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バイオ燃料
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エプシロンと東北大など、種子島で地域密着型バイオ燃料生産システムの実証を開始
種子島で地域密着型バイオ燃料生産システムの実証を開始へ ―小規模分散型燃料製造装置と集中型樹脂再生設備を開発― NEDOプロジェクトにおいて、(株)エプシロンと東北大学は、種子島の西之表市で小規模分散型燃料製造装置と集中型樹脂再生設備を開発し、地産地消に適したバイオディーゼル製造システムを確立しました。 今後は、この地域密着型バイオ燃料生産システムの本格的な実証を開始します。 1.概要 現行の多くのアルカリ触媒(※1)を用いたバイオディーゼル製造現場では、1)回収した廃食用油の半分弱が低品質(酸価3以上)で燃料の原料として利用できない、2)製品燃料品質が不安定、3)副生石鹸除去...
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東大、クロレラが硫黄源欠乏ストレスを受けると細胞内にリンを高蓄積することを解明
リンを高蓄積するクロレラ ―地上から失われつつあるリンの水中での回収に期待― 1.発表者: 河野 重行(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 教授) 大田 修平(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻 特任助教) 2.発表のポイント: ◆クロレラの細胞は硫黄源欠乏ストレスを受けると、細胞内にリンが加速的に蓄積されることを明らかにしました。 ◆取り込んだリン酸はポリリン酸として液胞の中に蓄積されることを発見しました。 ◆藻類を使った生物肥料やリンのバイオリファイナリーに応用され、この分野の発展に寄与することが期待されます。 3.発表概要: リンは、...
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バイオ燃料として期待される微細緑藻から 新規炭化水素生合成酵素遺伝子の特定に成功 1.発表者: Hem R.Thapa(テキサスA&M大学生化学/生物物理学科 博士課程) Mandar T.Naik(テキサスA&M大学生化学/生物物理学科 博士研究員) 岡田 茂(東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻 准教授) 高田 健太郎(東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻 助教) Istvan Molnar(アリゾナ大学 准教授) Yuquan Xu(アリゾナ大学 博士研究員) Timothy P.Devarenne(テキサスA&M大学生化学/生物物理学科 准教授) 2.発表のポイント: ◆バイオ燃料源として期待される微細緑藻Botryococcu braunii...
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光誘導による微生物回収技術の開発に成功 〜光制御型バイオプロセスの構築をめざして〜 <ポイント> ○大腸菌などの遺伝子組換え生物により有用物質を生産するバイオプロセスにおいて、菌体を効率的に回収する方法が切望されている。 ○合成生物学的アプローチにより、大腸菌に特定の波長の光を認識できる光センシング機能を付与することで、光により細胞を凝集させ、菌体を回収する技術の開発に成功した。 ○本技術は、シアノバクテリアを含めた他の微生物への応用も可能で、光制御型の新しいバイオプロセスの研究開発がさらに加速することが期待される。 国立大学法人東京農工大学 大学院工学研究院 生命機能科...
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東北大と筑波大など、藻類産生オイルの輸送用燃料への変換法を開発
藻類産生オイルの輸送用燃料への新変換法の開発 東北大学大学院工学研究科の冨重圭一教授、中川善直准教授、筑波大学生命環境系の渡辺秀夫研究員らの研究グループは、藻類が産生する炭化水素スクアレンをガソリンやジェット燃料に変換する新手法を開発しました。本研究は、下水処理にオイル産生藻類を活用する「東北復興次世代エネルギー研究開発プロジェクト」の一部として行われ、藻類から得られるオイルの利用拡大の鍵となる成果です。開発した手法では、ルテニウムを酸化セリウムに高分散に担持させた触媒を用い、スクアレンを水素化させて得られるスクアランを水素化分解させることで分子量の小さい燃料用炭化水素を...
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ユーグレナ、バングラデシュでJICA「協力準備調査」に「ユーグレナ・クッキー事業準備調査」が採択
JICA「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」に バングラデシュでのユーグレナ・クッキー事業の準備調査が採択されました 株式会社ユーグレナ(本社:東京都文京区、社長:出雲充)は、JICAが行う2014年第一回協力準備調査(BOPビジネス連携促進)として、バングラデシュ人民共和国での「ユーグレナ・クッキー事業準備調査」が採択されましたことをご報告します。 バングラデシュでは、貧困層(以下BOP層)を中心とした5歳未満の子どもの発育不全が問題となっており、バランスの良い栄養素の供給が喫緊の課題となっています。当社ではこのような状況を受け、2014年4月より「ユーグレナGENKIプログラム」としてBOP層の...
