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アルブミン
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糖尿病性腎症の新規治療標的同定 −血液凝固の関与− 【概要】 東北大学大学院薬学研究科の高橋信行准教授、佐藤博教授、大学院医学系研究科の伊藤貞嘉教授、大江佑治研究員らの研究グループは血液凝固による糖尿病性腎症の増悪機序を明らかにし、新しい治療標的を同定しました。 糖尿病性腎症(注1)患者の血液凝固が亢進していることは広く知られていますが、その病的意義については十分に解明されていませんでした。本研究は、血液凝固(注2)の中枢を担う第X因子とその標的受容体であるプロテアーゼ活性化受容体2(注3)の役割に着目し、その阻害が糖尿病性腎症の進行を抑制することをモデルマウスの解析により明...
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アークレイ、腎疾患の早期発見・治療に貢献する小型自動尿分析装置を発売
腎疾患の早期発見・治療に貢献 省スペース設計の自動尿検査装置を新発売 アークレイ株式会社は、小型の自動尿分析装置「オーションイレブン AE−4021」を2016年4月21日(木)に発売します。病院・クリニックでの簡便・迅速な検査をサポートし、糖尿病腎症(※1)をはじめとする慢性腎臓病(CKD)(※2)などの腎疾患の早期発見・治療に貢献します。 アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売する自動尿分析装置「オーションイレブン AE−4021」は、既存機種「オーションイレブン AE−4020」の高い基本性能に、検査現場のニーズに応える新たな機能を追加した検査装置です。 専用の...
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味の素製薬、ベトナムで分岐鎖アミノ酸製剤「リーバクト配合顆粒」を発売
ベトナムにおける 分岐鎖アミノ酸製剤「リーバクト(R)配合顆粒」 発売に関するお知らせ 味の素製薬株式会社(代表取締役社長:長町 隆、本社:東京都中央区)は、ベトナムで2015年2月9日に分岐鎖アミノ酸製剤「リーバクト(R)配合顆粒」の輸入販売承認を取得し、このたび、本日2015年8月3日付で、「リーバクト(R)配合顆粒」を発売しましたのでお知らせいたします。 「リーバクト(R)配合顆粒」は、分岐鎖アミノ酸(L−バリン・L−ロイシン・L−イソロイシン)を配合した顆粒製剤で、食事摂取量が十分にもかかわらず低アルブミン血症を呈する非代償性肝硬変患者さんの低アルブミン血症の改善を効能・効果に持つ医療...
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日焼けによる肌乾燥のメカニズムを解明 角層細胞タンパクのカルボニル化と活性酸素生成のループが関与 東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)応用生物学部の正木仁(まさきひとし)教授らの研究チームは、角層細胞に存在するカルボニルタンパク(注1)が、紫外線から活性酸素を生成することでさらに増加し、皮膚の乾燥を誘導するメカニズムを明らかにした(図1)。 本研究成果は、2015年6月に開催された第40回日本香粧品学会学術大会にて発表された。 【背景と目的】 太陽光線の皮膚への慢性的な曝露は、皮膚内の酸化ストレスを亢進することにより老人性色素斑やシワの顕在化といった光老化...
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震災後2年目の太平洋沿岸部で継続して高い抑うつ傾向 〜地域住民コホート調査の第二次報告〜 <発表のポイント> 東北メディカル・メガバンク計画の地域住民コホート調査に、平成25年度に宮城県内の特定健診会場で協力した約7千人分について分析を行った。 ・調査票への回答から、抑うつ症状のある者(CES−Dスコア16点以上)の割合は28%であった。沿岸部では、内陸部と比較してその割合は高かった(性・年齢調整オッズ比は1.4倍と統計学的に有意に高かった)。 ・調査票への回答から、心的外傷後ストレス反応(PTSR)の疑いがある者の割合は4%あった。沿岸部では、内陸部と比較してその割合は高かった(性...
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栄研化学、カラーCMOSセンサを測光部に採用した全自動尿分析装置を発売
全自動尿分析装置『US−3500』新発売のお知らせ 栄研化学株式会社(本社:東京都台東区)は、全自動尿分析装置『US−3500』(製造販売元:テラメックス株式会社)を2月18日に発売いたします。 尿定性検査は、試験紙を尿に浸すだけで幅広い診断情報が得られることから、世界中で広く実施されております。近年は大量検体への対応として、試験紙の呈色を光学的に測定する自動分析装置が使用されてきました。当社はこれまでにカラーCCDセンサによる画像処理システムを採用した尿自動分析装置「US−2200」や全自動尿分析装置「US−3100Rplus」を発売し、好評を得ております。 『US−3500』は、新たにカラー...
