非古典的HLA遺伝子の関節リウマチ発症への関与が明らかに −HLA imputation法によりHLA−DOA遺伝子の発症リスクを同定− ■要旨  理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター自己免疫疾患研究チームの山本一彦チームリーダー、統計解析研究チームの岡田随象客員研究員(大阪大学大学院医学系研究科教授)らの国際共同研究グループ(※)は、非古典的HLA遺伝子[1]の一つである「HLA−DOA」が、関節の炎症と破壊をもたらす自己免疫疾患[2]の関節リウマチの発症に関わることを明らかにしました。  関節リウマチの発症には個人の遺伝的背景が関与し、大規模ゲノム解析を通じてこれまでに多数の疾患感受性遺伝子[3]が報告さ...