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島津製作所、「LC/MS/MS MRMライブラリ 代謝酵素(酵母)」を発売
酵母中の228種類の代謝酵素を迅速かつ簡便に定量できる 「LC/MS/MS MRMライブラリ 代謝酵素(酵母)」を発売 株式会社島津製作所は、大阪大学大学院 情報科学研究科 バイオ情報工学専攻 代謝情報工学講座との共同研究の成果として、「LC/MS/MS MRMライブラリ 代謝酵素(酵母)」を発売します。本製品には、酵母中の228種類の代謝酵素を対象に定量プロテオミクスを実施するためのMRMメソッドが収録されており、従来、多大な労力を必要としたメソッド開発を大幅に省力化することが可能です。 代謝とは外部から取り込んだ物質を体内で様々な分子に変換する化学反応のことであり、微生物の代謝は古くから、酒や味...
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JX日鉱日石エネルギー、インドネシアにおける製油所改修プロジェクトに参加
インドネシアにおける製油所改修プロジェクト参加に向けた覚書の締結について 当社(社長:杉森 務)は、海外における燃料油事業の強化・拡大の一環として、インドネシアの国有企業であるプルタミナ(PTPERTAMINA(PERSERO(※))、以下「プルタミナ」)と、同社のバリクパパン製油所(カリマンタン島東部)改修プロジェクト推進に向けた共同検討を開始すべく、本日ジャカルタにて、同社との間で覚書を締結しましたので、お知らせいたします。 東南アジア最大の約2億4千万人の人口を抱えるインドネシアでは、経済成長に伴い増加を続けるガソリン、軽油などの燃料油需要に対して国内の石油精製能力が不足していることから、...
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花王、藻類研究で中鎖脂肪酸を多く生成させる酵素を見出すことに成功
〜非可食原料の高度有効利用に向けて〜 藻類研究において、中鎖脂肪酸を生産する複数の株を見出し、 その生合成経路で重要な役割を果たす酵素を同定 花王株式会社(社長・澤田道隆)は、“社会のサステナビリティへの貢献”を目的に、和歌山事業場内の「エコテクノロジーリサーチセンター」にて、バイオマスの高度利用を中心とした先進的な環境技術研究を進めています。その中の大きなテーマの一つである藻類研究において、洗剤やシャンプー等に使用されている界面活性剤の原料である天然油脂(パーム核油、やし油等)の主成分―中鎖脂肪酸―を多く生成させる酵素を見出すことに成功しました。これにより、天然系でかつ食料...
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伊藤忠商事、廃棄物からバイオ航空燃料を製造する技術を持つ米Solena社へ出資
廃棄物からバイオ航空燃料を製造する技術を持つ、米国Solena Fuels Corporationへの出資について 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、都市ごみ等のバイオマスからバイオ航空燃料等の持続可能バイオ燃料を製造する技術を持つ、米国Solena Fuels Corporation(本社:米国ワシントンDC、以下「Solena社」)に出資致しました。 従来のガス液化(Gas to Liquid)技術に独自の高温プラズマガス化技術を組み合せた、Solena社のIBGTL(Integrated Biomass Gas to Liquid)ソリューションは都市ごみ、農業残渣、森林残渣等のバイオマスを原料に高品質なバイオ航空燃料等の持続可能バイオ燃料を製...
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JST個人型研究、脂質が開花ホルモンと結合して開花を促すことを発見
脂質が開花ホルモンと結合して開花を促すことを発見 〜開花のタイミングを調節する新技術に道〜 【ポイント】 >花を咲かせるホルモン「フロリゲン」が花を咲かせる仕組みは不明であった。 >リン脂質PCがフロリゲンと結合し、開花を促すことを発見。 >切花や農作物の増産、さらにはバイオ燃料生産などへの貢献に期待。 JST課題達成型基礎研究の一環として、台湾・アカデミアシニカ植物及微生物学研究所の中村友輝助研究員らは、花を咲かせるホルモン「フロリゲン(注1)」がリン脂質(注2)と結合して開花を促進することを発見しました。 フロリゲンは葉で合成されてから花芽に移動して作用する移動性のたんぱく...
