魚類養殖の生産性向上に有効な遺伝子を特定 〜可食部位が約2倍になる品種開発が可能に〜  高産肉性(肉が多くとれる性質)、高成長等の品種改良が進んでいる家畜、家禽に比べ、魚類では、優良品種の開発がほとんど進んでいません。農作物については、紫外線、放射線や化学物質を用いて自然には低い頻度でしか起こらない突然変異を、より高頻度で起こさせて優良な品種の選抜を行う突然変異育種法によって数多くの品種が作出されています。この突然変異育種法を、我々は、世界に先駆けて、魚類の優良品種の開発に応用する研究行ってきました。  水産総合研究センターと慶應大学の研究グループは、突然変異のメダカを人為的...