Pickup keyword
脳機能イメージング
-
東北大、脳に栄養を与えるタンパク質の遺伝子変異を脳機能イメージング装置を用いて解明
脳に栄養を与えるタンパク質の遺伝子変異 〜脳機能イメージング装置を用いて解明〜 <要旨> 東北大学加齢医学研究所・認知機能発達(公文教育研究会)寄附研究部門(川島隆太教授)は、磁気画像共鳴装置(MRI)を用いて、小児の脳形態や脳機能の発達を明らかにすると共に、遺伝子がそれらに影響を与えるかを解明しています。 この度、同部門の橋本照男助教・川島隆太教授らのグループは、小児の横断および縦断追跡データを用いて、脳由来神経栄養因子(Brain Derived Neurotrophic Factor)遺伝子多型が、認知機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、BDNF遺伝子の変異型が発達期の脳の後頭−頭頂領域(*1)の体積や処...
-
東北大、長時間テレビ視聴が小児の言語性知能などに悪影響を与えることを発見
長時間テレビ視聴が小児の高次認知脳領域の発達性変化や言語性知能に悪影響を与えることを発見 〜発達期の小児の長時間のTV視聴には一層のケアを喚起〜 <要旨> 東北大学加齢医学研究所・認知機能発達(公文教育研究会)寄附研究部門(川島隆太教授)は、MRI等の脳機能イメージング装置を用いて、健常小児の脳形態、脳血流、脳機能の発達を明らかにすると共に、どのような生活習慣が脳発達や認知力の発達に影響を与えるかを解明しています。 この度、同部門の竹内光准教授・川島隆太教授らの研究グループは、小児の縦断追跡データを用いて、TV視聴習慣が数年後の言語機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析し、長時...
-
島津製作所、脳機能研究を支援する新型近赤外光イメージング装置を発売
40組80本の光ファイバで脳の働きをくまなく可視化 最先端の脳機能研究を支援する新型近赤外光イメージング装置を発売 −リハビリテーションの効果評価や新薬開発に貢献− ※参考画像は、添付の関連資料を参照 島津製作所は、言語・視覚・聴覚・運動などに伴う脳活動を、非侵襲かつリアルタイムで観測できる近赤外光イメージング装置の新製品「SMARTNIRS(スマートニルス)」(医療用)/「LABNIRS(ラボニルス)」(研究用)を、8月23日に発売しました。 *近赤外光イメージング装置は、生体透過性の高い近赤外光を頭部に照射し、生体内で散乱・吸収されながら反射される光の一部を検出すること...
-
ATRと慶應義塾大学、リハビリテーションに応用可能な 脳ダイナミクス推定技術の開発に成功 <はじめに> 食事の高エネルギー化、高脂質化、また高齢化によって10年後には脳卒中患者は300万人に達するだろうという推計があります。そのうち、約半数がコミュニケーション能力、運動能力に障害が残り、リハビリテーションが必要になると考えられます。さて、ご自身がリハビリを受けることなった状況を想像すると、なかなか厳しい現実が待っているかもしれません。一生懸命努力しても、麻痺した身体はなかなか動いてくれず、良い方向に進んでいるのかどうかもわからず、がっかりしてやる気がなくなるかもしれません。...
-
日本メジフィジックス、脳機能イメージング剤「NMA78」第III相臨床試験を開始
脳機能イメージング剤「NMA78」第III相臨床試験開始 日本メジフィジックス株式会社(本社:東京都江東区、社長:三上信可)は、核医学検査(SPECT検査)用放射性医薬品として開発中の「NMA78(一般名:Ioflupane I123 Injection)」(以下、「本剤」)について、日本国内における第III相臨床試験を開始いたしましたので、お知らせいたします。 本剤は、中脳黒質線条体のドパミン神経終末に存在するドパミントランスポーターに結合することが知られており、脳機能のイメージング剤としての可能性が期待されます。本剤は、既に欧米において医薬品としての許認可を得てGEヘ...
-
東北大学と日立など、脳活動に伴う血液量変化を計測する超小型頭部近赤外光計測装置を試作
専用LSIの開発で小型・軽量化を実現した 超小型頭部近赤外光計測装置の試作機を開発 −複数人の脳活動を同時に計測、計測結果のリアルタイム表示を実現− 国立大学法人東北大学(東北大学総長:井上明久/以下、東北大学)加齢医学研究所の川島 隆太教授と株式会社日立製作所(執行役社長:中西宏明/以下、日立)らは、JST研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)機器開発タイプの一環として、脳活動にともなう前頭葉部分の血液量の変化を簡単に計測する超小型頭部近赤外光計測装置の試作機の開発に成功しました。東北大学が脳機能イメージングの知見をもとに研究で必要な要素を提示して、それに...
-
JSTなど、小学生の脳が英単語を処理する脳活動の基本パターンを解明
小学生の脳の英語処理は音声から「言語」へ ―小学生の大規模研究で英単語を処理する脳活動の基本パターンを解明― 首都大学東京 大学院人文科学研究科の萩原裕子教授らの研究グループは、光による脳機能イメージング法、光トポグラフィを用いて、小学生約500人の母語・英語復唱時の脳活動を調べる過去最大規模の言語脳機能研究を実施しました。その結果、母語と英語を処理する時の脳活動に顕著な差があること、音声分析の進行とともに語彙(ごい)習得が進み、それに伴って脳活動が右半球(右脳)から左半球(左脳)へと移行する可能性を見いだしました。 まず、実験で言語音として聞き慣れない英語を処理する際は...