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テラヘルツ波
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徳島大など、櫛の歯状のテラヘルツ波で煙混在ガス濃度をリアルタイム分析に成功
櫛(くし)の歯状のテラヘルツ波(テラヘルツコム)で 煙混在ガスの濃度をリアルタイムに分析 ■ポイント ・工業燃焼過程の効率化による大気環境負荷の軽減や、火災現場における二次災害予防のためには、煙が充満した閉鎖空間のガスを迅速に分析することが重要 ・極めて正確で精緻な櫛の歯状テラヘルツ波(テラヘルツコム)をガス分析に利用 ・テラヘルツコムを正確かつ高速に読み取ることにより、高い分光性能(高確度、高分解能、広帯域)とリアルタイム性を両立したテラヘルツ分光法を実現 ・テラヘルツ領域に密集する多数の回転吸収スペクトル群を考慮した解析モデルにより、高精度な定量分析を達成 ・従来法で...
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テラヘルツ波による半導体回路解析技術を開発 サブテラヘルツ通信デバイス、3D実装半導体の開発に大きく貢献 株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:黒江真一郎)は、短パルスのテラヘルツ波(*1)を活用した、サブテラヘルツ波帯(周波数100GHz〜1THz)デバイスの伝送特性(Sパラメータ(*2))解析技術、およびチップ内部の配線品質解析(TDT/TDR(*3))技術を開発ました。当技術は、既存の解析装置では技術的・コスト的に極めて困難だった、サブテラヘルツ通信デバイスの特性評価や、3D実装半導体の配線故障解析を可能とし、これら先端デバイスの開発と普及に貢献します。 (1)サブテラヘル...
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理研とトプコン、研究成果を社会貢献につなげることを共通の目的として連携推進のための協定書を締結
理化学研究所光量子研究領域と株式会社トプコンが連携推進のための協定を締結 理化学研究所光量子工学研究領域(RAP、緑川克美領域長)と株式会社トプコン(トプコン、平野聡代表取締役社長)は2015年5月15日、研究成果を社会貢献につなげることを共通の目的として、「連携推進のための協定書」を締結しました。 RAPでは、光や量子の持つ可能性を極限まで追究し、今まで直接見ることができなかったさまざまなものや現象を見るための新しい技術、装置などを開発し、社会に役立てることを大きな使命としています。見ることができれば、それを理解し、制御することに近づきます。例えば、電子の動きを捉えるアト秒パル...
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アドバンテスト、半導体パッケージの厚さを測定する検査装置を販売開始
テラヘルツ波技術による半導体非破壊検査 パッケージ厚検査装置「TS9000」を販売開始 アドバンテスト、テラヘルツ解析の産業応用を本格開始 株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:黒江真一郎)は、半導体パッケージの厚さを測定する「チップ・モールド膜厚検査システム『TS9000』」の販売を開始しました。 「TS9000」は、テラヘルツ波を用いて半導体パッケージの厚さを非破壊で測定する装置です。量産工程での使用に不可欠な高速・高精度でのパッケージ厚の非破壊解析を実現し、スマートフォンの普及などを背景に小型化・高集積化が進む半導体デバイスの品質向上に大きく貢献します。 この...
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アドバンテスト、物質を非破壊・非接触で解析するテラヘルツ分光システムをソウル大学に納入
テラヘルツ分光システム「TAS7500SP」を韓国ソウル大学が導入 株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:松野晴夫)のテラヘルツ分光システム「TAS7500SP」が韓国のソウル大学から受注を獲得し、先日納入されました。 このソウル大学への導入を機に、他大学や企業、研究機関へのテラヘルツ解析技術の普及が進み、当社テラヘルツ製品へのニーズがさらに拡大することが期待されます。 ソウル大学 テラヘルツバイオ応用システムセンター所長のGun−Sik Park教授からは、「TAS7500SPは性能だけでなく、簡便な操作性を持ち合わせているため、今まで高度なテラヘルツ技術を必要としたテラヘルツ帯の解析...
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理化学研究所、NICTと共同開発のテラヘルツ分光データベースを刷新し公開
テラヘルツ分光データベースを新規開発し、公開へ −利便性の大幅な向上と外部データ登録システムの整備− <ポイント> ・分光スペクトル表示をブラウザ上で利用者が実時間で操作可能 ・世界中の研究者が誰でも容易にデータを登録し、自身でデータ管理と公開が可能 ・世界のテラヘルツ分光スペクトルの標準化に貢献 <要旨> 理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、情報通信研究機構(情通研、坂内正夫理事長)と共同開発し、インターネット上で公開してきたテラヘルツ分光データベースを刷新し、2013年12月26日から新しいテラヘルツ分光データベースを公開します。これは、理研光量子工学研究領域(緑川...
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NICT、「テラヘルツ波大気減衰率」の無料データ提供サービスを開始
テラヘルツ波 大気減衰率データ 無料提供サービスの開始 〜テラヘルツ波がどこまで届くかがすぐ分かる!〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:坂内正夫)は、テラヘルツ波(*1)を無線通信やリモートセンシングに利用するための先端的な研究開発を推進しています。その一環として、テラヘルツ波が空間中の水蒸気等によって吸収されて減衰する割合を実測データに基づいて精度よく見積もる技術を開発しました。このたび、その最新の成果を広く活用していただくため、「テラヘルツ波大気減衰率」を計算してホームページ上に表示する無料データ提供サービスを開始しました。従来、テラヘルツ波大気減衰...
