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農業・食品産業技術総合研究機構
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日本製紙、高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」を動物試験で確認
高機能茶「サンルージュ」の「加齢による認知機能の低下抑制効果」を動物試験で確認 アセチルコリンエステラーゼの阻害効果は「やぶきた」の4.4倍 〜主要緑茶43品種の中で最も優れた効果〜 日本製紙株式会社(社長:馬城 文雄)は、九州大学(立花 宏文教授)との共同研究で、高機能茶「サンルージュ」の"アセチルコリンエステラーゼ"(注1)阻害効果が、「やぶきた」をはじめとする主要緑茶43品種の中で最も高いことを見出しました。さらに、老化促進モデルマウス(注2)を用いた評価では、サンルージュの継続的な摂取により、加齢による認知機能の低下が抑制されることが明らかになり、その効果がやぶきたより...
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岡山大と理研など、味覚受容の第1段階で起こる味覚受容体の構造変化を解明
味覚受容の第1段階で起こる味覚受容体の構造変化を解明 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬)山下敦子教授、理化学研究所放射光科学総合研究センター南後恵理子研究員、芦川雄二研究員(研究当時)、眞木さおり研究員、分子科学研究所秋山修志教授、農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)食品研究部門日下部裕子ユニット長、大阪大学大学院工学研究科内山進准教授らの研究グループは、口の中で味物質のセンサーとして働く味覚受容体タンパク質の細胞外領域が、味物質を結合することで構造変化することを初めて明らかにしました。本研究成果は5月10日(英国時間午前10時)、英国の科学雑誌...
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ゲノム編集でニワトリを品種改良 −低アレルゲン性卵の生産へ道筋− ■ポイント ・クリスパー・キャス9法によるゲノム編集技術をニワトリに初めて適用 ・アレルゲンであるオボムコイドの遺伝子を欠失したニワトリの作製に成功 ・強力なアレルゲンを含まない鶏卵の生産など新たな畜産技術開発に期待 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)バイオメディカル研究部門【研究部門長 近江谷 克裕】細胞分子機能研究グループ付 大石 勲 総括主幹は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構【理事長 井邊 時雄】畜産研究部門 田上 貴寛 上級研究...
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食中毒を引き起こす下痢性貝毒の認証標準物質を開発 −分析機器による信頼性の高い貝毒検査の実施に貢献− ■ポイント ●下痢性貝毒を液体クロマトグラフ質量分析計で検査するための認証標準物質を開発し、供給を開始 ●定量NMR法を利用したオカダ酸群の濃度決定法を開発 ●機器分析による信頼できる貝毒検査の実施と普及に貢献 ■概要 国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)物質計測標準研究部門【研究部門長 藤本 俊幸】バイオメディカル標準研究グループ 山崎 太一 研究員、川口 研 主任研究員、同部門 高津 章子 副研究部門長は、国立研究開発法人 水産...
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アサヒ飲料、程よい渋みの緑茶飲料「アサヒ めめはな茶 PET350ml」を発売
“目や鼻の調子を整える”機能性表示食品 「アサヒ めめはな茶 PET350ml」 2015年11月24日(火)新発売! ※商品画像は添付の関連資料を参照 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 岸上 克彦)は、「メチル化カテキン」を豊富に含む茶品種「べにふうき」茶葉を100%使用した機能性表示食品『アサヒ めめはな茶 PET350ml』を2015年11月24日(火)より全国で新発売します。 2015年4月より始まった機能性表示の新制度による“目や鼻の調子を整える”機能性表示食品です。 『アサヒ めめはな茶』は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市 理事長 井...
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植物の分化全能性抑制の分子メカニズムの一端を解明 ―ヒストンのメチル化で一度分化した細胞の脱分化を抑えるー <要旨> 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター細胞機能研究チームの池内桃子基礎科学特別研究員、岩瀬哲研究員、杉本慶子チームリーダーらの研究チームは、植物が分化全能性[1]の発揮を抑えることで細胞が分化を完了した状態を維持していることを明らかにしました。 多細胞生物の体が構築される過程では、分化全能性を持った受精卵が細胞分裂と細胞分化を繰り返し、最終的に特殊な構造と生理機能を持ったさまざまな細胞となります。秩序立った多細胞の体を維持するためには、分化が完了した細...
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農研機構、ダイズやコムギ等のDNAマーカー育種の利用促進に向け情報を一元化
ダイズやコムギ等のDNAマーカー育種の利用促進に向け情報を一元化 −作物の品種改良の効率化に貢献− [ポイント] ・新たにダイズ、コムギ、果樹類、野菜類、工芸作物、飼料作物類及び花き類のDNAマーカー情報を一元化してウェブページで公開 ・作物の品種改良の現場でのDNAマーカーの利用を促進 1.農研機構と生物研が連携して運営するバーチャル組織「作物ゲノム育種研究センター」は、DNAマーカーの開発状況の把握を容易にし、育種関係者による作物のDNAマーカー育種の利用を促進するため、この度ダイズ、コムギ、果樹類、野菜類、工芸作物、飼料作物類及び花き類のDNAマーカーについて、標的とする形質や活用するポイン...