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東大、アルドステロン拮抗薬が慢性腎臓病患者の蛋白尿を抑制することを証明
アルドステロン拮抗薬が慢性腎臓病患者の蛋白尿を抑制することを証明 ―塩分を過剰摂取する日本人の慢性腎臓病に適した治療― 1.発表者: 東京大学名誉教授 藤田 敏郎 (東京大学先端科学技術研究センター 臨床エピジェネティクス講座) 2.発表のポイント: ◆アルドステロン拮抗薬が慢性腎臓病患者のアルブミン尿を抑制することを二重盲検比較試験によって証明しました。 ◆塩分摂取量の多い慢性腎臓病患者は、従来の治療薬に加えてアルドステロン拮抗薬の併用が効果的であることを明らかにしました。 ◆難渋する慢性腎臓病の治療に有効な治療法となると期待されます。 3.発表概要: 慢性腎臓病(CKD)...
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臨床検査薬・機器事業に関する調査結果 2014 〜2013年度は海外向け事業が大幅に伸長〜 【調査要綱】 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて臨床検査薬・機器事業展開企業の事業規模調査を実施した。 1.調査期間:2014年6月〜9月 2.調査対象:国内の主要な臨床検査薬・機器事業展開企業40社(日本企業および海外企業日本法人) 3.調査方法:当社専門研究員による直接面接取材、電話取材、ならびに文献調査を併用 【調査結果サマリー】 ◆2013年度の臨床検査薬・機器事業規模は前年度比9.8%増の8,704億円 2013年度の国内主要企業における臨床検査薬・機器事業規模(臨...
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尿検査の精度管理をサポート 〜液状の尿試験紙用コントロール試薬を新発売〜 アークレイ株式会社は、尿検査の精度管理用コントロール試薬「AUTION CHECK Plus(オーション チェック プラス)」を9月3日(水)に発売します。新たに微量アルブミンとクレアチニンを管理項目に加えた精度管理用コントロール試薬の発売により、尿検査のトータルサポートを実現します。 検体検査の現場において、使用する分析装置や試薬が正常に作動し、正しい測定値を出していることを確認する精度管理は、測定値の信頼性を高める上で非常に重要とされています。 アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売する「AUTION CHECK Pl...
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アークレイ、早期腎機能障害の診断・治療をサポートする専用試薬を発売
早期腎機能障害の診断・治療をサポート 〜クリニック向け即時検査装置の新しい専用試薬を発売〜 アークレイ株式会社は、移動式遠心方式臨床化学分析装置「スポットケム バナリストSI−3610」の新しい専用試薬として、シスタチンC測定試薬「スポットケム バナリストCysC(シスタチンC)」を8月28日(木)に発売します。簡便かつ迅速な検査で、クリニックにおける早期腎機能障害の診断・治療をサポートします。 アークレイ株式会社(以下、アークレイ)がこのたび発売する「スポットケム バナリストCysC(シスタチンC)」は、腎機能検査に使用される検査キット(体外診断用医薬品)です。血液(全血・血漿)を試料と...
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糖尿病性腎症や慢性腎臓病の早期発見に有効な測定項目を追加 全自動尿統合分析装置の尿試験紙を発売 アークレイ株式会社は、全自動尿統合分析装置「オーションハイブリッド AU−4050」専用の尿試験紙「ユリフレットS 10HB」を9月20日に発売します。 糖尿病性腎症(※1)や慢性腎臓病(CKD)(※2)の早期発見に有用な尿中微量アルブミンやクレアチニンを含む10項目を同時に測定することができ、尿定性検査(※3)における新たなニーズに応えます。 尿中には数多くの成分が共存物質として含まれており、尿定性検査は一般検査の中で簡便で有用な指標として実施されています。 アークレイ株式会社(以下、...