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横河電機子会社、ブラジルで第二世代バイオエタノール工場向け制御システム受注
南半球初、世界最大級の第二世代バイオエタノール工場向け制御システム受注 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)の子会社であるヨコガワ・アメリカ・ド・スル(本社:ブラジル サン・パウロ 社長:吉田 聡)は、第二世代バイオエタノールを生産するサン・ミゲル・ドス・カンポス工場(Sao(*) Miguel dos Campos plant)向け制御システムとフィールド機器を受注しましたのでお知らせします。 *「Sao」の正式表記は添付の関連資料を参照 サン・ミゲル・ドス・カンポス工場は、グランビオ(GranBio)(※1)がブラジル北東部のアラゴアス州に建設を進めている年産8,200万リット...
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島津製作所など、メタボローム解析を支援する「GC/MS代謝成分データベース Ver.2」を発売
代謝物MRMデータベースを収録しトリプル四重極型に対応した世界初の新製品 「GC/MS代謝成分データベース Ver.2」を発売 −疾患・創薬評価等におけるメタボロミクス研究を支援− 島津製作所は、島根大学医学部、神戸大学医学部、京都大学物質−細胞統合システム拠点との共同研究および独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「ヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発/ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術の開発」で得られた成果をもとに、当社トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS/MS)及び四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)を用いたメタボローム解析(メタボロミ...
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伊藤忠商事など、米国ネブラスカ州の次世代バイオディーゼル製造事業に参画
米国ネブラスカ州における次世代(非食用原料)バイオディーゼル製造事業への参画について 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡藤正広、以下「伊藤忠商事」)は、伊藤忠エネクス株式会社(以下「伊藤忠エネクス」)と共同で、米国石油精製、バイオ燃料、化学品大手Flint Hills Resources LLC(本社:米国カンザス州ウィチタ市)の100%子会社Flint Hills Resources Renewable LLCとバイオ燃料製造技術ベンチャーBenefuel, Inc.(本社:米国テキサス州アーヴィング市、以下「Benefuel」)が米国ネブラスカ州ビアトリス市で立ち上げる、年産5千万ガロンの次世代バイオディーゼル製造事業に出資参画致しました。このプラントの生産量...
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日清オイリオグループ、中国での食用油と健康食品事業で現地企業と提携協議開始
中国糧油控股有限公司との提携協議開始について 当社は、本日開催の取締役会において、中糧集団有限公司(中国:COFCO)のグループ企業である中国糧油控股有限公司(以下、中国糧油)と、中国における食用油および健康食品事業について提携に向けた協議を開始することを決定しましたので、下記の通りお知らせいたします。 記 1.提携協議の背景 当社グループは、経営基本構想GROWTH10「“植物のチカラ(R)”を新たな価値へ」を推進しており、本年度は「フェーズII」の最終年度となります。「フェーズII」では、「成長戦略」と「構造改革戦略」の両輪で「事業構造改革」の完遂を目指しております。 当...
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NEDO、タイでタピオカ残渣からバイオエタノールを製造する技術の実証事業に着手
タイ初のタピオカ残渣からのバイオエタノール製造技術実証 NEDOは、タイ王国においてキャッサバイモからデンプンを抽出した後の残渣(タピオカ残渣)からバイオエタノールを製造する技術の実証事業に着手します。 日本で技術開発された高温発酵酵母を用い、年産80klのバイオエタノール製造能力を有するパイロットプラントの製造技術の有効性を実証。タイ全土、さらにはキャッサバの栽培を行っているASEAN(東南アジア諸国連合)地域への普及を目指します。 この事業の着手にあたり、NEDOと同国科学技術省国家イノベーション庁(NIA)は、基本協定書(MOU)を締結しました。 〔キャッサバパルプからのバイオエタノール製...