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エスビー食品、農研機構との共同研究で生鮮ハーブの抗酸化能の時期別変動を確認
(独)農研機構 食品総合研究所−エスビー食品(株) 共同研究 生鮮ハーブの抗酸化能における時期別変動を確認 エスビー食品(株)(本社:東京日本橋、社長:山崎雅也)では、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所との共同研究により、国産ハーブ8種に関してORAC(oxygen radical absorbance capacity)法を用いて収穫時期による抗酸化能の変動解析、およびポリフェノール含量の測定を行いました。この研究結果を、日本農芸化学会2015年度大会(2015.3.26〜29、於:岡山大学)で、食品総合研究所より発表いたします。 ■研究の背景と目的 ハーブ類にはポリフェノールをはじめとする...
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産総研など、微粒子を密度差により簡便に分別できるデバイスを開発
微粒子を密度差により簡便に分別できるデバイスを開発 −デバイス内のマイクロ流路に流すだけで迅速に分別− <ポイント> ・単純な流路構成のデバイスでありながら微粒子を分別 ・対象微粒子への刺激が少なく簡便に分別することが可能 ・高品質卵子や体外受精卵などの細胞の分離・分別への貢献に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生産計測技術研究センター【研究センター長 坂本 満】生化学分析ソリューションチーム 宮崎 真佐也 研究チーム長と杉山 大輔 産総研特別研究員(現:(株)キューメイ研究所)らは、独立行政法人農業・食品産業技術...
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NECソフトと群大、人工核酸技術を利用した簡易検出センサーの開発開始
人工核酸技術を利用した簡易検出センサの開発開始 NECソフト株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:古道 義成、以下NECソフト)と国立大学法人群馬大学理工学研究院分子科学部門(所在地:群馬県桐生市、研究院長:篠塚和夫、以下群馬大学)は、独立行政法人 科学技術振興機構(以下JST)の研究成果展開事業「研究成果最適展開支援プログラム(A−STEP)」の採択を受け、次世代人工核酸による簡易検出センサの技術開発に着手いたしました。 うつ病や慢性疲労症候群など、精神的ストレスによって引き起こされる疾患の増加は、大きな社会課題となっています。そのため、問診などを補助する目的で、疲労や...
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NECソフトなど、新規蛍光タンパク質を組み込んだ「光る花」の開発に成功
■光る花の研究開発に成功 ※参考写真は添付の関連資料を参照 NECソフト株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員社長:古道 義成、以下NECソフト)、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市、理事長:堀江武)花き研究所、株式会社インプランタイノベーションズ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:高根健一(◇))、国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市、学長:小笠原直毅)は、共同研究により、新規蛍光タンパク質を組み込んだ光るトレニア(Torenia fournieri、写真)の開発に成功いたしました。 ◇取締役名の正式表記は添付の関連資料を参照 花き市場に...
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タカラバイオ、鳥インフルエンザウイルスの亜型を判別する研究用試薬を発売
鳥インフルエンザウイルスの亜型を判別する研究用試薬を発売 タカラバイオ株式会社は、鳥インフルエンザウイルスの亜型を、PCR法を用いて迅速に判別するための研究試薬を本年6月26日より発売します。 インフルエンザウイルスはその表面上の分子であるヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)の構造上の違いからHAは16種類、NAは9種類の亜型に分類されます。これら亜型の違いによりインフルエンザウイルスの特性が異なることから、簡便で迅速にできる亜型の判別技術が必要とされています。 本製品は、鳥インフルエンザウイルスのHA及びNAの各亜型を特異的に識別するPCR用のプライマーセットです。NAの亜型を判別...
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理化学研究所と九州工業大、モデル植物から未知のゲノム領域にペプチド大陸を発見
未知のゲノム領域にペプチド大陸が存在 −短い遺伝子の中に形態形成に関わるものが高確率で存在することを示唆− ◇ポイント ・短い遺伝子領域の同定に特化した手法を開発し7,901個の新規遺伝子を推定 ・シロイヌナズナからペプチドをコードする短い遺伝子を7,000個以上発見 ・植物の環境耐性強化や生産性向上につながり、農業分野での貢献が期待 理化学研究所(野依良治理事長)と九州工業大学(松永守央学長)は、モデル植物であるシロイヌナズナの未知のゲノム領域から、サイズが小さく様々なアミノ酸が決まった順番で繋がるタンパク質のペプチドをコードする短い遺伝子を、7,000個以上発...
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理化学研究所、抗がん剤の種「テルペンドールE」の生合成メカニズムを解明
抗がん剤の種「テルペンドールE」の生合成メカニズムを解明 −テルペンドールEはかび毒生合成のカギとなる中間体だった− ◇ポイント◇ ・テルペンドールEとかび毒の生合成に関与する遺伝子を7個同定 ・テルペンドールEを変換する酵素の遺伝子を欠損させ、安定的調製が可能に ・副作用が少ない新しい抗がん剤開発やかび毒制御への応用に期待 <動画> http://www.youtube.com/watch?v=yyGXCi5WSfc&feature=player_embedded 理化学研究所(野依良治理事長)は、土壌に棲む糸状菌(※1)の仲間が、新しい抗がん剤の種となる化合物として注目されている「テルペンドールE」を生合成するメカニズムを明らかにしました。これは、理研基幹...