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アークレイ、10項目を同時測定できる全自動尿分析装置用の尿試験紙を発売
尿中微量アルブミン・クレアチニンを含む10項目を同時測定 全自動尿分析装置用の尿試験紙を発売 アークレイ株式会社(本社:京都市中京区)は、全自動尿分析装置「オーションマックス AX-4060」用の尿試験紙「ユリフレットS 10UB」を6月21日に発売します。 慢性腎臓病(CKD)※1の早期発見に有用な尿蛋白や尿中微量アルブミン、クレアチニンを含む10項目を同時に測定することができ、尿定性検査における新たなニーズに応えます。 CKDは、腎臓の機能低下や蛋白尿が持続する病態を指し、腎不全への移行や透析導入だけでなく、心血管疾患を併発するリスクも高いと言われています。日本国内の患者数は1,330万人※2 (20歳以上の成人の8人...
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京大、炎症部位で血管の透過性が亢進する様子を二光子顕微鏡で撮影することに成功
二光子顕微鏡を用いた生体マウス内での新規血管透過性評価法 江川形平 日本学術振興会特別研究員(医学研究科)、椛島健治 同准教授らの研究グループは、生きたマウスを用いて、血管透過性がダイナミックに変化する様子を動画に撮影することに世界で初めて成功しました。 本研究成果は、2013年6月5日付けの英国科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」誌に掲載されました。 <概要> 炎症がおこった部位は次第に腫れてきます。これは、炎症部位において血管の透過性が亢進するためです。今回、本研究グループは生きたマウスを用いて、血管透過性がダイナミックに変化する様子を動画に撮影することに世界で...
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アークレイ、尿蛋白や尿中微量アルブミンを測定可能な全自動尿分析装置を発売
〜高い基本性能で検査現場をサポートします〜 新機能を搭載した全自動尿分析装置を発売 アークレイ株式会社(本社:京都市中京区)はこのたび、全自動尿分析装置「オーションマックスAX−4060」を発売します。5月29日より受注を開始、6月末から出荷開始予定です。 既存機種の高い基本性能をそのままに、新たな機能を付加しました。慢性腎臓病(CKD)(※1)の早期発見に有用な尿蛋白や尿中微量アルブミンを全自動で測定することができ、検査現場の新たなニーズに応えます。 CKDとは、腎臓の機能低下や蛋白尿が継続的に持続する病態を指し、腎不全への移行や透析導入だけでなく、心管疾患を併発するリスクも高い...
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大塚製薬、常染色体優性多発性嚢胞腎対象のトルバプタンが臨床第III相試験で主要評価項目を達成
遺伝性疾患である常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)を対象とした トルバプタンの臨床第III相試験で主要評価項目を達成 ・頻度の高い遺伝性の病気である常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)は、腎臓に多数の嚢胞ができ腎臓が大きくなる病気で、進展すると腎機能が次第に低下し、その結果、透析や腎移植などが必要となる深刻な疾患。現在、有効な治療薬は無い ・トルバプタン(一般名)は、プラセボと比較して、ADPKD患者さんにおける腎臓の容積の増加率を約50%抑制 ・試験結果は2012年度の米国腎臓学会議にて発表。またニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌オンライン版に掲載...
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理化学研究所、てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見
てんかんモデルマウスで自閉症に似た社会性低下と記憶学習障害を発見 − 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発につながる新たな知見 − ◇ポイント◇ 精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したマウスを解析 自閉症に似た社会性の低下や記憶学習の障害を発見 自閉症の発症メカニズムの解明、治療法の開発に寄与 理化学研究所(野依良治理事長)は、精神発達障害を伴う乳児難治てんかんの原因遺伝子変異を導入したモデルマウスが、自閉症に似た社会性の低下と記憶学習の障害を示すことを発見しました。今後、このモデルマウスを詳細に解析することで、てんかんだけでなく、自閉症の発症...
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東北大学、高血圧症や動脈硬化によって起こる腎臓障害のメカニズムを解明
中心血圧が腎臓の障害に関与 〜高血圧・動脈硬化によるアルブミン尿出現の機序を解明〜 東北大学大学院医学系研究科中心血圧研究寄附講座 橋本潤一郎准教授と、腎・高血圧・内分泌学分野 伊藤貞嘉教授は、高血圧症や動脈硬化によって起こる腎臓障害のメカニズムを解明しました。 高血圧は慢性腎臓病の危険因子であり、その初期の徴候は尿中に微量のアルブミン(蛋白の一種)が出現することです。このたび、橋本准教授らは、手首表面で記録した血圧の波形から体内深部の大動脈の血圧(中心血圧)を推定、中心血圧の拍動が増大すると尿中のアルブミンが増加することを発見しました。中心血圧は、上腕で測定する一般的な...
