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体細胞

  • 東北大、体細胞を生殖細胞に近づける手法を開発

    体細胞を生殖細胞に近づける手法の開発 <概要>  東北大学加齢医学研究所 医用細胞資源センターの松居靖久(まついやすひさ)教授と、東北大学大学院生の関中保(せきなかたもつ)らの研究グループは、新たな細胞培養手法を開発し、マウス体細胞を生殖細胞に近づけることに成功しました。生殖細胞は精子と卵子に分化し、受精により次の世代の個体を作り出すことのできる唯一の細胞です。もし皮膚の細胞など、体を作っている普通の細胞から生殖細胞を作り出すことができれば、将来的に産業動物の育種や絶滅危惧動物の増殖、さらに究極的にはヒトの生殖医療へと繋がる可能性があります。  この研究は、慶應義塾大学との共同...

  • 東北大、遺伝性不妊の宿主に感染細菌が卵を復活させる仕組みを解明

    遺伝性不妊の宿主に感染細菌が卵を復活させる仕組みを解明 ―ショウジョウバエでの研究成果―  約半数の昆虫に感染しているとされるボルバキア(*1)という共生細菌は、感染している母虫の卵に入り込んで、宿主の次世代へと伝わっていきます。雄の宿主からは伝搬しません。そのためボルバキア菌は、感染した雌が繁殖上有利になるよう、様々な戦略で宿主を操作します。たとえば、宿主の雄をことごとく雌に性転換させる、雄を全て殺す、雌の単為生殖を可能にする、非感染雌との交尾では受精が起こらない(*2)ようにする、など実に多彩です。しかし、なぜボルバキア菌にこんな宿主操作ができるのか、従来全く不明でした。 ...

  • 東大、世界最小の多細胞生物を発見

    世界最小の多細胞生物の発掘 〜4細胞で2億年間ハッピーな生きた化石"しあわせ藻"〜 <発表者>  新垣 陽子(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 博士課程1年)  豊岡 博子(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 特任研究員)  野崎 久義(東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 准教授) <発表のポイント>  >4個の細胞からなるシンプルな生物、"しあわせ藻"(シアワセモ)の形態が多細胞生物としての基本的な特徴を持つことを世界で初めて明らかにしました。  >世界最小の多細胞生物の発見は単細胞生物と多細胞生物の境界を明確に定義し、生物学の教科書の刷新をもた...

  • 理化学研究所、思春期に刺激の多い環境で過ごすと脳に左右差が出現することを発見

    思春期に刺激の多い環境で過ごすと脳の左右差と協調リズムが出現 −ラットで左右にある海馬の脳波を同時計測、ガンマ波の大きな変化発見− <ポイント>  ・隔離飼育ラットと豊かな環境飼育ラットで海馬の脳波(ガンマ波)活動を比較  ・豊かな方では右側の海馬でシナプスが増加し、ガンマ波が増強  ・脳の左右差形成の仕組みを解明する手掛かりと期待 <要旨>  理化学研究所(野依良治理事長)は、ラットを使った実験で、刺激に富む環境で飼育すると脳の海馬の左右間に発達の差が出ることを発見しました。この発見は、飼育環境の違いという外的因子により、脳機能の左右非対称性が促進されることを示します。これは、理...

  • 慶大、マッキューン・オルブライト症候群の新しい遺伝子診断法を開発

    マッキューン・オルブライト症候群の新しい遺伝子診断法を開発 ― 従来法と比較して遺伝子変異検出感度100倍・血液からの超高感度診断が可能に ―  マッキューン・オルブライト症候群は、骨病変(線維性骨異形成;病的な骨折や頭蓋骨の変形を起こす)、皮膚病変(カフェオレ斑と呼ばれる褐色の色素沈着)、内分泌病変(0〜10歳で乳房発達・性器出血が起こる思春期早発症など)を主要症状とするまれな症候群です。根本的治療のない難治性疾患であり、厚生労働省の小児慢性特定疾患治療研究事業(注1)の対象疾患に指定されています。これまで行われてきたマッキューン・オルブライト症候群の遺伝子診断法は、遺伝子...

  • タカナシ乳業、「循環型酪農産地」限定生乳を使用した牛乳2品を発売

    健康な大地−循環型酪農産地−を厳選 産地限定生乳を使用した「大地物語」シリーズ 「タカナシ葛巻」「タカナシ釧路・根室」 2012年10月1日(月) 期間限定冬パッケージ新発売 ※商品画像は、添付の関連資料を参照  タカナシ乳業株式会社(本社:神奈川県社長:高梨信芳(*))は2012年10月1日(月)より、「大地物語」シリーズ「タカナシ葛巻」「タカナシ釧路・根室」を期間限定冬パッケージで新発売いたします。  *社長名の正式表記は、添付の関連資料を参照  「大地物語」シリーズは、“牛乳は大地の恵みをもらい、酪農家の手によってつくられている”というコンセプトのもと、健康な大地を根本に考...

  • 理化学研究所、遺伝子改変なしにクローンマウスの出生率を10倍高める技術を開発

    遺伝子改変なしにクローンマウスの出生率を10倍高める技術を開発 −畜産、医療、製薬分野への本格導入に期待− ◇ポイント◇  ・X染色体を不活性化するXist遺伝子の過剰発現をRNA干渉法によって抑制  ・RNA干渉法の効果がクローンマウス出生後のさまざまな遺伝子発現までも改善  ・遺伝子改変を伴わないため体細胞クローン量産へ向け安全・簡便・高効率の実現に期待  独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、塩基配列を変えることなく遺伝子発現を抑制するRNA干渉法(※1)により、体細胞クローンマウスの出生率を10倍以上改善する技術の開発に成功しました。これは、理研バイオリソースセン...

  • 基礎生物学研究所、生殖細胞の性別を決める遺伝子を発見

    「生殖細胞の性別を決める遺伝子の発見」  自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター(岡崎統合バイオ)・基礎生物学研究所の橋山一哉研究員、林良樹助教および小林悟教授は、ショウジョウバエを用いた研究により、生殖細胞のメス化の鍵を握る遺伝子を発見しました。この成果は、米国科学雑誌「Science」の電子版にて7月8日(金)に発表されます。 「研究の背景及び概要」  生物を構成する細胞は、個体を作る体細胞と、次世代に命をつなぐ生殖細胞に大きく分けられます。多くの動物において、体細胞にオスとメスの区別があるように、生殖細胞にも性の区別があります。たとえば、オスの生殖細胞は精子...