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NICT、テラヘルツ波で尾形光琳作「八橋図屏風」の下地が全面金箔など解明
尾形光琳作「八橋図屏風」には 全面金箔 が貼られていた! 〜テラヘルツ波により、文化財の見えない歴史や価値を明らかにする〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、尾形光琳(*1)作「八橋図屏風」(1710年頃制作、メトロポリタン美術館(*2)所蔵)の内部状態の調査を実施しました。今回の調査では、テラヘルツ波(*3)を用いたイメージング技術により、絵の具で描かれた花や橋の部分の下を含む、屏風全面に金箔下地が施され、その金箔の上には銅系を中心とした顔料で彩色されていることが明らかになり、江戸時代の絵画・工芸の技法の解明に貢献しました。 【背景...
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超小型テラヘルツ波プローブの開発に成功 〜非破壊・非接触での検査・測定がペン型プローブにより、飛躍的に向上!〜 独立行政法人 情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長:宮原 秀夫)は、スタック電子株式会社(代表取締役 社長:渡辺 勝博)と共同で、テラヘルツ波(*1)技術分野において、超小型テラヘルツ波プローブの開発に世界で初めて成功しました。この小型プローブの開発により、従来に比べて、テラヘルツ波検出システムの大幅な小型化を実現しました。本プローブの実用化により、これまで測定環境が整備された実験室で行われていた測定から、作業現場へ持ち運んでの測定や今まで測定ができなかった...
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慶大、テラヘルツ電磁波の偏波情報を用いた表面凹凸イメージング手法を開発
テラヘルツ電磁波の偏波情報を用いた超高感度凹凸イメージング手法の開発に成功 〜新しい非破壊・非接触検査への応用に期待〜 慶應義塾大学大学院理工学研究科の安松直弥君(修士1年)及び同理工学部物理学科 渡邉紳一准教授の研究グループは、テラヘルツ電磁波の偏波情報を用いた超高感度な表面凹凸イメージング手法の開発に成功しました。テラヘルツ電磁波(注1)による表面形状計測は、可視光を透過しない塗装膜下やプラスチックケース内部の構造物のキズやへこみを非破壊検査する手法として産業界で広く注目を集めていますが、電磁波の波長が0.1〜1mmと著しく長いため高感度な画像を得るのが難しいという課...
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大日本スクリーンと大阪大学、太陽電池の瞬間的な発電の可視化に成功
大日本スクリーンと大阪大学、太陽電池の瞬間的な発電の可視化に世界で初めて成功 〜光と電波の性質を兼ね備えた「テラヘルツ波」により、太陽電池の発電効率向上へ〜 大日本スクリーン製造株式会社と大阪大学はこのほど、太陽電池に極めて短時間のレーザー光を照射することで発生するテラヘルツ波(※1)の検出に世界で初めて成功。従来は確認できなかった、1兆分の1秒という瞬間的な太陽電池の発電状態の可視化を実現しました。この現象を太陽電池の発電効率向上につながる技術と考え、今後、実用化に向けた研究をさらに進めていきます。 テラヘルツ波は、X線や可視光などの光と、無線やレーダーに代表される電波...
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富士通研究所、テラヘルツ波透過による物質検査を25倍に高速化する技術を開発
テラヘルツ波の透過による物質検査手法を25倍に高速化 モノの内部を見える化し、X線よりも安全で幅広い物質に対応 株式会社富士通研究所(注1)は、光と電波の中間であるテラヘルツ(THz)波を用いた透過による非破壊の物質検査を行う手法について、従来よりも25倍高速に検査が可能な技術を開発しました。テラヘルツ波は、紙やプラスティックや布といった金属以外をよく透過し、対象の物質を正確に把握することが可能なため、隠された物質の非破壊検査などモノの内部を見える化する用途で期待されています。しかし、従来の検査手法では、1回の照射で物質の1方向のみしか測定できず、物質の全体像を測定するには...
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JFEテクノリサーチ、テラヘルツ波を用いた「可搬型非破壊検査装置」を開発
世界初 テラヘルツ波を用いた可搬型非破壊検査装置の開発と販売について JFEテクノリサーチ(株)(本社:東京都中央区日本橋2−1−10柳屋ビル、代表取締役:影近博)は、テラヘルツ波を用いた『可搬型非破壊検査装置』を開発し、装置の販売と評価試験の受託を開始しました。 赤外線と電波の中間の波長帯域に位置するテラヘルツ波は、プラスチック、紙などに対する透過性が高く、各種物質の化学構造変化を敏感に検出できること、人体に対しても安全であることなど、種々の利点があります。そのため、非破壊、非接触で、対象に影響を及ぼす事もなく検査、計測、分析ができることから、近年、基礎から応用に至る研...
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アドバンテスト、テラヘルツ分光・イメージング・システム「TAS7500」を開発
テラヘルツ分光・イメージング・システム「TAS7500」を開発 医薬品解析に新たな「光」 今まで見えなかった医薬品の品質を迅速かつ非破壊で解析 株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:松野晴夫)は、医薬品の製剤解析向けにテラヘルツ波(*1)を用いた卓上型非破壊分光・イメージング・システム「TAS7500」を開発いたしました。 「TAS7500」は、新たな手法で固体から液体までのさまざまな製剤に関する結晶性や成分の特性を非破壊のまま迅速に解析します。さらに、これまで非破壊解析が困難であった錠剤のコーティング膜厚、密度、内部構造等の物性を2次元(2D)、3次元(3D...