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アドバンテスト、物質を非破壊・非接触で解析するテラヘルツ分光システムをソウル大学に納入
テラヘルツ分光システム「TAS7500SP」を韓国ソウル大学が導入
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:松野晴夫)のテラヘルツ分光システム「TAS7500SP」が韓国のソウル大学から受注を獲得し、先日納入されました。
このソウル大学への導入を機に、他大学や企業、研究機関へのテラヘルツ解析技術の普及が進み、当社テラヘルツ製品へのニーズがさらに拡大することが期待されます。
ソウル大学 テラヘルツバイオ応用システムセンター所長のGun−Sik Park教授からは、「TAS7500SPは性能だけでなく、簡便な操作性を持ち合わせているため、今まで高度なテラヘルツ技術を必要としたテラヘルツ帯の解析を、Bio研究者や材料研究者等、多方面の研究者に広く提供できるようになった。身近になったテラヘルツ解析装置を、韓国の各研究者にも利用してもらい、幅広く研究活動を推進させたい。」とコメントをいただいております。
テラヘルツ波は電波と光の境界に位置する0.1〜10THzの周波数範囲の電磁波です。「TAS7500SP」は、テラヘルツ波の透過性や直進性といった性質を利用し、固体、液体、粉体などさまざまな物質の内部を非破壊・非接触で分光解析するシステムです。当社は、2010年4月にテラヘルツ波技術を用いた3Dイメージング装置の販売を開始、以来医薬品をはじめさまざまな分野に適用可能な非破壊解析システムをリリースしてきました。分光解析用として帯域別に「TAS7500SP」「TAS7500SU」「TAS7500SL」の3品種をそろえるほか、2D/3Dイメージング解析用の「TAS7500IM」、光学系の自由なレイアウトでテラヘルツ応用研究に最適な「TAS7500TS」など、幅広いラインアップと業界最高クラスのスループットで、研究開発から産業用途まで多様な測定ニーズに応えます。
※製品画像は、添付の関連資料を参照