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植物細胞の"形を決める"遺伝子を発見〜350年来の謎を解明 発表者 福田裕穂(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 教授) 小田祥久(東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 助教・ 科学技術振興機構(JST)さきがけ研究者兼任) <発表のポイント> 植物細胞の"形を決める"4つの遺伝子を新しく同定しました。 この4つの"形を決める"遺伝子を導入することで、植物細胞の形を人為的に改変することに世界で初めて成功し、植物細胞の形を決める分子的仕組みを解明しました。 "形を決める"遺伝子を応用することで、植物細胞の形や機能を自由に制御することが可能とな...
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JX日鉱日石エネルギーとIHIとデンソー、微細藻燃料開発推進協議会を設立
微細藻燃料開発推進協議会の設立について JX日鉱日石エネルギー株式会社(社長:一色 誠一)、株式会社IHI(社長:斎藤 保)および株式会社デンソー(社長:加藤 宣明)は、3社が発起人となり、微細藻燃料開発推進協議会を設立しましたのでお知らせいたします。 温室効果ガスによる地球温暖化問題への対応が喫緊の課題となっている中、再生可能なエネルギー資源であるバイオマスを利用した微細藻燃料は、運輸部門のCO2削減策として期待されており、世界的に開発が進められています。 微細藻燃料は、エネルギー資源の乏しい日本においては、エネルギー資源の多様化や、エネルギー自給率の向上に貢献でき、...
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ANA、ボーイング787にバイオ燃料を搭載したデリバリーフライトを実施
世界初!ボーイング787にバイオ燃料を搭載した デリバリーフライトを実施します 〜世界初のバイオ燃料による太平洋横断フライト〜 〜ANA初のバイオ燃料フライト〜 ANAでは、最新のボーイング787型機(以下787)を使用し、世界で初のバイオ燃料搭載機による太平洋横断フライトを行います。これは、ANAが受領する7号機目の787にバイオ燃料を搭載し、米国ワシントン州エバレットから羽田へのデリバリーフライトとして実施するもので、環境負荷の低い787とバイオ燃料の相乗効果により、ボーイング767型機と比べ約30%のCO2削減を見込んでいます。 このフライトを「ANA FLY ECO...
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ペルーにおける燐鉱石鉱山開発プロジェクトに参画 三菱商事株式会社は、インド大手肥料メーカーであるZuari Industries Limited(以下ズアリ社)と共に、ペルー大手セメント会社であるCementos Pacasmayo S.A.A.(以下パカスマヨ社)の子会社であるFosfatos del Pacifico S.A.(Fospac以下フォスパック社)社が権益を保有し、開発を進めているペルー国ピウラ郡バイオバール地区における燐鉱石鉱山開発プロジェクトに参画するため、フォスパック社株式を取得しました。 当社とズアリ社はシンガポールに共同で設立した特別目的会社MC...
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出光興産、ベトナムでバイオディーゼル原料の一つであるヤトロファの試験栽培を拡大
ベトナムにおけるヤトロファ試験栽培 拡大について 当社(本社:東京都千代田区、社長:中野和久)は、ペトロベトナムオイル(PVオイル、本社:ホーチミン市、社長:グエン・スアン・ソン)と共同で、バイオディーゼル原料の一つであるヤトロファの試験栽培をベトナムで開始しています。今後、さらなる栽培技術の確立と事業化に向けて、同国での栽培面積を拡大します。 当社は東南アジア地域において、将来の再生可能エネルギーとして有望なバイオ燃料事業への取り組みを進めております。その一環として非可食のバイオディーゼル原料である油脂植物ヤトロファに注目し、ベトナムにおいてペトロベトナムグループと共同...
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トヨタ、サトウキビの品種改良を効率化する遺伝情報解析技術を新たに開発
サトウキビの品種改良を効率化する遺伝情報解析技術を新たに開発 −広く植物増産への利用を目指す− トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(以下、九州沖縄農研)と共同で、品種改良を効率化できる遺伝情報解析技術を新たに開発した。本技術の中核となる高精度DNA(*1)解析技術はトヨタが開発し、この技術をベースに、サトウキビの特性評価を九州沖縄農研が、遺伝情報解析をトヨタが担当し、両者を統合することで本技術を開発した。トヨタは、今回新たに開発した技術により、サトウキビの育種期間の大幅な短縮と特性の向上を実現できると考えている...