脳内遺伝子の発現様式解明に小型のサル「コモンマーモセット」が活躍 −霊長類が高次機能を獲得したメカニズムの解明へ− <本研究成果のポイント>  ○小型霊長類の脳発生に重要な遺伝子(26個)の詳細な発現様式の同定に1年半で成功  ○同じ脳内の遺伝子でもげっ歯類と霊長類とではの発現場所が違うことを発見  ○高次脳機能障害の治療法や精神疾患の発症メカニズム解明、治療法開発の足がかり  理化学研究所(野依良治理事長)は、小型の霊長類「コモンマーモセット(※1)」を用いて、新生児の広範な脳領域において26個の遺伝子の発現様式を明らかにしました。  これは理研脳科学総合研究センター(利根川進...