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視床下部
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発熱に関わる脂質メディエーター産生の仕組みを発見 1.発表者: 北 芳博(東京大学大学院医学系研究科 ライフサイエンス研究機器支援室 准教授/同研究科 リピドミクス社会連携講座 兼務) 清水 孝雄(東京大学大学院医学系研究科 リピドミクス社会連携講座 特任教授/国立国際医療研究センター研究所 所長) 狩野 方伸(東京大学大学院医学系研究科 神経生理学分野 教授) 崎村 建司(◇)(新潟大学脳研究所 細胞神経生物学分野 教授) ◇教授名の正式表記は添付の関連資料を参照 2.発表のポイント: ◆発熱をおこすプロスタグランジンE2(PGE2、注1)が脳で産生される仕組みを明らかにしま...
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一目惚れの分子メカニズム 異性の存在が性ホルモンの分泌を変える仕組みを解明 この度、早稲田大学教育・総合科学学術院/先端生命医科学センター(TWIns)筒井和義教授および戸張靖子研究助手らのグループは、異性の存在が性ホルモンの分泌を変化させる新しい神経機構を明らかにしました。これまで社会環境の違いが、脳にどのような変化をもたらして人間や動物の行動や生理状態を変化させるのかは不明でしたが、ウズラを用いた本研究により雄が雌を見ると脳内で注意や覚醒に重要な神経伝達物質であるノルエピネフリンの分泌が急性的に高まり、GnIHの分泌を増やすことにより、男性ホルモンの血中濃度を下げることが分かりまし...
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カルシウムによる体内時計の調節メカニズムの解明 〜体内時計の時刻をリセットする薬剤の同定〜 <発表者> 深田 吉孝(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授) <発表のポイント> >体内時計に関わる新しい酵素CaMKIIを同定し、この酵素は一日の活動時間の長さを決めることが分かりました。 >CaMKIIの働きを抑える阻害剤を細胞に投与すると、体内時計の時刻がリセットされることを発見しました。 >体内時計の構成因子は薬剤で調節できる酵素がほとんどなく、CaMKIIは薬剤開発の標的として有望です。 <発表概要> ヒトを含む哺乳類の行動や生理現象は、約24時間周期のリズムを刻んでおり、それは脳(...
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ライオンなど、「清酒酵母」に“睡眠の質”を高める効果があることを発見
「清酒酵母(※1)」に“睡眠の質”を高める効果があることを世界で初めて発見! ライオン株式会社(代表取締役社長・濱 逸夫)は、筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構・裏出 良博(うらで よしひろ)教授と共同で、“睡眠の質”の改善に関する研究に取り組み、このたび「清酒酵母」に“睡眠の質”を高める効果があることを発見しました。すなわち ・「清酒酵母」には、深い睡眠を誘発するアデノシンA2A(*)受容体の活性化能を著しく高める効果があること ・ヒトによる評価において“睡眠の質”の改善に対する客観的効果(脳波計の測定)が認められることを、世界で初めて確認しました。 本共同研究成果につ...
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東北大、長時間テレビ視聴が小児の言語性知能などに悪影響を与えることを発見
長時間テレビ視聴が小児の高次認知脳領域の発達性変化や言語性知能に悪影響を与えることを発見 〜発達期の小児の長時間のTV視聴には一層のケアを喚起〜 <要旨> 東北大学加齢医学研究所・認知機能発達(公文教育研究会)寄附研究部門(川島隆太教授)は、MRI等の脳機能イメージング装置を用いて、健常小児の脳形態、脳血流、脳機能の発達を明らかにすると共に、どのような生活習慣が脳発達や認知力の発達に影響を与えるかを解明しています。 この度、同部門の竹内光准教授・川島隆太教授らの研究グループは、小児の縦断追跡データを用いて、TV視聴習慣が数年後の言語機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、長時...
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旭化成グループ、血管内体温調節装置「サーモガードシステム」を国内販売開始
「サーモガードシステム」の国内販売開始について 〜日本初となる血管内体温管理システム〜 旭化成グループで、救命救急医療機器などの国内販売を行う旭化成ゾールメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂野 誠治、以下「AZM」)は、急性重症脳障害による発熱を抑制するために用いる、中心静脈(※1)留置型経皮的体温調節装置システム「サーモガードシステム」の販売を、本日2月6日より開始しますのでお知らせします。 本製品は、カテーテルを介して血管内から体温を調節するシステムで、日本で初めて導入される画期的な救命救急医療機器です。 1.背景 AZMは、欧米を中心に救命救急医療事業を...
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アステラス製薬、前立腺癌治療剤「ゴナックス皮下注用」を前立腺癌の効能・効果で発売
アステラス製薬 GnRHアンタゴニスト(徐放性)/前立腺癌治療剤「ゴナックス(R)皮下注用」 新発売のお知らせ アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、前立腺癌治療剤「ゴナックス(R)皮下注用」(開発コード:ASP3550、一般名:デガレリクス酢酸塩、以下「ゴナックス」)について、前立腺癌の効能・効果で、2012年10月23日に新発売しますので、お知らせします。 ゴナックスは、皮下注射されるGnRH受容体アンタゴニストです。GnRHは脳の視床下部で産生されるホルモンであり、脳の下垂体に存在するGnRH受容体に結合することにより、...
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MSD、遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤「フォリスチム注900IUカートリッジ」を発売
遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤 新剤型「フォリスチム(R)注900IUカートリッジ」を発売 MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トニー・アルバレズ)は、10月5日、遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤の新剤型「フォリスチム(R)注900IUカートリッジ」(一般名:フォリトロピンベータ(遺伝子組換え))を発売いたしました。「フォリスチム(R)注900IUカートリッジ」は、2008年10月に発売された「フォリスチム(R)注300IUカートリッジ」および「フォリスチム(R)注600IUカートリッジ」と同一濃度で新用量の製品で、1カートリッジ中のフォリトロピンベータの...