のアンドリュー・ブースロイド教授(中性子線回折実験担当)と東北大学多元物質科学研究所の津田健治准教授(収束電子回折実験担当)と共同で、約半世紀前に理論的に可能と予想された構造相転移(1)を実験的に確認することに成功した。 2.強誘電性とは、結晶中の微小な電気双極子(大きさが等しく、微小な距離だけ離れた正負一対の電荷)が構...
-
浜松医科大、東北大などと共同で生きた状態での生物の高解像度電子顕微鏡観察に成功
生きた状態での生物の高解像度電子顕微鏡観察に成功 ―高真空中でも気体と液体の放出を防ぐ「ナノスーツ」を発明― <ポイント> ■生物は多様な環境に対応するために細胞外物質(機能性膜)で覆われている。 ■細胞外物質やそれを模倣した薄い液膜に電子線などを照射することで、高真空中でも蒸発を防ぐ、より強力な「ナノ重合膜(ナノスーツ)」を発明。 ■生きた状態のままで、電子顕微鏡による微細構造観察が実現可能になった。 JST課題達成型基礎研究の一環として、浜松医科大学の針山 孝彦 教授は、東北大学 原子分子材料科学高等研究機構の下村 政嗣 教授らと共同で、高真空下でも生命を保護できる生体適...
-
東京エレクトロンと田中貴金属、次世代配線技術向けルテニウムプリカーサのリサイクルプロセスを共同開発
東京エレクトロンと田中貴金属工業、 次世代配線技術向けルテニウムプリカーサのリサイクルプロセス共同開発に成功 〜 従来、廃棄されていたルテニウムプリカーサが再利用可能に 〜 東京エレクトロン株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:竹中博司)と田中貴金属工業株式会社(※1)(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:岡本英彌)は、次世代半導体微細化技術に用いられるルテニウムプリカーサ(ルテニウムCVD用材料)のリサイクルプロセスの共同開発に成功したことを発表します。 これにより、従来、有価物として回収されることなく廃棄されていたルテニウムプリカーサを、ルテニウム金属...