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東邦大学
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干潟の「普通種」実は2種だった! 〜ゴカイの仲間に隠れた近縁種を発見〜 日本の干潟に広く生息し、「普通種」とされる多毛類(ゴカイの1種)ドロオニスピオの中に、形態が類似した異なる種が含まれていたことを東邦大学理学部生命圏環境科学科 海洋生態学研究室の阿部博和 博士研究員と東北大学大学院の農学研究科の大越和加 准教授、同大学院生の近藤智彦氏の研究チームが明らかにしました。 この結果、これまで様々な学術論文や環境アセスメントの報告書の中でドロオニスピオとして扱われてきたものは2種に分ける必要があり、従来の研究成果の再考や一部変更が求められることになります。近年、干潟の価値や生物...
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田辺三菱製薬、「レミケード点滴静注用100」のクローン病に関する用法・用量を一部変更承認申請
抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「レミケード(R)点滴静注用100」 クローン病に関する用法・用量の一部変更承認申請 田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:三津家 正之)は、このたび、抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤「レミケード(R)点滴静注用100」(一般名:インフリキシマブ)について、クローン病の用法・用量に投与間隔の短縮を追加する製造販売承認事項の一部変更承認申請を行いました。また、併せて小児に関する使用上の注意の改訂等を行う予定です。 レミケード(R)は2002年に「中等度から重度の活動期クローン病」及び「外瘻を有するクローン病」の適応症で、国内初の生物学的製剤と...
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東邦大、日米の肥満外科治療関連学会によるデータベース共有と共同研究で合意
日米の肥満外科治療関連学会によるデータベースの共有および共同研究の合意 〜東邦大学医療センター佐倉病院 岡住教授、龍野教授が本年3月に渡米〜 東邦大学医療センター佐倉病院岡住慎一外科教授と龍野一郎内科教授は、本年3月、日本肥満症治療学会外科手術データベース委員会委員長、同学会事務局長として渡米し、肥満症に対する外科治療の効果を分析し、より高度で効果の高い医療に結びつけることを目的として、同学会と米国肥満代謝外科学会が共通のデータベースに基づいた共同研究を開始することに合意しました。 これは、我が国における高度肥満症の治療としての肥満外科手術例が増加し、かつ近年腹腔鏡手術が...
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東邦大、統合失調症の発症形式が未治療期間と機能予後に与える影響を解明
統合失調症の発症形式が未治療期間と機能予後に与える影響を解明 〜統合失調症の新たな治療戦略の構築へ〜 東邦大学医学部精神神経医学講座の水野雅文教授、根本隆洋准教授、辻野尚久講師、同社会医学講座の長谷川友紀教授、伊藤慎也大学院生、東北大学大学院の松岡洋夫教授ら、富山大学大学院の鈴木道雄教授ら、長崎大学大学院の小澤寛樹教授ら、高知大学の下寺信次准教授ら、および奈良県立医科大学の岸本年史教授らの共同研究グループは、統合失調症の機能予後が、発症形式の差異(急性発症と潜行性発症)とその後の受診行動により大きく影響を受けていることを発見しました。 なお、本研究成果は、2015年10月2...
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炎症性腸疾患の発症に関わる38カ所のゲノム領域を発見 ―発症に関わる遺伝子の多くが欧米人と東アジア人で共通― ■要旨 理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センター統計解析研究チームの高橋篤 元チームリーダー(現 統計解析研究チーム 客員研究員)と久保充明副センター長、基盤技術開発研究チームの山崎慶子(◇)研究員、冬野雄太研修生らの研究グループ(※)が参加する「国際IBDジェネティクス・コンソーシアム(IIBDGC)」[1]は、炎症性腸疾患(IBD)[2]の発症に関わるゲノム領域を新たに38カ所発見しました。 ◇研究員名の正式表記は添付の関連資料を参照 炎症性腸疾患は消化管に炎症や潰瘍を...
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東邦大、東京湾周辺でみられるヤミヨキセワタが2つの別の種であることを発見
ヤミヨキセワタが新種記載される 〜東京湾 湾奥部と湾口部で別種だった〜 Dr.Angel Valdes(*)(California State Polytechnic University)、平野弥生 博士(東邦大学理学部東京湾生態系研究センター/千葉県立中央博物館分館 海の博物館)らの研究グループは、東京湾周辺でもみられるヤミヨキセワタと呼ばれる生物が形態や遺伝子の解析から、2つの別の種であることを明らかにし、動物系統分類学系の国際学術誌Zoologica Scriptaにそれぞれ新種として報告(7月号に掲載)しました。 *印の文字の正式表記・参考画像は、添付の関連資料を参照 ヤミヨキセワタ〔軟体動物門 腹足綱 カノコキセワタ科 Melanochlamys属:巻貝の仲間...
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東邦大と日本IBM、電子カルテシステムのテキスト情報などを分析するシステムを開発
東邦大学と日本IBM、医療分野のビッグデータ分析システムを開発 電子カルテシステムの時系列データやテキスト情報をプロセス分析 学校法人東邦大学(所在地:東京都大田区、理事長:炭山嘉伸、以下、東邦大学)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、社長:マーティン・イェッター、NYSE:IBM、以下日本IBM)は、医療機関におけるデータ活用の推進や患者主体の医療の質や安全性の向上を目指し、電子カルテシステムのテキスト情報や時系列データを分析するシステムを開発しました。 電子カルテシステムには、検査や治療などの医療サービスの内容、検査結果、診断名など、患者毎にさまざまな...
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パナソニック電工、帯電微粒子水「nanoe(ナノイー)」による多剤耐性菌の抑制効果を検証
帯電微粒子水「nanoe(ナノイー)(※1)」による多剤耐性菌の抑制効果を検証 パナソニック電工株式会社では、水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電微粒子水「nanoe(ナノイー)」に、多剤耐性菌を抑制する効果があることを学校法人東邦大学医学部看護学科 感染制御学 小林寅■ 教授と共同で検証しました。 昨今、国内の医療機関において多剤耐性菌に感染した患者が確認され、多剤耐性菌の院内感染問題が深刻化しています。このような多剤耐性菌の拡大は、抗菌薬の不適切な使用や海外の医療機関にて治療を受けた後に帰国した患者からの菌による院内感染が主な原因であると考えられています...