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理化学研究所と岡山大学、樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み抗原提示する仕組みを解明
タンパク質の折り畳みを助ける「Hsp90」が免疫機構でも機能を発揮 −樹状細胞ががんやウイルス抗原を取り込み、抗原提示する仕組みを解明− ◇ポイント◇ 樹状細胞が抗原を貪食し、キラーT細胞へ提示するには分子シャペロンHsp90が必須 Hsp90がエンドソーム内の抗原を細胞質へ引き出し、抗原提示させる がん、ウイルス、自己免疫の病態制御・治療への手がかり 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と国立大学法人岡山大学(森田潔学長)は、抗原提示細胞の1つである樹状細胞(※1)が、抗原破壊の役割をもつキラーT細胞(※2)へ抗原を提示するためには、タンパク質の折り畳みを...
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九州大学とJST、マウスの皮膚細胞から肝細胞を直接作製する方法を開発
マウスの皮膚細胞から肝細胞を直接作製する方法の開発に成功 【概 要】 九州大学生体防御医学研究所の鈴木淳史准教授らは、マウスの皮膚細胞に遺伝子導入と適切な培養環境を提供することで、皮膚細胞から機能的な肝細胞を直接作製することに成功しました。本成果は、ヒト皮膚細胞からの肝細胞作製とその臨床応用や創薬研究への展開に繋がる成果です。 なお、本研究は、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)の一環として行われ、本研究成果は、2011年6月29日(英国時間)に英国科学雑誌である「Nature」のオンライン速報版で公開されます。 ■背 景 最近になって...
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田辺三菱製薬と日本赤十字社、血漿分画事業部門統合に向けた検討を開始
日本赤十字社と田辺三菱製薬株式会社の血漿分画事業の統合の検討開始に関する基本合意について 本日、田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 土屋 裕弘)と日本赤十字社(本社:東京都港区、社長 近衛 忠■)とは、田辺三菱製薬株式会社取締役会および、日本赤十字社理事会の承認の下、平成24年4月1日を目途として、田辺三菱製薬株式会社の完全子会社で、血漿分画製剤の製造販売会社である株式会社ベネシスと日本赤十字社の血漿分画事業部門との統合に向けた検討を開始することに合意しましたのでお知らせいたします。 1.事業統合の趣旨および目的 我が国では、血液製剤の安全性の向上、...
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カネカ、還元型コエンザイムQ10の2型糖尿病に対する改善効果を千葉大学との共同研究で確認
2型糖尿病に対する還元型コエンザイムQ10の改善効果について ― 千葉大学との共同研究で効果を確認 ― 株式会社カネカ(本社:大阪市、社長:菅原公一)は、千葉大学大学院医学研究院細胞治療内科学の横手幸太郎教授及び、同大学医学部附属病院糖尿病・代謝・内分泌内科の竹本稔助教と共同で、還元型コエンザイムQ10(*)(以下、還元型CoQ10)に2型糖尿病に対して改善効果があることを確認しました。この結果は、本年5月19日―21日に札幌市にて開催された「第54回日本糖尿病学会年次学術集会」において発表されました。 今回の試験は、経口糖尿薬内服中の2型糖尿病患者9名(男性3名、女性6...
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富士経済、遺伝子検査やPOC検査などの国内市場に関する調査結果を発表
臨床検査試薬/機器に関する調査 遺伝子検査やPOC検査などの国内市場を調査 ―2010年見込み― ◆遺伝子検査市場は、HCVが減少するが、結核菌、クラミジアが増加し、微増。 今後は新規に保険適用されたHPV核酸同定検査の拡大に期待。 ◆POC検査市場は、前年急拡大のインフルエンザキットの減少が影響し、前年比13%減。 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋小伝馬町 社長 阿部 界 03−3664−5811)は、血液や尿などの検体から病状等を調べる臨床検査を検査領域毎に分割し、昨年から2年間で国内市場を網羅する調査を行っている。今回はその第三回目で、遺...