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井関農機、「肥料」の無駄を削減できる「エコうねまぜ君」の4うね仕様を発売
低コスト農業を応援! 「肥料」の無駄を削減! 「エコうねまぜ君」4うね仕様が新登場! ヰセキトラクタ用うね内部分施用機エコうねまぜ君 当社はこのたび、「肥料」の無駄を削減できる「エコうねまぜ君」に4うね仕様をラインアップし、新発売します。 1.開発のねらい 化学肥料の価格が依然として高止まりしている状況の中、より一層の生産コスト低減が求められる畑作市場へ向けて、「肥料」の無駄削減・経営コスト低減を推進する「エコうねまぜ君」に4うね仕様をラインアップし、大規模野菜栽培農家を応援します。 エコうねまぜ君は(独)農業・食品産業技術総合研究機構(略称:農研機構)との共同研究によりU...
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水産総合研究センター、魚類養殖の生産性向上に有効な遺伝子を特定
魚類養殖の生産性向上に有効な遺伝子を特定 〜可食部位が約2倍になる品種開発が可能に〜 高産肉性(肉が多くとれる性質)、高成長等の品種改良が進んでいる家畜、家禽に比べ、魚類では、優良品種の開発がほとんど進んでいません。農作物については、紫外線、放射線や化学物質を用いて自然には低い頻度でしか起こらない突然変異を、より高頻度で起こさせて優良な品種の選抜を行う突然変異育種法によって数多くの品種が作出されています。この突然変異育種法を、我々は、世界に先駆けて、魚類の優良品種の開発に応用する研究行ってきました。 水産総合研究センターと慶應大学の研究グループは、突然変異のメダカを人為的...
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産総研、大日精化などと共同でプルシアンブルーを利用して多様な形態のセシウム吸着材を開発
プルシアンブルーを利用して多様な形態のセシウム吸着材を開発 −汚染水や土壌などさまざまな環境に適用可能− <ポイント> ●安価な顔料であるプルシアンブルーを利用し、優れたセシウム吸着能力を持つ吸着材を開発 ●用途に応じて、布状、液状、ビーズ状など多様な形態のセシウム吸着材が使用可能に ●放射性物質漏洩事故などにおける環境中の放射性セシウムの除去に期待 <概要> 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノシステム研究部門【研究部門長 八瀬 清志】グリーンテクノロジー研究グループ 川本 徹 研究グループ長、田中 寿 主任研究員、北島 明...
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農研機構、モリブデン化合物による水稲の苗立ち改善のしくみを解明
モリブデン化合物による水稲の苗立ち改善のしくみを明らかに −実用化を目指した実証試験を今春より展開− <ポイント> ・モリブデン化合物による水稲の苗立ち改善のしくみを明らかにしました。 ・5年以内の実用化を目指し、実証試験を展開します。 <概要> 1.独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(以下、「農研機構」という)九州沖縄農業研究センターは、植物の微量要素として知られるモリブデンの化合物を種子にまぶすことで、水稲の苗立ちが改善されるしくみを明らかにしました。 2.モリブデン化合物は、種子周辺で有害物質である硫化物イオンの生成を抑えて、苗立ちを向上させます。 3.5年...
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協同乳業、理化学研究所などとの共同研究で腸内ポリアミン濃度を高める技術を開発
協同乳業、理化学研究所、京都工芸繊維大学との共同研究で 腸内ポリアミン濃度を高める技術開発を発表 2011年1月27日〜28日の第2回ポリアミン学会で発表 メイトーブランドの協同乳業株式会社(本社:東京・中央区/社長:山崎直昭)は、(独)理化学研究所・辨野特別研究室、京都工芸繊維大学大学院・微生物工学研究室と共同で、(独)農業・食品産業技術総合研究機構・生物系特定産業技術研究支援センター「イノベーション創出基礎的研究推進事業」の平成21年度採択課題「健康寿命伸長のための腸内ポリアミン濃度コントロール食品の開発」に関する研究を進めています。一連の研究で、腸内ポリアミン濃度を最...
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トヨタ、サトウキビの品種改良を効率化する遺伝情報解析技術を新たに開発
サトウキビの品種改良を効率化する遺伝情報解析技術を新たに開発 −広く植物増産への利用を目指す− トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(以下、九州沖縄農研)と共同で、品種改良を効率化できる遺伝情報解析技術を新たに開発した。本技術の中核となる高精度DNA(*1)解析技術はトヨタが開発し、この技術をベースに、サトウキビの特性評価を九州沖縄農研が、遺伝情報解析をトヨタが担当し、両者を統合することで本技術を開発した。トヨタは、今回新たに開発した技術により、サトウキビの育種期間の大幅な短縮と特性の向上を実現できると考えている...